朝陽ヶ丘町の硝子工房。
父と二人で硝子細工に打ち込んできた楠原成海は、職人気質で無口な高校一年生。
友達もほとんどいない成海のささやかな楽しみは、隣の席に座る遠野新菜を窓越しに眺めること。
明るく、誰とでも分け隔てなく接する彼女は、どこか遠
い世界の人のように思えていた。
そんなある日、新菜の“うっかり”をきっかけに、二人は関係を築くことになる。
見習い硝子職人の少年と、硝子より透明で純真な少女。
これは、硝子越しに見つめていた君と、肩を並べて歩くようになるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 05:10:00
123129文字
会話率:54%
心に傷を抱えた大人達の、最後の恋。
桜の季節。二十七歳のお局OL、白沢茜(しろさわあかね)はいつも面倒な仕事を回してくる「能面課長」本庄に頭を悩ませていた。
休憩時間のベルが鳴ると決まって呼び止められ、雑用を言いつけられるのである。
そして
誰も居なくなった食堂で、離れた席に座る本庄と食事する事になるのだ。
けれどある日、その本庄課長と苦手な地下倉庫で二人きりになり、能面と呼ばれるほど表情の無い彼の意外な一面を知ることに。次の日にはまさかの食事に誘われて―――?
無表情な顔の裏に隠されていた優しさと激情に、茜は癒やされ絆され、翻弄されていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 22:31:09
43139文字
会話率:19%
ボクのとなりの席に座る女の子「初狩マミ」さんは魔法少女だ。彼女はどこにでもいる普通の女の子……と思いきや、かなりブッ飛んでいる。
これは世間一般の常識からかけ離れた「魔法少女」を、冷めた目線で観察した記録です。
最終更新:2025-04-26 20:33:02
77516文字
会話率:47%
昭和39年、東京。
目白台と雑司が谷の境目、人が気にも留めない一角に、『百目探偵事務所』はひっそりと佇んでいる。
この探偵事務所の所長は、百目百之助。少し傲岸で横文字嫌いな彼は、煙草の紫煙をくゆらせながら、日夜『妖怪』たちの厄介ごとに巻
き込まれている。
そんな百目の元に、祖父の遺言に導かれて迷い込んだ青年・的場純壱。祖父と百目の過去の繋がりを知った彼は、行く当てもなく事務所に居座ることに。
百目の相棒にして斬ることが大好きな青年・鎌鼬や、純喫茶ナミヤマのマスターにして焔を操る妖怪・波山らを巻き込んで、人間界と妖怪界をまたぐ不思議な事件を追いかける。
今日も探偵事務所には、厄介な事件を抱えた妖怪や人間たちが訪れる。
これは、人と妖が織りなす、愉快で少し切ない、昭和の妖怪譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 00:30:25
81678文字
会話率:28%
異世界に“勇者”として召喚された少年リオンは、魔王を討ち、人類に勝利をもたらした。
だが、帰還の瞬間――仲間の剣が彼の胸を貫いた。
「君の役目は、もう終わったんだ」
裏切り。処刑。そして、女神の断罪。
すべてを失い、世界に見捨てられ
たリオンは、
100年後の世界に“魔王”として転生する。
「ならば今度は、俺がこの世界を裁く番だ」
聖剣を掲げた少年は、魔王の玉座に座る。
人間を、神を、かつての自分を否定するために――
かつての勇者が、“魔王”として選びなおす物語、開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 21:36:48
16141文字
会話率:24%
入学当初、友達作りの波に乗り損ねた俺、佐藤一(さとうはじめ)は、浮かれた話が一つも無いさびしい夏休みが終わり、二学期が始まってもクラスに友達は一人もいなかった。
その日も、昼休みに肩身の狭い思いをしながら、教室の自分の席でぼっち飯を食べてい
た。
俺の後ろ、最後尾の席に座るのは、学校一の美少女と噂される才色兼備の孤高の女子生徒、白川瞳(しろかわひとみ)。
一度も言葉を交わした事が無い、ぼっちの俺に、なぜか彼女が二つ折りのメモを渡して、美術室に呼び出した。さらに、あろうことかその日の放課後、駅前で待ち合わせ、彼女の自宅へ向かうという展開に。
果たして、彼女の目的とはいったい何か?・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 21:12:39
114437文字
会話率:48%
「ちくしょう・・・座れねぇ・・・」
電車の中で思わず声を漏らす。人が密度の限界を超えてどんどんと電車の中に入ってくる。体が見ず知らずの他人と密着していく。肌が触れあう、吐息が重なる、汗が交わる。そして一つになっていく。高級なスーツを着た初老
の男性、メイクのキマったキャリアウーマン、スマホの世界に没入する大学生、この直方体の地獄の中で皆が一つになる。皆が一つの汚い人塊に成り下がっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 18:02:50
125067文字
会話率:36%
うだつの上がらない男の人生が終わり、異世界にてすべてを取り戻すべく人生をやり直す物語
最終更新:2025-04-25 17:39:44
381150文字
会話率:18%
張無忌(チョウ・ムキ)、毒に侵され死の淵に立たされていた虚弱な少年は、ある日突然、現代世界から来た武術の達人・天龍(テンリュウ)の魂がその身に転生した。天龍は自らの卓越した知識と武芸を駆使し、張無忌の身体を修復し始めた。古代の内功と現代の理
論を融合させた修行により、少年の肉体と精神は次第に強さを取り戻していった。
修練を重ねる中で、張無忌は自分の中に眠る無限の可能性を自覚し始める。かつての無力な自分では、もはやなかった。
ある月夜、光明洞で修行していたところに、冷酷な刺客・氷魂殺手(ヒョウコン・サッショ)が襲来する。しかし、天龍の知略と武術を受け継いだ張無忌は、冷静に敵の動きを見極め、内外功を織り交ぜた技で相手の攻撃を封じていく。そして致命の一撃をかわした瞬間、逆に強烈な拳を相手の胸に叩き込んだ。
雷鳴の如き衝撃が響き、刺客は吹き飛ばされ倒れ込む。だが、張無忌はその勝利に喜びを見出すことなく、ただ深い虚無感だけが残った。彼は刺客を殺さず、睨みつけることで警告を与え、決して侮れぬ存在であることを示した。
この戦いを経て、張無忌は自らの力を明確に自覚するようになる。彼はすでに江湖の均衡を変え得る存在となったのだ。雪が静かに降る夜、ひとり窓辺に座る張無忌は、遠い空を見つめながら、自分の運命が大きく動き始めたことを感じ取っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 12:40:59
86854文字
会話率:26%
刀を構える男、門左衛門。目の前に座る男2人どちらかに妹を惨殺された。犯人はどちらか1人。真相を知りたい彼は彼らの主張を聞き復讐を果たそうとする。
最終更新:2025-04-24 13:41:50
664文字
会話率:48%
「妖」。人の世に住む異端の存在。人と妖が生きるこの世で起こる不可解な出来事には決まって妖が関係していると言われている。しかし、一般人には妖は見ることができず、その存在に気が付くこともできない。
その妖を祓い、人の世に調和をもたらす存在が
「陰陽師」である。
「倉宮晴人」は普通の高校生だった、ある日までは。
その日、晴人は子供の頃の夢を見た。京都にある父の実家に遊びに行った日の夜のこと。桜の木の上に座る人影を見た晴人は何となく話しかけに行って・・・。
そんなある日の出来事を夢に見たのが前兆だったのかこの日は普段感じない嫌な感覚を朝から感じていた。何とか高校へ行く準備は整え、家を出たが、気配は増す一方でどうにか振り切ろうとするが、遂には周囲を囲まれてしまう。
気配の正体は大量の妖で彼らは何故か晴人を狙っていた。妖達が一斉に襲いかかった直後、晴人を守るように無数の斬撃と炎が妖を薙ぎ祓った。たじろぐ晴人を守るようにして五人の「式神」が姿を現し、晴人を抱えてその場を後にした。
倉宮家の別邸に一時避難した晴人は式神「朱雀」から父「晴信」からの手紙を受け取った。中には倉宮家がどういった家なのか、晴人が狙われる理由、五人の式神についてが書かれていた。手紙を読んだ晴人は自身の身を守るため、陰陽師について考えるため、そして何より自分を主と呼ぶ式神達について知るために陰陽道を学ぶ塾「青霊堂」に入学することを決めた。
陰陽の道を学んでいく内に自身の血と妖に狙われる訳について知った晴人は式神達と共にどうやって迫りくる脅威を退け、自らの運命と向き合うのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-23 12:22:08
219718文字
会話率:30%
ヒロイン初登場回あらすじ
1.隣の席(1話)
いままで隣の席に座る刈谷さんは、品行方正の超優等生の超真人間、だと思っていた。俺が窓を開けっぱなしにしてしまった、あの日までは。
最終更新:2025-04-22 23:10:35
476168文字
会話率:62%
『7号車3番席から始まる、奇跡の創作旅行』
妄想力だけが取り柄の普通のOL・夢見澄香が、最新AI「Claude」との偶然の出会いから始まる創作冒険譚。
毎日同じ電車の同じ席に座る彼女は、現実と妄想の境界線が曖昧になっていく不思議な体験を
する。「夢見人」だけが異世界への扉を開けるという設定が、思いがけず彼女自身の人生を変えていく。
「妄想力は、生きる力だ」——閉ざされた日常に彩りを添えるAIとの共創が、彼女を本当の「夢見人」へと導く、シュールで心温まるファンタジーコメディ。
(本作品とあとがきはAIを利用して創作し、加筆修正しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 22:19:32
3616文字
会話率:42%
幸せの絶頂を迎えていた俺たちに訪れたのは最悪の結果だった。
俺の座席の隣に座る彼女、美緒《みお》
いや、もう俺、颯真《そうま》の妻だ。
俺たち二人の新婚旅行へと旅立った飛行機は、目的地へと辿り着くことは永遠に来なかった。
墜落し、死んだかに
思えた俺は、気がつくと高校時代に。
目の前には幼馴染の理人《りひと》と穂香《ほのか》が。
そして教室の片隅には、付き合う前の美緒の姿も……
※この作品はカクヨムで投稿したものを加筆修正したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 09:15:03
8064文字
会話率:8%
仕事帰り。
電車のシートでぐったりしていると、突然隣に座る女性がよりかかってきたうえに泣き出した。
最終更新:2025-04-20 20:57:23
2768文字
会話率:22%
学校生活において最大級のイベント・席替え。
一番前ど真ん中に座るオレが待ちに待ったこの日。
果たして、今度はどの席になるのか。
どきどきわくわくの席替えタイムのお話。
最終更新:2018-05-06 14:11:53
2448文字
会話率:9%
『姪っ子の誕生日プレゼントが決まらない!』
一通のメールが僕のパソコンに届く。送り主は、向かいに座る宇留野めぐみ。
一切話したことのない彼女からの謎のメールから、僕と彼女との距離が縮まっていく。
※こちらはお気に入りユーザー様のアンリ様か
らキャラ設定をいただいた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-24 21:00:00
5132文字
会話率:33%
「いやあ、もう無理ですわ。うちの女房、ほんま鬼ですわ」
夜の飲み屋。テーブルには空になったジョッキや、つまみの皿が雑然と並んでいる。男は酒をあおってはため息をつき、向かいに座る友人ふたりに、愚痴をぶちまけていた。
彼の女房はとにかく口
うるさく、毎日怒鳴り散らしてくる。家事一つするにも、いちいち細かく指図し、何にでも文句をつけてくるのだ。掃除が甘いだの、料理がまずいだの、挙句の果てには、息の仕方にまでケチをつける始末。
「それでな、この間とうとう離婚届を突きつけたんですわ」
「おお! 思い切ったなあ」
「ほんで、どうなったんや?」
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最終更新:2025-04-19 11:00:00
1448文字
会話率:78%
うぷぷぷ、突然ですが、実は私、アーティストなんです。
ええ、きっとあなたも街で私の作品を目にしたことがあると思いますよ。まあ、芸術のセンスがない方には理解されないかもしれませんが、うぷぷ。
ほらほら、少し歩いたらもう見えてきましたよ。
あそこにベンチがあるじゃないですか。あれは座るためのベンチじゃないんです。座れないベンチ。なんとも斬新なコンセプトでしょう? まあ、もちろん座れないこともないんですが、よっこいしょっと。ははは、ほら、平らじゃなくて波打つようにボコボコしているでしょ? このベンチはねえ、人間の皮膚を表現しているんです。アームカットの跡ってボコボコと盛り上がっているんですよ。それを表現したんですねえ。しかも金属性なので硬くて、お尻には優しくなくて、ん? この話はもういいですか? では、他の場所を探してみましょう。
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最終更新:2024-11-14 11:00:00
2769文字
会話率:0%
「ふう……」
椅子に座る男は、軽く息を吐き、肩を回した。退屈な仕事。だが、それでいい。何も起きないことは良いことだ――彼がそう思ったそのときだった。
『――ください』
「え?」
『――してください』
「今……」
『えっ』
今、頭の中で声がした。彼がそう思うと、それが伝わったようで、声の主が語りかけてきた。
『あの、もしかして、この声が聞こえているんですか?』
「え、ああ……でも、こんなことが」
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最終更新:2024-10-16 11:00:00
1338文字
会話率:60%
はるか昔から存在する神々による空の玉座を賭けた聖戦。一時は....の神が座ることにより止んだが、再び玉座を奪い取ろうと図る邪悪なモノが現れようとしていた。
最終更新:2025-04-16 22:43:05
31841文字
会話率:39%
◾️プロローグ◾️
「一目惚れ」という言葉は何といい加減なものだろうか。相手の容姿だけを評価して「好き」だの「惚れた」だのと、本当に馬鹿みたいだと思う。大切なのは中身じゃないのか?
昨日の自分はそう思っていた…
けれど、今の自分は
違う。
目の前に居る少女を見て確信する。脈打つ鼓動を感じながら、あぁ、自分はこの綺麗な造形の顔に見惚れているのだと。彼女が纏う周りの空気でさえ美しいと感じた。これが世に言う一目惚れというやつなのかもしれない、と。
15年と4ヶ月の人生の中で経験した事のない衝動に駆られ、考えるよりも先に口が動いていた。
「好きです」
相手の耳に届くか届かないかギリギリの声量が自分の喉から発せられた。
「…?」
どうやら話しかけられたことに気付いたらしい隣の席に座る少女は、こちらを向いて首を傾げる。聞こえていたのだろうか?特に変な反応は見られないが、当たり前だ。初対面の男子から急に告白を受けたのだとは夢にも思わないだろう。
状況を把握できていない様子の彼女は、話しかけたまま固まっている俺を見て少し困ったような顔をする。それも可愛い。超可愛い。好きだ。しかしそれらの言葉を口に出す事はなく、自分が今とんでもない発言をしたという後悔が心の中に急速に芽生えてくる。
「ごめん、何でもない」
俺がそう言うと彼女は不思議そうな顔をして、教員が立つ黒板の方を向いた。幸いなことに教室の中は他のクラスメイト達の声で騒がしく、先程の自分の発言は誰にも聞かれていないようだ。
「ふぅ、落ち着けよ俺」
危ない危ない。1日目からヤバい奴扱いをされる所だった。いや、初対面の女子に告白している時点で、その表現も間違ってはないのだが。
入学式を終えて教室に戻ってきた俺たち1年Bクラスは、これからお世話になるであろう担当教師の学校設備の説明や質疑応答に耳を傾けていた。
お気づきの方も居るだろう。何を隠そう今日は入学式、青春を代表する高校生活の始まりの1日目である。
そしてこれは俺の、自他共に認める公式ぼっちの、恋の記録である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 22:50:08
5464文字
会話率:41%
乙女ゲーム史上、最大、最高、最鬱と呼ばれた「君と紡ぐ恋物語~輝く王国の未来~」、通称「キミツグ」。
広辞苑を凌ぐとまで言われるほどの膨大なテキスト量と、複雑に枝分かれした選択肢の先にある100にも及ぶマルチエンディング。
一千万通りを超える
組み合わせのほとんどが99のバッドエピローグに通じ、真のハッピーエンドと公式発表されているゴールに到達する組み合わせは、その内のたったの1つという鬼難易度。
発売から一か月がすぎても、誰一人として真のエンディングに到達したという報告がネット上に上がることはなかった。
アラサー社会人の『風祭 理沙』はプライベートのほぼ全てを「キミツグ」へと捧げ、最初の真のエンディング到達者を目指し、寝食も忘れてゲームに没頭していた。
そんな無理がたたったのか、徹夜でキミツグをプレイしていた翌朝、強いめまいと共に倒れてしまう。
そして彼女が目覚めた時、理沙がいたのは馬車の中。
目の前に座る上品そうな老人が理沙に向かって――
「お目覚めになられましたか。お嬢様」
黒髪の前髪ぱっつんの日本人形のような髪型の少女。
やや吊り上がり気味の鋭い目つき。
やや丸顔だけれど整った容姿の令嬢。
リサ=フィッツジェラルド
キミツグに登場する悪役令嬢である少女の中に理沙はいた。
知識チート?
逆転ざまぁ?
そんなの無理無理!
理沙の目覚めた世界は、すでに本編の終わった後の世界。
辺境へと追放される途中のリサだったのだから。
婚約破棄され、王都を追われ、辺境の領主となった――リサっぽい理沙。
唯一の救いはリサのこれまでの記憶を受け継いでいるということ。
十年後には必ず滅びる王国で新米領主として過ごすことになった理沙。
ただのゲーム好きなOLだった彼女が目指す真のエンディングとは?
※乙女ゲームっぽい展開の話ではありません。
※恋愛要素、ラブコメ要素はありません。
※攻略キャラとのラブラブいちゃいちゃはありません。
※ありそうになった場合は全力で回避します!
※リア充爆発しろ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 17:00:00
141978文字
会話率:36%
春呼深風(はるよびみかぜ)は、隣の席に座る十鳴君が好きだ。前髪で隠れている綺麗な瞳、目元のホクロ。
彼を彼たらしめる全てが好きだ。
穏やかにゆっくりと距離を詰めた2人は、今日も他愛のない会話をする。
だが、高校3年になり最後の文化祭はクラス
でメイド&執事カフェをやるようで。
※主人公に病気の設定があるので、苦手な人はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 15:56:46
5125文字
会話率:54%