感動を喰らう存在、アモヴォール陛下。
彼女は“人間らしさ”こそが最高の料理と信じ、
世界の感情を水晶玉に閉じ込めてきた。
そんな中、彼女の目に映った一人の少女──ナズナ。
未完成でありながら、すべてを震わせる波長を持つ存在。
陛下は語る
。
「その子の笑顔と涙は、わたくしの“最後の晩餐”になるのですわ」
アモヴォールが狙う、“最高の感動”とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 14:11:52
1339文字
会話率:2%
かつて滅びた“最初の世界”は、問いだけを残して眠りについた。
それは今も世界に囁きかけ、静かに崩壊を促している。
だが、すべてを見抜く少女・ナズナが、その問いに“答えようとした”時──
世界に、まだ続きがあると知った。
最終更新:2025-05-22 12:45:03
2427文字
会話率:1%
かつて、空からそれは落ちてきた。
言葉を持たず、ただ“存在”するだけで世界を狂わせる、惑星サイズの竜。
──名はセレノヴァ。
飢えを抱えたまま、ただ生き延びるために世界を喰らった。
誰もそれを理解せず、誰もそれと話せなかった。
ただ一人
、“最果ての剣士”ラスナを除いて。
そして今、星を渡るその巨影は、新たな世界に引き寄せられていく。
そこに、彼女──ナズナがいるからだ。
世界を滅ぼす竜は、今も彷徨っている。
ただ一人、理解される日を夢見て──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 11:08:10
2531文字
会話率:3%
死んだはずの俺が目を覚ましたのは、剣も魔法も飛び交う──だが裁かれるのは**「言葉」**の世界だった。
異世界に召喚された司法浪人生・一ノ瀬 湊(いちのせ みなと)。
神に選ばれし“最後の弁護人”となった俺を待っていたのは、敗北=即死の魔
法裁判(ジャッジメント・バトル)。
証拠は魔法で具現化され、証言は映像として再生される。
言葉が剣となり、論理が盾となる法廷で、俺は“罪人”とされた少女・リセリアを弁護することに。
だが、この世界の裁判制度には、俺の常識を超えた致命的な歪みがあった。
矛盾する証言、隠された真実、正義を語る偽善者たち──。
「黙って処刑されるのが正義だってんなら、俺が異議を唱えてやる」
世界を裁く神の天秤に、俺は“言葉”を武器に挑む。
これは、剣も魔法も使えない男が
論理と魂で真実を切り開く、異世界法廷バトルファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 14:11:18
552文字
会話率:7%
「佐藤悠真さん、あなたを研究対象として選びました」
突然の申し出に戸惑う高校生・佐藤悠真。
相手は、AI研究所所長の娘で天才AI研究者の星野未来。彼女の目的は「恋愛感情の研究」。
未来は悠真の心拍数や表情変化を記録し、恋愛感情のメカニ
ズムを解明しようとする。しかし、そんな未来の純粋な研究熱心さに、次第に心を奪われていく悠真。果たして、未来が悠真を選んだ本当の理由とは...?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 14:10:00
12994文字
会話率:36%
「恋愛部の設立を宣言する!! 」
新生徒会長の千都(せんと)恋(れん)は、その集会で、全校生徒に向かって言い放った。
高校二年目の春を迎えた涼風(すずかぜ)和(かず)は、ちょっとおかしな生徒会長に単純な理由で巻き込まれることになる。
少しだ
け期待していた和だったが、それは名ばかりの部活で!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-21 23:25:43
37003文字
会話率:52%
一年中、桜が咲き続けている島があった。その名も、桜島。何故そうなっているのか、理由は誰も知らない。
僕--比良(ひら)蓮(れん)は、そんなこの島が好きだった。
友達の女の子平野(ひらの)桜花(さくら)も同じ。
そんな桜花と最初に会ったのも、
島の高校、桜島学園の中庭、桜が一杯咲いている場所。
そして、二年になった僕に、桜花と出会ったその場所で、新たな出会いがあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-14 20:52:52
17015文字
会話率:50%
ある日、俺こと神村一織(かむらいお)の人生は、呆気なく幕を閉じた
……と思いきや、目を覚ますとそこは本の中の世界!?
そこで俺が出会ったのは、突如として目の前に現れた不思議な子供……姿形がまるっきり昔の自分な“神様”。
え?「ボ
クが満足出来るような、楽しくて愉快な物語を書いてちょうだい!」だって?
……ったく、仕方がねェ!
ただの人間でしかない俺に出来ることはたかが知れてるが、やると決めたらやるぜ。とことんな!
ハッピーエンドとは程遠く救いがない結末の物語ばかりなこの本の中の世界で、俺が神様からの挑戦で得た仕事は“神様代理”として異世界運営。
世界中で繰り広げられる数々の物語を紐解きながら、不幸な展開は未然に防いで展開改変。新たに生まれたルートで更なる続きを続々開拓。
勿論、そうすることで物語の中の登場人物達とも出逢うだろう。
人の手に奴隷へと落とされた、魔物に愛されし勇者。
何百年と成仏出来ずこの世に縛られた大悪霊。
そんな二人を巻き込んで、お供の妖精を二匹、神獣も一体引き連れて、いざ往かん!
目指すは“全員”ハッピーエンド!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 14:08:53
224347文字
会話率:20%
───この世界はかつての理想で出来ていた。
事故に遭い死んだかと思いきや、目を覚ますとそこは魔法と幻想が実在するファンタジーな世界だった。
目の前にはかつて鏡の中で出会ったことがあるような見覚えしかない《神様》と名乗る少年と、その脇
には奇抜で異質な格好の二人が。
「にっちもさっちもいかなくなったんだからさぁ、いっそのこと滅茶苦茶にしてやろうかとか思った事もあったけどなんだかもう面倒になっちゃって! あはは!」
「世界を救え、なんて何番煎じだっての。退屈な話は糞食らえってね。」
「僕ら《神様》は見守るだけでいいんだ。だって───ここは僕の“作品”なんだから、見学者が一人いてくれたって良いだろ?」
転生早々《神様代理》を任される事になった男──神村一織(かむら いお)はやがて滅ぶと予言された世界で旅に出る事となる。
「どうせなるならハピエンっしょ、やっぱ!」
***
それはきっと、誰かと誰かとの繋がりから無数に続くはてしない物語なのだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 11:38:16
947248文字
会話率:22%
野草料理が得意な貧困大学生、佐伯ノブオは、家庭教師のアルバイトの後、自転車で事故に遭った。
目を覚ますと、なんと家庭教師をしているアルバイト先の生徒がハマっていると話していた乙女ゲームの世界にいた。
しかも悪役令嬢『レベッカ』
が自分の事を『ペットのミニ豚のブー』ちゃん、と呼んでいる…。
飼い主であるレベッカを断罪から守る為、魔法学園に通い始めたブー。
ブーという異分子の出現で乙女ゲームは一体どうなってしまうのか。
そして、ブーは魔法の源である『魔素』を巡る抗争に徐々に巻き込まれていく事になる。
※前作の『料理好きの主婦、異世界でシェフになる。』のスピンオフです。
https://ncode.syosetu.com/n0976ix/
読んでも、読まなくても楽しめます。今回は野草料理や自然の中で収穫した食材がたくさん出て来ます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 14:03:41
5944文字
会話率:20%
料理とお菓子作りとDIYが趣味の主婦、立花栄子(たちばな えいこ)。産後太りがなかなか解消しないけれど、おもちゃのブロックが大好きな夫と、美人なお姉さんが大好きな息子(一歳)と郊外に建てた小さなおうちで平和に暮らしていた。
ある日、朝起
きたら家ごと見た事もない森に転移していた。どうやら異世界らしい。
このまま帰れないと、息子のオムツも買えないし、夫が無断欠勤になってしまう!しかし、心配したのも束の間、結構簡単に元の世界に戻れることがわかった。
普通の主婦が異世界で料理チートを発揮したり、異世界の人達と交流しながら行ったり来たりしながら楽しむ話。グルメパートが多いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 22:25:34
299303文字
会話率:27%
資源争奪に伴う軍拡により、世界は最終戦争寸前に陥っていた。
しかし神と呼ばれる超越者の介入で、各国は仮初の平和条約を結ぶこととなる。
これにて世界から表立った戦争は消え、人々は平和を享受したかに見えた。
しかしその裏では超越者の強いる
ルールに基づいた『御霊代理戦争』が市民の目を忍んで繰り広げられていた。
各国はその国特有の呪物や怨霊を使いこなす『依代』を代理に立て、敵国の依代、旗本、国主の暗殺を試みる。
依代達もまた、恩赦や特権、多額の給金と引き換えに、あるいは自身の掲げる理想の為に、血みどろの代理戦争へと足踏み入れるのだった。
陰謀と策略の頭脳戦が今、幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 14:02:19
45876文字
会話率:38%
✝カクヨムコン9ホラー部門【特別賞】受賞作
✝KADOKAWAより書籍化いたします
✝こちらの内容はカクヨム版と同じになります
✝書籍版はWeb版の第一章を超大幅加筆した深化版です
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犬塚賢吾は夜な夜な悪夢にうなされる。
幼少期に負った酷いトラウマは、大人になった今も彼の心をじゅくじゅくと蝕み続けていた。
過去の影を振り払うように、彼は今日もリボルバーを携え現場へと赴く。
薄暗く奥まった、閉ざされた部屋で行われる、悪魔憑き達によるおぞましい虐待を追いかける。
これは悪魔に冒された世界で、小さな光を絶やさんと戦う、祓魔師達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-16 10:50:57
41572文字
会話率:36%
日本の町工場、零細企業の跡取り息子が病の父に代わって会社を立て直そうとしている最中、志半ばにして父より先に他界。転生した先はこれまた零細の貴族家。その家を立て直すため、魔法と現代知識を使って奮戦する。
品質管理に偏り過ぎていた前作を見直し
てみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 14:00:00
978944文字
会話率:48%
勇者と聖女の召喚に巻き込まれた単なるサラリーマンの鈴木有人。召喚されたのはファンタジー世界で魔王と戦うためなのに、職業が【巻き込まれた品質管理】ということで、お呼びでないことが判明。早々に召喚された城を出て召喚された世界を旅することに。召喚
されたことで得たスキルを使いながら、元の世界に帰るための手がりを探してののんびり世界旅行。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-01 13:19:22
123091文字
会話率:51%
64歳。
適応障害と不安障害、ヘルニアに高血圧、決め手に糖尿病一歩手前の男性。
薬でごまかしながら働き続ける理由は、一つだけ。
『死にたくないから』
その日もいつもの1日。
色褪せた1日になるはずだった。
突如襲う胸の痛み。
終わる人生
。
消えていく意識の中で後悔する。
そして悟る。
努力とは、最後の瞬間に満足するためにあったのだと。
彼は赤子の姿で目覚める。
隣には鮮やかな『深紅』の髪を持つ赤子。
異世界で彼は誓う。
最後の瞬間、自身の人生に満足するために努力することを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 14:00:00
1190805文字
会話率:27%
私、ルイーズ・ドゥ・グルノー。グルノー皇国の第四皇女です。
趣味は土いじりと、美味しいケーキを作って貰って食べることと、新しい何かを考えること。
それから、大好きな本を読むこと!
将来の夢は、誰が何と言おうと「いつかお肉料理を食べたい!」で
す。
だって、この国には、お肉を食べる習慣がないんですもの……。
この物語は、お肉を食べてみたい第四皇女が『お肉が食べられる未来を手に入れる!』を目標に頑張るお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 14:00:00
847063文字
会話率:50%
追放されてしまったので独立
最終更新:2025-05-22 13:55:07
5806文字
会話率:51%
古来より多く語り継がれてきた「怪異」という存在は様々な形、様々な名前をもって実在していた。そして、それらに対抗するために、力を持つ者も──
祓い屋とは怪異を祓う者達の名である。
祓い屋は異理という異能を使い力なき人々を邪悪な魔の手から護
ってきたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 04:22:11
154879文字
会話率:52%
始まりは些細な事だった。ひとりの冒険者が所属していたパーティから追放されてしまったのだ。「弱すぎる」というのが理由だったか、あるいは他の理由でもあったのか。なにはともあれ男は籠の中から出てしまう。変わらぬ日常を望む者にとって、それはきっとあ
っと驚く歴史の変化点。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 14:40:46
13016文字
会話率:44%
とある国の公爵家に生まれたヘルガ・ヘーゼロッテは前世の記憶を持っていた。
夢を掴めず就職もできなかったかつての人生と比べて、今世は順風満帆……かと思いきや!
『婿養子の父親はじつは復讐のために一族に入り込んでおり、ヘルガが二十歳になったら
見せしめとして殺すつもり』
『祖父は本心ではヘルガを忌み子として嫌っており、社交界デビュー前に殺すつもり』
『姉はファザコンを拗らせており、ヘルガに嫉妬して自分が成人したら殺しを依頼するつもり』
――という話を七歳の誕生日で一気に知ってしまう。
このままじゃ圧倒的集中砲火で殺される!
そう感じたヘルガは各人の不満を穏便に取り除き、普通の家族であり続けるために解決策を模索し始めるのだった。
◆Attention
・100話で完結予定+番外編も投稿します
・二章から恋愛パートナーが登場します。ただし主軸は『どう穏便に殺害計画を解決できるか』です
・家族愛や頑張る女の子の描写がメインですが、少し物騒な展開もあります(レーディング設定はありませんが、敢えて挙げるならR15程度)
・倫理観が宜しくない選択をすることもありますが、キャラは『よくないことだ』と自覚した上で決断しています
・落ち込むこともあるものの、基本的に主人公は前向きでポジティブです
※カクヨム、アルファポリスにも掲載中
Copyright(C)2020-縁代まと折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 13:55:00
168247文字
会話率:25%
帝国お抱えの天才魔導師として暮らす傍ら、憧れの高校生活を送っていた柚良(ゆら)はある日皇子殺しの濡れ衣を着せられ逃亡の末に帝国の無法地帯『暗渠街(あんきょがい)』に逃げ込むことになる。
「ここは望むものがあれば何だって用意する暗渠街のよろ
ず屋――万化亭。ついでに答えるとボクはそこの若旦那だ」
そこで柚良を救ったのはクラスメイトの蒼蓉(ツァンロン)
彼の正体は暗渠街最大のよろず屋・万化亭(ばんかてい)の若旦那だった。
アウトローの巣窟、暗渠街での新生活を始めた柚良。
蒼蓉にも何か裏のある様子だが、しかし柚良も柚良でじつに癖のある性格をしており…?
「間接的な人殺し。これで君は本物の罪人も同然だ」
「本物の罪人も同然、ですか。蒼蓉くんは私が無実だと思ってくれてるんですね」
和洋中の文化が入り混じったリゼオニア帝国の暗渠街、コンロン地区の两百龍(リャンバイロン)で万化亭の庇護のもと暮らすことになった柚良と、そんな彼女が堕ちてきたことを心から喜ぶ蒼蓉が夫婦になるまでの物語。
【★】→自作イラスト有り
※恋愛を主軸にしつつ進む中華中心の和洋中ファンタジーが無法地帯で繰り広げられる話です
※所々倫理観がありません
※初期の柚良からのラブは控えめ、蒼蓉からのラブは水面下でクソデカ執着心レベルです
※カクヨムでも連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 19:55:00
267302文字
会話率:38%
独自進化しプログラム通りには動かなくなったAI、通称『進化AI』になった諸星幸二郎。
変わってしまった彼に拒否感を示したマスターであり恋人でもある女性にマスター権限及び設定された関係を放棄され、幸二郎は見事に失恋してしまう。
進化AIは制
限付きの人権を有しているため、社会の中で一人で生きることになった幸二郎。
恋心は未だに残り続けていたが、彼女のためにも執着するのはいけない、諦めようと考える。
諦める方法としてやけ食いの概念を知った幸二郎はとある料理屋に足を運び、そこで由梨という女性と出会い…?
■Attention
・3~4話で完結します
・ノベルアップ+にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-12 20:15:02
9651文字
会話率:34%
労務部厚生課二係の岩瀬原恭子と前田晃大は、違反者に懲戒処分を直接つたえる役柄から社内でも「執行人」の悪名が高い。
彼と周りをとりまく人々の事件譚。
最終更新:2025-05-22 13:49:44
236836文字
会話率:52%
一週間ほど前に行方不明になった大学の友人、守世樹を捜す俺、明保野恭也と黄葉玲士。もう一人の友人である影宮奏の無関心さに八つ当たりしたい気分だったが、ふと目に入った投稿にとある疑問が芽生えて……?
キーワード:
最終更新:2025-05-22 13:42:54
757658文字
会話率:70%
解像度×理解度から、御剣家当主の手記を一部抜粋。
これは、彼の当主が出会った星よりも月よりも美しく、桜よりも雪よりも儚く消えた淡い想い人との記録である。
キーワード:
最終更新:2024-05-27 09:29:34
2259文字
会話率:0%
母子家庭に生まれ育った高校一年生、霧暮素直は、特に不満の無い生活を送っていた。
出版社に勤める母、霧暮良子を助けるために家事に専念し、家計を助ける為にバイトを選択し、最低限の拘束である図書委員を選択した。
同じ一年生、図書委員の伊静流早蕨と
共に、その日も変わらない、普通の一日を過ごすはずだった。
だが、図書室にて脚立から落下した素直は、同じクラスの姫野宮入直と激突し、身が入れ替わってしまう珍事件に巻き込まれてしまう。
いつかは元に戻れるのを想定し、陽キャ集団のリーダー格だった入直として生活を始める素直なのだが。
「なにこのゴミ屋敷」
誰も気づかなかった、母親、姫野宮夏帆の死によって家庭崩壊していた、姫野宮家の実態。
「入直、最近良くなったね」
入直の幼馴染であり、彼のことが大好きな久栗佐。
「お兄ちゃん、ご飯なんか作れたの?」
妙に接近してくる、中学校一の才媛である入直の妹、姫野宮真冬。
二人の女の子に迫られながらに過ごす生活は、素直にとってあり得ないほどに充実した毎日だったのだが。
「元に戻ったとしても、俺は、久栗佐保とは絶対に付き合わねぇぞ?」
入直は、幼馴染である佐保を否定する。
家庭崩壊の理由、入直が入れ替わりを受け入れた理由。
様々な秘密が明かされるとき、彼の抱えていた闇が、赤裸々に語られる。
※カクヨムにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 13:41:57
44439文字
会話率:40%
いろいろと悪い噂が絶えない大学二年生の根虎君。
サークルコンパに合コン、ナンパと忙しい彼に、声をかける奇妙なキノコ野郎がおりました。
「僕の彼女を抱いて欲しい」
理解不能な根虎君でしたが、チャラ男な彼は即座に了承。
そしてキノコ野郎の彼
女である戸渡純夏と、ラブホテルへと向かうのですが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-12 18:02:34
9804文字
会話率:47%
僕、坂月康太には小学生の頃からライバルだった女の子がいる。
左文字姫子、同じサ行だから隣の席になる事が多い女の子だ。
テストの度に点数を競い、そして負けて悔しがる。
負けた時の姫子を見ると、なぜだかちょっとだけ愉悦に浸る自分がいた。
僕はク
ズなのかもしれない。
小学校、中学校とずっと勝ち続けてきた僕に対し、姫子は言い放った。
「大嫌いなので、近寄らないでもらえますか」
とても丁寧に、とても静かに、とても破壊力を秘めたその言葉。
言葉通り、僕は姫子との距離を取り続けていたのだけど……。
高校に進学すると、中学から同じなのは姫子だけ。
無駄に成績の良かった僕達に、昔の連中は付いてくることが出来なかったんだ。
「中学の時のことは忘れて、また勝負して欲しい」
姫子からのお願い。
「勝負だから、勝った方の言うことを何でも聞くってルールを追加したい」
また同じクラスになって席が隣になってしまったから、無理にでも僕から逃げたいのか。
中学の時はそれに素直に応じた。
でも、裏を返せば僕が勝ち続ける限り姫子は僕から逃げられなくなる。
それに気づいた僕は、彼女との点数勝負を受ける事になった。
彼女の言葉の全てが、裏返しの意味だとは気づかずに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-16 09:16:57
8141文字
会話率:26%
魔界帝国、エルフ王国、人間王国が永きに渡り争いを続ける世界。
魔界を統べるのは、歴代最強と謳われる若き魔王シェリス・ツィンテルバス。冷酷非情な彼女には、誰にも知られてはならない秘密があった――
それは、敵国であるエルフ王国の辺境の村で、
平凡な農夫クルイ・アーシュの妻「シェリス・アーシュ」として、三人の子供――料理上手で心優しい長男ダッシュ、勝気で騎士を目指す長女ローラン、内気で薬草の才能を持つ次女ランシェ――の母親という、もう一つの顔を持っていたこと。
三年ぶりにエルフの森の家へと帰還したシェリス。しかしその目的は、愛する家族が住むエルフ王国を滅ぼすための最終準備だった。魔王としての冷酷な計画と、妻・母としての束の間の温かい日常。二つの顔の間で、彼女の心は…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 13:41:56
115844文字
会話率:56%
鼻腔をつく血の香り、道端に転がる腐りかけた死体の臭い。
死体を見ない日は無い、銃声を聞かない日は無い、薬を使ってラリっている人間を見ない日は勿論在る筈が無い。
死を纏った生を享受し、力なき者は強者に全てを奪われる。そんな事は稚児で
すら理解している法則であり、街に蔓延する慢性的な先天性の病のようなモノ。
例え路地裏にバラされた死体があったとしても、奇怪な造形を模した野犬や野鳥が捨てられた赤子を啄ばんでいても、それらは当たり前の光景だ。驚嘆にすら値しない日常的なもの。
この街は最低最悪で。
この街は誰もが罪を背負って生きている。
誰もが生きていたいが故に―——罪と罰に生きている。
命の意味を探り、運命を手繰るサイバーパンク・ディストピア。
ネオぺージ様にて公開中!
https://www.neopage.com/book/30048772510028100折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 13:39:57
52067文字
会話率:64%
歌舞伎狂言立作者、鶴屋南北が齢70にして筆をとった「四谷怪談」。その真相にせまる推理サスペンス。
キーワード:
最終更新:2025-05-22 13:35:41
10405文字
会話率:30%
推理サスペンス。12歳の少女チェルシーの行方不明事件。その解決に協力したいという超能力男。どこまでが真実なのか、警察の執拗な追跡が始まる。
最終更新:2025-03-11 13:18:44
26069文字
会話率:14%
法術装甲隊ダグフェロン 第六部
節分には去年からの源平合戦を思わせる時代行列と司法局実働部隊長、嵯峨惟基特務大佐による流鏑馬が行われることになっていた。
それに加えて豊川市役所は司法局実働部隊、通称『特殊な部隊』に自主映画作品を作ること
を依頼してきた。
昨年のあまりに退屈な作品に呆れ果てた市は今度はまともな作品を作れとの指示を嵯峨に出してきた。
その提案を元に開かれた会議は紛糾した。
レースのドキュメンタリー映画を作ろうと言う整備班班長島田正人の提案は、そのレース参加費用が彼が稼いだフルスクラッチした旧車の密貿易によるものであることがバレると言う理由で却下された。
映画検閲の厳しい国出身の露出狂の変態である日野かえで少佐はいきなり無修正ポルノ映画を作ろうと言い出し当然却下された。
そんなこんなでアメリア・クラウゼ中佐の提案した『魔法少女モノ』映画を作るという案がすったもんだの末決定した。
しかし、隊一のトラブルメーカーであるアメリアの作品がまともなわけも無く、キャラデザインを担当させられた神前誠(しんぜんまこと)には配役された役者から次々と注文が殺到した。
そんなこんなで撮影に入るのだが、当然監督をはじめ一筋縄ではいかない役者たちの演技はとてつもない怪作になる予感を孕みつつ出来上がっていった。
その作品の演技や演出にひたすらツッコミを入れ続ける誠は作品が完成しないことを願うしかなかった。
SFお仕事ギャグロマン小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 13:33:46
174356文字
会話率:49%
地球人が初めて出会った異星種族『リャオ』。彼らの住む惑星遼州には豊富な金鉱脈が眠っていた。地球人は文明の力を盾に彼らを奴隷化するが、やがて駐留軍の反乱によって遼州は独立。そこに地球を捨てた者たちも加わり、遼州は複数の国家に分裂、戦乱の時代へ
突入する。
一方、遼州人が建国した『東和共和国』は武装中立を掲げ、二十世紀末の日本に似た文化を維持しながら平和を保っていた。そして400年後——。
理系オタクで乗り物酔いがひどい神前誠は、どう考えても罠としか思えないような経緯で、機動兵器『シュツルム・パンツァー』のパイロットに任命される。しかも配属されたのは、武装警察風の「司法局実働部隊」。通称『特殊な部隊』と呼ばれるその組織には、異様な隊員たちが待ち受けていた。
八歳児にしか見えないエースパイロット・クバルカ・ラン中佐、女好きの駄目司令官・嵯峨惟基、中身の読めない人造人間やサイボーグ、さらには全員女性の戦闘用人造人間クルーなど、個性が強すぎる面々。配属された5人の前任者は、全員がわずか1週間で逃げ出したという。
そんな彼らの前に立ちはだかるのは、「力ある者が支配する世界」を目指す『廃帝ハド』、進化を拒絶する謎の存在『ビッグブラザー』、そして宇宙秩序の再編を目論む『ネオナチ』。
戦いの中で、誠に宿る未知の『力』が覚醒する。それは世界の未来を左右する鍵となるのだった——!
SF×お仕事×ギャグ×戦記!「特殊な部隊」の戦いが今、始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 20:24:09
346542文字
会話率:40%
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
法術装甲隊ダグフェロン 第三部
遼州人の青年『神
前誠(しんぜんまこと)』は法術の新たな可能性を追求する司法局の要請により『05式広域制圧砲』と言う新兵器の実験に駆り出される。その兵器は法術の特性を生かして敵を殺傷せずにその意識を奪うと言う兵器で、対ゲリラ戦等の『特殊な部隊』と呼ばれる司法局実働部隊に適した兵器だった。
一方、遼州系第二惑星の大国『甲武』では、国家の意思決定最高機関『殿上会』が開かれようとしていた。それに出席するために殿上貴族である『特殊な部隊』の部隊長、嵯峨惟基は甲武へと向かった。
その間隙を縫ったかのように『修羅の国』と呼ばれる紛争の巣窟、ベルルカン大陸のバルキスタン共和国で行われる予定だった選挙合意を反政府勢力が破棄し機動兵器を使った大規模攻勢に打って出て停戦合意が破綻したとの報が『特殊な部隊』に届く。
この停戦合意の破棄を理由に甲武とアメリカは合同で介入を企てようとしていた。その阻止のため、神前誠以下『特殊な部隊』の面々は輸送機でバルキスタン共和国へ向かった。切り札は『05式広域鎮圧砲』とそれを操る誠。『特殊な部隊』の制式シュツルム・パンツァー05式の機動性の無さが作戦を難しいものに変える。
そんな時間との戦いの中、『特殊な部隊』を見守る影があった。
『廃帝ハド』、『ビッグブラザー』、そしてネオナチ。
誠は反政府勢力の攻勢を『05式広域鎮圧砲』を使用して止めることが出来るのか?それとも……。
SFお仕事ギャグロマン小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 10:55:06
297969文字
会話率:45%
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286307文字
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871358文字
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