『貴方を裏切った私を受け入れて下さいますか』
『君と一緒なら、弾に貫かれ死んでも良いと思った』
大学生活の傍らで着実に愛を育む二人。
社会人になって間もなく、別れを告げる書置きひとつで彼女が姿を消した。
彼女を追う彼は事件に巻き
込まれ、首謀者に寄り添う彼女を見る。
裏切りの失意に沈む彼は、一縷の望みを抱き失踪した彼女を探し続ける。
彼は必ず探してくれる、迎えに来てくれるとの微かな望みと、捨てられ拠り所なく漂い、闇へ沈み誰からも忘れ去られる不安と葛藤する彼女は、憐れで侘しい日々に甘んじていた。
漸く異国で再会し貧しい同棲生活を送る二人。
心閉ざす彼女の心の内を、凄惨な過去を明かされた彼は拒むのか、受け入れるのか。
懸命に生きた小さな彼女のシンデレラ物語が完結する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 06:00:00
57657文字
会話率:40%
ネット環境と衣食住の保証と引き換えに、一度入れば死ぬまで出られない施設
政府は増え過ぎた社会保障費の対策として「最低生活保障施設」を誕生させた。ネット環境プラス最低限の衣食住の保証と引き換えに、一度入れば死ぬまで出られない施設だ。
入
所者は施設限定のネット仮想空間「真実の世界」を心の拠り所として生活していた。
人生の負け組が辿り着く最後の場所「最低生活保障施設」。入所者たちのもう一つの人生。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 19:20:00
80276文字
会話率:45%
目覚めたとき、俺の記憶は消えていた。
自分の名前は「高木謙太郎」。それだけは、医者や周囲の人間から聞かされて理解していた。でも、それ以外の過去は何もわからない。俺は何をしていたのか、どこに住んでいたのか、誰を愛していたのか――すべてが霧の中
だった。
そんな俺の前に「まい」という女性が現れた。
彼女は俺の「恋人」だと言った。戸惑いながらも、彼女は俺を支え、笑顔を見せてくれる。記憶がない俺にとって、まいは唯一の拠り所だった。彼女といると、どこか懐かしく、温かい気持ちになる。俺は少しずつ、彼女の存在を受け入れていった。
しかし、俺は知らなかった。
彼女の言葉の裏に、たった一つの「嘘」が隠されていることを。
その嘘は、俺の失われた記憶と深く結びつき、決して明かしてはならない「真実」を覆い隠していた――。
この物語は、記憶をなくした男と、愛する人を失った女が織りなす、切なくも温かい愛の軌跡である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 01:09:16
24371文字
会話率:22%
「君に頼みたいことがある」
突然記憶を失った「わたし」は救護者の兄妹に協力を要請される。その内容とは――彼らの目となり耳となって様々な情報を得ること。
「協力してくれるなら身の安全を確保しよう。さぁ、君はどうしたい?」
他に拠り所の
ない「わたし」は「音島律月」として〈九十九月〉に所属することを決意する。
「ようこそ〈九十九月〉へ、音島律月さん。ここはこの国における異能者の最終防衛線だ」
内部政治、異能排斥論、武装組織からの宣戦布告。内外に無数の爆弾を抱えた〈異能者の最終防衛線〉にて、律月は多くの人々と出会い、交流を深めていく。
――その出会いすら、爆弾だ。
奇譚の果てに、律月は何を失い何を得るのか。
レイティングを設定する(R15相当)ほどではありませんが、人によっては残酷と感じられるシーン・戦闘シーンがあります。ご了承ください。
カクヨム、アルファポリスにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 00:00:00
215349文字
会話率:60%
伯爵令嬢のリズレナは非常に指先がしなやかで、器用だった。
夜会で自分をからかってきた令息のカフスボタンやハンカチをいつの間にか奪い取り、驚愕させてしまうほど。
その器用さは決して生来のものではなく、過酷な生い立ちによるものであった。
幼い
頃、両親を亡くし、悪辣な叔父一家に引き取られたリズレナは長年虐められていた。
ついには心の拠り所であった母の形見の指輪まで奪われてしまう。
しかし、ある時出会った少年エルシスから「欲しいものは自力で取るしかない」とアドバイスを受けた彼女は、形見の指輪を取り返し、ついには財産まで取り戻し、家の実質的な当主となった。
成長したリズレナは青年となったエルシスと再会する。
エルシスにダンスパーティーに誘われたリズレナは、そこで彼が王国の第一王子であると知る。
そして今、王家は後妻の王妃とその息子である第二王子に牛耳られつつあるという。
これを聞いたリズレナは、彼らに逆襲する策を編み出す。
「全てを手に入れましょう、この指先で」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 16:35:12
18238文字
会話率:38%
マスメディアが全て消え、情報の質が著しく劣化した「メディア・ハザード」時代。報道に関して人々の拠り所になっていたのは、SNS上で活動する「サク」というアカウントだった。「サク」による情報発信は不自然なまでに速くて正確で、他の追随を許さない。
彼のことをを預言者だと言って信奉する者もいた。
そんな中、「サク」を探す女子高生・牙隈未良は繁華街で“情報屋”をしている大学生・架殻木ノアと知り合う。この邂逅は、「サク」、そして「メディア・ハザード」に陥った社会に対して巨大な影響をもたらすことになった。
※noteにて簡略版を掲載しています(3話まで)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 21:00:00
340899文字
会話率:56%
主人公が勤める会社はブラック企業そのもので、多くの社員が上司のパワハラで虐げられていた。そんな中、同期の女の子だけが主人公の唯一の心の拠り所だった。そんな中、大きなトラブルに襲われ主人公と女の子の関係に変化が訪れる・・・
最終更新:2025-02-17 18:00:00
4827文字
会話率:58%
ーー誰かに愛される世界を作りたい
この世界の唯一神、スピネルは言った。そしてその日から世界は動き出したのだ。劇的な方向へと……。
XXXX年、日本。『異空』に現れる『穢者』とは、人類にとって畏怖すべき存在である。かつて地上に現
れ人類史上最大の災厄を引き起こしたからだ。
しかし同時に多くの人間の憧れとなっている『使役師』にとって、『異空』は何よりの拠り所である。それは『使役師』が浄化した『穢者』を『使徒』
という配下にして戦い、金を稼ぐ存在であるから。
そんな『使役師』に憧れを抱きつつも諦めていた相沢 颯真という少年は、ある日をきっかけに再び『使役師』としての道に情熱を燃やす。
これは主人公、相沢 颯真が自身の使徒達と心を交わし、最強の称号『王者』を目指す物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 20:03:07
331566文字
会話率:30%
魔力が充溢する土壌に建国されたシヴェルナ王国の住人達は、魔力をもって生まれるという。 しかし主人公ロゼ・アルバートは『セロ』と呼ばれる魔力を持たない体質で、『進化しそこねた落ちこぼれ』として親族から虐げられていた。 そんな彼女の拠り所は、幼
い頃父から倣った剣術だった。 その為毎日の様に領地内の魔物討伐をさせられていた。
ある日魔物に襲われている所を、シヴェルナ王立騎士団団長のキアノス・ヴランディ公爵に救われる。 後にその彼と意外な接点が発覚し、ロゼは劣悪な環境から救出されることになった。 そしてその腕を買われ、騎士団への入団を勧められたるのだった。
『魔力を持たない私は誰かのお姫様にはなれない』そう思っていたロゼは、お姫様を守る騎士になろうと考えていた。 なのでその夢を叶える為、キアノスの部下になることを決めたのだった。
しかしいつからかキアノスからの寵愛に気づいて……。
魔力を持たないロゼが選ぶ道はには幸せはあるのか。 シンデレラストーリーといってもシンデレラ(お姫様)ではなく騎士になりたいと奮闘する一人の少女の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 22:34:55
144755文字
会話率:41%
七瀬灯里(ななせあかり)は歌うことこそが人生といっても過言ではないほど歌がすべてだった。
ある日灯里が公園で歌を歌っていると、そこに児童養護施設育ちの少年、芹澤優(せりざわゆう)が偶然現れ歌を聴く。
そうして自分の歌が褒められたこと、自分の
居場所ができたことで二人は心を通わせていく。
心を通わせていく中で自分にとって大切なものがない優は灯里に尊敬の念を抱いていた。
灯里は優にとって大切なものを見つける手伝いをするというが……
これは不遇な少女と不遇な少年が大切なものを見つけるお話。
※『よすが』の意味は「心の拠り所、頼っているもの」
つまり、自分にとって大切なものを表す言葉のことです!
※カクヨムでも掲載してます。
※不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 15:53:42
2033文字
会話率:26%
家庭での暴力と否定の中、ひとり孤独に育った主人公。家族は表面上の絆でつながっているように見えるが、主人公の存在はただの道具に過ぎない。外の世界で出会った友人に依存し、心の拠り所を求めるが、裏切りと拒絶がその希望を打ち砕く。
孤独と絶望の狭
間で、主人公は心の中の影と向き合うことを選ぶ。それは逃げられない運命ではなく、共に生きるべきものだと気づくのだ。影と歩むその先に、かすかな光を見つけながら、主人公は新たな生き方を模索していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 17:36:01
1001文字
会話率:0%
絶賛反抗期な小倉純。そして隠キャ友達0人。そんな彼の唯一の心の拠り所であるとあるゲームで知り合った南川達吉。その2人は成り行きでトラックに引かれてぽっくりしてしまう。
そして自分の推しの姿になり、異世界に転生する。
続くならイチャイチャ
させます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 23:40:13
3763文字
会話率:57%
順調に交際が進み結婚も時間の問題と思っていた、
新田 真帆(あらた まほ)だが、破局してしまう。
そのおかげで結婚願望が強くなり、結婚を見据えて交際できる人を探すが、思うようにはいかず落ち込む日々。
そんな真帆の心の拠り所は漫画だった。
漫
画を読むとその世界に入ったような気がして、一喜一憂しながら推しのおかげで恋愛から離れる事が出来ていた。
そんなある時、目が覚めたら知らない男と一つ屋根の下で共同生活が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 01:05:01
18137文字
会話率:46%
ポッドと呼ばれる不定形の物体が人類の文明を捕食し、空から灰の雨が降る廃墟と化した世界。
元軍人の青年ノーランとシングルマザーの家庭で育ったレンリーは互いを拠り所とし、人類の大半が死滅したアメリカで棲家と食糧を求めて彷徨い歩く。
生きるためな
ら殺人をも厭わない者たち目から逃れてーー
奇跡はない。世界も救えない。それでも、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 15:25:31
9405文字
会話率:32%
クラディア侯爵家の娘のアリシアは、何故か家族から忌み嫌われていた。そんな彼女の心の拠り所だった学園も、アリシアが魔力無しと判定されてからは虐げられ居場所を無くしてしまう。そんな時、アリシアに手を差し伸べたのはクラスメイトのシリウスだった。彼
の存在がアリシアの人生を一変させる。
シリウスはアリシアを救うため、結婚を提案するが……本気のシリウスに、契約結婚だと思い込んでいるアリシア。
シリウスの想いはアリシアに届くのか。そしてシリウスには秘密があった……。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-07 21:30:00
264342文字
会話率:33%
突如として異世界に転移させられた須藤健斗。ここがどこなのかも、何が起きているのかも分からないが、とにかく生き延びるしかない。
土地勘も頼れる人物も皆無。持ち合わせた物も無い素寒貧の状態。そんな絶望の中、唯一の拠り所は謎の男から授けられたスキ
ルのみ。
健斗は厳しい世界でどう生き、何を成すのか。
この物語は1人の男が、ゼロから歴史に名を残す過程を描いたものである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 15:29:06
29585文字
会話率:36%
大学生の鯨は、寒い夜の静寂と、煙草の匂いが漂う日常に小さな安らぎを見出していた。そんな鯨の生活に気まぐれに現れる澪と共に過ごす何気ないひとときはどこか鯨の拠り所になっていたが、やがて彼からの連絡が途絶え、日常にぽっかりとした孤独が訪れる。
そんな中、帰国した先輩・黒奈の存在が鯨の心に温かな光を灯す。日常の小さな変化や喪失を経て、鯨は静かな夜に漂う煙草の匂いと孤独の間で、自分だけの時間をかみしめていく。
澪との関係、そして日常に訪れる微妙な心の揺らぎを通して、孤独と温もりが交錯する鯨の物語は、淡々とした日々の中に、深い感情と余韻を残していく。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-16 18:16:34
21232文字
会話率:32%
また放課後に会いましょうが帰ってきた!!
ついにリリィさんの過去が明かされる……!
警告:この話はまた放課後に会いましょうの過去編です。まだ放課後に会いましょうを見ていない方はそちらを見てからこちらを見ることを強くお勧めします。そしてこの
小説には殺人描写が出てくるので苦手な方は他の小説を読むことをお勧めします。
【人物紹介】
小森憂気 Komori-Yuki
悠月のクラスメイト
悠月に相談に乗ってもらった人の内の一人
三栖結人 Misumi-Yuto
悠月のクラスメイトかつ彼氏
悠月の数少ない理解者の一人
莉々谷悠月 Ririya-Yuzuki
友達の相談にも積極的に乗るような共感性がある
感受性の高い人間かつ的確なアドバイスを与えられる人間
小森憂気とは中学校も小学校も同じだが、高校になるまで同じクラスになったことは一度もなかった
よく誤解を招くような発言をするが、その裏には『その人のために』という考え方が隠れている
雫とは特別な関係を持っている
神宮寺美空 Jinguji-Miku
悠月の親友であり、悠月の数少ない理解者の内の一人
彼女と同じクラスに所属している
小森の片想いの相手
雨宮雫 Amamiya-Sizuku
悠月の良き理解者。
この世界のトップとされている『宮』の人間であり、その中でも一番上の『雨宮』の当主。次回作(予定)の一滴の雫(仮)の主人公。(雨宮爽君とは全く関係ない)
【「また放課後に会いましょう」のおさらい】
・この学校には都市伝説があり放課後限定の幽霊(リリィ)がいる。
・リリィさんは元々この高校の学生さんだった。
・リリィさんはこの学校の一部の生徒の心の拠り所になっているから大事な幽霊と言われている。
・リリィさんの本名は莉々谷 悠月。
・リリィさんは同級生に????。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 17:09:21
694文字
会話率:21%
ブラック企業勤めで心身をすり減らし、報われぬ努力に絶望していた主人公・健達樹は、過労死を迎えた――だが、その先で目覚めたのは異世界。
そこは魔王軍が跋扈し、死が当たり前の過酷な世界。勇者?チート?そんな夢のような特典は一切なし!鍛錬も
魔法も、わずか0.5%、0.1%の微々たる強化をコツコツ積み上げる以外に生き延びる術はない。
しかも出会ったのは、毒沼で腹筋1000回などと無茶を言い出す“奇天烈姫騎士”、常識人の補佐騎士、胡散臭い情報屋、妙な商人や職人たち。魔力嵐や謎祭典、政治的駆け引き、毒霧や灼熱・極寒領域といった理不尽だらけの環境が立ちはだかる。
そんな中、超真面目な主人公は、昔の筋トレで得た「地道な積み重ねがいつか報われる」という信念を拠り所に、わずかな成長を何百回、何千回と積み重ねていく。
「微成長の先に、いつか魔王を倒せる日が来る」と信じて。
果たしてコツコツの先に何が待つのか?
報われぬ現世から異世界へ飛び込んだ男が、筋肉と理論と仲間との小さな一歩を積み重ねて紡ぐ、地味に壮大な筋トレ冒険ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 18:00:00
5015文字
会話率:22%
見ない方が良い。見えない方が良い類いの者たち。彼らは彼女を拠り所とし、彼女もまた、そんな者たちを拠り所としていく。無くした彼女の宝物を探す物語。
最終更新:2024-12-06 20:10:20
9992文字
会話率:65%