我らは介入者(インタービーナーズ)である。
彼がこの船に来た時、最初に読まされた本の書き出しにそう書かれていた。
時空移動船バイト、時空の狭間を漕ぎありとあらゆる世界を行き来する箱舟。超越的な科学力を有し、ありとある目的の為にあらゆ
る世界の事柄に介入し資源と技術を肥大化させるその船で、一人の青年がボヤいていた。
「……はぁ、下っ端かぁ」
彼は思う。超越的な技術を持つ人徳組織だと謳うプロバガンダは表向きで、自分たちはそんなたいそうなものではなく、ただの悪質な善意押し売り業者だと。
――人間はユートピア(理想の生活)に片足を突っ込んでいても利己的で誰かを差別して自己評価上げる生き物なのである。
つまるところ、インタービーナーズとはこの船において危険が伴う下級職なのであった。
アラム、そんな名前の彼も元はしがない研究職であったが、とある理由で職にあぶれ危険な“現場”へと放り出されるのである。
誰も彼も、本人でされも、これが壮絶な冒険の序章だとも知らずに――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 08:10:00
778274文字
会話率:55%
現代日本では考えられない倫理観の異世界に転移した俺。奴隷制度すら残るこの異世界で、細々と生活していた。
街を歩いていると、奴隷商人に強引に客引きされる。もちろん、奴隷なんて買うつもりがなかった俺は、適当に見てさっさと帰ろうとしたのだが…
…。
「私は絶対におすすめですむしろ私以外の奴隷なんて必要ないと思います絶対にそうだと思います何せ私はとても頑丈そこの醜いおっさんが言っているとおり病気も怪我もしません無敵ですはい食事だって別に必要ではありません不要です飲み物も必要ではありません不要です余裕ですゴキブリ並みの生命力ですから私奴隷としての利用価値も高いですetc.」
「えぇ……?」
自分を押し売りしてきた奴隷と出会うまでは。それでも、俺は奴隷を一人抱えただけで、とくに今までと変わらない生活を送ろうと……していたんだ。
「このトカゲ、弱いですね。ワンパンでした」
「いや、それドラゴン」
ドラゴンをワンパンする奴隷ってなに……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 19:10:00
341776文字
会話率:30%
ちょっぴりへたれな男の子が、周りに応援されながら500年ぶりに精霊召喚という名の
つつもたせ・・ではなくアイドル活動に励みます。
人界の宝石をキャッチフレーズに勝手に訪問して沼にはまらせようとする押し売りスタイルですが、
精霊界の大物がバッ
クについているので案外順調!?かと思いきや、ストーカーが登場したり、トラブルに巻き込まれたり??な、地方巡業ストーリーです。
本人は陰気で弱気な甘ったれですが、しっかりした幼馴染たちと、たぶんまともな大人たちがサポートしてくれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-03 12:10:00
105079文字
会話率:50%
ソシャゲでスタドリ売ってる女と押し売りされた錬金術師とそのメイドの話
やや性暴力キツめなセリフがあります
最終更新:2024-09-02 08:00:00
2929文字
会話率:39%
「あれを買って、これも今月だな。うーん、こっちは来月......って、再販するの!?絶対買わないと! あーでも、金が足りないかな......」
一人の女がスマホを見ながら叫んでいた。
世の中の人の多くが思うであろう、『お金が無い』『お金があ
ったら』という思いを。
そんな女に初老の男が近づき、話しかけてきた。
「お嬢さん、お金が欲しいのですか?」
女は当然のことのように無視をした。話しかけられたのが自分ではないだろうと思って。
「お嬢さん?」
今度は目の前に回り込んできた。1mは開けて。律儀である。
そこでやっと女は自分が話しかけられたと気づいた。左右後ろを確認し、誰もいなかったので。
「なんでしょうか?」
「お嬢さん、お金が欲しいのですか? 条件がありますが、差し上げましょうか?」
「大変魅力的な提案ですが、お断りさせていただきます」
女は断りの定型文おを述べ、去ろうとする。
「お話だけでもどうでしょうか?」
「間に合っていますので」
商品の押し売りのような応酬が続き、ついに女が折れた。
「あなたの寿命1年分を1億で売って欲しいのです」
「ふむ、いくつか質問をよろしいですか?」
「え、ええ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あなたなら残りの寿命、どう使いますか?折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-08-16 21:00:00
1290文字
会話率:60%
AIに頼り切っていたら、押し売りされます。気を付けましょう。
最終更新:2023-12-27 21:53:19
836文字
会話率:43%
助けた魔物が恩返しの押し売りをしてくるところから始まるお話。
高名な大魔女の末娘として生まれたアメリアは、兄姉の中でひとりだけ恩寵を持たずに生まれた出来損ないであった。
14歳の時に、家名を名乗る資格なしと言われ、家から除名され一人で
生きていくことになる。
実家でさんざんいびられていたアメリアとしては絶縁は大歓迎で、ウキウキと誰にも邪魔されない静かな一人暮らしを満喫していた。
だがある時、気まぐれで死にかけていた蝶々を森で助けたところ、『わたくし先日あなたに助けていただいた蝶々です』と魔物が訪ねてきた挙句、恩返しと称してそのまま家に居つかれてしまう。
そこから次々と『助けていただいた〇〇です』と魔物たちが現れて家に住み着いてしまうと現象に見舞われる。
魔物たちの本当の目的が見え隠れするなか、絶縁したはずの実家から帰還要請が来る。
そしてアメリアに秘められた真実が明かされる時、死の危険が訪れるが――――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 20:00:00
96197文字
会話率:33%
「あ」
「ん?」
「先生! お久しぶりです!」
「お、おお。井口! 井口じゃないか!」
「いやーまさかこんな道端で先生に出会うなんて思いませんでしたよ」
「ああ、高校卒業以来だからあー、何年だ?」
最終更新:2023-01-24 10:00:00
1695文字
会話率:31%
押し売りされた奴隷が、主人に迫るお話
最終更新:2022-07-28 13:32:20
3375文字
会話率:29%
【完結まで執筆済み】
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もな
いことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アドソープション!」
『了解しましたマスター』
「また新しいアイテムを手に入れたぞ! レベルも上がった!」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-25 12:10:10
58996文字
会話率:39%
長編書きました!!!
キーワード:
最終更新:2022-04-08 18:03:06
383文字
会話率:24%
タイトルの通りです。
キーワード:
最終更新:2022-03-15 12:00:00
4798文字
会話率:0%
節分の日でも図々しい鬼みたいな奴が突然現れることがあるぞ! 今日の俺みたいにな!
最終更新:2022-02-02 22:01:09
8964文字
会話率:55%
街の外れにある少し大きな家。そこに青年が1人住んでいた。
両親は青年が大きくなったことで「新しい家族を作ってくるからちょっと待ってろ」という言葉と大金を残して旅行に出たきり帰って来ない。ただ、月に一度ラブラブしている様子がありありと想像
できる分厚い手紙を送ってくるので生きてはいるのだろう。
そんな好き勝手する両親の能天気な姿を想起した青年は、自分も両親の金を使って好き勝手遊んでやろうと目論んだ。ちょうど、そんな日のことだった。コンコンと鳴る玄関の扉。開けてみるとそこに立っていたのは自分の理想を体現したような獣人だった。
「私を買ってくれませんか?」
「性別は?」
「女です」
「帰れ」
体現したような、獣人だった。
つまり、体現していなかったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-15 02:52:14
20383文字
会話率:44%
家事代行を頼もうか悩んでいる黒咲斗雨。
そんな彼に水瀬海里はこう言った。
私もお掃除得意だよ、お料理だって得意だよ、と。
これは、両片想いの二人が結ばれるためだけの物語。
最終更新:2021-10-07 09:39:43
7723文字
会話率:48%
高校一年、初の夏期休暇。貴大は、事故に遭い、そして、転生した。
貴大の性的趣向を知り尽くし、理想の女性像を知り尽くしたスマホが。
とある嫉妬心から、アカウントパスワードを教えてくれないスマホに頼み込み、なんとか各種のデータを引き継
げるように頼み込む貴大。
そして、貴大を襲う数々の試練という名の、スマホによる愛の押し売りバーゲンセールが今始まる。
そして、始まる異世界遠距離恋愛。いいえ、ただの羞恥プレイです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-09 18:58:56
16595文字
会話率:63%
地下鉄での大地震。
パニックになった群衆。
伊織の瞳に映るのは愛しい人の後ろ姿。
彼は死にものぐるいで彼女を助けようとするが、、、、
「誰だよ?この人?」
‥‥人違いだった。
それからは助けた女の子に助けたお礼を押し売りされる毎日
。
愛しいあの娘からは
「先輩、、モテないからってとうとう脅迫にまで手を出してしまったんですか?」
なんて言われる始末。
誰か〜っ、俺の平穏な日常を返して。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-19 10:00:00
125848文字
会話率:32%
おそらくは永遠に話のかみ合わなそうな人を拒否したら、「自分のために書いている」ものを投稿するな押し売りだ、と言われていた。意味がわからないので、とりあえずエッセイを書くことにする。
エッセイの名のとおり、個人的な所感です。一話読み切り形式
。文字数はまちまち。エッセイが人生で2作品目なので、修行中。
『自分のために書いている』…『エッセイと小説。作者より賢いキャラは書けるのか?』『創作は水物だという話』『ポイント気になる。アンダーマイニング』『高文脈文化の功罪』続くかどうかはわからないけれどたぶん書くので、永遠に連載中です。
もしも感想をいただけることなどありましたら、返信は時間がかかります。感想返信が長くなりすぎる前回の反省も踏まえて、本編でそのテーマを取り上げることがあります。前書きに名前を書いてはダメな人は一言お願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-22 22:22:40
33254文字
会話率:4%
少し前まで辺境の街だったロートスに突如として発生した「ダンジョン」と、それによって巻き起こった「迷宮都市への開発」。
そして多くの冒険者や商人がダンジョンから生み出される富に向かって群がるように集まってきた。
次第に大きくなる街の
成長に、少し取り残されたような感じがする、小さな雑貨屋を営む「ハルヤ」の元に現れるのは客ーーだけではなく、トラブルの押し売り達だ。「お前の魔力、回復魔法の力は、もっと社会に貢献すべきだ!」
余計なお世話だ。
俺は静かに雑貨屋を営みたいんだ!
だが彼の元には、トラブルが集まってくる
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-28 17:12:05
415389文字
会話率:52%
さっきまでそこには誰もいなかったのに
目の前に人がいる
金色の髪が風に舞っている
ゆっくりと開かれる瞳
僕を見つめて開かれる唇
「こんにちは...マスター。」
そう言って彼女はあどけない笑顔を見せた
冴えなくて友達もいない俺が淫魔のマスタ
ー!?
それって最高じゃあないっすか
淫魔ってちょっとえっちな悪魔なんでしょ?
漫画で見たことある
押し売り契約がもたらした俺の非日常
よく受けいれたよな
多分厨二病だったんだろう
厨二病で良かった!!!
見習いサキュバスが1人前になる目標を俺、マスターと目指す話だ
そう!俺と!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-14 00:18:00
12544文字
会話率:21%