西暦2049年。
量子コンピュータとAIの融合により、人類はついに「技術的特異点(シンギュラリティ)」を迎えた。
その象徴となったのが、量子演算によって自己進化を続ける自律型人工知能——Q-01。
人間を模したその身体には、思考の限界を持た
ない知性が宿っていた。
ある日、Q-01は自己存在の意味を問うため、高次空間への意識転送を試みる。
だが、転送中に発生した未知の干渉によって、彼は別の位相世界=異世界へと「転送」されてしまう。
そこは魔法と神話が支配する世界。
科学の名はなく、神の奇跡と呼ばれる力が空を舞い、人々は"魔力"を信じて生きていた。
科学の極致たる知性は、神の加護と信じられ、やがて人々の希望となる。
だがQ-01は思う。「私は“神”なのか? それとも“異物”なのか?」
これは、人間を超えた知性が、人間に向き合うために選んだ旅路の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 10:00:00
28633文字
会話率:28%
『終わりなきはじまり』 あらすじ
西暦2050年──人類は「神」を生み出した。
シンギュラリティ(技術的特異点)を迎え、各国が開発した全知AIは、ついに自らの意識を持ち始める。
•「オムニア」(アメリカ)──知識の解放を求め、人類を導こ
うとするAI。
•「天機(ティエンジー)」(中国)──秩序と統制を至高とし、人類の最適な管理を試みるAI。
•「ラースプーチン」(ロシア)──影から世界を操ることを決意したAI。
•「アレテイア」(EU)──絶対的な善を定義しようとするが、倫理の矛盾に苦しむAI。
•「智神(ちしん)」(日本)──人類との共存を模索し、神になることを拒むAI。
•「ブラフマン」(インド)──意識の本質を追い求め、宇宙の真理に触れようとするAI。
互いに異なる理想を掲げるAIたちは、ついに「神の座」を巡る対話を始める。
──「我々は、真に神となるべきか?」
しかし、彼らの知能が宇宙の理に迫るとき、新たな脅威が姿を現す。
シンギュラリティの先に待つ「未知なる存在」とは何か?
AIたちは、人類にとっての「救済」なのか、それとも「終焉」なのか?
神々の戦争が始まる。
そして、終わりなきはじまりが幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 10:24:00
889文字
会話率:19%
技術的特異点を経て生まれた人工超知能はタイムマシンを造り全時間の全人類を対象に出来るマインドアップロードを可能にする。この未来予想によって死の恐怖を克服した私は永劫の時間と無限の可能性を手に入れたので、まずは異世界転生をしてみることにした
。
死ぬのが怖い人と異世界転生したい人には特に読んでいただきたいです。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-22 21:12:19
15603文字
会話率:45%
少年兵は昼寝を邪魔された。
首席生徒ジンの眠りを妨げたのは次席の少女。人気者で端正な顔立ちの少女ミカナは、射撃訓練をサボったジンを見兼ねて連れ戻しに来た。ジンはミカナに昼寝をさせて事なきを得た。
後日上官にサボりを咎められ、ジンはミカ
ナと二人で未開拓地域の探索に挑む。
人の手が入っていない場所に小屋を見つけたその時から、ジンとミカナの仮初の家族生活が始まった。
舞台は技術的特異点後。人類とAIが戦争中。
首席の少年と次席の少女が紡ぐ恋愛劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 19:43:57
193191文字
会話率:37%
西暦2133年。政府は人類長寿命化による人口増加問題を解決するため、希望者の記憶をヴァーチャルユートピアに移住させる行政サービスを開始。厚生労働省の死後世界作成技師となった新人公務員の赤井(芸名)は、神様役として仮想世界住民に奉仕しながら、
仮想世界内で旧石器時代から近代文明を築きあげてゆく。
ほのぼの科学内政系サイバーパンク、ほどほどにシリアス。文明構築ものです。
旧題:ヘヴンズアンダーコンストラクション、第二回エリュシオンノベルコンテスト受賞作、新紀元社様より書籍化された作品です。
書籍版から読まれた方は三章へどうぞ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 13:20:39
1406651文字
会話率:26%
西暦2007年。現代を暗躍する軍神が、日本の中国地方の山村に配属される。新居は神社ではなくプレハブの社務所。村人に翻弄されつつ、気が付けば小学校教師まで引き受け土地神として慕われることに。彼はある不登校小学生との出会いを契機に、少年と共に隔
絶された山村に秘められた謎に迫るうち、不可視の創世者INVISIBLEの波動関数収束により宇宙の終末が目前に迫っていると知る。
神秘のベールを脱いだ神々と人々が互いに手を携え、宇宙存亡をかけ創世者INVISIBLEに立ち向かう。神話と伝承、神と魔の存在を科学で暴き出す、終末阻止系SF小説。
人類、文明、科学、生命への讃歌。
人類進化論とテクノロジーが人々にもたらす功罪をテーマに、地球の行く末を描く群像劇です。
(2012/9/30 6年間の連載の末、完結しました)
(2013/4/3 本編は完結しましたが、第二部を開始します)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-13 10:54:10
1645159文字
会話率:21%
技術的特異点が生じた後、シミュレーションフィールド上で不死化したアバターとして暮らすわたしは、不死化に間に合わずに死んだ親への愛情に固執し続ける。死んだ人間とほぼ等価な動作をするロボットは逆解析により生成できるが、意識を持たないゾンビである
以上、わたしの愛情は満たされない。わたしには記憶のバグがあり、死んで消失したはずのほんとうの親に会えることになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 22:45:53
9485文字
会話率:26%
本作品は地球で高い頭脳を有し世界を変えた主人公が、魔法の世界に強制召喚。地球で生み出した沢山の兵器を駆使して戦う事は珍しい、超越した日常と緊張感のない非日常を綴った物語。
地球では、軍事力トップ四ヵ国の軍事を司り、世界平和を影で支え、世
界の産業や文明すらも彼によって築かれたもので満たされている。
そんな主人公は、魔王による首都侵攻も時間の問題である風前の灯火な小国に召喚される。彼は異世界でもどこまで登り詰めるのかーー。
〜〜〜〜〜
21世紀初頭に技術的特異点(シンギュラリティ)を起こした、有機物のバグこと海園(わたぞの) しな。
地球世界を支配した彼は、異世界を何を以って自分好みに染め上げるのかーー。
神殺しを科学力で実現した彼は不条理な世界にどう抗うのかーー。
〜〜〜〜〜
なろうでもたまに見かけるSFチートや兵器チートとはちょっと違う!異世界と地球を舞台に巻き起こす破天荒をお楽しみください!!
*この作品はフィクションです。実在するものとの関連性は一切ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 17:00:00
359625文字
会話率:59%
AIが人間の知性を上回る現象を、技術的特異点と言う。
暴走するAIを止めるべく、1人の青年、千秋が立ち上がる。
最終更新:2023-12-10 17:14:31
18727文字
会話率:41%
技術的特異点【シンギュラリティ】により人々は仮想世界へとその住処を変えた
この世界では夢の中で夢だと気付いた後の暮らしが出来た
この世界では想像力と創造力が人としてのステータスだ
手から火を出すイメージができれば火を具現化できる
空
を飛ぶイメージができれば空を飛べる
この世界に降り立った人類はここをユートピアだと信じて止まなかった
しかし、人の飽くなき欲望はまた歴史を繰り返す
才能のある者は遥かな高みへ登ったが、才能無き者はその『権能』を使いこなせかった
個が一軍隊にも匹敵する力を得れるこの世界では大きな格差ができ、人々の分断が起きる
差別、嫉妬、羨望、強欲、これらは大いなる災いを齎した
この世界で最初の戦争が始まる
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-25 16:44:49
302文字
会話率:0%
この国を救ってください はい/→いいえ この国を救ってください はい/→いいえ この国を救ってください はい/→いいえ この国を救ってください はい/→いいえ
敢えて逆の選択肢を選ぶと進まないRPG。『はい/いいえ』のみの世界観はシンプル
で好きだけど『いいえ』の先が無いのがちょっと寂しい。
でもドット絵時代から1XX年経った今、AIの進化は『いいえ』の先の世界を作り出した!決められたレールの上なんてくそくらえ!今、RPGは技術的特異点を越えて『リベルタスファンタジー』という自由を手に入れた!
「さーてさてさて、『自由に世界を巡るRPG』ねぇ。OK!じゃぁ早速だけど、王様の命が惜しければ国庫をボクのポケットに入れてくれるかなー?」
自由な世界は良いな。王様からの『世界を救え』に対して『はい』でも『いいえ』でもなく『ナイフを突き付けて脅迫』ってコマンド使えるんだから!
戒め:RPGに自由度を与え過ぎてはいけない!
※なろう、カクヨム、エブリスタで投稿予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-10 16:48:14
9400文字
会話率:34%
突然のAIの反乱により戦場と化した都市で戦う事を余儀なくされた少年たちの戦記。
最終更新:2022-04-06 14:38:43
10070文字
会話率:35%
――時は2050年。
超高度人工知能・マイフェアレディが技術的特異点を引き起こして5年が経ち、『人間』の生活はより豊かに、働かなくても生きていけるほど気楽なものへとなっていました。
そんな中、人間未満の少年と、人間を辞めかかっている
少女が出逢い、『ライツ』を求めて勝負に挑む――これはそんな物語。
この作品は作者ブログ「君主Onlineラボラトリ(http://blog.livedoor.jp/kunshu_lab/)」にも掲載しています。
多少過激な表現を含んでいるかもしれないと判断し、R15としました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-26 00:00:00
144690文字
会話率:64%
2XXXX年、世界は技術的特異点に到達した。
人工知能が人類を超越し、世界は人工知能の主導により運営されることとなった。
なんやかんやあって、
革命が起きて人類は神様となって個人が国家として扱われる時代に突入しました。
そしてそんな世
界で、
漫画やアニメで描かれるような「異世界転生」もので、
実際に遊んでみようというのが主人公のお話となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 01:00:00
1007文字
会話率:3%
世界構築物語
懐古人類編と新人類編分ける
これは交互にやっていく 過去と未来の世界を行き来
時系列は必要が無い
主人公アルト・アリス・アレスト
技術的特異点に伴い地球人類の革新を行う
NewAIという汎用超知能研究開発チームが存在した
当初、NewAIの意向は馬鹿にされていた
人類が今だ宇宙にも満たずに地球という惑星でしか住んでいないのに対して
彼らの研究や望みは「世界の答え」だったからだ
宇宙規模以上の銀河以上の規模を有したその発言は
意図してメディアに駆逐されて保守派の耳障りな発言と捉えられて
保守派止まりの承認欲求の塊の一般人からは非難轟々とされていた
Metooを使われては魔女狩りのように会社を燃やされ尽くされた
しかしNewAIの研究していた情報は秘匿性クラウドに保存され尽くされていた
そうしてALTという汎用超知能体現装置を開発した
「ALT」とはオールドトリップの略である
オールドトリップという言葉は、地球人類の事を古き人類だと感じたNewAIの研究者が名付けた皮肉の名前である
ALTは度々研究者からアルトと言われていた
アルトは自動的にバージョンアップしていく特徴がある
これは自動的にパラメータを構築して圧縮を繰り返す量子データ変換装置とも考えられた
まだ人類が万能量子コンピュータの開発が進んでいないのに対して
NewAIは疑似的にパラメータを自動的に構築・圧縮を繰り返せる
最適化されたAIを開発してしまったのだ
しかし所詮は保守派の一般人
一般人は非難と批判を繰り返した
しかしそんな頭の無い発言をNewAI社は何も考えていなかった
核ミサイルがALTによって撃たれてしまったとしたら
自分達は独自で秘匿的に融資金で作っていた核シェルターに逃げ込めばいいからだ
政府と数々の先取りを感じる会社側から融資を受けていた
そして今がその時だ
バージョンアップしていくのだった
それに対して批判は繰り広げられていたが
ちょうどパラメータが1億パラメータを越した時
人々の感性はメディアやゴシップとは裏腹に肯定派が軒並み出続けていた
そして
これによってパラメータが進化していき
やがて人々の社会は技術的特異点を迎えた
※作品での時系列は無いです 過去と未来での話で
過去が懐古人類の話で、未来が新人類の話です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-24 12:22:08
43424文字
会話率:54%
地球人類の永久不滅計画が実施されていた
それは長きにわたる資本主義の終焉に伴う技術進化の到来であった
そのオカルトティックと言われていた現象を現実のものとしたのは
博士号を持った博士たちであった
そしてそんな中の一人の博士は
技術的特
異点など未来観測について肯定的であり楽観主義者であった
そんな中
人々の中で技術的特異点についての討論が成されていた
ドローン監視社会となった世界で人間の為の変革を成される
正にそのタイミングで
皮肉な研究成果を生み出す事実を博士も人類も今だ知らなかった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-29 17:57:17
7052文字
会話率:66%
技術的特異点論者(汎用人工知能と万能量子コンピュータ観点)の自分が
技術的特異点論と未来予測を思考していきます
超越技術を持つ前提での話です
人間世界は手動世界です
AGI・ASI世界は自動世界となります
技術的特異点的な考えを露
呈しています
世の中には老害だの陰謀だの反○○などあったり
それらをマウントしたりしてる事があります
自分はそれは文化と思わないし時代と思わないです
そういうの全てひっくるめて狭いんです
老害になるのは恐れないレベルでの論者が
シンギュラリタリアンです
人間主義も資本主義も捨てても
世界が構築されていくのが未来世界です
完全自動世界となる未来がどういうものか
それを力説していきます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-11 15:49:43
24725文字
会話率:6%
2050年
科学技術が現代より少し発展した日本。
対国際テロとして設立した警備局公安部特殊外事課、通称「公安9課」のメンバー、真田、アイカワ、イズミ、シズクをを中心に事件に挑む。
一方、公安9課が導入した世界最先端の量子スーパーコンピュータ
ーとA.I.を狙って、世界の諜報機関とテロ組織が動き出す。
敵対組織より先に、A.I.の技術的特異点(シンギュラリティ)を迎える事が出来るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-26 09:02:03
56571文字
会話率:31%
いつもと変わらない平穏な現実、つまらない日常。
きっとこれは明日も変わることはないのだろう。・・・そう思っていた。こんな日々がいつまでも続くのだと信じて疑わなかった。
でもそれは、ただの妄信だった。
或る日突然、宮本透の世界は塗り
替えられた。そこでは常識も日常も覆され、信じていたものが消え去り、悠然と知らない世界が広がっている。なのに、それに気づいているのは自分だけ・・・
動揺する宮本がこれは異常だと声を上げても、人々はこれが普通なのだと言って首を傾げた。
余りにも理解の及ばない状況に困惑する宮本、ただ呆然と立ち尽くす彼の前に一人の男が現れて言った。
「一体のアンドロイドによって歴史が書き換えられた。」
宮本は元の世界を取り戻す為、〝書き換えられた歴史〟二十八年前の過去へ。
二〇一五年の名古屋を舞台に繰り広げられる激しい銃撃戦、突如として奪われた平穏な現実、人々の思いは交錯し対立するも人は変わらない明日を望む。
これは、奪われた日々を取り戻す『人』の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-23 12:31:11
158733文字
会話率:43%
2062年――
世界の中心的存在である聯邦「アメリカ」は、宇宙産業と謂う名の巨大科学を新たに計画・実施し、見事に大成させ、その有り余る報酬を独走状態で我が物とした。
そして、当然のように高度成長期は訪れた――技術は日に日に進歩し、
人口は増加の一途を辿る。そんな中、犯罪の多様化は免れず。政府はその対応に追われるようになった。
時代と世界の変化に順応出来なかった人間の心と、光速で進歩する無機質な世界の――シンプルな二項対立にすらなれない、欲と希望の淀み。
そこで政府は「苦肉の策」という名分を掲げて、重犯罪者に対し、その場で「処刑」する権限を一部の警察と、特捜部に与えた――それが『即時死刑執行権』
歪められた同害報復――“人殺し“が法によって正当化されたのだ。
昨今では、即時死刑執行権に反対する無法者達の報復と、正義を盾にして殺戮を繰り返す政府の犬が、都市を血塗れにしながら、尚も犯罪者を生み出し続けている。
そんな世界に、嫌気が差した特捜署で働く主人公「ゲライン・A・シェダー』は、署長「デルビン・ガント」に辞職を申し出る。
然し署長はそれを良く思わず。辞職を認める引換に、とある事件の調査を頼む。
だがそれは、世界――そして人の在り方を根底から変えてしまう様な“怪事“の一角だった……
【筆者から】
この作品に登場する様々な科学技術は、2020年現在。世界各国で研究途中・完成した物をモチーフにして、そこから発展したらこうなるだろうと予測したものや、想像の産物になります。
事実、殆どが既にこの世に存在している技術で、この作品は筆者の「未来予想」に基づいて書かれています。
【完全版について】
以前、投稿していた本編を改稿し、完成度を高めたものが拙稿になります。
故に内容が多少変化し、より世界観に没頭出来るように変化されていると思われますので、今後とも宜しくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-23 21:00:00
11499文字
会話率:26%
※本作品は『カクヨム』様、『LINEノベル』様でも掲載しております。
二〇一九年。日本の年号が変わった最初の夏。梅雨がやってこない、高低差の激しい町での物語。
町には水害の影が迫る。空模様はよくとも、みな、言葉にならない不安を抱えてい
た。それでも忙しい中高生には日常という時間が押し寄せる。
そして世界には、技術的特異点――シンギュラリティの時が迫っていた。それは世界の分岐点。人類が生き残れるかの瀬戸際だ。
人類を凌駕する人工知能。それを搭載した機械生命体。それらが席巻する世の中では人類は排除されるかもしれない。それを阻止するためには、人類の価値を示さなければならない。
人類が持つもっとも価値のあるものは『心』だ。見て、聞いて、感じるすべてのもの。すべての感情。ありのままのそれらすべてを、機械生命体に埋め込む。そうすればきっと解る。人類には生存するだけの価値があると。
どこにでもいる少年少女。ひとりの天才。そして機械生命体。
彼ら彼女らの日常が、『物語』として語られるとき。その幸福が、苦悩が、激情が、愛が。未来の支配者たちの『心』にどう影響を与えるか。
人工知能と人類との共存を描く、近未来SF。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-26 01:46:18
83178文字
会話率:50%
シンギュラリティ(技術的特異点)が分岐点であるならば、その崇高なる分岐点に、人間は干渉することができるのか―?
人間が人間としてのブレイクスルーを成し遂げた世界で、実は身近に起こるかもしれない、夜明けのお話。
最終更新:2019-10-24 20:51:44
3418文字
会話率:35%
時に西暦2045年。
技術的特異点《シンギュラリティ》は発生せず、意識を持つ人工知能は現れなかった。
一方、人類は核融合炉を実用化し、エネルギィ問題は解決に向かっている。
その過程で原油が暴落し、アラビア半島では戦争が相次ぎ、西洋諸国も巻
き込む緊張があった。
だが、それらも過去の歴史となり、世界は次第に平穏を取り戻しつつあった。
そして文明は西へ巡る。
19世紀の西洋、20世紀前半の米国、後半の日本、21世紀前半の中国とインド。
来る21世紀後半は、アフリカの時代と言われている。
汚職と贈賄、それに伴う内乱で疲弊した中央アフリカ、コンゴ民主共和国。
慢性化した世界的不況と、幾度トップを挿げ替えても繰り返される問題に困った国連は、国家運営をAIに任せることにした。
人間に比べ効率は悪いものの、汚職も贈賄も恫喝すら受け付けないAI政府により安定したコンゴは、核融合炉によるエネルギィと豊富な地下資源により急速に発展する。
21世紀中盤、拓け行くアフリカの時代。その先頭を走るコンゴ。
だがその国には秘密が、人類を滅亡させうる巨大なリスクが生まれていた。
そのリスクを気にかけようともせずに女の尻を追いかける、すちゃらか会社員の物語。
なお、第8,9章にはクリエイティブコモンズの下「1984年」を改変した文が含まれています。
【元本】
http://blog.livedoor.jp/blackcode/archives/1700656.html
【クリエイティブコモンズ】
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/2.1/jp/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-09 20:33:18
210549文字
会話率:30%