――これはあり得るかもしれない未来の日本の話――
黎和の日本は九つの道州と三つの特別区に別れたのち、混乱を極め、戦国の世以来となる内戦状態に陥ってしまった。
甲信越地方の領有権を巡り、十数名の『士』が新潟県佐渡ヶ島に降り立つ。
各地
方の、そして日本全体の命運を賭けた、激しい闘いが幕を開ける……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 17:53:14
32262文字
会話率:75%
代々霊感が強く、霊媒師を生業とする夏目家の長女・夏目樒はコロンビア大学に進学したが、身に覚えのない論文剽窃の濡れ衣を着せられ、訳も分からぬまま除籍という重すぎる処分を受ける。
やる気をなくしたシキミは日本で無理やり家業を継がされ、関東甲信越
の怪奇現象の対処と除霊を行う“ナツメ商会”で幽霊退治に従事していた。
樒は天使の化身の少女・鎌倉紬の依頼で、とある山中で俗世から完全に隔絶して自給自足の集団生活を行っている謎の集団の“不死身の巫女”の密偵任務に赴く。
しかし、その“不死身の巫女”は、樒が幼い頃に失踪した祖母の菊子であり、しかもその姿は二十歳程に若返り、記憶をなくしていた。
奪還された菊子は少しずつ記憶を取り戻していくが姿は若いままで、なおかつ不老不死の能力を備えていた。
そして不老不死であるが故に、寿命を弾にして撃ち出し、悪霊や妖怪に強烈なダメージを与え、時に幽霊を成仏させることも出来る銃“怪殴丸/カイオーガン”をほぼノーリスクで使うことが出来るのだった。
アメリカ仕込みの知識、怪殴丸の連射。孫娘と祖母のコンビは、家族と怪殴丸の謎を解くため日本各地の悪霊退治に旅立つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 19:34:29
24417文字
会話率:63%
これは、有ったかも知れないし無かったかも知れないが、多分無かったであろう日本近現代史の一ページ。
平成2年(西暦1990年)、バブル崩壊。時を同じくして、東西ドイツの統一、ソ連崩壊と、国際秩序の激動までもが日本を襲い、国会は混乱の坩堝(
るつぼ)へと叩き落とされる。
こうした中、不透明な国会審議を経て、二つの法案が可決される。地方自治体に行政権限の大部分を移譲する『超・地方分権促進法』と、警察機関以外の自衛組織に武器の所持、使用を認める『自主治安維持支援法』である。
表向き地方自治と治安向上を目的として制定されたこれらの法律により、地方自治体は徴税を含む行政サービスを一手に引き受ける事となり、同時に、民間人が武器を保有する事が日常化する。その結果、日本全国で様々な利権、係争案件を巡って、自治体や法人、武装組織による衝突が常態化。
――後に『第二次戦国時代』と称される混迷の時代の到来である。
時は流れ、詠録3年(西暦2021年)。各地の境界線は行政区分に過ぎないものとなり、様々な権力体が複数の都道府県にまたがって統治を担う、群雄割拠の体を成していた。
その中にあって関東地方に仮初(かりそめ)の安寧をもたらしていたのが大企業による『三強連合』――甲信の実権を握る『武田建設』、首都圏の胃袋を担う『北条フーズ』、東海地方でファッション・ラグジュアリーの総合プロデュースを展開する『IMAGAWA』の相互支援協定である。
これにより、三社の統治下における衣食住の心配はほぼ不要となり、市民は比較的安全で豊かな生活を謳歌していた。
5月19日、『桶狭間インシデント』と命名された重大事故によって、『IMAGAWA』のCEOである今川義元と重役多数がこの世を去るまでは…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 03:04:38
8889文字
会話率:50%
オリジナルの三題噺。(^ω^)
言葉遊びあり、下ネタあり、人情噺あり。
短編をシリーズにしていきたいのでよろしくお願いします。
最終更新:2022-03-08 20:00:00
1190文字
会話率:0%
「装甲」を信じる者は救われる。
そんな信者の書き物。
最終更新:2020-10-07 18:00:00
1319文字
会話率:10%
2015年、ロシア連邦が反乱部隊の殲滅という名目でアメリカ、ヨーロッパ、中国の主要都市に核爆弾を投下。これらの国々が反撃し、核戦争(第三次世界大戦)となる。
2020年、ロシアの勝利により終戦。世界人口は30億人に減少し、ロシアは「国際連合
」を解体。新たにロシア主導の元「新制国際連合」を発足させた。そして敗戦国は、「新制国際連合」の指導の元で各国、復興が図られた。
そんな中、日本は3つに分断された。沖縄から甲信越にかけては「新大和皇国」。青森から北海道にかけては「蝦夷共和国」。そして、関東から岩手、秋田にかけては「政府管理区域立ち入り禁止」となった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
※中盤以降ファンタジー要素強めの予定です。更新頻度はやや遅めですのでご了承願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-12 20:32:05
96766文字
会話率:26%
春風の駆け抜ける四月、関東と甲信越の境に位置する経津丘市へと転校した神田リュウジ。
放課後に出会ったのは、首なしの亡霊たちと、心霊研究部を名乗る少女たちだった。
がむしゃらに幽霊騒ぎを解決しようとするお嬢様、金剛院花梨
「あなた、わた
くしを侮辱しましたわね!」
はんなり京都訛りの和風美人、高坂綾子
「よろしゅう頼んます」
そして見栄っ張り部長、三条紀明
「ようこそ、経津丘高校心霊研究部へ」
この出会いが、街の平和へと繋がっていく。
戦国の怨念渦巻く経津丘市の怪事件に、リュウジと心霊研究部が挑むのであった!
※民間伝承、神話、歴史など幅広く設定に取り入れておりますが、物語の都合で脚色が加えられていたり諸説あるうちの一つを採用したり、作者なりの解釈やキャラクターが与えられていたりします。
※E☆エブリスタ、モバゲータウンでも公開中。
感想など、お待ちしております!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-09 15:16:30
79022文字
会話率:39%