現代日本で生活していた主人公
家族はいない、プライベートで遊ぶような友達もいない。
それでも毎日学校に行き、部活に行き、家ではゲームをしたりなど、刺激なんてないただひたすら似たような日を繰り返していた。
そんなある日彼は異世界転移をすること
になる
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 20:12:03
260159文字
会話率:48%
アメリカも、ロシアも、中国も。
世界の大国が一様に警戒し、危険視する“国家”がある。
太平洋の真ん中。
かつて何もなかった海域に、突如として現れた一つの島。
創造主は、名もなき一人の男。
その男が現れてから、世界は変わった。
わずか二
十年。
島は“力”を得た。
軍事でもなく、経済でもない。
世界を震えさせたのは、「魔法」という未知の力。
国家でありながら、主軸は学園。
魔法を学ぶための、唯一の場所。
世界に拒絶された少年が、そこへ足を踏み入れる。
自由を求めて。
力を渇望して。
かすかな希望と、拭いきれぬ過去を抱えて。
静かに始まるのは、新たな“世界秩序”の最前線に立つ、少年の物語ーー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 17:13:12
1471文字
会話率:20%
古代遺跡で発見した魔導書に書かれた呪文。
青年はその力を手に入れるが、あまりに強大な力だった。彼は自らの力と向き合う決意を固める。
迫害されながらも、傷ついたもの達に希望を届けるため、魔法学園を立ち上げる!
そんな1人の男の物語。
最終更新:2025-05-03 22:44:17
22334文字
会話率:34%
「嘘だ…こんな…」
灰色の石壁に覆われた薄暗く肌寒い部屋の中、僕の目の前に置かれた巨大な水晶珠に映し出されるのは、人の住む街が破壊しつくされた「地球」
炎から逃げ惑う群集。襲い掛かる異形の怪物。応戦する各国の軍隊。
怪物に降り注ぐ弾幕
はにわか雨のごとくぱらぱらと弾き返され、怪物たちの怒りを増すばかり。
そして、既存の兵器では傷ひとつ付けられぬ怪物に向けられたのは諸刃の剣。
怪物が占拠した街に落とされた光の玉がすべてを焼き尽くすところで映像が途切れる。
「預言書」が見せた数年後の未来。僕は自分の産まれた世界を犠牲にして異世界(ここ)を救ったという。
僕は叫んだ。
「こんな結末は望んでいない!」
光を発しなくなった水晶球のそばに佇んでいた小さな人影が動く。
「落ち着け小僧!あれはわしが最初からヒントをすべて教え、必要な物を渡したら何故かああなってしまったという「もしもの世界」の話じゃ」
真っ黒なゴスロリ服に身を包んだ少女がそう答えた…。右目を光らせて。
「だから、ヒントは与えないことにしたのじゃ。小僧、すまぬ…」
ドスンと鈍い音と同時に頭に強い衝撃を感じ、僕の意識は遠のいていく。
「記憶を消させてもらうぞ」
---
週末の昼下がり、ファストフード店からの帰りに運転していた車ごと異世界へと呼び出された僕。
目の前に広がるのは灰色の石畳、そして見たことも無い巨大な西洋風の城。人影の無い王宮の中庭でハンバーガーを食べようと包みを開いていたとき、突然目の前に現れた女の子。
彼女は自分を「糧」として食べてほしいと言い出した。
そして自分の命と引き換えにこの世界を救ってと懇願する。
謎の「預言書」が絶対的な力を持つ王国で、魔導具もろくに使えないおよそ勇者らしからぬ主人公がいろんな女の子に振り回されながら、最悪の結果にならない道をノーヒントで探しつつ、異世界を満喫します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 19:00:00
4965877文字
会話率:34%
死んだ理由はスマホ。
転生した先で使えた魔法は、まさかの“死霊魔法”!?
普通の高校生だった俺、酒井悠は、女神エレンの気まぐれで異世界リュステリアへ転生!
ゲーム知識でワクワクしながら死霊魔法を試してみたら――
「禁忌だ!」「異端だ!」「
死刑!」って言われて即捕まり、ダンジョン送り!?
でも、地下墓標で出会ったのは
高飛車だけどチョロくて可愛い【吸血姫】だった!
「ふん、あたしの眷属にしてあげてもいいわよ?」
「ちょ、ちょっと……くっつくのは寒いからよ!? 勘違いしないでっ!」
女神の盛られた像。骨うさぎ。ノリだけで転生してきた俺。
ツッコミどころ満載な異世界ライフが今、始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 10:36:02
53391文字
会話率:50%
あたし芹沢百歌は異能バトル物の異世界転生が大好き。
ある日気がついたら転生したていた。これで夢が叶ったと喜んだのも束の間、転生体の悪役令嬢の幽霊に憑りつかれていたの。その幽霊はあたしが元の世界に戻るには死の運命を回避して、皇子様と結ばれない
といけないなんて無理難題を吹っかけてきた。異能バトルがしたかったのに、待っていたのは悪役令嬢としてのお嬢様ライフ。意地悪な異母に、性根の腐った許嫁、確執がある弟に、危険な異母妹、呪われた執事に、元婚約者の皇子様。そしてそれらと因縁がある憑りついている悪役令嬢の霊。こんな複雑な人間模様に放り込まれた可哀そうなあたしは一体どうなっちゃうの~。
「嘘あらすじですわね!」
大体あってるでしょ。
「あっていませんわよ! これでは私が悪霊みたいではないですの!」
悪役霊嬢ってこと? はぁ、幽霊だけに寒いこと言わないでよ。
「言ってませんわよ! もう! あらすじは私が言いますわ! この物語はですわね。私の死の運命をモモカが回避し幸せになる」 というお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 21:10:00
134047文字
会話率:45%
昔々、わ人たちは遠い西の国にいた。寒い冬が続いてみんな食べ物もなく凍えていた。悪い龍がたびたび現れて竜巻を起こし、海の水が天に吸い上げられ、海は干上がっていった。わ人たちは魚が捕れなくなって困っていた。わ人たちが遠くなった浜辺へと出かけた
時、海の女神さまが現われて、わ人たちに干上がった海を歩いて渡り東の地に向かうように勧めた。
わ人たちは海の女神さまの言葉に従い、東へと向かうことになった。長い長い旅が始まった。わ人たちの行く手にはサラルたちが待ち受けていろいろな悪さをして、わ人たちの歩みを止めようとした。わ人たちはそれを何とか追い払い、東の国へ進んでいった。長い旅のおわりにわ人たちがたどり着いた東の国は、果実の多い森が広がり暖かい海に色とりどりの魚が群れていた。わ人たちは海の女神さまに感謝し、その東の国で暮らし始めた。
しかし、長い年月が過ぎ、わ人たちがもとの西の国や長い旅を忘れかけた頃に異変が起こった。突然、西の大きな火山が大爆発を始めた。炎を上げる火の川が麓を埋め尽くし、森は焼け果て、大量の灰が空一面に吹き上がり太陽は姿を消した。灰は地上に絶え降り積もり、森や草原の獣はいなくなり海も白く濁り魚はいなくなった。わ人たちは灰に埋もれ何処に進むことも出来なくなった。しかも山から火を噴く恐ろしい龍が現れ、わ人たちに襲いかかった。わ人たちは濁った海の中に逃げ込むしかなかった。陸に戻れなくなったわ人たちは溺れて海の底へ沈んでいった。
深い海の底に沈んでいったわ人たちは、そこで思いがけない世界を見る。深い海の底は青い空の下、暖かい風が吹き、緑の草原に花が咲く楽園だった。そこは海の女神の国だった。海の女神の国の人達は優しくわ人たちを迎え、見た事もないご馳走を出してくれた。助けられたわ人たちは、海の女神の国で幸せに暮らすことになった。あっという間に一年が経ち、わ人たちは、海の上の国に戻って様子が見たいと、海の女神にお願いした。海の女神はこれを許し、すぐにわ人たちを海の上の浜辺に戻してくれたが、その土地はやはり灰に埋もれ住めるところではなかった。わ人達が困っている様子を見て、海の女神は今度は海岸に沿って北へ向かって進み、ずっと北にある大きな湖を囲んだ土地に行って、国をつくるように勧めた。わ人たちは海の女神の言葉通りに東の国を離れ、海岸沿いに北へ向
かって旅をはじめた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 17:09:01
49044文字
会話率:5%
気付けば手を伸ばしていた。冬の風が寒い日だった。
"冬の寒空、それでも蝶は飛んでいた。"
────
クラスで飼われる蝶のお話です。最終話まで予約投稿を済ませております。
性別不詳の主人公と時々委員長(性別不詳)が出て
きます。
微恋愛…?微友情…?主人公と委員長の間には、なんかしらの情がおそらく存在していますが、それぞれロマンスやブロマンスなど名が付けられるほどではありません。
よろしければ感想お待ちしております。頑張るガソリンになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 01:22:55
14104文字
会話率:25%
君影祷は雪が降る寒い日に助けてくれた木蓮香織のことが大好きだ。香織に注いでもらった愛情を返すため、祷はシスコンになり、周りを巻き込み大暴走。女同士で恋愛感情もないけれど、幸せにするために頑張ります!
……はずだった。ある日突然現れたスト
ーカーに目の前で香織を殺された挙句、香織の親族から非難の的となった祷は、絶望の中自殺をするときに誓う。もし自殺が失敗し、生き残るならば、あの人の存在を踏み躙った人達に復讐を、と。
そして目が覚めると祷は別世界の少女の体に憑依していた!少女の記憶に残る、香織とそっくりな女性、そして女性が死んだあとに自殺をした少女。奇妙な類似点に疑問を抱きながらも祷は決意する。
さぁ、復讐劇を始めましょう?
己の愛し人に全てを捧げよ!
姉第一史上主義者が、知識、体力、筋肉、魔法、社会的地位、全てを手にし、異世界を引っ掻きまわす復讐譚、ここに開幕!
※主人公が香織に負けている感情は恋愛感情ではありません
※色々な愛のお話を書きたいので同性愛が苦手な人はご注意を
※R15は念のため折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 20:55:20
102672文字
会話率:55%
――手しごとが、世界を変える魔法になる。
現代で暮らしていた、編み物好きの女性・佐倉みのりは、ある日突然、異世界の小さな村に転生する。
魔法はあるものの、田舎では生活魔道具が主流で、魔法を使える人もほとんどいない。
そんな村で、みのりが頼
れるのは“手しごと”の技術だけ。
かぎ針編み、棒針編み、織物、籐細工、マクラメ、そしてダーニング――
素材によって不思議な魔力が宿るみのりの作品は、次第に村の人々の心を癒し、結びつけていく。
子どもの夜泣き、親子のすれ違い、旅立つ仲間との別れ、寒い冬のあたたかい準備。
糸と布に触れるたび、そこには必ず“誰かの想い”があった。
やがて、村の片隅に開かれた小さな工房「てのひら工房」から、
世界にやさしい変化が訪れはじめる――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 22:22:36
41594文字
会話率:32%
幼いころから妖怪が見える、と言ってはいけませんでした――――。
小春は、両親が望んだ普通を望む。
小春という少女は、寒い世界で息を吐く。
でも、視線を少しだけ上げたら。また、強く手を握りしめたら。
あなたがいる。あなたが笑う。あなたが手を招
く。
こっちへおいで、と、現実とは異なる幽世へ行こう、と。
あなたを探している。
雪の世界で。あなた、貴女、あなたを……。
――――
1月6-7日より連載を開始します。
立花みかんから残酷描写を取り上げたら少女小説が書けるんじゃないか説、を
検証するために書くことにしました。
挿絵は全て『とまと(@tmtn1009)』が作成しております。無断転載・使用は固くお断りいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 16:02:57
77180文字
会話率:40%
「S.N.Iバッテリー」という永久機関に等しいエネルギーができてから世界が変わった。
電気代はなくなったし。物価は安くなったし。宇宙に行けたし。医術も発達した。人間は神みたいになった世界は、戦争でなくなった。
雲が空を覆い。気温は寒い。人間
は宇宙か地下に行った。地上には開墾ということで出された犯罪者かアンドロイドしかいなくなった。
そんな地球で動く、元人間のアンドロイド「JESTER C3SM8”Nero”」はプロトコルを実行する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 21:26:22
1043文字
会話率:50%
20年前、大陸を統一した『朱棣林(シュ・ディリン)』。その後宮で、序列2位の貴妃として尊ばれる淑華(シューホア)。
美しく可憐な少女だった彼女は、かつては帝の寵妃であった。
時は流れ、35歳になった彼女は帝との夜伽も途切れ、後宮であ
りがちな女たちとの諍いからも身を引いていた。
皇后が没した半年後、彼女は皇后の仕事である後宮の差配(運営)を任された。それは皇后と同じように、女として帝の興味は終わったことを意味している。
秋の定例宴を監督する淑華。
その宴で流刑地から戻った、いわく有りの第二皇子と出会う。
彼の名は朱威龍(シュ・ウェイロン)、18年前、皇太子毒殺に関与し、謀反を企てたとして処刑された貴妃を母にもつ彼は、その巻き添えで北の凍りつくような寒い流刑地に送られた。
威龍が流刑に処されたのは、わずか7歳のころ。
皇后が没してから、皇子は許されて都に戻ってきた。彼は心のうちに謀反の真実をあばき、母の無実を証明することを誓っていた。
彼は、絶世の美女だった母の生き写しで眉目秀麗、後宮の女官たちの注目のまとになった。
淑華は後宮六部局の最高責任者であり、後宮の資料を読める立場にある。
皇子は彼女に事件当時の記録を調べることを頼んだ。
それが二人の関係を縮めることになる。10歳の年齢差にもかかわらず、目に孤独を讃えた美しい皇子に、淑華は徐々に惹かれていく。
それが、彼の策略と知りながらも、少しづつ彼を愛するようになっていく。
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※本作品は完全なフィクションです。実在の人物・場所・団体・事件とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 23:21:53
117150文字
会話率:37%
夫であるリーフク・リリィ・オスーベリーに裏切られたオスーベリー公爵夫人のルシーナ・リリィ・オスーベリー。尤も、もう直ぐ離婚をする予定なためルシーナ・リリィ・エースロールになるのだが。
撫子色の瞳と、薄墨色の髪の持ち主の彼女は、政略結婚でリー
フクに嫁いだ。政略といってもルシーナはリーフクのことを異性として慕っていて、リーフクも己のことを異性として想ってると思っていた。
だが、ルシーナは信用出来る学園時代の親友から——。
『ねぇルシーナ様! 私見てしまったの! 貴女の旦那様が、違う女性を別宅に入れるのを!』
信じられない、という気持ちも無論あった。だが、どんどん証拠を掴んでいって、目撃者もたくさんいて、もう、信じないという真似は出来なくなった。
場面は変わり、ルシーナがリーフクを問い詰めている最中。
「ち、違う! 俺はそんなことしていない!」
「リーフク様……。わたくしだって、そう思いたいですわよ」
だが、どんどん問い詰めていくうちに……。
「もう一人の妻がいます!」
——と、白状したのだ。
離婚届にサインをしてもらい、慰謝料も近日中に貰うことになるだろう。
ルシーナは部屋を後にする時に、リーフクを冷たい目で見ていた。だが、その瞳の中には悲しさの色が映っていた。
真冬の時期はどの領地よりも寒い、オスーベリー領。
それをルシーナは約一時間、歩いていた。
(つら……い)
積雪に埋もれないように足に力を入れて進むルシーナは、もう限界を超えたと言っても良い。
そして、やっと、やっと暖かそうな土地が見えて、あそこがオスーベリー領の終わりなのだと分かった。
頑張って最後の力を振り絞ると、やっとオスーベリー領を抜けた。
だが、当たり前だがルシーナはその抜けたところで倒れる形で眠ってしまった。
〜〜***〜〜
ルシーナが倒れてしまって暫く経った頃。一人の男が通り掛かった。
「……?」
人影が見え、そこに行ってみると、そこには一人の女が倒れているではないか。慌てて息をしているか確認をすると、眠っているだけだと分かり胸を撫で下ろした。
『クゥン』
「……! なんだ、ベズか。すまない、この女性を助けるのに手を貸してくれるか?」
『クン』
「ありがたい」
——ルシーナは一匹の狼と一人の男によって、助けられた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 07:28:55
16784文字
会話率:44%
ある少女の、静かな年越しを描いた短い物語。
寒い夜、彼女はほんの少しだけ、自分の居場所を探して歩き出す。
最終更新:2025-05-22 11:44:49
2753文字
会話率:4%
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ
方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
【アメーバブログ】
https://blog.ameba.jp/ucs/top.do
【男山教会ホームページ】
https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/
【YouTube】(不思議のパルプンテ)
https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos
【ノート】
https://note.com/unique_panda3782
【YouTubeドラマにつきまして】
無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 19:17:30
1090文字
会話率:13%
北海道の寒い冬。年齢不問の児童館「めだかの学校」は、子どもも大人も入り混じる不思議な居場所だ。ある日、常連の崎田さんが「江別のコメダで、てっちゃんと春江さんが一緒にいた」と話しに来る。春江はこの児童館の創設者、てっちゃんは62歳の“児童”。
ふたりの関係を「ゼレンスキーとプーチン」と例える亀田さんのひとことが、大人たちの複雑な思いを映し出す。
その日、参加していた子どもは2人だけ。パソコンで大晦日の「夢のカラオケ大会」のチケットを作っていた。その1曲目は、春江&てっちゃんによる「ペッパー警部」。そして、そこにはある少年の名が記されていた——なかいくん。
かつて「めだかの学校」に通い、クラスの中心的存在だったなかいくんは、「ドラえもん事件」によって学校で孤立し、児童館を卒業していた。だが、大晦日の夜、スマホ持ち込み禁止の中で行われたコンサートに、なかいくんは「約束を破るわけないじゃん」と姿を現す。仲間たちも続々と現れ、静かに熱い夜が幕を開ける。
カーテンが閉まったあとの「本当のパフォーマンス」を知る人は少ない。だが、窓の外からこっそり見ていた亀田さんは、心に残る思い出として、夫のしげちゃんと紅白を見ながら語り、そして年明け、自らの手帳に詩を綴った。
この物語は、「子ども」と「大人」の境界を超えて生まれるつながりと、寒い季節に灯るあたたかな物語を描いている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 19:20:18
2396文字
会話率:39%
異世界屈指の豪雪地帯、ドシュネー。
年がら年中、大雪に見舞われるこの地では、1年の半分しか外出できない。
長引く吹雪で暇を持て余したタクナは冒険者を始めることにした。
スキル【遠隔操作】なら、離れたところにある「モノ」を自在に動かすことが
できる。
このスキルで全身鎧を操れば、こたつの中にいても依頼をこなせるのだ。
タクナはコウルベールという町で冒険者デビューした。
刺されても焼かれても、中身が空っぽだから痛くも痒くもない。
危険な役回りばかりを率先して引き受けていたら、冒険者たちから命知らずと恐れられるようになった。
信頼を勝ち取り、トントン拍子で出世していくタクナ。
すべてが順風満帆だった。
ただ、ひとつ懸念もあった。
中身がカラだとバレれば、動く鎧(アンデッド)として討伐されてしまうかもしれないのだ。
雪国と冒険者の町。
遠く離れた二つの地を股にかけ、タクナの遠隔二重生活が幕を開けた。
……こたつの中で。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 20:42:06
117102文字
会話率:35%
寒い日の夜、橋本愛美(はしもとあいみ)はキャバクラの帰り道で嘆いていた。
「こんなに可愛いのに、なんでお客さんがつかないの〜」
贅沢な悩みとも言えるし、キャバ嬢としては、死活問題とも言える。
そんな帰り道で、猫と人を見つける。
「うちのマン
ション、動物禁止なんだよねー。でも人は良いのかな。」
そして、2人の物語は動きだす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 15:06:09
961文字
会話率:21%
ほっこりをテーマにときにイライラする話
キーワード:
最終更新:2025-05-06 07:00:00
22512文字
会話率:8%
寒いのが大の苦手である錬金術師のエルフ、アイリスは、冬の間は絶対に外へ出歩かないと決めている。家の中にある温かい暖炉の近くでゆったりとポーション作製に勤しむのが彼女の日々の過ごし方だ。では夏はどうか?夏が近づけばアイリスは村を飛び出して、
王都にあるギルドの掲示板に1枚の貼り紙を載せる。その張り紙にはでかでかとこう書かれていた。
『討伐依頼募集中。ドラゴン、魔王、なんでも可。』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 22:20:22
35582文字
会話率:69%
気がついたら寒い台所でスッポンポンの格好で寝てた。
コロン様主催企画「酒祭り」参加作品です。
最終更新:2025-04-30 13:00:00
1598文字
会話率:32%