「おお、ザイナスよ。おまえは信仰を何処にやった」
全ての人が天上の十二柱を信仰し、来世が約束された世界。その中でただひとり、ザイナスは無信心と宣告された。
このままでは、死んで屍鬼に堕ちるどころか、教会挙げての聖伐対象になりかねない。なじみ
の司祭の勧めで急ぎ大聖堂に向かったザイナスだが、その途上、国軍兵士に拘束されてしまう。
ザイナスを捕らえた王都執政官オルガの告げるところ、これはもはや地上の問題に非ず。ザイナスの魂は天上の賞牌にされ、それを刈るべく十二柱筆頭の御使いが降臨しているという。
生まれながらの災難続き、厄憑きとまで称されたザイナスは、役にも立たない卜占だけを頼りに、彼の魂を刈ろうと競い合う十二人の御使いと対峙する。何の力も加護もない彼に唯一残された対抗手段とは――。
現代日本の宗教感を紐解き、信仰とは何か、神とは何かを問い掛ける――的な。嘘です。こう、目を細くして眺めてみるとわかりますが、端的にハーレムもののギャルゲーです。
とはいえ、いわゆるゲーム的なお約束やメタな要素は省いた造り。むしろ、そうした見掛けに理屈を抉じ付けているので、SF的な風味があります。警察が怖いので言いませんが、ぶっちゃけSFです。
地の文多め、ルビ多め、視点で呼び名が変わることも間々ありますが、適当に読み飛ばして貰えれば。
全17章65話で書き終えています。誤字脱字以外はなるべく書き換えないつもりです。
機会があれば、ぜひザイナスくんの災厄を気長にお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-08 16:30:00
10071文字
会話率:25%
かつて世界に侵略を進めた魔王は、勇者コミュニティによって倒された。
未曽有の危機からの脱却の後、世界最大の大国であるディアマンテ王国で、平民が一斉に解雇される。
拷問レベルの作業をこなす事務室には、ホーラスという青年もいた。
ろくで
もない理屈で追い出されたホーラスだが、悲観している様子はない。
史上最高のゴーレムマスターである彼は、希少金属を求めて他国へ歩き始めた。
のだが、その間に行われたとある式で、ホーラスの秘密が明かされる。
猛者を束ねた勇者コミュニティ、その師匠だったのだ。
逃した魚は大きい。
頑固な王たちを嘲笑うように、勇者コミュニティもホーラスのもとへ。
高い借金と数々の愚行で王国は悲鳴を上げ、ホーラスたちは幸せをつかむ。
臨終間近の王国の運命は、ホーラスたちの行く末は、果たしてどうなるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-08 13:34:59
558300文字
会話率:48%
「好き」を信じられないオッサンが、好きを簡単に使う若者(男)と同棲している。ささいなことで喧嘩になるも、変なルールと理屈で仲直りする物語。
最終更新:2024-10-08 12:29:34
3720文字
会話率:52%
主人公コユキは腐女子で理屈屋ニート、意識高い系のアラフォーだ。
ある日突然現れた悪魔は、家族の魂を奪い去って行った。
唯一頼れるのは幼馴染の寺の息子でフィギュアオタクの善悪(ゼンアク)、只一人。
様々な経験や訓練を積み、徐々に聖女と聖戦士
として目覚めていく肥満気味の二人は喧嘩と勘違いを繰り返しつつも友情を深めていった。
次々現れる悪魔や魔王にも、お得意の屁理屈を披露する食欲重視のコユキ。
サブカルオタクで料理上手、時々サイコな善悪和尚。
ちょっぴりマニアックな二人が活躍するハチャメチャ・コメディ・ダークファンタジーである。
この物語は謎の存在、「観察者」の目線で紡がれた、天使と悪魔、地球と生命、過去と未来のお話です。
~note~
本作は【改訂版】になります。
【堕肉の果てⅠ~悪魔たちの円舞曲(ロンド)~】
【堕肉の果てⅡ ~暴虐の狂詩曲(ラプソディー)~】を
【堕肉の果て ~アラフォー肥満気味のアタシが聖女、だ……と……⁉ 幼馴染の彼と力を合わせて、悪魔や魔王に喝だ! 喝ー‼ ~】
に一本化させていただき、新たに【~苦痛の葬送曲~】を掲載しました。
今後の観察者シリーズ執筆にあたり、このような形にすることがより読みやすくなると判断致しました。引き続きお付き合い頂ければ幸いです。
※作品はアルファポリス様、ツギクル様、note様にも掲載しています。
※挿絵が頻繁に差し込まれます。
お手数でございますが苦手な方は挿絵表示機能をオフにして頂くことをおすすめします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-08 10:49:21
2356866文字
会話率:40%
ヽ(^o^)丿m(__)m(*^^)v<(_ _)>(#^^#)_(_^_)_!(^^)!_(._.)_\(^o^)/(^^♪♪♪♪♪♪♪
旧世界→強制排除(;´∀`)→脱獄→ア・フ・ポ・スお引越(;^ω^)?
転生したかも?・
したみたいなので、頑張ります とにかく、頑張りま!
しばらく、生きてみて、人格形成が出来て来たみたいです。
闇雲に頑張ってます!
とにかく、強さを求めて、頑張ってます。
かなり、チートに成って来てます。
基本的には、戦うことは、好きだけど、争いごとは、嫌いみたいです。
結構、理屈、ぽいです、が、無頓着、ぽいです。
物!♪創りと!♪お祭り大好き❤♪?
初めての、恋人❤♪?
かなり、スキンシップ、が、お好き❤♪?
やることが、無茶苦茶、に成って来た、感じ?
正義感有り過ぎ?
改正、改革、改易、隣国消滅、やり過ぎ?中二病的?、性急過ぎるかな?
この先、どうなるの?みたいな♪楽しみかも❤♪
旅の恥は終わった後でm(_˰_)mm(_˰_)mm(_˰_)m旅が楽しくて❤♪止まれません!❤♪
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-08 00:00:00
6003865文字
会話率:17%
超光速宇宙艦を駆る、武力行使を厭(いと)わない宇宙生活者ドラグゥン・エトランジェ(傭われ宇宙艦乗り)。そのレギオ(編団)・グリフィンウッドマックは、パイロット(操艦担当)に赤髪(しゃくはつ)のリサ・テスタロッサを迎え、新しい仕事に飛び立った
。音信不通になった地上開発基地、白寒(びゃくかん)の惑星に降り立った彼らに、見境ない攻撃の砲火が襲い掛かる。清幽の氷地に繰り広げられる死闘、そしてその先でグリフィンウッドマックたちが見たものは・・・。紅のドラグゥン続章、脱稿披露。
文調表現クセ強め 漢字多い ルビ乱発 全182話で完結
理屈・説明の部分は斜め読みしても大丈夫
【カクヨム】で上付きルビ表記スタイルで掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 12:10:00
69298文字
会話率:47%
「かびたパンと腐った食事を用意しろ」と命じられた料理人の戸惑いと、思わぬところから伸びる助けの手。
ドアマットヒロインに時々ある「食事はかびたパンに腐ったものばかりで」という設定に「硬いパンに薄いスープならわかるけど、腐った食事って用意す
るのって大変じゃね?」と思って書きました。
「わざわざいたんだ食事を用意する理由」を突き詰めた結果、理屈っぽいストーリーになったかも。
ざまぁは下準備まで。ヒロインが頑丈でドアマット感薄いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 23:56:52
14595文字
会話率:30%
現世においてプログラマであった男が陸穿災害に巻き込まれ異世界に転生する事となった天使の女の子の物語である。
チートスキルを選択し天使の女の子として転生した。
しかし5歳の時点で成長が止まり呪われただの堕転しただの言われ天界から追放されてし
まう。
非力な身体と伸びなくなった魔力、無双とはほど遠い条件の中で過酷な異世界を創意工夫で生き延びていく事となった。
一時は冒険者として日銭を稼ぐ生活をするものの、天界を追放された時と同じ理屈で非難され地上社会からも追放されてしまう。
そして、行宛の無くなった天使幼女を拾ったのは魔族の王であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 05:56:57
41676文字
会話率:23%
大好きなアーティストのライブチケットに当選し、幸せ絶頂だった普通のOL・小野塚麻衣。
そんな幸せの絶頂だったのに……彼女は不慮の投身自殺に巻き込まれ、即死。
そして、いわゆる「異世界転生」してしまう。
しかし元の世界への未練もたっぷり残した
彼女の記憶は、女神達に消去されることも拒絶するほどに頑固で、彼女自身も異世界に転生したことを納得できないでいた。
それでも彼女の魔力適性の並外れた高さを惜しむあまり、彼女を迎え入れた世界・「ゴラニア」の女神はちょっとした嘘をついて、彼女を強引に丸め込む。
何せ、ゴラニアでは優秀な魔術師を常に応募中、随時急募の人手不足な状況。
転生を受け入れなければ、どうせ魂ごと消滅してしまうのだし……利用しない手はない。
そうして彼女達は「マイ」を自分達の世界に引き込むため、即席の目標を与える事にしたのだった。
「この世界では(努力すれば)魔法を作る事ができる」
「だから、元の世界に帰るための魔法を作ればいい」
女神の言葉を信じ、ようやくマイも異世界転生とやらを受け入れるのだが……。
しかーし! この世界の魔法はそんなに単純なものではなかったッ!
「ファイア!」って叫べば、手から火が出る?
フハハハハ、残念だったな! それは幻想だッ!
しっかりと理解して発動しなければ、魔法は手からどころか、尻からも出ない!
そんな雁字搦めの理屈に塗れた魔法社会に叩き落とされたと同時に、困惑のズンドコにも突き落とされたマイ。
それでも、元の世界に帰る魔法を作るために。
そして……自分を巻き込んだ、もう1人の転生者をぶっ飛ばすために。
彼女は不承ながらも、異世界の魔法学園で生活を送る羽目になったのだった。
※料理名・食材名について:架空の世界の物語ではありますが、料理名までオリジナルで全て付けてしまうと説明が煩雑(無駄に長くなる)かつイメージが伝わりづらくなる傾向があるため、ある程度の名称は現実の物を引っ張ってきています。
※『天使と悪魔の日常譚』(https://ncode.syosetu.com/n7482fv/)の続編です。登場人物は相当にカブっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 05:21:32
424412文字
会話率:55%
はっきりとは覚えてないが、物心ついたときくらいに、自分の中に『何か』があることを自覚した。
得体の知れない時限爆弾めいた感覚。
その感覚は、歳を重ねるたび強くなっていく。
これがいつか最悪のタイミングで爆発するのではないかと、俺はだんだん恐
ろしくなってきていた。
そんな漠然とした不安を抱えていた俺は、高校一年の夏休みを前に命を落とした。
死因は居眠り運転のトラック。
異世界には行けなかった。
代わりに長年抑え込んでた力がドバッと解放されて、この世に舞い戻った。理屈も理由もわからずじまい。
とりあえず人生をまた続けよう。あと新鮮な生き血飲みたい。
そしたらクラス一の美少女が刀持って殺しにきた。
……なんで?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 11:05:46
40698文字
会話率:25%
フジ・カケルの正体は、かつて侵略者たちから地球を守ったスーパーヒーロー“アブソリュートミリオン”の息子“アブソリュート・アッシュ”だ。
地球にやってきたフジは、父ミリオンから仕送りをもらい、全てを酒、タバコ、女、ギャンブルに叩き込む浪費
家のクズ野郎!
地球で欲望の赴くままに醜態を重ねるフジは「一族の恥・究極のクズ・“アブソリュート・トラッシュ”」と呼ばれるようになる。
仕送りをストップされ金に困ったフジは、ある日異星人ヤクザの経営する違法パチンコ店を襲撃し、1000万円を強奪する。
そしてその場に居合わせた“オタサーの姫”の大学生・鼎を気まぐれに助け、手を組むのだった。
暗躍する異世界人ゴア族、覚醒の時を待つ破壊神GOD……地球にはまた、危機が迫っているというのだろうか!?
クズ野郎系ヒーロー、オタサーの姫、パワードスーツを着る石頭の警察官、セクシー女幹部、女子高生姿の姉らと、金と屁理屈をこね回すクズ野郎系ヒーロー譚!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-04 22:20:58
1743392文字
会話率:60%
「なんで箒が空飛んでるんだよ……」
ある日、北野浩一が鉄道模型を買った帰り。不意に足を踏み外したかと思えば、気づいたときには見たことのない景色。聞いたこともない地名。どういう理屈か、空中に浮かんでいる箒。
そこは、箒に跨り空を駆けること
ができる世界であり、箒を主とした交通の発展した異世界だった!
地形をある程度無視し、それなりの速度で移動することができる箒。
しかし万能なように見える交通にも、弱点があった。
重量制限と、航続距離。その二つの制限を抱える箒は物資の輸送を苦手としており。
けれどそれらは、浩一が好きな鉄道こそが得意とすることだった!
列車はおろか、蒸気機関なんてものすらない世界で、イチから鉄道を築き上げる。
大量貨物の長距離高速輸送を目的とした、
異世界における鉄道開拓物語! 出発、進行ッ!
他の連載作を優先する都合などで、更新は定期では行えないです
ご了承ください
第19回書き出し祭り参加作品です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 15:20:03
168449文字
会話率:37%
屁理屈を並べ、ひねくれた理論を展開する主人公 鳴海心。 よく言えば現実的と言うのだろうか。だが、そんな人間に友達が出来るはずもない。
常に一人ぼっち彼はある日から、近所に住む女の子を彼女の両親に代わって面倒を見るようになる。
なんでも『訳
あり』らしい。
普通とは違う人間に触れ、新たな世界を見つめていく。
過去に何があったのか、そして未来はどう動くのか。
自由に捕らわれ、自由を見下す彼らの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 05:52:01
52859文字
会話率:42%
バイト先の喫茶店で棒読みの告白劇を繰り広げ、そして振られた女の子。彼女は同じ学校の先輩だった。
泣いていた(?)彼女は、なぜかいきなり僕の名前と年齢を訊いてきて、それから毎日やってくる常連客になった。
そうして三ヶ月経って、思う。
……な
んか、もしかして。先輩って僕のこと、好きなんじゃないかな……。
恋に理屈があってほしくて色々企てた先輩女子と、す、好かれてる……かも……? なんで? な後輩男子。ちょっとめんどくさい高校生ふたりのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 22:03:42
9976文字
会話率:56%
ある日突然、うどんが人間を襲いはじめた。恋人たちは箸を武器にしてそれに対抗するが……。
最終更新:2024-09-29 16:53:06
2000文字
会話率:24%
一見普通の女子中学生、ミコトの通う聖山学園には「人を食う怪物」がいるらしい……
割と単純な男子高校生、イツキの通う聖山学園には「人気者の先生」がいるらしい。
屁理屈好きの講師、イヌカイの勤務する聖山学園には……「得体の知れない男」がひとり
闊歩していて。
それから「その男」の自宅には……?
これはそこから始まった、二つの世界をまたぐ長い長い物語。もしくはその序章だ。
生きるとは何か。人間とは何か。想いとは何か。
――もしかするとそれらは全て、「繋がる」という言葉に集約されるかもしれないけれど。
意図と糸が絡まる人の世界で――少女は叫ぶ!
※ これはAmebaブログ「想像の箱庭‐SHU_ZENの書き溜め小説」にて連載している「世界創造××」に再度加筆・修正・改稿したリメイク版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 23:51:48
1254571文字
会話率:41%
※この小説は"上海アリス幻樂団"の"ZUN"様が製作、運営が指定する管理キーワードの内に該当する『東方Project(F0004-4)」の二次創作です※
※当作品は「pixiv」「ハーメルン」にも投稿
しています※
―――何時の陽の夏だったろうか……。
偶々開いたその世界は、心無くて心許無い灰色の目をしていたが、見惚れてしまった。
きっと、それは、夢現な感覚でしかない、幻なのだろうけど……
[幻想]
多色異能を持ち合わせた青年“陽月(ひのづき)さくら”は、或る日――文字通り現実逃避という、異世界進出を果たした。
理屈や、その後の目的は無かったが、それでも尚、嫌々しく働く頭は、下向きに直向きな黄昏を止める様に、着座している階段の頂を見上げ、行く先は、神社へと足を運ばせた……。
[現実]
『東方projectの二次創作設定を幻想的に始める』が題材の、大凡原作重視の凡そ物語に構成しているつもりの小説です。
序と言っては何ですか、ラ××メなんかが主目的だったりします……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 12:04:23
469578文字
会話率:40%
―ダメヒロインを勝ちヒロインに変える方法、伝授します。
奇行あざとヒロイン、屁理屈陰キャヒロイン、ハーフストーカーヒロインや百合ヒロインなどの様々なヒロインに出会い恋愛を相談されてしまう、クラスの透明人間「中谷匠」
この夏の間に、ヒロイ
ンの座を勝ち取れ!!
♡ ▲ ♡ ▲ ♡ ▲ ♡ ▲
本作は学生として青春などを謳歌せず透明人間でありたい高校1年生「中谷匠」とそしてその周りに集まったクラスの三人の美少女ダメヒロインたちを相談しながら勝ちヒロインの座を取らせるためにサポートする
ドタバタ青春夏ラブラブコメディです。
勝つ可能性あり、負ける可能性あり。
共通点はみんなダメヒロインであること。
この熱い恋愛見届けろ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 21:00:00
10898文字
会話率:40%
人は過つ。
それは必然だ。遺伝子に刻み込まれた必勝法。それを駆使した者のみが生き残った。
だがそれが本当に正しいのか?偶然の産物に支配された積み重ねが最も正しい選択だとそう言えるのだろうか。
しかし人はそれに反することができない。
論理、理屈、予想、勘。その全てがそれを否定しようとも、抗うことはできない。
人類は弊害として究極的な利己主義に囚われ続けている。ほんの些細な日常が失われることを恐れるあまり、簡単に他者を犠牲にする。
それが些細な日常ではなくなったら?今度は自意識を侵されようとしたら?
選択肢にあるのならば、やはり世界を犠牲にするのだろう。
人類は利他主義を敬愛する。決して叶わぬことへの羨望を抱く。泰平の最中、見せかけのそれに安堵する。
それらを理解しながらに人類はただ、緩やかに破滅を見つめている。
どうすることもできないのだ。それは調和を説き続けて今に至る歴史が証明している。
だからこそ。
人の条理に縛られぬ存在。
歴史が語るイレギュラー。
統一された絶対意思。
究極的に完成された利他主義。
人類を統べる××が必要なのだ。
××を妄信すればいいのだ。
××の元で平和の虚像を共有すればいいのだ。
そしてそんな××が隣人になれば虚像は永遠になると。
そう確信している。
だから私は。
××を創ることにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 23:13:52
25042文字
会話率:29%
幼馴染である鏡野遥の高校でのあだ名は「名探偵」。学校で生じた小さなトラブルを"なんとなく"で解決してしまう。
今日も落とした消しゴムの落とし主を当てるものの、自分はその推理に理屈が伴ってないことが無性に気になり――そんな
小さな学園日常ミステリ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 01:11:15
6616文字
会話率:63%