幼き頃からアパートの
隣同士に住むふたりは
昔仲が良かったが
あることがきっかけですれ違ってしまう。
それからはずっと挨拶をするだけの
関係だった。
けれど一緒に
アパートの敷地内にある畑で
一緒に作業をすることになり
ふたりは再び急接近
する。
そして実は幼い頃に
とある約束をしていて……。
✩.*˚
102号室に住む
クーデレ王子様攻めの高校一年生
☆光田 律(ひかりだりつ)
トマトの前でひとりごとを呟く由希が気になる。
でも由希と話すとドキドキするし
嫌われていると思っているから避けていた。
表情や気持ちを外に出すのが苦手で
スマイルはプレミア。
×
101号室に住む
アパートの大家さんの息子
天然健気受けの高校一年生
☆綿谷 由希(わたやゆき)
昔律にひどいことを言ってしまったから
律に嫌われていると思い込んでいる。
優しすぎて気を使いすぎるから学校は疲れる。
畑いじりや好きな小説が癒し。
トマトには本音を話せる。
「一緒に発芽させようよ」
「これなら、トマトが食べられるね」
マイナス思考のふたりの恋を見守ってくだされば幸いです
*じれきゅん*
お読みくださりありがとうございます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 20:08:06
21057文字
会話率:25%
【毎日更新&電撃小説大賞☆二次選考通過作】「私、絶対、魂送りできるようになるから……!」「必要ないって何度言ったらわかるんだ……っ」──奴隷の少女と孤独な剣士が巻き起こす、癒しと解放の鎮魂歌(レクイエム)。
旅の剣士アスターは、亡者に襲わ
れていた少女を助ける。剣だけでは倒せない亡者にとどめを刺す歌と踊り──通称、魂送り。少女はその魂送りを仕込まれた奴隷だった。魂送りをしてアスターの旅についていきたいと願う少女メルだったが、アスターはそれをかたくなに拒む。アスターにはある悲しい秘密があって……?
──これは奴隷の少女と、孤独な剣士が「帰る場所」を見つける物語。
(※作中に登場する歌詞は、作者本人が作詞したものを、歌手・作曲者の了解のもと使用しています。カクヨム様、NOTE様にも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 10:04:01
340233文字
会話率:33%
魔法使い学校の生徒たちやピエロたちのドタバタコメディ♪一話完結の読み切りショートストーリー集です。本編を知らない方もぜひ!
☆『魔法使いと業火の娘』あらすじ☆
貧しい村から人買いに売られた少女リリー。
──買ったのは「魔法使い」だった。
ある日、主人の部屋で魔法の呪符を暴走させたリリーは、魔法使いとしての素質を見いだされるが‥‥?
「変えたいと思わないか。この理不尽な世界を──僕たちの手で」
少年と少女が交わした幼い約束。
二人なら、世界を変えられると思った。
★『からくりピエロと大罪の姫』あらすじ★
魔王を倒して世界に平和をもたらした勇者は、神聖スカイアーク王国の初代巫女王になった。
五百年後──魔物が復活し始めた世界で、サフィアはおかしな格好の青年トトと出会う。
言ってることも行動もひょうきんでメチャクチャ。
だけど、どこか憎めない道化師トトの話を信じて、少女は魔物にさらわれた子どもを捜しに、悪魔の森に向かうが──?
──過去の後悔にさいなまれる少女と、心をなくした孤独な青年が繰り広げる、癒しと再生の勇者奇譚。
(本編はこちら→→ 『魔法使いと業火の娘』https://ncode.syosetu.com/n6915fy/ 、『からくりピエロと大罪の姫』https://ncode.syosetu.com/n5684fw/)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-06 15:05:58
11776文字
会話率:99%
この世の何でも持っている王様のもとに、ひとりの旅人がやってきます。旅人は、それは見事なリュートを奏でるそうですが──?
最終更新:2021-03-19 08:16:33
1029文字
会話率:20%
VRが一般的になった少し未来。アクティブユーザー数も減り、サービス終了間近と噂されるVRMMO「レジェンドオブワース」。
その序盤の街に出てくるモブの一人であったアントンはある日突然、自我に目覚めてしまう。
そんな彼と偶然出会ったのは「レジ
ェンドオブワース」の古株ユーザーにして天才ハッカー、アイ。
「自称カミサマ」を名乗る彼女?の力を借りながら、アントンは終わりゆく世界を旅していく。
世界が終わる日が来た時、自分はどうなるのだろうと思いを馳せながら。
(この作品は第21回書き出し祭り参加作品を連載化したものです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 19:03:57
53143文字
会話率:52%
十六の誕生日、小国の姫である揚羽(あげは)は、千年に一度選ばれるという『龍神の花嫁』の証である虹色の瞳を授かった。
龍神の花嫁を捧げた国に与えられるという龍神の加護を巡り、巻き起こる争い。それに巻き込まれ国も家族も全てを失った揚羽は、元凶た
る龍神を討つべく、龍神が住むと言われる最南の山に一人乗り込む。
しかし肝心の龍神は代替わりしていた上に、『龍神の花嫁』にまつわる話を何も知らなかった。
その事実に呆然とする揚羽に、今代の龍神である金剛(こんごう)は、地上の争いを治める為の形だけの婚姻を持ちかける。
行く宛も新たな目標も何もない揚羽は、ひとまずそれを了承。金剛を始めとした個性的な神々に振り回されながら、それでも、傷付いた心に少しずつ光を取り戻していく。
そしてやがて、揚羽と金剛は知る事となる。龍神の花嫁の伝承と虹色の瞳、そこに隠された真実を。
これは、運命に翻弄され全てを失った少女が、新たな絆を育んでいく物語。
第二、第四日曜の19時頃に更新予定。
(この作品は第二十四回書き出し祭りに投稿した作品を改稿・連載化したものです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 23:31:38
9549文字
会話率:51%
クーナは偉大な大賢者を曾祖父に持つ、魔法使いの少女。
曾祖父のかつての仲間であり相棒であるエルフの青年サークとは、互いに意識し合いながらもなかなか一歩が踏み出せない状態。
魔物退治を生業とする冒険者の二人は、とある依頼を切欠に、この世界を我
が物にせんと狙う異世界の神の暗躍を知る。
襲い来る異神の手先を、クーナは、燃える拳で打ち砕く!
――これは、一人の少女が、恋と世界の未来を掴む物語。
補足:
本編→クーナ視点一人称(面倒な人はここだけ見ればOK)
閑話→クーナ以外のキャラ視点一人称(本編の補足)
幕間→三人称
毎週金曜日、19時頃更新(予定)。
(カクヨム、ノベルアッププラスでも連載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-05 23:01:53
312777文字
会話率:50%
古来より、力を得るために人ならぬ者たちと交わってきた人たち。
時が経つにつれて生粋の人は少なくなり、人と妖怪や付喪神たちの血が交じり合った妖という種族が世界の中心になっていた。
そんななかで生粋の人として生活をしていた由希は駄菓子屋で
アルバイトをしていた。
生粋の人と駄菓子屋の主人である化け猫、妖たちの日常のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 23:50:36
236542文字
会話率:41%
食べるのが早い攻め(鈴山洸介・高2)と、食べるのが遅い受け(坂本由希・高2)。
食べるのが遅い坂本が学食で昼ご飯を食べていたら、空いていた向かいの席に座った鈴山は食べるのがすごく早くて…という話です。
外部サイトでも同作品を投稿してい
ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 21:45:13
7810文字
会話率:50%
近未来を舞台にした社会派サスペンス。世界各地で戦争、侵略が起き、対立と分断が深刻になっていく中、日本も近隣諸国と一触即発の緊迫した状況が続く。
国内では、著名人が相次いで殺され、不審な死を遂げていく。タレコミをきっかけに取材を始めた朝夕デジ
タル新聞社会部調査報道班のエース記者大神由希は、背後に政治的陰謀のもとで謎の組織が暗躍していることを疑うようになり、取材を深めていく。
さぼり癖のある後輩、暴力団ともつながる謎の弁護士、恋人のネット記者、大神を叱り飛ばす刑事、IT界の天才ら個性豊かな仲間と連携し、瀕死の重傷を負うなど再三のピンチを迎えながら、真相究明に走り回る報道活劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 05:39:52
257475文字
会話率:42%
かつて高校時代から10年間続けていたバンドが解散し、普通の社会人として働く26歳の女性・高橋由希。
妄想現実化同好会という奇妙な同好会に足を踏み入れ、生き方や優しさ、青春を学ぶ15歳の少年・川畑潤之助。
校則違反を繰り返し、退学処分を受
けニートになった、妄想と音楽、そして推しを生きがいにしている16歳の少年・望月三郎。
1年間だけ活動していた地下アイドルグループが解散してから半年、ファンに感謝を伝えられなかったことを悔やんでいた20歳の少女・御影藍歌。
バイト先で出会った10歳年上の同性の先輩に恋をし、恋と友情の間で揺れる日々を過ごしている15歳の少女・園田萌美。
この物語は、年齢も背景も違う5人が紡ぐ、
「人間ドラマ×群像劇×コメディ」。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 21:00:00
78047文字
会話率:30%
名取美幸はいつまでも続く変わり映えのしない褪せた人生を変えたいと片隅には考えていたが、大胆に変える気も自分から行動を起こす気もなかった。
そんなある日唐突に出会った小森由希に運命の予感。
美幸自体は過去に因縁があるのか、自分の気持ちを押し込
んだが、由希と関わることで心が動かされてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 18:48:13
1746文字
会話率:33%
幼い頃に見た星に魅せられ、大学三年生で天文学を専攻する由希(ゆき)は、天文サークル10Q(テンキュー)の新入生として入ってきた円香(まどか)と親しくなる。 夏合宿では大学院への進学、さらには将来の夢について語っていたが、そんな由希に暗雲が垂
れ込めはじめて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 14:27:29
9749文字
会話率:33%
東京から九州に出張した唐沢譲(からさわゆずる)は、ホテルに帰る途中で海に落ちた。
着水する直前に、水の中から二本の手が伸びて城崎を抱きしめた。結婚する前の恋人、水川刹那(みずかわせつな)が水の中で言った。「私は水に溶けるの」
唐沢は、刹那が
死んだものと思っていた。ずっと前にそんな噂を聞いたから。
刹那は唐沢と別れた後、別の男と結婚したが、子産が原因で離婚をしていた。刹那は唐沢に言う。「私はあなたしか愛せなかった。あなたを試すようなことをして後悔している」
唐沢の妻、結希子(ゆきこ)は、出張に同行した城崎大輔(しろさきだいすけ)から、夫が海に落ちて病院に運ばれたと連絡を受ける。
翌日、飛行機で病院にかけつけた結希子に対し、唐沢は「海に落ちたが、岸まで泳いで戻ったら気持ちが良くて寝てしまった。気がついたら病院に運ばれていた」とこともなげに話し、「自分のことは心配はいらない、子供のことがあるから帰った方がいい」と告げる。
唐沢の母は唐沢が幼い頃に突然家を出た。母の愛を知らない唐沢を結希子は一生懸命に愛してきたつもりだが、由希子は唐沢から愛されている気がしない。今まで感じてきた無力感が、今回の件で「夫は人を愛することができないのだ」という絶望に変わった。
由希子は、城崎に「あなたが夫を突き落としてくれていたらよかったのに」と涙を見せ、病室で唐沢の体から女の香りがしたと訴える。
城崎は結希子と関係を持った…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 21:36:17
22645文字
会話率:65%
昔、料理教室の先生にシュークリームの柔らかさは心の柔らかさだと言われた主人公はそれを気にして、失敗作を冷蔵庫の中へ入れっぱなしにしていた。(※重複投稿しています)斎藤由希
キーワード:
最終更新:2024-05-21 15:00:00
860文字
会話率:17%
さようなら普通の青春スタート。(※重複投稿しています)斎藤由希 第一ジャンル「コメディ」
キーワード:
最終更新:2024-05-21 14:00:00
1630文字
会話率:12%
山の表面にくっついているただの石「ごっつん」は、人にたんこぶをつくる事しかできない。そんな「ごっつん」に石の神様はとある条件をのめば、宝石にしてくれると言うが……。(※重複投稿しています)斎藤由希
キーワード:
最終更新:2024-05-21 13:00:00
676文字
会話率:0%
この物語は進藤家の長男でありイケメン生徒副会長の燐音と読者モデルでピアニスト1学年下の幼なじみの東雲胡桃の学園ラブミステリー。
白銀学園高等部は男女交際が理事長の白銀由希子に認められないと交際は禁止となっている。
そんな、燐音が読者モデルで
ピアニストの胡桃と熱愛交際が噂に…はたしてゆくえは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 22:27:59
9897文字
会話率:37%
現実の異性を諦めて、2次元にしか居場所がないと思い込んでいる青山陽斗(あおやまはると)と、
事故からの復帰を気に陰キャを卒業しようとして空回りし大失敗した仁科由希(にしなゆき)。
現状を打開しようにもなかなか1歩を踏み出せずにいた2人は、
無事にボッチを卒業することが出来るのか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 12:25:47
6464文字
会話率:44%
レリックに触れたものは超能力を得る――。
世良由希と楠森まひろはそんな噂に釣られ、レリックに触れてしまう。
由希はその日以来変わってしまったまひろと自身に対して、「偽物」であるという疑念を感じながら過ごす。
ある日、少女が不良に絡まれている
ところに出会う。由希は飛び出すが、不良に返り討ちにあったところ、突如超能力が覚醒、不良たちを一掃する。
目覚めると、由希はまひろに連れられ「アイギス」と呼ばれる、オーナーを保護する組織に入ることになる。
たくさんの葛藤の中、由希は超能力に関わる様々な問題に巻き込まれていくことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 23:00:00
91443文字
会話率:47%
超常現象も、不可思議も、この世界には存在しない。
そう思っていたのに。
風祭(かざまつり) 圭一(けいいち)は、いたって普通の男子高校生である。
ひねくれていて、無気力そうなポーズを見せるわりに、半端に情にあつく。
そこそこ目立
つ幼なじみがいて、ちょっとだけオカルトに詳しい、そんな少年。
彼の日常は、なんの異常もなく続いていくはずだった。
謎の転校生が現れるまでは。
突然の天変地異によって、圭一の日常は一変する。
緑の霧に包まれて、外界から隔絶された街。
人々の混乱。そして、“幽霊”──地震で死んだはずの幼なじみ──との出会い。
超常の謎を解き明かすため、少年は一歩づつ、日差しのなかへと踏み出してゆく。
これは、真夏の幽霊(オカルト)に別れを告げるまでの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 21:00:00
20000文字
会話率:43%
海と山に囲まれた町、渚見。
友人や幼なじみとともに、何気ない暮らしを送る蒼(そう)のもとに、一人の少女が現れ──。
潮風と、“人魚”と、スポーツと。これは、澄み渡った一夏の物語。
最終更新:2019-05-22 01:03:00
7625文字
会話率:46%
私が見た夢の中で、特に記憶に残ったものを、文章を書く習慣付けついでに掌編として投稿しています。
エンターテインメント性よりも、写実性を重視しています。もちろん、夢の物語なので、筋の通ったストーリーとはいえないものもありますが、その不条理を
楽しんでいただければ。
そして、ここで執筆した作品のアイデアはフリーですので、全く作品のアイデアが思い浮かばない! という作者さんがいらっしゃれば、是非とも活用してくださいな。
それでは、不思議な夢の中で会いましょう……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-19 13:00:00
817文字
会話率:8%
神さまに愛され、あらゆる幸運を享受する街、隣町市。
数百年前、この地で人間として生まれた小春は、野良神の襲撃で命を落としかけた際、神嫁となることで生かされた。
以来、神さまである由希斗とともに暮らしながら、街を守っている。
由希斗は小春を「
僕のお嫁さん」と呼び、大切にしてくれるものの、小春は彼が自分を生かしたことを後悔しているのを感じていた。その一方で、由希斗は小春に執着を見せる。
小春がそばにいることを喜び、そのせいで苦しむ矛盾を抱えた由希斗を自由にするため、いつかは死ぬべきと考える小春だが、小春を生かす由希斗との契約は、一方的に破棄できるものではない。
由希斗との距離を測りつつ、死ぬべきときを探す暮らしの中、由希斗と小春のもとへ、街を脅かす怪しげな組織の話が持ち込まれる。
「ファントムペイン」と名乗る組織は、この街の「神さま」を「幻想」と言い、人々は幻想から覚めるべきだと主張しているらしい。
愛する由希斗と彼の街を守るため、小春は由希斗とともに市内の高校に生徒として紛れ込み、敵の正体を探ろうとするが……
毎週火・木21時ごろ更新(予定)です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 21:46:52
105646文字
会話率:43%
自分というものにぼんやりとした疑問を持つ桐村壱馬は、親友寿々木翔作と共に身近で起きた殺人事件に興味を持つ。
17年前の猟奇殺人「南美代子切断・殺人事件」、天才科学者にして壱馬の養父・桐村琢馬の実験、そして17円前の事件と琢馬の関係・・・それ
は美代子の事件を切欠に刑事になった西実由季、壱馬と翔作の幼馴染である北条由希乃と宮本輝彦、17年前の事件の担当刑事・守咲将汰らを巻き込んでいく。
全てが紐解かれるとき、ヒトの黒い欲望が妖の如く現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 19:00:00
47084文字
会話率:15%
放課後の教室。 由希は親友の日香里を誘い占い師の元に行く。 日香里は由希には逆らえず、しぶしぶそれについていった。 二人が出会った男は、占い師と呼ぶにはあまりにも奇妙な人物だった。 そして、由希は自分の本当の目的を口にする。
最終更新:2022-12-30 19:35:46
13770文字
会話率:27%
女子高生・白石由希の日常は一瞬で地獄に変わった。
「あなたはこの世界を救う勇者に選ばれました」
そんな声が脳内に響いた直後、仮想世界に転移させられていたのだ。
「なにこれ...理解できないんだけど」
そこに住まう魔物に白石由希は為す
術なく嬲り殺される。そして殺されると現実世界に戻される。それを何度も何度も繰り返すのだ。心身共に限界へ達しそうになる由希にある1人の男子高生が声をかける。
「多分そのゲームは由希1人だとクリアできないようになってるんだと思う。大丈夫。僕が協力してあげるよ」
男子高生・平川穂の協力のもと、魔物を倒すことに成功する。喜ぶ由希だが、ゲームは終わらず次のステージへ進む。平川穂は由希に対して、これからも協力する代わりにある条件を提示した。
「ねぇ、僕と付き合ってよ」
いつもの日常に戻るためには仕方ないと思ってた。だけど...
「私...由希のことが心配だよ。ここのところ元気がないし、ずっと何か考え込んでる。もし悩み事があったら相談に乗るから」
壊れていく日常と膨らんでいく自分への失望感。でも、それすらもこれから続く地獄への第1歩にしか過ぎなかった。
「アハハハ!あたしは人の苦しむ顔を見るのが好きなの。お姉さんは一体どんな顔をするのか、今から楽しみで仕方ないよ!」
「妄想と現実を履き違えるな。君は僕がいないと何もできない。まさかそれを忘れたんじゃないよな?」
膝をつき絶望に項垂れてもその心に抱いた決意を失うことはない。だけど無限に続くこの生き地獄に、いつまでその虚勢を張れるのだろうか。
「役者も舞台も問題なしと...でも脚本と演出がイマイチなんだよなぁ。そうだ、いいこと思いついた」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 21:17:53
3731文字
会話率:50%
決まった学校には籍を置かず、彼を無能と罵る上司に命じられては全国各地の高校へと派遣され悪魔祓いを請け負う、口と目つきの悪い18歳の悪魔召喚士、冴島涼。
相棒の志摩由希人、妹の恵子と共に、特にハイレベルでも特殊なスキル持ちでもなかった彼らにあ
る日舞い込んだ一件の不可解な連続自殺解決の依頼をきっかけに事態は大きく動き出す。
涼に突然目覚めた謎の能力「翡翠の魔法陣」。
10歳のその日まで悪魔に育てられていた彼の生い立ち、そして煙たい上司の抱えている大きな闇。四人それぞれの心の強さを試されながらも彼らは決してあきらめない。合言葉は「足掻け!」
辿り着いた未来にきっと、幸せがあると信じて――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-29 02:09:35
33998文字
会話率:50%