「婚約者との、顔合わせをする。クリスマスの日だ」
17歳の麻里衣は、父にそう言われた夕方、図書室と温室の間にある、秘密の渡り廊下へ向かう。そこには楽譜台と五線譜ノートがあり、麻里衣はかつて、誰かとひみつの文通をしていた。
クリスマスイブ
の、約束の話。
※後日談を投稿できるように、連載形式にしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 18:00:00
7000文字
会話率:25%
「旧世与町」では、人ではない「何か」を視る者が多いという──
※続編始めました※
第一部(一章)世与市に越してきた内気な女子高生、ハル。
彼女は高所から落下する男を目撃して以来、何度も現れる男に悩まされていた。
不思議な中学生、竜太と出
会い、ハルは世与の秘密を知る事となる。
(二章)ハルは異形の者を視るようになってしまった。
ある日背後から彼女を執拗に呼ぶ声が聞こえてくる。
身の危険を感じた彼女は竜太を探し、助けを求めるのだった。
(三章)新生活に慣れてきた頃、ハルは同じクラスの桜木に助けを求められる。
彼はこっくりさんを行った友人の代わりに怪異にとり憑かれていた。
(四章)短い話二本。
(五章)学校の渡り廊下の怪談。
その話に出る霊は友人、大和田の兄である可能性があった。
ハルは大和田の為に渡り廊下へ赴く。
(六章)短い話三本。
(七章)竜太の様子がおかしい。
本来の彼を取り戻す為、ハルは情報を集める。
(八章)周囲が学園祭で盛り上がる一方、不穏な出来事が重なる。
怪しい文字が書かれた物と何か関係あるのだろうか。
(九章)短い話三本。
(十章)体調を崩す女子が多い。
彼女達に憑く黒い手は何なのか。
そんな中、ハルはあるパワースポットで首の折れた男を視てしまう。
(十一章)一連の呪い騒動。犯人の正体を知ったハルは真偽を問うべく相手を呼び出すのだった。
(十二章)呪い事件は終結し、比較的平穏な日常が戻ってきた。
(十三章)クリスマスが近い。
ハルの周りの人間関係はゆっくりと変わっていく。
(十四章)バレンタイン目前、ハルは知らない女子生徒に呼び出される。
彼女は桜木と親しいハルに嫉妬していた。
(最終章)竜太の態度が素っ気ない。
悲しむハルは謎の声を聞き意識を失ってしまう。
目覚めると無人の病院に倒れていた。
彼女は竜太と共に無人の世界から脱出しようと奮闘する。
第二部(第一部の長い後日談)
※本作はカクヨムでも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 18:20:00
609940文字
会話率:28%
主人公・芦名は、同じ弓道部の坂本先輩が好きだ。
部活中の凛と矢を射る姿と、練習の休憩時間や、普段渡り廊下などで目にする彼女の笑顔とのギャップにやられたのだ。
しかし、ヘタレな芦名は、彼女と『友達』にもなれないまま、今年の二月、引
退してしまう。
──そんな芦名にチャンスが訪れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 11:06:09
9555文字
会話率:32%
大学生の朝葵は、ある日の昼休み、噂話で盛り上がる教室から逃げ出した。暑い夏の渡り廊下を歩きながら、朝葵は去年の出来事を思い出す。同じような暑い夏の日、先輩の八緒から、いきなり実家に来いと誘われたのだ。歩けば人が振り返るほど美しい八緒には、「
孤独」「憑きもの筋」など妙な噂がつきまとっていた。巻き込んでしまった先輩の桐人とともに、朝葵は八緒の家へと向かう。着いたのは、古い集落の中で山肌を穿つように建つ、異様な雰囲気の家だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 00:00:00
48291文字
会話率:53%
「わたくしは知らずに、とんでもない間違いをいくつか犯していたみたい」貴族学園の渡り廊下で、伯爵令嬢であるアメリア・エトワールはそう言った。「……例えば?」そう質問したのは、ウィリアム・モンタージュ、アメリアと同じく伯爵家の出身だ。二人の視線
の先には二人の婚約者が、仲睦まじげに寄り添っている。
婚約破棄ものです。ふんわりゆったり、さくっと軽く読めるハッピーエンド短編となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 21:46:32
9006文字
会話率:69%
こうのすFM
フラワーラジオ
ポストメリディアン火曜日
八巻和行の七転び八巻
という番組の投稿コーナー「妄想【愛の劇場】」に投稿した作品をこちらに投稿しています。
毎週パーソナリティ八巻さんのX(旧Twitter)から【作品の
テーマ】が発表されます。
そのテーマに沿って、小説風作品を番組に投稿するというコーナーです。
番組コーナー投稿回数 第八十五回目。
妄想【愛の劇場】#89 渡り廊下
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 18:16:21
1610文字
会話率:30%
昼食に向かう途中に忘れ物をして一人で渡り廊下を歩いていると、五〜六人がかたまって不穏な空気が。
関わりたくなくて、端をそっと通り抜けようとしたのに、誰かに腕を掴まれて巻き込まれていってしまう。
「ピンク頭の男爵令嬢と肌を見せ合うようなことを
していましたのよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-17 17:00:00
3219文字
会話率:61%
幼い頃から婚約者がいるメメリアだったが、彼女はまだ一度も婚約者と会ったことがなかった。会ってみたいと言う気持ちばかりが膨れ上がり、ついに同じ学園に通うことになり会えると思っていたのだが、蓋を開けてみれば3年間も見つからないままで……。
それ
でも学園内の唯一の男女の接点である渡り廊下から、少ないヒントを頼りにメメリアか婚約者を探し続けていたところ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-13 20:00:00
9274文字
会話率:40%
妙は15になってあるお屋敷に奉公に上がる事になった。そのお屋敷には“開かずの間”がありそこには忌まわしいものが隠されているという噂があり、奉公に上がる娘たちに嫌われていた。
「面白いじゃない」妙はむしろ奉公に上がる事を喜んだ、
奉公先の
お屋敷はお綺麗な奥様といかめしい顔の旦那様の2人暮らし。
開かずの間はお屋敷の北側の離れにある。高床式で2間ほどの渡り廊下で繋がれている。時折旦那様が開かずの間に入られる。ある夜妙は床下で旦那様が入られるのを待つ。
旦那様が入られると、旦那様の声とすすり泣きの声が漏れてくる。
・・・誰かいるのか・・・妙の好奇心はいやがうえにも高まる。
ある日旦那様が会社の出張で1週間ばかり家を空ける事になる。妙は薬屋で眠り薬を買って、奥様に飲ませる。開かずの間は南京錠がかかっている。錠を開けて中に入る。8帖ほどの広さがあるが何もない。
入り口が閉まる。突然帰宅した旦那様が扉を閉めたのだ。
旦那様は開かずの間には先妻の娘の霊が閉じ込められていることを話す。今の奥様は後妻で、先妻や娘を殺したという噂が流れている。
開かずの間に閉じ込められて4日目、妙の体に娘の霊が憑依する。
そして開かずの間を飛び出して後妻におさまった奥様を焼き殺す。お屋敷は火炎に包まれて、妙はかろうじて助けだされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-07 10:10:25
11499文字
会話率:10%
「ほらほら、あの娘ですわよ?この間彼の令息と馬に乗っていて・・・。」
あぁ・・・また蜜の時間がやって来た。
ひそひそと囁かれ耳を閉ざしながらディアナは渡り廊下をカツカツと早足で駆け抜けようとする。
関わりの無い者達だからこそ噂
が出来る、関わりが無い者達だからこそ不幸を面白がる。
「アンソニック様も不幸な事故でございましたわね、まさか落馬されるなんて。」
「そうですよね、あの林に大きな蜂の巣が出来ているなんて思いませんもの・・・」
「蜂に刺された馬が暴れて足を怪我なされたそうよ、お可哀想においたわしいわ。」
そう、林周辺に先月は蜂の巣など見なかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 19:13:41
8547文字
会話率:38%
放課後、渡り廊下から好きな君を見るのが日課の私
何の変化もない日が続いていたのだが、偶然、塾の帰りにバッタリ会った大好きな君を見た私は、意を決して告白するのだが、、、
最終更新:2023-08-10 06:00:00
1564文字
会話率:60%
『あなたのラジオネームは何ですか?』
ある日の放課後、主人公・青空 虹七(あおぞら にいな)は学校の渡り廊下であるものを拾う。
「なんだこれ……ラジオか?」
そう、それは少し古びれた『ポケットラジオ』だった。
名前も何も書いていない。
それどころか、壊れているんじゃないかと思うぐらいふるくなっていた。
「そ、それ!返して!!」
突然目の前に現れたのは虹七が学校では見たことなかった女子生徒だった。
次の日、虹七のクラスに転校生が来ることになったのだがその転校生とは………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 12:45:01
217文字
会話率:34%
手を振った、君の気持ち。
最終更新:2022-10-31 15:00:00
238文字
会話率:0%
ドジばっかりの愛璃は体育館に資料を運ぶように頼まれる。体育館に向かうため渡り廊下に出るが、そこに強風が愛璃を襲い――。
最終更新:2022-10-19 10:35:12
937文字
会話率:53%
放課後、部活に向かう途中に顧問に声をかけられて
「男子の練習に向かうのが遅れるから、先に始めとけ」
と言伝を受けた。
面倒事ではあるけれど、
どうせ体育館に向かうついでだし、
と思って歩いていると、
渡り廊下で男子部員の男の子を見つけたの
で、
声をかけて顧問の言伝をそのまま伝える
1年生で入ったばかりの後輩で、
頭を下げて走り去っていく姿は初々しくて可愛い
自分の1年生の時代はどうだっただろうか、
と、去年を思い出しながら
自分も体育館に向かおうとしているところで
不意に声をかけられた折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-27 01:23:07
468文字
会話率:46%
_ねえ、知ってる?
4階の渡り廊下から行ける時計塔には
少女の幽霊がいて、
ずーっと時計の整備をしてるんだって。
時計塔に囚われた少女の霊と
前世の記憶が曖昧な少女のおはなし。
最終更新:2022-07-28 18:15:25
2988文字
会話率:17%
台風が来ると思い出す。子供の頃の忘れ得ぬ一日。
渡り廊下の風の匂い。騒がしかった教室。体育館に響くボールの音。窓際だけ照らされた図書室。校庭で揺れるポプラ。
最終更新:2022-07-08 16:59:13
2942文字
会話率:50%
遠足を明日に控えている私だったが、下校してしまってから遠足のしおりを教室に忘れてきたことに気が付いた。その日のうちに取りに行かなければならず、先生に怒られる覚悟で学校に向かった。
案外すんなりと話が通り、すぐに教室に連れて行ってくれる
という先生。渡り廊下の扉の鍵を開け、向こう側まで歩いていく。ふと目線を下ろすと、そこには高校生くらいの男子が2人座っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-10 00:37:41
1242文字
会話率:23%
【完結。全40話10万字強予約投稿済】男の子のような見目の小柄な伯爵令嬢フィリスは魔術師である。マリアンヌ姫の依頼を受けて、後宮に向かう途中、近衛騎士である侯爵家の子息サミュエルとすれ違う。目が合っても逸らし、挨拶もしない。幼馴染であったこ
ともすでに過去、魔術師と近衛騎士の接点は無くなっていた。ある日、フィリスが中庭で土人形(ゴーレム)の小鳥を飛ばしていたら、渡り廊下を歩くサミュエルへと飛んでいってしまう。しまったと思っても、小鳥を回収しないわけないはいかない。前日に兄のローレンスと雑談中に「もし男だったら」とふざけた勢いで、保管していた性転換薬を使ってしまったフィリスは、その時、男の子になっていた。少しだけ気が強くなっていたフィリスは、数年ぶりにサミュエルと言葉を交わす。男の子だとばれなかったことで気を良くしたフィリスは、女の子だったら絶対に行かない夜の屋台へ向かう。そしたら、なぜか小鳥を追いかけて、サミュエルが現れる。それから何かと彼と彼女は接点が生まれ、かかわるようになっていくのだった。地味で鈍感な魔術師の伯爵令嬢と奥手な美形近衛騎士の侯爵令息が再会し、もう一度関係を紡ぎなおしていくお話。
(構想期間:2021年10月24日~2021年10月26日。執筆期間:2021年10月26日~2021年10月30日。2022年2月3日~3月20日。予約投稿期間:2022年3月11日~12日。(C)柚祈)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-24 07:00:00
112040文字
会話率:42%
名古屋に本社を構える大手興業の山鍋興業の秘密会議室。
その会社の社長である山鍋清彦はある大きな悩みを抱えていた。
そしてその悩みの解決策として、犯罪コーディネーター兼プランナーのレントに前金一億円、成功報酬三億円で契約を結ぶ事にした。
一方、東京の私立秀明館高校には親の転勤の都合に御神蓮司が転校し、直ぐに同級生の大谷亜理紗と秋山妙子、半藤貴新と昵懇した。
御神が転校して来て三週間が経ち、御神の名古屋の友人の山鍋清彦の娘、山鍋佳純と山鍋興業の社員の笹野誠が婚約する事になった。
笹野誠の兄で東京に本社を構える大手興業の山光興業の部長の笹野透が主催者の、山光興業が名古屋の金山に開業するスカイタワーというホテルのオープンパーティーに御神が招待される事になった。
その同行者達として同級生の秋山妙子、大谷亜理紗、半藤貴新、同じく同級生の三堂賢悟、宮内守もそれに参加する為、名古屋に行く事になった。
御神一行は道中、佳純と出会い、目的地まで着き、その見上げた先には山光興業と大手商社積王商事が共同出資した山光興業のスカイタワーと積王商事のグランドタワーから成る高さ百五十メートルを超える二つのホテル、名称ツインホテルがあった。
ホテル内から両ホテルを行き来出来るのは、三十階にある二つのホテルを結ぶ渡り廊下しか存在しない。
二つのホテルのオープンパーティーは、同日の同時刻で開始されるとの事だった。
御神一行はオープンパーティー会場に向かうが、その途中突然後ろの方を歩いていた半籐が渡り廊下の扉が二枚共開いている事に気付き、グランドタワーへ興味を持ち、行きたいと言い出し、亜理紗と三堂がそれに付き合わされ実際に行く事になった。
しかし、スカイタワーへ戻ろうとしたが、その時には透が既に施錠した後で、三十階から戻れなくなってしまい、外は豪雨の事でそのままグランドタワーのオープンパーティーに参加する事になった。
しかし、その最中、唐突に両ホテルでハイジャック事件が発生した。両ホテルのハイジャック犯達の目的は共通で不明で、それを訊いたら者は直ちに打ち殺すとの事。
両ホテルの人質達は二手に分かれて貰い、その人質のランクをクジ引きで決める前代未聞の事が起こった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-19 10:57:29
171544文字
会話率:47%