人が死に、骨となった身で動く物だろうか?
答えは否。
もしいるとすれば、それはモンスターと呼称されるものに成り果てる。
人では無くなってしまう。
なら、自我を持った元人間の骸骨は、どうだろうか?
答えはない、持ち合わ
せていない。
これは、かつて滅んだ国の騎士が目覚める物語。
彼の王を探す冒険譚。
既に死した肉体で、彼は何を成すのか?
既に朽ちた肉体で、彼は何を思うのか?
王を見つける。
ただそれだけが、彼の目的。
王の魂、王の気配だけを探って旅を続ける。
やがて見つけた王は、少女になっていた。
記憶はない、威厳もない。
ただただ心優しい少女へと。
それでも、騎士は傅く。
姿形は変われど、王への忠誠は揺るがない。
当作品は
https://ncode.syosetu.com/n0040in/
の連載版となります。
一話目は短編に多少加筆修正したものになりますので、読んだことがある方は二話目からでも問題ないと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 20:01:08
591273文字
会話率:38%
下手に整った顔立ちのせいで幼い頃から男女問わず散々な目に遭わされて来たシリウスは、人間嫌いを拗らせながらも王太子の補佐として多忙な日々を送っていたが、兄が亡くなったことによってその状況が一変する。兄の子である甥が爵位を継げるまでの五年間限定
で、当主のお鉢が回って来てしまったのだ。繋ぎと言っても爵位を継ぐのに妻がいないのは問題だと、王太子命令で妻を迎えることになってしまった。
そうして初夜、妻として迎えたサフィニアに、後継である甥の立場が揺るがないよう、自分たちの間には子供はいらないと宣言した彼に対して彼女が望んだのは、養子を迎えることだった。
女の子をひとりだけという条件で許可して、しばらく――。
過労死寸前の忙しさに家庭を顧みることができずにいたシリウスは偶然、使用人たちの不穏な噂話を耳にしてしまう。
どうやら妻と養子の容姿は似ているらしい……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 20:00:00
334256文字
会話率:43%
魔法界最古の名門校アルカナ魔法学校に通うエマは、人間として初めて入学を果たした特異な存在。幼馴染で天才魔法使いのルイから託されたネックレス「ソルヴィール」を身に着け、彼女は魔法の世界で奮闘している。
ある日、エマは魔法薬学の授業で「奇跡の
魔法薬」という課題に挑むことになる。この薬は願いを一つだけ叶える力を持つが、その材料となる「星涙の花」を採取するには、花が宿す悲しみの試練を乗り越えなければならない。
エマはルイの助けを借りて、星涙の花が咲く場所を探し出すが、同級生クリスの妨害や花を守る精霊との戦いに直面する。それでもエマは揺るがない決意と信念で試練を突破し、ついに星涙の花を手に入れることに成功する。
薬を完成させたエマは、自らの願いを叶える瞬間を迎える。しかし、それは自分のためのものではなかった。彼女が願ったのは、幼馴染であり支え続けてくれたルイが「これからも強く、優しくいられるように」という純粋な想いだった。
星涙の花の魔法は確かにルイの心に届き、彼はその想いに応えるようにさらに強さを増していく。エマとルイの絆は、魔法の試練を通じてより一層深まり、彼らは互いの存在が支え合う力であることを改めて実感するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 22:38:27
2907文字
会話率:41%
大企業の不正を暴き続ける謎のSNSアカウント「正義の爆弾」。その正体は、天才変装師・椎名迅だった。迅は幼い頃、ある大企業の内部抗争に巻き込まれて家族を失い、それ以来「全ての大企業は悪だ」と信じ、不正を暴いては社会を揺るがす活動を続けていた。
ある日、迅の才能に目を付けた秘密組織「ヴェール」が接触を図る。彼らは大企業や国家レベルの不正を監視し、正義を掲げる組織だと名乗る。迅はその力を借りるべく組織に加入するが、ミッションを通じて次第に「ヴェール」の裏の顔――賄賂、取引、隠蔽――を目の当たりにする。
「不正を裁くための組織が、自ら不正を犯してどうする?」
迅は組織の腐敗を暴き、メンバーの一人である宇佐美を告発。しかし、その行動はリーダーの逆鱗に触れ、迅自身が「消去対象」とされてしまう。かつて味方だった組織に追われる身となった迅は、ただ一人自分を信じて助けてくれる女性エージェント・小田切彩と共に逃亡を開始する。
追われる立場になってもなお、迅の信念は揺るがない。変装と知略を駆使し、迅は次々と追っ手をかわしながら、組織の真の目的を暴こうとする。そして、「ヴェール」の背後に潜む更なる巨悪――世界を裏で操る大企業連合の存在を知ることになる。
果たして迅は、敵に回した「ヴェール」と「大企業」の両方に立ち向かい、真実を暴くことができるのか?
命を賭けた反逆劇が、今始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 16:34:16
15726文字
会話率:55%
ヴィオラ・グリムは贅沢三昧わがまま三昧をする、貴族令嬢だった。そして、領主の座を受け継いだ後は、さらにひどくなり、財政が傾いてもなお領民に重税を課してつなぎとめ、生活を変えようとはしなかった。
そしてついに、我慢できなくなった領民が、グ
リム家の遠縁であるオースティに頼り、革命が起こってしまう。これまで周りの人間を愚物と見下し、人を大事にしてこなかったヴィオラは、抵抗しようにも共に戦ってくれる者がおらず、捕まってしまい処刑されてしまうのだった。
処刑されたはずだった。しかしヴィオラが目を覚ますと、過去に戻ってきていた。そして、懲りずに贅沢をする日々。しかし、ふと処刑された時の事を思い出し、このままではまた処刑されてしまうと気づく。
考え抜いたヴィオラは、やはり贅沢はやめられないし、変わるのも嫌だった。残された手段はいくら贅沢をしても傾かない盤石な領地作りだけだった。
ヴィオラが最初に手を付けたのは社会階級の固定の撤廃だった。領地に限らず、この国ではいくら頑張っても庶民は庶民のままだ。それを撤廃すれば、領民を味方にできると考えた。
その手始めとして、スラム街の適当な人間を近衛の騎士にしてそれを証明とし、領民に公約をしようと考え、スラム街へと向かうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 21:00:00
57551文字
会話率:49%
首を絞められて死んだ男は、気がつくと別の世界の子供として生まれ変わっていた。その世界で男は農民の息子であり、ダブルスという名をつけられて可愛がられていた。しかし男にはとある欠点があった。それというのも、男は少しだけ他人とは物事の価値基準が違
うのだ。日本にいた頃は身内たちから「場にこいつが現れたらややこしいことになるぞ」と言われるほどの所謂イカれであり、転生の影響で精神に異常を来したせいか、その異なる価値基準というものが更にフワフワとしたものになった。そこに現れたのは〝悪魔の子〟と名高い悪役令息シルバース・フェルナンゴである。シルバースはダブルスに新たな価値基準を与えた。「礼節条例」と呼ばれるもので、簡単に言えば「そこら辺にいる有象無象を天使と定め」、「社会常識や法律を逸脱した行為をする者を悪魔とし」、「悪魔は天使に対し丁重にならなければいけない」、「礼節を弁えない悪魔はほんとうの悪である」という物だった。シルバース・フェルナンゴ曰く、「これらを知っていれば万能である」と。ダブルスはこの礼節条例の恩を受け、街一番の嫌われ者シルバースの側近になる事に。家から追放された時も処刑されそうになった時も絶対に揺るがない忠誠心に戸惑いながら、シルバースはダブルスの「せっかくだから世界を見に行こう」という誘いを受けて、ダブルスと共に旅をすることに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-02 14:15:41
32420文字
会話率:50%
日々罪人を殺す仕事をしている処刑人は、ある仕事帰りの夜に不思議な少年と出会う。倒木の中に佇んでいた彼が示したのは、圧倒的な力と善性。
決して揺るがないその姿は、人を殺すことを日常にしている処刑人を、真っ向から否定するかのようである。
だ
が、それでも処刑人は処刑人だ。
どうしょうもなく殺しを必要とし、求めてしまう。
……私が彼女を殺したのは、悪でしたか?
……俺が彼を殺したのは、間違いだったか?
この、処刑が横行する歪んだ國で。
少年少女は、己の行為と向き合い、己の罪と向き合うことだろう。
これは、3人の少年少女が殺しと向き合う物語。
――あなたは、こんな救いのない世界でも、人を殺さない聖人であり続けられますか?
目次
上 処刑人の性
一章 屍臭乱舞 1〜
二章
中
三章
四章
下
五章
六章
七章
※個人的にスクロールだと、一字下げのギザギザが綺麗じゃないと感じてしまったり、単純に見失ってしまったりするのでしてません。
※本作はシリーズ3作目ですが、基本的に前作とは流れ的な繋がりはありません。3作同時連載で投稿間隔が遅くなるかとは思いますが、少なくとも一章は速やかに投稿を終えたいと思っているのでよろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 06:20:00
471537文字
会話率:28%
人を好きになりたくない男子高校生「癒月」と、そんな癒月を好きになってしまった女子高校生「桜」、桜は必死に癒月にアタックするが、揺るがない癒月。そこまでして好きになりたくない理由とは!?
実体験を元にした恋愛小説です!
最終更新:2024-08-31 19:57:53
1267文字
会話率:52%
「マリアローゼ・フォン・リエントール!! 貴様との婚約を、今、ここで!! 破棄する!!」
第一王子の婚約者であるマリアローゼは、その第一王子を殴って見事婚約破棄された
筋骨隆々、あらゆる武道に精通したマリアローゼは、社交界では『近距離パ
ワー型令嬢』として有名
第一王子には婚約破棄されたものの、第二王子でありプロボクサーであるエディオネルにそのこぶしを見出され、スパーリング相手(師匠)として寵愛を受けることとなる
いわおのような外見に似つかわしくなく乙女なマリアローゼは、エディオネルという男を知るうちに次第に恋に落ちていく
ちょっとしたことでこころを揺らし、しかしこぶしは揺るがない
いっしょに街へ出かけたり、スパーリング相手をしながら話を聞いたりと、ふたりの仲は縮まっていく
第一王子・リベリオネルの婚約者、アリアンナの嫌がらせや、リベリオネルの暴言などものともせず、しかしこれでいいのだと自分を納得させようとするマリアローゼ
だが、いっしょに夜会へ出かけたことがきっかけで互いに意識するようになり……!?
そしてボクシングの国内大会の幕が開ける!
偉丈『婦』だって女の子!
『近距離パワー型令嬢』だって恋したい!!
これは、すべての悩める女の子(男の子も含む)に向けた、ちょっとマッチョなラブストーリー!
毎日1820時更新予定!
※この作品は『小説家になろう』、『カクヨム』でも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-06 18:20:00
77142文字
会話率:34%
近年、モンスターによる人域襲撃や、武装集団による破壊行為など、大規模な戦力が必要となる事態が増えてきている。それに対応するため各教育機関では、若者の戦闘能力を鍛え、人々の生活を守る活動が推進されている。
ここ、ディルガドール学園もそ
の一環で創られた。
創立から20年、多くの優秀な人材を輩出するこの学園は、一種のエリート校として国外までその名を知られている。
そんな学園に今年入学してきた一人の生徒。その生徒の入試の成績は明らかに異常だった。
クレイ・ティクライズ
学科 1000点/1000点
実技 530点/1000点
これまでの20年、片方とはいえ、満点を取ることが出来た生徒など一人も存在しない。
学園生活が始まる
先を読み、敵を誘導し、
勝利を掴め
「全て予定通りだ。俺たちの勝利は揺るがない」
※隔日更新予定、更新は21~23時予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 21:29:27
1069072文字
会話率:50%
「アリアレイン、そなたを追放刑に処す!」
ひとりの侯爵令嬢が、王太子に追放を宣告された。
「なぜあっさりと受け入れられたのですか」
それに憤る者。
「――は?」
驚く者。
「姉様、本気なの?」
疑問を抱く者。
「お願
いでございます殿下、どうかお考え直しください!」
慈悲を願う者。
「教会から王太子殿下に取りなすこともできます、ハーゼン様」
助力を申し出る者。
「――侯爵閣下によろしくお伝えください」
見送る者。
「つまり皆々安泰、万事めでたし、ということでしょうな」
喜ぶ者。
追放の事実を聞いた者の反応は様々だ。
「行きましょう」
しかし、交錯する思惑をよそに、侯爵令嬢は揺るがない。
そして彼女が放った一手は――
「まことに、かの侯爵令嬢の周到さには驚かされるばかりよな」
「しばらく王太子の命令もなにも届きますまい」
「――どういう、ことなのだ?」
――王国そのものを揺るがした。
追放を宣告された侯爵令嬢の逆襲が、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 12:00:00
104865文字
会話率:29%
バールステッド大陸のグレゴリア皇国第一騎士団副団長ワーウィック・エキスピアス、通称、双剣のワーウィックは、王都テレアデスに迫るアンデッドの大軍と交戦し、ハーミットという名のエルダーリッチとの戦闘で相打ちとなる。
死の間際、ハーミットは転魂
という秘術を使用し、二十年後に再び蘇ると口にする。
そして、ワーウィックは、ハーミットと一緒に紫の光の中に消えてしまう。
ワーウィックが目覚めたとき、彼はノルドという名前の赤ん坊になっていて、まったく知らない国にいることが分かる。ノルドは、赤狼傭兵団団長であるアランと、その妻リリアの子供であった。
ワーウィックはノルドとして新しい人生を歩み始め、再び蘇るであろうハーミットとの再戦を決意する。さらに、前世での経験や知識を生かし、子供の頃から戦闘の才能を開花させていく。
これは、ワーウィックがノルドとして生まれ変わり、また、騎士から今度は傭兵として活躍していく物語である。
※第一章完結の第23話まで毎日18時に投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 10:25:56
191793文字
会話率:29%
帝国領の貴族師弟が通う由緒正しき学び舎、グランベール学院の術科訓練場で一人の生徒の死体が発見される。
死亡していたのはディーノ子爵家の嫡男アルス。その死体には外傷がなく、まるで眠るように死んでいた。
学院では同様の事件が立て続けに起き
ており、今回で三人目となる。
グランベール学院の秩序を維持する機関、風紀委員会《レガート》に所属するガブリエラ=ナイトハルトが事件の謎に立ち向かう。
【主な登場人物】
・ガブリエラ=ナイトハルト
本作の主人公、グランベール学院中等科一年生で金髪碧眼の少女。風紀委員会《レガート》に所属している。
・リディア=オルコット
グランベール学院高等科一年生、風紀委員会《レガート》の委員長を務める少女。
・クリス=フィテル
グランベール学院中等科二年生でフィテル公国の公爵家次男。風紀委員会に所属する中世的な顔立ちをした少年。
・グロリア=ラグデューク
ラグデューク伯爵家の三女、グランベール学院高等科二年生で生徒会長。
・グランジスタ=ナイトハルト
ガブリエラの叔父で元準勇者。
・ロイ=ナイトハルト
ガブリエラの兄で、現在は前世の恋人の生まれ変わりを探す旅に出ている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 16:45:52
17041文字
会話率:51%
高3で平凡以下の容姿の神崎誠は、学校一の美少女で性格も申し分のない同級生の鈴原優香に小学校の頃から片思いを続けてきた。
心身共に恵まれた環境で育った鈴原は、恋愛には関心が薄く何度も受けた告白も断り続けていた。神崎との関係も鈴原には男子にして
は仲がいいという程度だ。
鈴原には迷惑をかけないけど一般的に見ればストーカー。そう自認している神崎は、彼女との関係を長期戦で深めていくつもりだった。何年もの努力の先にある関係の成就に望みをかけて、自己を高める努力を惜しまずに続けてきた。
そんな中、高2の時に鈴原は彼女に匹敵するほどの美男子である湊川と付き合い始めてしまう。その湊川の過去を知って色々と調べた神崎は、その悪党ぶりを知って計画を大幅に変更することにした。
やがて湊川は深い関係となった鈴原に牙を向け始めた。神崎は彼女を助けるために、リミッターを解放して行動を開始した。
※NTRは『寝取られ』、BSSは『僕が先に好きだったのに』の意味。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 12:10:04
192793文字
会話率:66%
『天使病』という疫病が流行る世界の小さな町で、テオは幼馴染のエレナと一緒に日常を送っている。
いつものようにテオとエレナは一緒に過ごしていたが、突然エレナの背中から羽が生える。
天使病に掛かったエレナがテオを襲い、気が付いた時にはテオは、自
我を取り戻したエレナによって草原に運ばれていた。
エレナの天使病の治療法を探しに旅をすることにしたテオだが、困難な壁にぶつかり、そして本物の天使に出会う。
だけどその天使はエレナを攫って行ってしまった。
身動きを封じられて草原に立ち尽くしていたテオの所へ、2人組の悪魔が通りすぎる。
悪魔たちはテオを見つけて悪魔の本拠地に連れて行くが、そこに待ち構えていたのは悪魔たちのボスである「死神」だった。
なにがあっても、テオの「エレナを救う」という意思は揺るがない。
越えるべき壁は頑丈だったが、越えた先に待ち構えていたものは――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 13:09:08
64867文字
会話率:37%
女神の三姉妹には、それぞれ、戦、財貨、豊かさの加護がありました。三姉妹は、この加護をもって、ツェッペリン国に嫁ぎ、子々孫々、国を繁栄させました。
女神の三姉妹の子孫たちは、揺るがない加護でもってツェッペリン国を豊かにしましたが、豊かさの加護
持ちである男爵令嬢ユメールは、女神の子の子孫でありながらも、蔑まれていました。そのため、同じく豊かさの加護をもつ女神の姉妹の子孫である子爵令嬢アイナこそ相応しいとされ、とうとう、ユメールは家族ごと、ツェッペリン国を出ることとなりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-13 21:00:00
129162文字
会話率:49%
北の果て大雪原で魔獣を倒した、最強剣士ランスローは決意した。
「そうだ、王都に行こう。王都に行って、あの煮込み料理を食べよう」
辺境伯に懇願されても、夢のような提案をされても、ランスローの決意は揺るがない。
全て断り、王都に向かって旅立って
いく。
ただただあの料理を食べる為に!
王都に向かう途中出会った奇妙な商人カイルの依頼を美味しい料理に釣られて受け、共に旅をしていく中、魔獣に襲われても、最強なのであっさりと乗り越えていく。
美味しい料理に釣られるうちに、やがて王都を超え、南の果て『赤き精霊の塔』まで辿り着き、赤き精霊の乙女と出会うのだが。
美味しいもの好きの最強剣士の、なかなか辿り付かない最後の旅。
カクヨムでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-21 11:53:22
19005文字
会話率:24%
総合病院で働く看護師の春田メイは、事故により命を落としかけるが、自分の世界の創造主に助けられる。
死の淵いたメイは、気が付くと少しだけ過去に戻っていた。
創造主はメイを多世界とのゲーム、「アナザーレイド」の代表者として能力を与えた。
命が助かるかわりに、他の世界の代表者たちと戦うことになったメイ。
負ければ自分の世界は無くなってしまうかもしれない…
自分の大切な家族や友人が生きるこの世界を守ることを決意した彼女は、
事故の時に得たスキル「時間逆行」などを駆使して、この世界を守るために奮闘。
運命の神に翻弄されながらも、大切な人を守る意思は揺るがない。
果たして、メイは自分の世界を守りきることは出来るのか。
【異世界物】【能力バトル】
【女主人公】【初連載】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-22 01:03:28
90626文字
会話率:34%
バーラード王太子から婚約破棄を宣告されただけではなく、様々な罪を着せられそうになったロムアリア・アレクサルド公爵令嬢は果敢に反論するが、証人として召喚されたのは「鋼鉄令嬢」の異名を持つソールディ子爵令嬢だった。
彼女は言う。
「わたくし、ソ
ールディ・アントラストはロムアリア・アレクサルド公爵令嬢が盗んだ宝石を受け取る瞬間を、目撃しました」
「……という虚偽の発言をするよう、強制されました」
鋼鉄令嬢は冤罪をかけた宰相の長男、キース・シュラウディスを嘲るように笑い出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-11 18:00:24
9729文字
会話率:35%
田舎男爵の庶子が光魔法に目覚め、聖女見習いとなって王立学園にやってきて半年。
王太子の婚約者であるセラフィーナは、聖女と比べる周囲をよそに、誰よりも清廉であった。
子爵令嬢であるサンドラは、聖女に夢中な婚約者に呆れながらも気高かった。
宰
相の娘であるベルナルデッタは、聖女の後見人となった家の中でますます居場所を失ったが、聡明であった。
聖女側から「悪役令嬢」と呼ばれる3人の令嬢のお話。
メンタルつよつよ女子とまともな王太子が書きたかった。
各2話ずつくらいで終わる予定です。
ラブがうすめかも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-14 18:41:39
79819文字
会話率:36%