こちらは短編作品「厄介なテンセイシャの処分法」(https://ncode.syosetu.com/n5444je/)の長編化作品です。
あらすじ
男爵令嬢のアマーリエは憧れていた魔法学校の入学式当日、何者かに肉体を乗っ取られて自分は幽
霊のような状態になってしまう。
誰にも気付いてもらえず万事休すかと思いきや、死霊使いの一族のヘスターに拾われ、自分の肉体を乗っ取ったのが「テンセイシャ」だと知らされる。
テンセイシャとは異世界から来訪した魂のことであり、憑依された人間はどう運命が転ぶか分からない災いとも僥倖とも言われる存在。
更に乗っ取ったテンセイシャは第一王子を始めとした複数の男性を攻略しようと企んでいて……!?
そんな最低な人間に自分の身体を好き勝手にされたくない!協力者のヘスターと共に自分の身体を取り戻す為の戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 12:00:00
214025文字
会話率:33%
「セルマ、ただ今をもって、君との婚約を破棄する!」
「「「――!!」」」
貴族学園の教室に入った途端浴びせられた、私の婚約者であり、我が国の王太子殿下でもあらせられるロバート殿下からの台詞に、私は思わず言葉を失った。
「あ、朝からタチ
の悪いご冗談はおやめください殿下。みなさん困惑されているではありませんか」
突如始まった王族の婚約破棄劇に、クラスメイトたちからの視線が集中する。
皆一様に畏怖と好奇が入り混じったような表情で、事の成り行きを見守っている。
「もちろん冗談などではないさ。君にはつくづく失望したぞセルマ。君がイジメをするような、最低な人間だったとはな! 君のような人間は、僕の婚約者に相応しくない!」
「イ、イジメ……!?」
まったく身に覚えのないワードが出てきて、一瞬意味が理解できなかった。
「しらばっくれても無駄だぞ! 僕がこの目で、何度もその現場を見ているのだからな! そうだよな、ララ!?」
「は、はい……」
ロバート殿下に呼び掛けられ殿下の隣に立ったのは、男爵令嬢のララさんだった。
ララさん……!?
「わ、私がララさんのことをイジメていたとでも仰るのですか!?」
「その通りだとも。――昨日も掃除の時間、君がララに罵声を浴びせているのを、僕はしっかりと目撃していたぞ!」
「ば、罵声って……! あれはいつも掃除の時間になると、ララさんがトイレに行って掃除をサボっているので、それを注意しただけです!」
「だーかーら! それがイジメだと言っているんだよ僕は! 君は軽く注意しただけのつもりかもしれないが、それで心に深い傷を負ったララは、放課後僕の胸で小一時間泣き続けていたんだぞ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 21:05:54
5882文字
会話率:50%
山口紗央莉33歳。
5年前に離婚した彼女は現在48歳の男と同棲生活を送っていた。
「...こんな筈じゃ無かったのに」
男と暮らす空虚な日々に紗央莉は呟く。
そんなある日、彼女は別れた元夫と偶然再会する。
その隣には若い女性の姿が...
貴女は最低な人間ですね
女の言葉に紗央莉は全てを知る。
自ら過ちと破滅を。
それだけの話。
全2話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-02 20:29:44
5932文字
会話率:34%
心を閉ざす少女・美柳空は、クラスに馴染めずいつも一人で過ごしていたが、クラスメイトの北條燐と小坂花音に声をかけられ、二人と『友達』になる。
しかし数ヶ月後、空は燐と花音が暴行を受けているところを目撃し、空は助けるところか逃げてしまった。
そして空は『友達を見捨てた最低な人間』とクラス内で呼ばれ、『友達』であった燐や花音達にいじめられるようになった。
学校内に空の『居場所』はない。
それでも空はいじめを『自分への罰』だと思い、耐え続けた。
誰にも『助けて』と言わず、いじめに心を痛め続ける空であったが、ある出来事をきっかけに空の人生は大きく変わっていく・・・・。
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半分実話なので、生々しい部分(?)も多分あります。
過激なシーン(?)がありますので閲覧の際はご注意ください・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-02 10:12:54
354228文字
会話率:18%
恋をしたいけど、したくない。揺れる感情の真ん中に立つ僕という最低な人間の恋。
最終更新:2020-07-05 11:57:32
3276文字
会話率:3%
■高校一年生、大橋百花は幼馴染の暮満希が好き。けれど、百花は彼の好きな人に気付いてしまう。
「あなたのことをずっと見つめていたから、あなたの視線の先に誰がいるか気付いてしまったの」
「最愛の人が、最低な人間に恋をした」
「あなたは辛い道を進
んでいくけれど、私の好きな人は間違っていないと信じる」
「心ここにあらずで、いつも遠くを見つめている、透き通った表情が好きでした」
「馬鹿だよね」
■藤巻千晴は、小学生の頃から恋をしていた大橋百花に再会し、親友として彼女が失恋したことを知る。
「あなたが、私を見つけてくれたの。あなたと出会うまで私は、ずっとずっと淋しかった」
「あなたと目が合って初めて、呼吸が楽になったのです。あなたが笑い掛けてくれて初めて、生きていてよかったと思ったのです」
「私以上に、あなたを愛せる人なんているのだろうか、と思う。でもあなたはきっと、私があなたを愛する以上に、彼を愛している」
■山井祐は、平凡な友人暮満希を蔑み、孤独を抱えた名も知らぬ美少女に己を重ね、彼女を自分の片割れとして手に入れたいと願っていた。
「彼女はいつも、ここではないどこかを見つめていた。全世界を憎悪するように睨み付けながら、永遠に手に入らないものに恋い焦がれている。そんな、美しい表情だった」
「桜の花弁が舞い落ちる中、黒髪と制服のプリーツスカートを振り乱し、狂ったように彼女は桜を蹴っていた」
「彼女はあの女といるときだけ、地に墜ちる」
■暮満希は、家族を喪った経験から、他者にとって自分が大切な存在になることを恐れていた。そんな中、自分に一切関心を向けない友人山井祐に惹かれてゆく。けれど、真っ直ぐにぶつかってくる幼馴染大橋百花の存在に、変わりたいと思い始めていた。
「誰の特別にもなりたくなかった。誰かの大切な人になるのが怖かった」
「俺たちは遠く隔たれていたから、俺は自由に彼を愛することができた」
「俺は空っぽだ、と思った。これは、恋ではなく逃避だ」
「彼女の心の真ん中に俺がいる。百花の心の特等席に、俺の居場所があるんだ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-18 15:08:51
16576文字
会話率:28%
四話完結。短編にしようと書き出したら、長くなったので読みやすさを重視し連載の形で掲載。
七尾歩(ななお あゆむ)は、自分を最低な人間と知っている。だからこそ、彼はそれを隠し、最低であるがままを行く。
そんな彼の日常に落とされた女の子
、四宮巴(しのみや ともえ)。彼女は七尾が考えるよりもずっと純粋無垢な女の子だった。
彼は彼女を見守っていく。
その出会いの一抹を綴ったお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-20 19:27:59
12325文字
会話率:53%
「浴槽には人魚になった彼女がいる」
もう泣かせないから。僕が守るから。
「ずっと好きだよ」
最後に想ったのは、あなたのこと。
「わたしは最低な人間でした」
上手な失敗の仕方を教えて。
「誰も報われない恋だったんだ」
どうすれば良かった
んですか。
全9話です。1話ごとに視点が変わります。
人魚っていいよね。夢が詰まってる(?)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-21 23:45:24
19223文字
会話率:31%
私立虹色高校に入学した高校一年生の「白鳥司」は国内でも上位レベルの
財閥の御曹司であり、昔から欲しいものは何でも手に入っていた。
そんな生い立ちからか極度のナルシストでかなり利己的で自己中心的、
更には権力や立場を利用し物事を動かす「最低の
人間」だ。
白鳥は入学してからも特別授業や特別な居場所を与えられる。
だがしかし、白鳥がこのままでは最低な人間として完成してしまうと思った
担任の坂上涼子は自らが新設した「人間更正部」と呼ばれる部活に
半ば強引に入部させる。
白鳥は屁理屈や文句を言いながらも次第に様々な人間と出会う。
こうして白鳥のちょっぴり変わった青春と部活動が始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-07 16:38:43
1837文字
会話率:0%
ある最低な人間の独白
最終更新:2015-05-08 19:04:30
760文字
会話率:0%
「幸せになる」
それは今の僕には絶対許されない事
最終更新:2014-09-10 00:00:00
491文字
会話率:34%
私には「先生」と呼び、仕えている方がいる。先生は、女の心を弄び、死に追いやったことのある最低な人間である。
※即興小説トレーニングに書いたものの手直しです。元のタイトルは「往復書簡」。(http://sokkyo-shosetsu.com/
novel.php?id=243201)
お題は「めっちゃ雑踏」、必須要素は「1万字以上」、制限時間は1時間でした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-10 03:05:47
9734文字
会話率:26%
それはたった一回の不親切が原因。
恵まれ過ぎたエミリー嬢は、転んだ自分と目が合ったにも関わらず黙って通り過ぎたアルティ嬢を最低な人間と認識した。
才色兼備の男子生徒達に囲まれた彼女に恨まれたアルティ嬢は――――…。
最終更新:2014-05-03 19:10:13
2969文字
会話率:26%
俺が公園に来る度に公園には許せないほど最低な人間たちがいた。
育児放棄の母親に必死に笑いかける少女。
そして恋人に興味のない男。
そんな人たちを怒りの思いで見つめる俺。
しかしそいつらは・・・。
キーワード:
最終更新:2013-10-28 18:45:15
5424文字
会話率:18%
あああああああああああああ
キーワード:
最終更新:2013-05-19 21:40:33
336文字
会話率:0%
あたしの隣人でもある完璧人間、佐伯 祐介は最低な人間だ。特に恋愛ごとに関しては。そんな最低な隣人の忠犬になったあたしの話。
最終更新:2012-10-19 08:22:56
2170文字
会話率:27%
詩です。独白のようなものです。
最終更新:2007-03-19 22:19:32
596文字
会話率:0%