六十歳の伝説的デザイナー青嶋薫子は、心臓発作による活動停止の後に、カムバックを期してファッションショーを開催していた。ショーは劇的な成功を収めたが、カーテンコールのさなか、一羽の黒い揚羽蝶がその唇に留まると、彼女は突然絶命した。蝶の翅から
毒物が検出され、事件は一挙にマスコミや世間の注目を集めることに。しかし、翅に付着していた毒物は致死量には程遠く、死因は心臓発作だった。彼女は極度の蝶嫌いだったのだ。東大応用昆虫研究室の准教授、柏木祐介は、真相究明への協力を要請され、現場検証へと赴いた。集められたのは不仲が噂される夫、幕間に出演したマジシャン、主治医、四人のアシスタントデザイナーら。自身のブランドを育てるために辣腕をふるってきた青嶋を憎むものは多い。一体、犯人はどうやって蝶を操ったのか? また、効きもしない毒をわざわざ翅に振りかけた真意とは? 柏木は事件の真相を解明することができるだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-06 08:45:17
16540文字
会話率:66%
全てを焼き払う暑さが也を潜める長月で御座います。
赤い大地、彼岸の海、目に焼き付けとう御座います。
そこで目にした曼珠沙華、揚羽蝶。
そうしてまだお若い仏閣。
どうか胡蝶に連れ去られませんように。
注意事項1
起承転結はありません。
短編
詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
改めて、彼岸花の寿命の短さを感じました。
寄ってきた胡蝶が命を吸っている様にも思えます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 20:10:04
969文字
会話率:9%
街を歩くと、沢山の揚羽が私の周りを飛び回る。
今日も昨日も一昨日も。
その内の、青い羽根した綺麗な一頭が私に口吸いを施す。
嫌な予感がした。
だから水の張ったバスタブに体を沈めた。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら
申し訳御座いません。
注意事項2
最期の最期で悲恋な恋愛です。
恋愛だと思ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 20:21:37
872文字
会話率:50%
ある日部屋に一匹のアリが現れる。その小さな存在が日常を蝕んでいく。
最終更新:2022-09-11 09:00:00
11975文字
会話率:13%
ご先祖さまの魂を迎え入れるお盆。粗末にすると何かが起こるかもしれません。
最終更新:2022-08-20 00:00:00
3658文字
会話率:25%
春、事故で記憶を失くした僕は、ひとりの少女に出会う。
彼女が導いてくれる先には何があるのか。
最終更新:2022-04-23 00:00:00
15536文字
会話率:40%
夏の予感。
むわりとした熱風に、舌をまく地蔵菩薩。
焼かれた道路を裸足で歩こうとして、灼熱地獄。
川で泳いでいたら、深みに、なぜか蛍石が堕ちていた。
カワセミと川鮎の極彩色。虫網に引っかかる揚羽蝶。
遠い昔の記憶に、時々逢いたくなる。
今夜
も酎ハイで郷愁的に浸りながら、銭湯に通うのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-23 15:43:31
557文字
会話率:0%
赤い彼岸花の群れの上を 黒揚羽が鱗粉を煌めかせながら舞い踊る……
最終更新:2020-11-21 20:14:09
214文字
会話率:0%
空を覆う巨大な樹木の群生する広大な森。
陽の差さない地上は中空を浮遊する発光苔類によって淡くぼんやり明るい。
神秘の森はいつも静かな賑わいに満ちている。
森を歩き旅をする、活発で好奇心旺盛で心優しい少女リリス。
行く先々で出会う人
々との触れ合いは暖かいものをもたらしてくれる。
やがて湖で偶然出会った黄金蝶のムノから灯り集めの祭りの話を聞き……。
おしゃべりな鶯、逆さまに生えた樹木、お洒落で紅茶好きな黄金色の揚羽蝶、泣き虫で笛師のマリオネット、不愛想な飾り物売り、ドーナツ広場のお祭り、水に沈んだ古代遺跡、管理者の姫……。
不思議で優しさに包まれた森の幻想譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-10 19:15:00
31988文字
会話率:23%
これは生まれて間もない「私」が、生きようともがき、そんな時に雨の中で出会った「君」との、ささやかな物語。
最終更新:2020-10-04 21:00:56
1500文字
会話率:0%
沈み込んだ夜に包まれた二人。お互いが生きる意味を探しあう。
最終更新:2020-06-29 19:49:06
1204文字
会話率:30%
それは、彼女達が彼らと出会う前の物語。
暗く深い闇から抜け出し、1つの光を見つけるまでの前日譚
彼女達が「暗殺者」と言われる由縁
これは私が知るあの娘たちの過去
あの娘達が背負ったカルマメモリー(業の記憶)
最終更新:2019-06-13 00:00:00
39467文字
会話率:41%
時は2001年、夏も終わりに差し掛かる頃。関東北進会系列・的場組組員・北原修二は、10年間の服役を経て再び極道社会に舞い戻った。しかし修二がそこで目にした現実は、彼が服役中に執行された“暴力団新法”により疲弊しきった極道達の憐れな姿だった
。現役時代は抗争時の陣頭指揮、もしくはそれらの争い事の仲裁役を請け負う“喧嘩師”として日々躍動していた修二だが、しかしこの状況は、彼自身の生き場所が限られている事も意味していた。
そんな修二だったが、とある日、些細な事がきっかけで勃発した他組織との抗争の火種を打ち消した事により、組内外で存在感を発揮する。そしてこの働きの功労者として称えられた修二、及び彼の外兄弟である“権田隆史”と供に自分達の存在意義を改めて感じ、安堵を覚えた。
そんな折、隆史の親友“許周明”を通じて、暴対法で弱体化した日本の極道達の様子に、これを勝機と見た海外からの第三勢力マフィア“揚羽蝶”が、日本裏社会制圧計画を秘密裏に目論んでいる事を修二は耳にする。まるで絵空事のようなこの計画を当初は組織の誰もが信用しなかった。しかしこの計画は予告通りに実行され、下部組織が一つ、また一つと壊滅されると供に、この状況に危機感と怒りを露にした全国の北進会系組織からはすぐに反撃の狼煙が上げられる。
だが、隠密性を重視し、一般人とまるで見分けが付かない装いで行動する彼等に北進会は手を出せなかった。また、日本の極道達の生き様に魅せられて彼等と共存する道を選んだ“許周明”の支援を受け、彼の率いるマフィア組織“芍薬”の力を借りて反撃に出るものの、しかし頼みの綱のその芍薬自身も手痛い被害を受け、この抗争はまさに泥沼の長期戦へ向かう事を誰しもが覚悟した。
そんな時、抗争相手の揚羽蝶のボス“金総林”からある提案が投げ掛けられる。その提案とは、各組織から腕自慢の喧嘩師達を三名づつ募り、その彼等を代表者として戦わせた上で、勝敗の結果に互いの組織の要求を全て託そうと言う、いわゆる手打ち試合の提案だった。
全国の極道達からの期待を一心に背負い、これまで体験した事の無い命懸けの戦いが、いま修二達に訪れようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-07 21:50:46
200679文字
会話率:54%
その美しい場面に戸惑うばかりです。
最終更新:2017-06-02 00:31:34
476文字
会話率:0%
夜揚羽蝶と呼ばれてた男遊びが盛んな令嬢と噂される、美しく妖艶な彼女だけど実は…男性経験なしのめんどくさがり屋だった。そんな彼女の恋の話
(ほんの少し大人な表現と暴力ありますのでご注意下さい)
最終更新:2017-01-07 14:00:00
28724文字
会話率:34%
「スピリット・リンク!」
20XX年、『Infinite Possibilities Online』――通称『IPO』が発売され世界中の人が熱狂した。IPOは世界初のフルダイブ型VRMMOでありβテストの倍率は100倍を超えるほ
どの期待が集まっていた。
早川瞬は無限の可能性に思いを馳せながらIPOの世界へと旅立つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-19 21:33:52
2120文字
会話率:39%
蝶を愛でる女の子と、彼女を好きで仕方ない男の子の不器用な恋の始まり。
以前『蝶の舞う夜』で投稿していたものの改稿版です。
最終更新:2016-09-16 01:33:28
5686文字
会話率:33%
もうすぐ24歳を迎える絵子(エコ)は、ある日突然、ヴァンパイアと出逢った。
瞬く間に消えた魅惑的な青年が忘れられなかったが、ある夜、絵子の家のベランダに現れる。
「先日助けたお礼に、あなたの血を飲ませてください」
怪我を負った血塗れの青年は
、そう微笑んだ。
そして、ヴァンパイアに抱かれた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-20 16:12:20
21045文字
会話率:19%
世界が情報に溢れすぎて人間の覚醒した脳が一部の人を柊(ひいらぎ)と呼ばれる異能力者に変えた。
日本では廃県置藩が柊の最高位にいる聖光葉(ひじりこうよう)によってなされ、各地は県ではなく藩として機能する。
そして日本は大霊幕によって世界からも
鎖国し、鬱屈とした気運が日本中を満たした。
これはその柊の一人である一匹の蛹の少年が様々な経験を経て、揚羽蝶へと羽化するアゲハの物語。
※作中にある六道輪廻の地獄道を輪廻道。天道を天海道としてあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-05 10:00:00
296094文字
会話率:40%
新聞部部員、敷島大和と霜鳥露子は、学内に横穴遺跡発見の報を受け、調査に乗り出した。しかし、それはただの遺跡ではなかった。異界との接点であり、美しい草原に二人は飛ばされた。苔むした石像、色とりどりの花々。森を抜けていくと、泉のほとりに一人の少
女の姿を見つける。彼女は輝くばかりの銀髪を清らかな水に浸して、大和と露子を見つめるのだった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-24 00:23:31
126967文字
会話率:63%
私が先日体験したある出来事の話です。
小説っぽくなくてすみません。
最終更新:2013-07-07 00:16:17
2352文字
会話率:0%
どうして、こうなってしまったの?
私のすべては、主様のものなのに……
最終更新:2013-02-22 09:00:00
1811文字
会話率:2%
私はある日、アゲハ蝶を『拾った』。
キーワード:
最終更新:2010-07-29 20:38:57
1717文字
会話率:0%