「ピーちゃん、ただいまあ!」
三十歳を過ぎた男が猫なで声で何を言っているんだろうと、一瞬ふと思った。だが、部屋の奥から駆け寄ってくる愛くるしい姿を見た途端、そんな疑問は消えた。ああ、なんて可愛いんだ。
『クゥン』
「おぉ、おぉ、可愛
いねえ……」
おれはピーちゃんを抱きかかえ、頬ずりをした。
ピーちゃんと名付けたが、この子は小鳥などではない。愛玩用犬型ロボット、ピーマックスだ。発売前から話題になり、気になってはいたが、買うつもりはなかった。それが、大手家電量販店で【入荷しました!】の文字を見てしまい、残り一つと聞いた瞬間に運命を感じてしまったのだ。
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最終更新:2024-11-22 11:00:00
3447文字
会話率:73%
帰ってきて早々、胸倉を掴まれて唇を奪われた。
普段の淑やかさから掛け離れた目で、貪りに掛かる。
女の体質は不可思議なもので、疲労に比例して、理性を壊しにかかる。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
作者は疲れているのかも知れません。
物凄く生々しい恋愛です。R15です。
苦手な方はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 20:25:28
1368文字
会話率:37%
朝目覚めると、柔らかい感触がした。
もう何度も経験した感触。柔い感触。
でも今日は特別な日だから、有難く受け取るとしますか。
まぁ、態度はあえて連れないけれど。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません
。
注意事項2
恋愛です。ガールズラブなのでR15です。
苦手な方はご注意下さい。
お腹空きすぎて、タイトルが勢いまかせ。
プレッツェル美味しいですね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-12 18:23:40
890文字
会話率:56%
「ある日」。「ここ」ではない「どこか」。何かしらの「サービス施設」の中。実際には「スピーカー」が震えているだけの「偽物の声」が、ペチャクチャと「お上品」に喋りだす。チヤホヤうそぶく「猫なで声」を真に受けるのは、おそらくきっと、「個々」という
にはあまりに似すぎた、「鏡面のような顔」をした奴らに違いない。
こんなところで、「場面」は整うだろうか?
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-12 14:05:04
3705文字
会話率:0%
どこにでもいる普通の女子高生、瀬川深幸。特に何か一つに熱中することや、周囲より秀でた才能を持ち合わせず、雑多とある流行を日常に無気力のまま過ごしていた。そんないつもの朝を迎え、学校への登校中にスクランブル交差点で轢かれそうになる少女をほぼ
身代わりになる形で助ける。ほぼ無意識で自分ですら行動の意図がわからず、意識が途切れる間際、無事に助かった少女と目が合う。
そして遠のく感覚に身を任せて気づくと、見知らぬ世界へと飛ばされていた。
しかも肉体は男性という、性転換。
あげくの果てには複数の女性にお世話される「グズ男」と、周囲から認知されているほどだった。そんな現実を否応なく受け入れつつ、身体の主であるループスとしての日々を流されるまま過ごしていく。
そこには人前ではしっかりとしながらも、二人っきりになると猫なで声で甘えてくる複数の世話焼き。街中をぶらついているとお節介にも等しく、我が子のように厳しい言葉で心配してくれる大人たち。何よりもかけがえのないのは、血の繋がりもなければ赤の他人。アウトローという世間から切り離された環境で育ち、さまざまな事情を抱えた家族のような仲間たちが慕ってくれる。日々の生活が苦しいながらもお互いが支え合い、時には馬鹿をやりながら楽しく暮らしていた。
だが深幸にとっては顔や名前、これまでループスという男が積み上げてきた関係性もない相手でしかない。それでも見た目が違う事情を打ち明けると、受け入れる暖かな世界が存在していた。
そんな矢先、街中で兵士と揉めあっている十歳という幼い領主、ユリム・M・ソフィリアという少女と遭遇する。
普通であれば領民と兵士が揉める異様な光景。その理由を知る深幸は、気づくと兵士に対して拳を振るっていた。何よりも周囲にいた大人たちが一切関与せず、ソフィリアを哀れむような眼差しで見放している事実。それに誰からも助けられないと知りながらも諦めない、だけど頼りたい気持ちをひた隠すソフィリアと目が合った。
深幸の行動は国に対する叛逆の意志を持つことを示し、水面下で膠着し続けてきた事態を一転させる。これまで「グズ男」という肩書で生きてきたループスとしての一世一代、領主のソフィリアと手を組んだ共闘で国の兵士と事を構える。
平穏とはほど遠い異世界でのファンタジー生活。見た目を男性と、ソフィリアの執事として勤める百合物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 00:00:00
102597文字
会話率:42%
わたしはエリザベス。
みんなわたしのかわいらしい声ともふもふのヘアーに夢中になってるわ。
男も女もたぶらかし、もうみんなわたしの奴隷も同然よ。
最終更新:2022-03-21 16:11:19
367文字
会話率:54%
吾輩は猫でもある。つまり通常は人間であるのだが、時折、猫にも変化してしまうのだ。
当然ながら、社会生活を営む上で、かなりの不都合が生じてしまう。吾輩はそんな、自らの境遇に、悩みストレスを感じながらも、物書きとしての自分であるときには、猫 人
間ということを分かたずに集中して自分自身に没頭できるのであった。この境遇(猫に変化する体質がかわらないとするのなら、自分は小説家・物書きとして食っていけるようにならなければならない。新たな気付きを見出した吾輩は、きょうも猫として、小説を書こうと決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-04 20:52:35
3876文字
会話率:7%
僕はふう太。生まれて間もなく親から離され、飼い猫として、とあるペットショップの檻の中に閉じ込められていた。そこにハムスターや小鳥の為のウォームマットを買いに来た、のちに大の親友になるはるべえを含む山川一家と巡り合うのである。自分は果してこの
一家の家族の一員に本当になることが出来るのか、その日、そして次の日と気をもみながら、運命の審判を待つのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-15 14:00:00
3962文字
会話率:61%
「よろしくお願いしますね、お義兄さん」
クラス一の美少女、御堂明日葉から告げられた一言で、平凡なシスコンだった矢代恭吾の日常はおかしなことに!
「将を射んと欲すればまず馬を射よ、ですよね、お義兄さん?」
「ええい、誰が馬か。猫なで声で軽々
しく兄などと呼ぶな!」
「いいえ、親族として最大限の親しみを込めて呼んでいますよ? 妻の兄ですもの」
「何度も言うが、貴様なんぞ妹はやらん!」
恭吾の妹、茜音に恋をした明日葉は、彼女と仲良くなるためにクラスメートの恭吾に近づく。周りからは「リア充爆発しろ」と念じられるが、恭吾は妹しか眼中になく……。
「ああ、茜音ちゃんはいつ見ても可愛いわ……」
「まったくだ。茜音ほど可愛い存在などこの世界にいないな」
「私たち、気が合うわよね、恭吾君?」
「そうだな」
「家族になっても上手くやって行けそうね?」
「それはない」
シスコン×ストーカー×ブラコン×ロリコン×+α、全矢印妹向き系シスコメディ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-17 19:00:00
46199文字
会話率:53%
ミチルはもう長い事閉じ込められていた。 犯人は彼女を猫なで声で呼び、時に感情を高ぶらせて罵倒する。 両親や恋人のもとへ帰ろうと、ミチルは決死の逃亡を企てるが……。
「夏のホラー」初参加です。 どうぞよろしく。
最終更新:2012-08-14 02:07:09
7422文字
会話率:15%