世界最大の皇国ガルディアの皇太子、レオニールの婚約者であるメリアードはとある日、彼に婚約破棄を言い渡される。その理由は真実の愛が感じられなかったなどというふざけた名文句を言い、彼はブレンダという別の令嬢を隣に置いていた。
メリアードはそれを
受け、父に理由を話すと、父は言葉少なの中で「茶番を終わりにする」と言い出し、ついに国家転覆を企てる。
聖女であるメリアードの力を使い、長き悪き歴史を改革すべく、彼女たち一族はガルディア皇国を滅ぼす事に決めたのである。
メリアードはそれだけに留まらず、理不尽な理由で迫害される弱者を守る為、そしてそんな者たちへ終わる事のない復讐をする為、メリアードは陰ながら暗躍する人生を選ぶのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-12 18:10:06
6476文字
会話率:29%
サウスバーグ公国の君主の子息、エラルド・ガレットの婚約者であるサリー・ロンバルトは神官見習いのヒーラーだったが、とある日、その行動指針を咎められエラルドに婚約破棄を命じられる。サリーはエラルドの考え方に反論を唱えるがそれを受け入れてはもらえ
ず、仕方なく婚約破棄を受け入れた。
それから少しして、サウスバーグ公国とイーストバーグ公国の戦争が再び起きる。
サウスバーグ公国とイーストバーグ公国は長きに渡って小競り合いを続けていたが、此度の戦にはどうやらイーストバーグの軍勢内に強力な助っ人が参入される噂を聞いたエラルドは、卑劣な方法でこの戦いを終わらせようとした。
ついでにエラルドはその場に必ず訪れるであろう元婚約者のサリーを陵辱してしまえと命じるが、そこに現れたサリーはただの神官見習いの貧困男爵令嬢のではなく、かの有名な高位公爵家の血筋の者で……。
※この作品は『最○令嬢シリーズ』の第三作目となります。
※関連作品を知らずとも楽しめるようになってはおりますが、関連シリーズを知ると、より一層楽しめるようになっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-08 17:26:16
9203文字
会話率:41%