世界各地の環境音をリアルタイムで届けるアプリ「地獄耳」について。
最終更新:2024-06-26 00:58:01
1898文字
会話率:0%
祖母の葬儀に田舎の実家へ向かう女性の主人公が、幼少の頃、囲炉裏端で祖母から聞いた民話を回想します。それはm岐阜県高山市民話岩滝(いわたき)地区に伝わる昔話「峠の送りオオカミ」、「岩井の荒神様」松倉城にまつわる伝説「小糸坂」(こいとざか)とい
う3つの民話を新しい解釈で再構成した物語。
悲しくて切ない昔話を思い出したときに、主人公は自分をつけてくる足音に気づきます。その足音は伝説の「送り狼」なのか。それとも・・・
ボイスドラマ形式で環境音などの設定も含めて表記した短編小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 09:50:23
1919文字
会話率:8%
その日、坊主は本堂で座禅を組んでいた。冷えた空気の中、静寂を波立たせる環境音を受けつつ心の凪を保ったまま瞑想を終える。発つべき時が来たのだ。
坊主の人生は順風満帆ではなかった。中学時代の仲間たちとは進学を機に疎遠になり、彼女にもフラれ
、ようやく集め直した仲間と挑んだ舞台は雑念に囚われ台無しにした。けれど新しい仲間たちは坊主を見捨てなかった。坊主は彼らに報いるため、ようやくフラフラとしていた自分の道を見定めた。
数々の波を乗り越えて坊主は今日を迎えた。水場の鏡を通して本気で修行に挑んだ坊主自身の顔を見つめ直し、まだ残してあったワックスを捨てると仲間たちの待つライブハウスへ向かった。
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本作はgithubで管理し、note及びカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-23 20:00:00
1416文字
会話率:0%
魔族軍の中でも屈指の実力を持つ幹部の一人、ユーベン・リルス。或る戦場にて彼は、一人の女騎士、それも非力である筈の人間に大敗を喫してしまう。
屈辱と責任により死を覚悟する彼だったが、何故か軍トップである総帥は彼に罰を与えず、代わりに一つの魔
具を授ける。………その名は、”スマホ”。
それが作られたという謎の世界、そこに属する謎の国”日本”の文化を徹底的に調べろという任務を得た彼だったが、その任務の途中とんでもない文化に触れてしまう。それが、ASMR。
全身を駆け巡る癒しの環境音と、失神しかける程美しい声を響かせる謎の配信者”エリー”。彼女の放つ癒し全てが戦場におけるバフとなり次々と成果を上げる彼だったが、目的はいつしか調査から、”さっさと戦争終わらせて無限に彼女の配信を聞きたい”という稚拙極まりないものへと変遷していくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 21:36:52
12386文字
会話率:62%
『俺だけの森・オフライン』
リアルな環境音と小気味よい伐採感触が売りのフルダイブ型VRゲームだ。
主人公(ゲーム内名:イソカ)は開始時の不注意から、3年間は終了不可な状態になってしまう。けれどその間の生活は国が看てくれる事になった。
24時間、毎日ゲームに没頭できるとか、楽しむしか無いぜ。イソカは斧を手に取る。癖の強い仲間と共に木を伐りアイテムを手作りし、モンスターを倒せ。目指すはマイホームだ。
想いの力がシステムに認証された時、世界には新たな奇跡が吹き荒れる。
彼はこのさき木これる事ができるか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-01 18:04:55
182890文字
会話率:44%