海に面したK市の沖合にある小島。
元々は漁業が盛んだったころに補助の港として作られた小さな港があるだけの直径2キロにも満たない島だ。
そして、三十年前、ある人物がその島を買った。
それが自分の祖父で、彼は木彫りの彫刻家だった。
もっとも、こ
っちの世間で有名ではなかったし、作品はこっち側にはほとんど出回らなかった。
だが、パトロンがいたのだろう。
かなりの大金を持っており、この島を買った後、港を強化して三階建ての建物を建てた。
勿論、アトリエとして……。
だが、半年前、祖父が亡くなり遺言によってその島を譲られた。
風変わりな造形師である自分に。
そして、知る事となる。
祖父の秘密を。
そして、僕は始めることにした。
造形専門店『三島工房』を……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 19:06:28
31173文字
会話率:16%
金曜の朝は、本当なら嬉しいはずなのに
キーワード:
最終更新:2024-11-01 08:12:13
537文字
会話率:0%
少年ニックと祖父は十人の刺客に襲われた。くり出される剣をかいくぐった。祖父が刺客に殺された。ニックはひとりぼっちになってひたすら逃げた。刺客たちが追って来る。
森の中を逃げていると足元から声が聞こえた。二頭身のホビットが助けを求める声だ
った。ニックはホビットのねがいをかなえてやる。お礼に空を飛ぶ能力を持つ木彫りのアヒルをもらった。アヒルには猫と話せる魔法がかけられていた。
ニックはホビットの案内で安全なミルトムント島に向かう。ミルトムント島は五百年前まで魔法の聖地だった。五百年前に三大魔法つかいが残した七つの魔法陣がいまも発見されずに眠っている。七つの魔法陣をすべて解放すると究極の魔法が手に入るという。
船の中でニックは六人の仲間に出会った。
十七歳でのっぽの少年のウィンダミアはお調子者だった。ワインランド王国の王子だ。戦争をやめさせるために七つの魔法陣を求めている。
十四歳のゴスロリ少女はヒルダだ。銀髪のひねくれ娘で修道院にほうりこまれていたのをひっかきまわして追い出された。ヒルダは自分の子守をしていたユグニエルのために七つの魔法陣を見つけたかった。
十八歳で豊乳少女のアリエスはアストラル王国の王女だ。母の無実を証明するために七つの魔法陣を解放して究極の魔法を手に入れたい。
十五歳でメガネの少年オメガはルガノ王国の王子だ。ルガノ王国を守るのはぼくしかいない。ぼくが究極の魔法を手にしてルガノ王国を戦火から守る。そう決意をかためてミルトムント行きの船に乗った。
呪いの仮面がはずれない十七歳少女のケイトはローズキエ王国の王女だ。弟と剣であそんでいて弟を失明させた。弟に王位をゆずるためにあえて呪いの仮面をつけた。呪いの仮面のついた王など誰も認めないからだ。しかし呪いの仮面が取れないと恥ずかしい。ケイトがミルトムントに向かうのは呪いの仮面をはずす方法を知るためだった。
巨体の十七歳少年ブレーデンはリングラスト王国の王子だ。怪力が自慢で戦争では敵国の兵を蹴ちらした。ブレーデンは敵に内通していたセバスチャンをその怪力でなぐり殺した。運が悪いことにその場面をセバスチャンの娘セカルーに見られた。セカルーは住む村が全滅してミルトムント島に送られた。ブレーデンもミルトムント島に避難することになった。
七人それぞれの思惑で七つの魔法陣をさがす冒険がはじまった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 19:56:40
116932文字
会話率:49%
ある男の作った木彫りの像が、現代の街角に生きる様々な人の手に渡ってめぐっていくさまをただ描いた物語。
最終更新:2024-10-05 12:17:06
8323文字
会話率:34%
世間を騒がせた連続爆破事件の犯人が、自殺した。彼の遺体の側に置いてあったのは、自分の誕生日や妹の結婚式など細かくスケジュールが書かれたカレンダー、丁寧に半分に折られたコピー用紙、それらが飛ばないよう重し代わりに置かれた熊の木彫り。そして、コ
ピー用紙には謎のメッセージが書かれていた。
『生姜、2/3本。ビール、1セット。卵、1個。人参、2/3個。思い出して、ひな祭りが来る前に』
そのメッセージに込められた思惑は何なのか? 本当に彼の凶行は終わったのか?
※あらすじだけでメッセージの謎は解けるようにしています。良ければ解いてみてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 03:39:20
18392文字
会話率:71%
四年前ほどから頭角を現わした冒険者。
達成した依頼は数知れず。曰く、その剣は大滝を裂き、竜の群を一人で屠ったとか。
数多の人を危機から救い、自ら名乗ることもなく、目的を果たせばすぐに去る、その姿はまさに孤高。
そして何よりも。
常
に身につけている木彫りの仮面こそ、彼を語る上で外せぬ最大の特徴。
その素顔を見たものはおらず、内に秘める素顔は誰の記憶にすら刻まれたことはない。
絶世の美男子が一番の通説。身分を明かせぬ貴きお方という声もあれば、性を偽った麗しき美女かもしれない、などと言いたい放題と囁かれるくらい謎に満ちた素性。
故に|仮面の剣士《マスカレイド》。正体不明が故に怪しくも、理不尽なほどに強い冒険者。
その正体が五年ほど前に三栄国が一つにて召喚された異世界人。
剣も魔法も碌に熟せず、何より|面《すがお》が気にくわなかったことから追放された一人の少年であることは、当人以外は知るよしもない話なのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-05 18:16:13
34668文字
会話率:19%
2004年。桃園ゆかりさんは福井市でひとり暮らしの大学生です。ここ数年、男性関係で嫌なことばかり続き、子ども時代の明るく元気な面影はなくなっています。
そんな彼女を元気づけてくれる友人とその母親の勧めで、母親の知り合いの家に引っ越しを考
えます。愛宕坂の途中にある古ぼけた駄菓子屋の二階、窓からは趣きのある景色が広がり、彼女はすぐに引っ越しを決めました。
荷物はたいしてないけれど、細い階段の坂道ですから、友人と何度も行ったり来たり。ようやく荷物を運び入れて、大家さんと部屋の掃除をしていると、押し入れに木彫りの小さなお地蔵さんを見つけます。
「欲しかったらどうぞ」と大家さん。何気なく胸ポケットに入れたゆかりさんに、再び不思議なことが起こります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-12 16:28:36
95459文字
会話率:49%
掌編集です。。。。。
最終更新:2023-06-27 23:59:55
1795文字
会話率:35%
木彫りの彫刻が2体、付喪神となって会話をする話です。
最終更新:2023-05-23 09:19:36
1644文字
会話率:41%
天才肌のあなた。
凡人のあたしとは、まるっきり次元が違う。
最終更新:2023-02-05 12:00:00
333文字
会話率:0%
木彫りの仏像で有名な円空さんの一生を、ざっと見て、それらの作品の背景にある、思想的なものを考えてみたいと思います。
そんなに簡単に出来るはずがない? それは、分かっています。
それでも、なおかつ、やってみたいのです。ハチのムサシみたいなも
のです。……………
、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-04 21:50:50
3809文字
会話率:0%
情報通・神代ちはや から聞かされた話は虎と鼠にまつわる話だった。高名な彫り師、左甚五郎を思わせる木彫りの鼠の正体は何なのかを話を聞かされた兄妹は解くことになるが。
最終更新:2022-08-11 19:00:00
6057文字
会話率:39%
え?私がまさかの聖女に選ばれた?
だけど実際の聖女は思っていたのと少し……いや、大分違って……
最終更新:2022-05-08 14:07:33
2878文字
会話率:40%
一つの出会いで人生が変わった。
木彫りの仁王像に宿った、底抜けに明るい女の子が変えてくれた。
それでも俺はやっぱり、自分のために生きている。
『お主はそれで良いのじゃ。自分のために生きて何が悪い!』
そういって笑ってくれる女の子
と一緒に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-08 21:01:06
5816文字
会話率:44%
所持スキルの使えなさを理由にSランクダンジョンの最深部でミヤは冒険者パーティから追放されてしまう。
しかし、ミヤの持つユニークスキル「お土産屋さん」は、実は最強のスキルだった!
……などと言う事はなく普通に外れスキルだったので、ミヤはダンジ
ョンの最深部でセーブポイントをしながら細々と生きていく事にした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-02 07:00:00
2644文字
会話率:30%
家庭の事情によって幼いころから一人暮らしを夢見ていた青年『二月照光』。二十歳になった彼は森の中にひっそりと佇む一軒家を購入し、憧れだった一人暮らしを始めるーーーはずだった。
新しく購入したはずの一軒家に、自分で話し動く木彫りの熊『タイト
』が現れたのだ。
タイトは照光に妖怪学校『奇々怪々』に通うよう命令する。それには、妖怪が住む世界『異界』を守ってもらおうという意図があった。
それを受け入れた照光は、妖怪学校で様々な妖怪と交流しながら、異界を守るために動き回っていく。ただ、なかなか思うようにはいかなくてーーー
妖怪が住む世界で人間が奮闘するコメディです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-12 00:00:00
27344文字
会話率:55%
右手に小さな木彫りの天びんを持ち、悩みを抱える人の前に現れる「天びん屋さん」という不思議な人物。どんな悩みも聞いて解決してくれるというその人物の元に、最近何か大切なことを忘れているような気がして悩んでいる大学生奏が訪れる。
しかし、その奏の
悩みは「その相談は受けられない」と言われてしまい・・・!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-04 17:43:06
2424文字
会話率:55%
桜を愛でながら弁当を食べていると、草むらから声が聞こえた。
最終更新:2021-03-16 11:14:14
1294文字
会話率:74%
とある高校生男児(イチロ)の幼馴染の双子の妹(ミノリ)が死んだ。死因は自殺。イチロはショックから、藁にも縋る思いで骨董品の猫の木彫り人形にミノリの生きていた頃に戻りたいと願った。すると、猫神様が出てきて時間を巻き戻し…。過去に戻ったイチロは
、なんと猫の姿に!!自殺だと思っていたミノリの死の真相は!?猫の姿のままで、果たしてミノリを救えるのか―!?これは、猫が事件を防ごうと奮闘するお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-18 16:33:53
21710文字
会話率:42%
僕はニザ。魔法玩具師の見習い職人だ。最近、木彫り細工はほめられるほど上達したけど、親方の技術にはまだまだ及ばない。悩んでいたら、親方は特別な絵の具を作る秘密を教えてくれた。夏の雨上がりの夜、森に魔法の泉が湧き出し、魔法の青い花が咲く。その
花から作る青色こそ、親方の特別な職人の工夫だそうだ。せっかく教えてもらったのに、ひとりで青い花を摘みにいった僕は、花摘みの掟をやぶってしまう。青い花をまもる妖精鳥に怒られた僕は、お詫びのためにある物を家へ取りに帰るが……。魔法玩具師ニザとぬいぐるみ妖精シャーキスのお話第三弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-24 23:00:00
10662文字
会話率:27%