母に捨てられた目玉コレクションを回収するため、夜中にゴミ漁りをしていた目玉コレクターの少年・蓮は、アルビノの殺し屋アリスと出会う。
「アリスさんの目、きれいだね」「やらねえぞ」
真っ赤な美しい眼球に魅入られた蓮と、病気で死にかけたアリスが紡
ぐ、歪な絆の物語。
※他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-06 09:42:23
4817文字
会話率:43%
異世界転生したら、草魔法の使い手で。蔑ろにに育てられ、婚約破棄も家を出されもした彼女のその後。
最終更新:2024-02-25 19:15:38
2561文字
会話率:0%
俺の名前は阿久津安斗仁王(あくつあんとにお)。いわゆるキラキラした名前のおかげで散々苦労もしたが、それでも人並みに幸せな家庭を築こうと仕事に精を出して精を出して精を出して頑張ってまあそんなに経済的に困るようなことはなかったはずだった。なのに
、女房も娘も俺のことなんかちっとも敬ってくれなくて、俺が出張中に娘は結婚式を上げるわ、定年を迎えたら離婚を切り出されれるわで、一人寂しく老後を過ごし、2086年4月、俺は施設で職員だけに看取られながら人生を終えた。本当に空しい人生だった。
なのに俺は、気付いたら五歳の子供になっていた。いや、正確に言うと、五歳の時に危うく死に掛けて、その弾みで思い出したんだ。<前世の記憶>ってやつを。
今世の名前も<アントニオ>だったものの、幸い、そこは中世ヨーロッパ風の世界だったこともあって、アントニオという名もそんなに突拍子もないものじゃなかったことで、俺は今度こそ<普通の幸せ>を掴もうと心に決めたんだ。
しかし、二週目の人生も取り敢えず平穏無事に二十歳になるまで過ごせたものの、何の因果か俺の暮らしていた村が戦争に巻き込まれて家族とは離れ離れ。俺は難民として流浪の身に。しかも、俺と同じ難民として戦火を逃れてきた八歳の女の子<リーネ>と行動を共にすることに。
今世では結婚はまだだったものの、一応、前世では結婚もして子供もいたから何とかなるかと思ったら、俺は育児を女房に任せっきりでほとんど何も知らなかったことに愕然とする。
とは言え、前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に、何とかしようと思ったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 06:00:00
420974文字
会話率:27%
子爵令嬢マージョリー・フローレスは、婚約者である公爵令息ギュスターヴ・クロフォードに婚約破棄を告げられた。
理由は、彼がマージョリーよりも愛する相手を見つけたからだという。
「ならば、仕方がない」と諦めて身を引こうとした矢先。マージョリーは
突然、何者かの手によって階段から突き落とされ死んでしまう。
だが、マージョリーは今際の際に見てしまった。
ニヤリとほくそ笑むギュスターヴが、自分に『真実』を告げてその場から立ち去るところを。
マージョリーは、心に誓った。「必ず、生まれ変わってこの無念を晴らしてやる」と。
そして、気づけばマージョリーはクロフォード公爵家の長女アメリアとして転生していたのだった。
「今世は復讐のためだけに生きよう」と決心していたアメリアだったが、ひょんなことから居場所を見つけてしまう。
──もう二度と、自分に幸せなんて訪れないと思っていたのに。
その一方で、アメリアは成長するにつれて自分の顔が段々と前世の自分に近づいてきていることに気づかされる。
けれど、それには思いも寄らない理由があって……?
信頼していた相手に裏切られ殺された令嬢は今世で人の温かさや愛情を知り、過去と決別するために奔走する──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-18 12:00:00
79633文字
会話率:41%
「砂の棺」完結後の、「誰か」が思い描いた、叶わなかった未来の幸せな幸せな物語。
北の町・ミューレンでのカルザスとレニーの日常。
そして新しく出会う人たちとのふれあい、事件。
ここに綴られる新たな物語は、あたたかくやわらかな幸せあふれる物語。
「砂の棺」の後日譚。
本編既読推奨です。
https://ncode.syosetu.com/n4950cg/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-22 12:00:00
153713文字
会話率:63%
少子化に高齢化によって崩壊する「家族」のために、国はAIによる「親子マッチングプロジェクト」を立ち上げ、挽回を図る。
フリーライター・早島チサはぎりぎりアラフォー。親子マッチングプロジェクトに不正があると疑い、参加することで真偽を確かめよ
うとした。「親」としての役割が振り分けられ、彼女は17才の少年との共同生活がはじまる……はずだったが、そうはならなかった。
なぜならば、「息子」として指定され、「家」で待つ保取コウジは、もうすぐ還暦を迎える男だから。
43才の母と、57才の息子。無理やりな、あるいはちぐはぐの擬似親子関係——それぞれの思惑を抱えた、ウソとホントを入れ交じる駆け引きの記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-14 20:00:00
18311文字
会話率:30%
勇者は役目を終えた。
ようやく念願のスローライフを満喫できる! と浮かれていたその瞬間、厄介ごとを拾ってしまう。
……何故か勇者から保護者へとジョブチェンジした元勇者は、養女と共にスローライフを始める。とても楽しい日々だった。しかし、娘はあ
る時、とんでもないことを言ってくる。
「私、冒険がしたいです」
「お父さんも行きます」
親バカと隠れ(隠せてない)ファザコンとで、ハチャメチャな冒険が始まる…!
「なんでゴブリン一匹にそんな仰々しい詠唱してるの!?」
「ちょっ! ギルドで絡んできそうな人を片っ端から再起不能にしてる!?」
プロローグ風です。
好評なら、連載にするかも折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-08 23:26:53
4035文字
会話率:47%
ぬばたまの夜闇の中で、仄かな燐光を帯びるように浮かび上がる桜。
根の間に座り、木の幹に寄りかかる、霞んだ女が一人きり。
女の姿は桜吹雪にかき消され、土を引っかいてしたためた文字だけが残った。
「わたしは、忘れられない女になれましたか」
人を殺めたことで、裏社会で生きることを決めた神津 邦彦は、心を冬に閉ざした女を拾う。
名乗らない女を美桜と名付け、連れ帰った神津。
二人は惹かれあうが、美桜は神津を信じきれなかった。
※私は性悪ミストレスのスピンオフです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-04 20:48:04
40130文字
会話率:27%
葬儀屋は埋葬する。
鳥籠の中の小鳥を。
Twitterにて連載していた物語です。
最終更新:2014-08-29 23:49:37
8832文字
会話率:17%
あるところに、不老不死の万能の力をもった魔法使いがいました。
彼はなんでも出来るかわりに人々には忌み嫌われ、寂しく生きていました。
ある日、死んだ女に抱えられていた赤ん坊を彼は発見します。
「そうだ、無垢な赤ん坊なら自分の傍にいてくれるはず
」そう思った彼は一つの呪いを赤子にかけました。
「ずっと私と一緒にいてくれますように」
その男の子は「黒果実《オルガ》」と名づけられました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-24 23:46:53
27459文字
会話率:32%