地元の夏祭りに来た。
最終更新:2024-08-24 14:23:21
1926文字
会話率:26%
一人残った家の中。
ぼーっと眺めている。
最終更新:2023-07-18 19:04:00
1719文字
会話率:21%
夏真っ盛りの人混みの中。
引きこもりは、外出してた。
最終更新:2022-05-29 21:42:48
2222文字
会話率:22%
夕闇の頃……。見渡す限り紺碧の空と、濃藍の水の世界。そこに流れ着くものを、男は掬い上げる――。
*この作品は、別のサイトにも掲載されています。
最終更新:2024-03-16 22:22:01
1440文字
会話率:7%
書評というのは、作品に一本の糸を通すようなものだと私は感じています。それがよいものであるかどうかは、ひとまずのところ問題ではありません。どんな形であれ、そこに糸が通うということ自体が作品の持つ奥行きや豊かさを、結果として浮かび上がらせるこ
とになるからです。
私は本来、自分の言葉なり表現というものを持たない側の人間ですが、そういう誰かの言葉や表現に蔦を這わせることでしか文章を綴れない人間が、こうした場で居を設けることは相応しくないと言ったら、否定してくださる方はおそらくいらっしゃることでしょう。というのも、小説に関する場である限り、ここには書かない人間がいるとしても、読まない人間はいないからです。そして、自分の小説を好きに書くことで自分を満たす以外に、この場に私が居合わせる意味があるのだとしたら、読み手として振る舞うことの可能性を示すくらいしか、私には思い当たることがありません。
誰もが表現に向かうことのできる場というのは掛け値なく素晴らしいものですが、ひとりの人間の受容性を遥かに凌駕する物量の作品が今この瞬間も生まれていることを思うと、他人の文章について私たちが持ち合わせている警戒心、このどうしようもなく冷静に作品を峻別してしまう私たちの眼差しには、確かな正当性があるとも言わなければなりません。これは誰の責でもない、それぞれが読み手として勝ち得た私たちの立派な能力なのですから。
ですが、叶うのなら私はそういうものを崩してみたい。この眼差しに耐えられるものだけが私にとって読まれるべき優れた作品ではないということを、私の持てるすべてを使って示してみたい。私の構えを解き、躓かせ、膝をつかせたその先で、私の目がとりこぼしてきたものを優しく掬い上げる新しい作品があることを、私自身が知らないままにこの人生を終えたくない。今はただ、そういう気持ちでやってみようと思っています。これを読まれる若い方に肩を並べられるだけの熱量を私が持ち合わせているとしたら、おそらくこの一点に限ってでしょう。
この書評がどれだけ続けられるとしても、それは最後まで作品性というものをひとかけも持たない文章の羅列になるでしょう。そしてそういうものを、私は誰に恥じるでもなく平然と続けていくつもりです。それだけが私が自分を許すことのできる、誰にも奪うことのできないものだと、そう信じているからです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 09:20:06
15246文字
会話率:5%
父からの虐待で心を病んだ少女が、入院中に閉鎖病棟の中で一人の看護師と出会う。数か月にみたない彼女との繋がりが、少女を絶望の底から掬い上げる。
ありま氷炎様『第八回春節企画』参加作品。
最終更新:2023-01-22 00:00:00
5867文字
会話率:35%
聖剣を抜いた勇者は仲間と共に旅立ち、魔王を討ち、そして帰ってきた。第三王女エマニュエルは彼らの冒険譚を、訪れた平和な世界を心より楽しみにしていた。だが祝宴の席で勇者たちは王国に反旗を翻し、王家や貴族の抹殺を開始する。次々と家族が命を落とし
、エマニュエルもまた雷撃魔法に打たれ死にゆく運命にあった。だが、聖剣の作成者であり勇者を導いていた神が、今度はエマニュエルを掬い上げる。
「あなたが、勇者を倒すのです」
エマニュエルは神の言葉に頷き、打倒勇者のため与えられた装備と共に旅立ち、一人また一人と勇者の仲間たちを葬っていく。すべては家族の仇を討つために。
「私の命、全て使って構いません。私に勇者たちを殺す力を!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 00:00:00
130059文字
会話率:63%
知ろうとしなかった過去、世界。それらに翻弄されたどり着く未来は。
最終更新:2020-08-27 00:15:20
5828文字
会話率:24%
わたしは上代(ジョーダイ)もより。咲蓮寺の跡取り娘です。
高校で出会ったジローくん、ちづちゃん、学人くん、空くん、その他諸々のメンバーと、生霊やら因縁やらが絡む複雑怪奇現象っぽいものをまあ、なんとかする毎日です。でも一番難しいのは生身の悩め
るシュジョー(衆生)を掬い上げることですね。
陳腐ですが、「もよ法」とでも略しましょうか。
一話完結なのでどこからでもお読みいただけますよ。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-28 19:29:48
422086文字
会話率:54%
突然変異で獣に変身する獣人となってしまった『スティグマ』達。畏怖した政府は彼等を地下都市『UNDER GROUND』に隔離し、別々に生きる事を決めた。
発端から十数年が経った今、とある組織で活躍するアンディは、たまたま立ち寄った地区で
ハイエナのスティグマに襲われていた少女を拾う。
しかし、彼女は特異な存在で──
話せない少女との不思議な時間が、喧騒しか知らなかった青年達の心を癒やしていく。
──しかし、組織は目的の為に動き出す。
己の望みと彼女の為に、何処までも落ちようとする青年を、少女はその手で掬い上げることができるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-15 23:26:59
7377文字
会話率:31%
――流れに身を任せるままだったわたしを掬い上げる手があった。
困っていた「わたし」に優しくしてくれる人とずっと一緒にいたいと願うエルシャと、エルシャに惹かれて彼女をパーティーに連れだしたレイルが聖夜の魔法に願いを叶えてもらう話。
※ありま
火炎様主催『聖夜企画』参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-22 14:02:04
9608文字
会話率:58%
人魚の涙は、宝石となり、海へと消えていく。
だが、その涙を掬い上げるものはいなかった。
最終更新:2014-12-17 15:34:56
1504文字
会話率:46%
水面に浮かぶ月に手を伸ばして、幻を掬い上げる様なもの。
最終更新:2013-09-21 00:40:22
333文字
会話率:0%