★“道具”になりたい薄幸少女とお嬢様とメイド達で送る、ダンジョン経営ライフ!★
「ファイさん! わたくしのエナリアで、働いていただけませんかっ?」
「うん、いいよ、ニナ」
「即答っ!? よ、よろしいのですか? わたくしのエナリアは今も
絶賛、経営難。いわば沈みかけの船……。いえ、泥船なのですがっ!」
「うん、大丈夫」
「迷い無しですわっ!?」
そんな、何とも締まらないやり取りで始まる、異世界人2人によるダンジョンの経営。
ファイとしては、自分を“道具”で居させてくれるのなら誰でも良く、ニナに至っては、
(ファイさん! 顔が……いいえっ! 存在が、天才すぎますわぁ~~~! はい、採用っ!)
ただの思いつきだった。
しかし、そうして始まったそれぞれの“幸せ”を探すその日々は、2人にとってかけがえのない思い出になる――。
●あらすじ
白髪金眼の剣士『ファイ』。幼いころに誘拐されて戦闘の道具として育てられた彼女は、幸せだった。必要としてもらえる。生きていて良いのだと言ってもらえる。それだけで、ファイは心の底から幸せを噛みしめることができた。自身を誘拐した人々でさえ、ファイにとってはかけがえのない“恩人”だった。
しかし、ある時。『エナリア』と呼ばれるダンジョンの中で、彼女はそんな恩人たちと離れ離れになってしまう。
戦闘しか能のない自分は、これからどうなってしまうのか。このままでは、何もできない“人間”に戻ってしまう。そんな彼女の前に現れたのは、エナリアを管理していると名乗る異世界の少女――『ニナ』だった。
彼女は、自身のエナリアを「ウルン人とガルン人の両方が幸せになれる場所にしたい」と夢を語り、その夢にファイを巻き込もうとしてくる。
本来、両者は狩る・狩られるの関係であり、共存など不可能だ。
しかし、ウルンで最強の証である白髪のファイと、能力を持たない最弱種――人族でありながら最難関のエナリアの経営を任されているニナ。そして、2人を支える個性豊かな使用人(メイド)たち。
彼女たちの力が良い感じにまとまりさえすれば、夢物語も現実になる……かもしれなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 18:13:50
187764文字
会話率:41%
十年前、街を去った少女・水無瀬沙羅。
別れの言葉すら交わせずに離れたあの日から、彼女の人生は静かに沈んでいった。新しい環境に馴染めず、家族の崩壊を目の当たりにし、ただ「いい子」として振る舞いながら、心の奥で孤独を抱えていた。
それでも、
心のどこかに残り続けていたものがある。幼い頃、池のほとりで見つめた蓮の葉の記憶。どんな泥の中でも沈まずに浮かび続けるその姿は、彼女にとって希望の象徴だった。しかし、現実の沙羅は「自分には無理だ」と感じていた。蓮の葉のように、傷つかずに生きることなどできない。
そんな彼女の唯一の支えだった祖母が他界し、沙羅はますます心を閉ざしていく。だが、高校最後の夏、心の奥に沈みかけていた感情が溢れ出した。
──もう一度、戻りたい。
あの街へ。あの池へ。そして、ただ一人、心に残る少年・浅海惟央のもとへ。
前作『さよなら、蓮の葉』のアフターストーリーとして描かれる本作では、沙羅の視点から過去の傷と向き合いながら、沈みかけた心が再び浮かび上がるまでの物語が綴られる。
「もし沈みそうなら、俺が支えるよ」
惟央のその言葉に、沙羅は初めて自分が浮かび上がれるかもしれないと感じる。そして、過去と向き合いながら、彼女は「蓮の葉」の意味を見つけていく。
蓮の葉は、沈まない。たとえ、どれほど深い泥の中にあったとしても。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 12:00:00
1495文字
会話率:19%
10年前に別れた初恋の相手、水無瀬沙羅と再会した惟央。かつて「蓮の葉は沈まない」と語った彼女だったが、再会した沙羅の瞳には深い影があった。過去の傷と孤独を抱える彼女に、惟央は「もし沈みそうなら、俺が支える」と寄り添う決意をする。
泥に沈み
かけた蓮の葉のような沙羅は、再び浮かび上がれるのか──。再会を通じて、愛と希望を描いた切ない物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 12:00:00
1692文字
会話率:40%
午前零時、空には沈みかけの月。町中を友人と歩く。先ほどまで月明かりで照らされていた、街道も闇夜に飲まれ、月とともに沈んでいく。
そして私もベッドに沈むぜ!
最終更新:2025-01-07 07:45:42
287文字
会話率:0%
高校生のとき、私は自転車通学でした。
いくら寝ても寝たりない高校時代ですから、毎朝、遅刻ギリギリまで寝て、母にたたきおこされるのがいつものパターン。
ねぼけまなこで朝食をかきこみ、急いで自転車に乗ったものです。
そして学校が終わると、
部活をしていなかった私は、沈みかけた夕日に照らされながら、自転車をこいで自宅へ帰りました……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 08:00:00
1600文字
会話率:0%
気づけば異世界に転移!?だが、そこで待ち受けていたのは期待に胸を膨らませる新たな冒険ではなく――ゴミ捨て場に捨てられる、最悪の運命だった。
この世界では、異世界から召喚された者は強力な能力を持つとされている。だが俺に与えられたのは、壊れた
物を「再生」する力。戦闘力もなければ、目立つこともできない。役立たずと見なされ、王国からゴミのように捨てられてしまった。
絶望に沈みかけた俺だったが、ゴミ捨て場で出会った少女エシェの助けを借りながら、再生の力を活かして生き延びる決意をする。ゴミの山から生まれる新たな可能性、失われた遺物の再生――その力はやがて、俺をこの異世界で生き抜くための武器に変えていく。
成り上がりを目指す俺の旅路には、強力な敵や謎めいた仲間との出会いが待っている。再生の力でこの世界を切り拓き、ゴミの山から頂点を目指す俺の物語が、今始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 19:00:00
165178文字
会話率:29%
十六歳の成人を目前に控えた海王の末娘のソフィアは、海に沈みかけていた真っ黒な姿の人間の男を救う。命を救われた人間の男は“黎明の大魔導士”と名高いユーリと名乗ったが、平民出のため貴族達から疎まれて罠に嵌められ、魔法を封じられた挙句に海に放り込
まれたらしい。
「泳げないんですか?」
「水面など歩けばいいではないか」
「泳げないんですね……」
「とは言え助かったぞ魚類」
「せめて人魚と言ってください」
「俺ができる範囲であれば礼をする」
「では……私を食べて頂けませんか? 性的な意味で」
「性的な意味で」
どうやって? と口にしなかったユーリは常識をこえた目の前の生物に、命を救われた事を心底後悔した。
********
曖昧表現で終わります。勧善懲悪やハッピーエンドをご希望の方は不完全燃焼になりうるため、おすすめいたしません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 07:00:00
40995文字
会話率:40%
三浦海岸駅近くにある小松が池の伝説をモチーフにしたお話です。
小松という少女は厳しい母親に田植えを命じられ、日没までに終わりそうもない量の田んぼ仕事を命じられます。
ですが、陽が沈むまでに終わりそうもなく、小松は神様にあと少し陽が昇ってい
てくれたらと願います。すると、沈みかけていた太陽は逆向きに動き、小松は田植えを終わらせることができました。けれどその瞬間、大地は砕け、小松は沼の中に飲み込まれてしまうという伝説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 12:53:49
7273文字
会話率:18%
男爵令嬢のセシリーは生粋のオタクで、貴族学園の放課後は、いつも自習室で漫画を描いている。
そんなある日、セシリーは自習室に向かう途中の廊下で、たくさんの令嬢に取り囲まれた、侯爵令息のライナスを見かける。
ライナスはスクールカーストトップのチ
ャラ男で、いろんな意味で自分とは住む世界が違う人種。
セシリーはライナスたちから目を逸らし、自習室に歩を進めた。
陽が沈みかけるまで自習室で原稿を描いていたセシリーだが、今日もカーテンで仕切られた隣の席に、誰かが座っている気配がする。
とはいえ、それが誰か確かめる理由も勇気もない。
原稿を鞄に仕舞い、帰ろうとしたその時――隣の席からペンが転がってきた。
流石に無視するのは忍びないと、ペンを拾いカーテンを開けるセシリー。
が、何とそこにいたのはライナスその人であった――。
あまりの出来事に、その場で尻餅をついてしまう。
しかもその拍子に、鞄から原稿が飛び出してしまった――。
――ああ、終わった。
――明日から私は、ライナス様たちから一人で漫画を描いてるキモオタと嘲笑されるんだわ。
絶望に打ちひしがれるセシリーだったが、ライナスは、
「マジでッ! スッゲェじゃん君ッ!」
「……え?」
少年のように、エメラルドの瞳をキラキラさせ……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-01 21:02:22
5835文字
会話率:47%
地球温暖化が進み、海面上昇によって沈みかけている国「ヴァン」
住むことさえも難しいこの国に、ニーナ=グラシアが残り続ける理由とは—
最終更新:2022-05-08 20:00:00
5022文字
会話率:45%
『私』と後輩ちゃんが働く、某県田舎のコンビニにはたまにしかお客さんが訪れない。
でも、お客さんは皆、大体たくさん買い物をしてくれるので、店は割と繁盛している、らしい。
車に荷物を詰めて大急ぎでどこかへ向かおうとする青年、お使いにやっ
てきた耳も可愛いお姉さん、絶望に沈みかけている少年……。
私たちはそんな彼らの背中を見送りつつ、ふと沸き立つ悪戯心のままに言葉をかけていく。
*基本はオムニバス形式です。時系列が前後する時がありますが、ご了承ください。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 16:00:00
30696文字
会話率:59%
「部活に打ち込む、これは青春だ」
「恋に落ちる、これも青春だよね」
「ただ雑談をする、これは」
「ただの雑談でしょ」
「本当にそうだろうか」
「そうだよ」
「僕は思う、学校生活の中の部活や恋愛は確かにその時にしかない、その時しか経験出来ない
事だけれど、ただの雑談も同様にその瞬間しか出来ない事だと」
「そうだね」
「早く登校し過ぎた教室での会話、昼ごはんでの会話、沈みかける日の光がさす教室での会話、これらに勝る青春があるだろうか」
「朝練、焼きそばパン争奪戦、買い食い」
雑談ばかりするんだけどその中にも青春は感じられるよねって言う話です。コメディー寄りの、たまに深い話をするような感じの作品にしていきたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 01:26:38
4290文字
会話率:75%
夕陽が沈みかけて幻想的で蠱惑的なこの時間は魔法の時間〈マジックアワー〉や黄昏時と呼ばれる......
黄昏時という言葉は昔の言葉の誰そ彼という言葉から来ているらしい。
誰そ彼というのはあなたは誰?という意味つまりは暗くなるため前から歩いてく
る人の顔でさえ見えなくなる時間。
だからなのだろうか...黄昏時は逢魔が時とも呼ばれるのである。
これはそんな逢魔が時と呼ばれる妖しいくもあり、マジックアワーとも呼ばれる幻想的な時間に出会った2人の物語である......折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-24 02:33:19
2415文字
会話率:30%
沈みかける夕日に向かって、俺は力強く叫んだ。
「今に見てろよ、じいさん! 俺は絶対、最強の魔法使いになってやる!」
「ふぉっふぉ、今の魔術式の大きさじゃ、夢のまた夢じゃな」
「じいさん!? いつの間に……っていうか、折角意気込んでるのに茶
化すなよ!」
「わしは本当のことを言ったまでじゃて」
「うぐぐ……。確かに俺の魔術式は小さいけれど、その分色々工夫してるんだ。魔術式が大きくなったら、じいさんにだって負けないからな!」
「この四年間でほとんど変わらなかったじゃろうに」
「俺の成長期はこれからくるんだよ。その時になったら覚悟しろ!」
俺は捨て台詞を残すと、俺とじいさんが住む小屋へと戻る。
「……さて、ユートもそろそろここを出るときかのう」
背後でじいさんが何か言ったようだけど、俺には聞こえなかった。
※アルファポリス様の方にも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-04 06:00:00
273027文字
会話率:61%
伯爵家に仕える使用人グレーテは飼い犬ガウナが隠してしまったお坊ちゃんのおもちゃを探しに森の中へと足を踏み入れた。
日が沈みかける中で、グレーテは1人の男に声をかけられる。
最終更新:2020-12-20 15:42:57
2295文字
会話率:23%
ここはとある河川敷。夕暮れ。いつもの場所。学校帰りに飽きるほど寄って、たむろして、そして今日も。そういった二人組の少年がいて、仮に一方をA、もう一人をBとしよう。
最初に叫んだ方の少年はA、斜面に寝転がってそれを見下ろすのがBだ。
最終更新:2019-09-16 22:41:03
1156文字
会話率:63%
日の沈みかけた公園で男は待っていた。
幼なじみの彼女が来てくれることを願って...
最終更新:2019-01-13 22:41:24
1431文字
会話率:17%
俺は何かを追い求め海の果てまで泳いだ。泳いで泳いで沈みかけた俺を助けてくれたのは絶世の美女の船乗りだった・・・おかしな二人のおかしなラブコメディー???
最終更新:2018-09-26 23:38:02
16749文字
会話率:54%
太陽は西に沈みかけている。僕はおぞましい叫び声を耳にする。
最終更新:2018-03-22 16:55:05
1207文字
会話率:0%
平日毎日更新中! 日々のちょっとした楽しみにどうぞ!
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かつて、彼は英雄だった。
そして今は、疲れた英雄である。
だが運命は……いや、人の想いは彼に再び剣を握らせる。
思い出されるのは英雄
ではなくなった日。
呪いを受け、失われた力。しかし、一番の問題は人々が彼にいつまでも力を求める。
力が無くとも期待に応えようとする彼を世間は失望のまなざしで見つめたのだ。
英雄であることに疲れ、剣を置いた彼が立ち上がるにはしばしの時を必要とした。
失意と後悔の沼に沈みかけた彼を救い上げたのは一人の少女であった。
再び世界へと歩き出す元英雄、アンゼルム。
彼の旅の目的は2つ。1つは自分を救い上げた少女の力になること。
そしてもう1つは、己に降りかかった呪いを解く方法を探すことであった。
旅路は今日も続く。
力を一度失った元英雄(おじさん)が年下ヒロインと生き抜く歳の差恋愛ファンタジー!
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投稿済み短編
・元英雄は月明かりの下で再度輝く
http://ncode.syosetu.com/n6019dt/
をオープニングとした連載版です。
重い部分はマイルドに、読みやすく行く予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-05 19:19:55
262581文字
会話率:53%
放課後、夕陽の沈みかけた屋上、そして年頃の男女が二人……
「夕影(ゆうかげ)君! さあ行こうよ!」
そう言って天彩(あつや)は夕影の手を思いっきり引っ張った。
「行くって言ってもどこに……」
「何いってんの! そのために私を選んだんでし
ょ? ここからならちょうどいいね! いっくよー! せーのっと!」
そうして、夕影惟斗は一瞬にして幸せの絶頂から引きずりおろされ、不幸のどん底へと突き落とされた……
少年、夕影惟斗が辿り着いたのは、《ユイマイルワールド》。それはユイちゃんのみが存在する世界、ユイと名のつく者しかいない世界だった。
夕影はその世界で《巧克力》(ラグス)と呼ばれる魔法を目の当たりにする。それはちょっと《お菓子》でおかしな魔法。
「せんせーい! この中に一人男子が混じってるんですけどー!」
「そうです。ユイちゃんしかいないってきいてたんですけど……」
夕影と天彩が連れてこられたのは一年エクレア組。彈野原(だんのはら)、我舞谷(がぶたに)、水会(みずえ)、無相(むそう)、牧ノ矢(まきのや)、ユルゲンスが夕影と天彩を迎え入れ一年エクレア組は活動を開始する。
《スイーツグランプリ》、《天上天下ユイちゃんが独尊カップ》といったイベントをこなしながら、夕影たちはこの世界のてっぺんであるユイドラシルを目指す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-24 07:00:00
61622文字
会話率:50%