煬帝国は、アカバ要塞陥落によって滅びたはずだった。しかし、ふたたびユーラシアの大地には東から再び煬帝国が復活し、旅団を圧倒しつつ世界帝国を作り上げた。
すでに煬帝国は月世界をも支配し、各地の政治犯を強制労働の現場に放り込み、月世界の開発
に利用するようになっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 12:00:00
182375文字
会話率:60%
生まれ変わりを約束する陰陽の太極すなわち渦動結界(タブラカス)。その上に建国された煬帝国は、ユーラシアの民たちに幸せを約束していた。帝国自身もまたこの結界を維持し、また結界によって維持されている。
その結界の破壊を狙っていた鬼没旅団はほ
ぼ壊滅し、残された工作員(エージェント)たちは四散した。しかしケデロンの谷へと攻め込んだ帝国軍もまた、焼き払われ全滅した。その際にケデロンの谷で対峙した秀明と西姫。二人は互いに前世の姿となって相まみえ、相手の正体を知らずに戦いは終わった。
さまよう秀明と西姫は、レユニオン島に至り、期せずして再会した。それぞれは帝国と鬼没旅団とに分かれている二人だったが、家族として互いを想う気持ちが強かった。
そこに二人の娘絶姫が絡んだ家族模様。互いの愛と敵意。それぞれに課されたさだめ。さらに、家族を取り巻くアサシンと神邇たち、工作員だった者たちとが織りなすドラマ。彼らはそれぞれに、先の見えない未来に希望を持ちつつ、懸命に生きる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 12:00:00
91528文字
会話率:64%
生まれ変わりを約束する陰陽の太極すなわち渦動結界(タブラカス)。その上に建国された煬帝国は、ユーラシアの民たちに幸せを約束していた。帝国自身もまたこの結界を維持し、また結界によって維持されている。
この帝国周辺には、結界の破壊活動を行う
謎の鬼没旅団の工作員(エージェント)たちがいた。帝国側はレッドカトリックとともに国術院を創設し、工作員に対抗する帝国側アサシンを育てている。その国術院に、高校一年の秀明と西姫がそれぞれ転入してきた。二人は、アサシン候補生たちの中でもとびぬけた異能を有していた。
それぞれが帝国と鬼没旅団とに分かれた二人。互いに技の研鑽の末に前世の姿となった二人は、戦いの場で互いに相手の素性を知らずに魅かれ合う。そして、戦いの場で相まみえつつ互いに魅かれつつ、戦いを繰り返していく二人。
そこに二人の娘絶姫が絡んだ家族模様。互いの愛と敵意。それぞれに課されたさだめ。さらに、家族を取り巻くアサシンと神邇たち、鬼没旅団の工作員たちとが織りなすドラマ。彼らはそれぞれに、先の見えない未来に希望を持ちつつ、懸命に生きる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-15 16:59:22
113662文字
会話率:59%
中国が隋にとって統一されようとされている時、大和の大王家に一人の王が生まれた。その名は厩戸王、即ち聖徳太子である。
彼は南中国・陳の高僧である南嶽大師・慧思の転生であった。天界より祝福されて生まれてきた厩戸王であるが、産まれた瞬間から世俗
の政治に巻き込まれることとなる。
※極力史実に反しないように書いていますが、聖徳太子が慧思の転生であるという伝説を始め、スピリチュアル要素のある伝承についても作中に取り入れています。
※「九州王朝説」「十二年後差説」「多元王朝説」を採用しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-05 10:00:00
66722文字
会話率:68%