【第1章あらすじ】
現代日本にて、大親友のタツとシンは、待ちに待った新作のゲームをプレイする。アクシデントに見舞われながらも、互いのアバターを作り合いゲームを開始する2人。
────暗転する世界。目を覚ました2人が目にしたのは、燃えたぎ
るマグマと、子供と老人になった親友の姿だった。
ここは一体どこなのか・・・懐かしく感じるのは何故なのか。何も分からない状況で歩き出す2人。
「ステータスオープン!」
しかし何も起きなかった。神様とやらが何かを授けてくれた様子もない。
だが、決して悲観的ではなかった。なぜなら、信頼出来る親友が一緒だから。少しずつ、自分たちに何が出来るのかを探っていく子供と老人。
今までと変わらない、2人で平穏に過ごしていく────だがそれは間違いだった。
タツとシンは、この世界にやってきた意味を知っていくことになる。
【第2章あらすじ】
タツとシンが目覚めた時を同じくして、ある少女がライヴィア王国という国に来ていた。
A・S【オールシフター】と呼ばれる変幻自在の魂を持つ女性達。そのA・Sである少女 "フラウエル" は治癒士として活動しており、戦時下にあるライヴィア王国で怪我人を治癒していた。
多くの人を助けたいと願う心優しき少女。だが、そんな少女の願いは最も残酷な形で裏切られる事になる。
怪我をした騎士の一団、いつもと変わらず怪我を治癒するフラウエル。フラウエルに涙を流し感謝する騎士達。しかしその夜────彼らは変貌した。
人々の悲鳴、燃える家々。医師であった両親を殺され、自身も襲われるフラウエル。絶望の中、意識の途絶えた少女を救ったのは、ある傭兵団だった。
傭兵団のリーダーである、オウガという名の白銀の騎士。このオウガとの出会いが、フラウエルを運命の旅へと誘うことになる。
【第3章あらすじ】
─────そして集う、運命の仲間達。
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*カクヨムにも掲載しています。時系列が一緒のため、一章と二章を【甲編】【乙編】として同時掲載していますが、こちらではそれができない為、甲編にあたるタツとシンの物語から掲載していきます。
*この小説は地の文の視点が切り替わることがあります。
*作品内に伏線等の匂わせが含まれます。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 08:15:29
587260文字
会話率:57%
俺はいつも通り眠りについた。
ふと目が覚めると……そこは戦時下のあの国だった。
どうしてここにいるのか、キミは誰なのか何も分からない。
私が実際に見た夢をもとにした作品です。
最終更新:2024-12-14 10:29:04
1915文字
会話率:17%
アテラ歴2025年4月4日ディアナ州営軍によるアスファン州への報復攻撃が始まった。
戦火は徐々にアテラ大陸全土に拡がり戦時下に生きることを強いられた
ひとびとの物語
最終更新:2024-11-04 07:19:00
1531文字
会話率:4%
〈「サーシェ」と言ったその言葉は、僕達ズミの民が神に祈る時の文句だ。〉
舞台は、魔道大国トレンティアによる侵略を受けた森深き国ズミ。民族の異なる二つの国の戦争の渦中……奇しくも両国の血をともに引く混血の孤児ヨンは、自らの出自を呪いながらも
レジスタンスとして武器を握り、憎悪と復讐の念を胸に決死の戦いへと身を投じていく。
そしてある時絶体絶命の戦場で奇妙な男に出会い、導かれ、共に死地をくぐることとなる――それは敵国であるはずのトレンティアの人間だった。
「お前、稀有な魔法の才能の持ち主だ。俺に魔法を教わる気はないか」――トレンティア人でありながらレジスタンスに味方して戦う謎の魔術師、パウルとの出会い……そこから物語は始まる。
祖国のため、復讐のため、野望のため、あるいは愛する者を守るため、奉ずる正義のため……誰もがそれぞれの信念や苦悩を戦火の中に燃やす、それは凄惨な命の応酬の世界。
その血塗られた道の上で寡黙な少年兵はしかし、多くの仲間と出会い、友と出会い、家族と出会い、時にすれ違い、時に愛を知り、共に自らの進むべき道を切り拓いていく。
これは戦時下の日常で多くの葛藤を抱え、乗り越えて進んでいく少年の成長譚、そして小さな英雄達が共に織り成していく叙事詩。
※
完成済み原稿を順次投稿しております。完結まで170話程度を予定しています。
舞台は剣と魔法のファンタジー世界ですが、異世界要素や魔物や冒険者は出てきません。ちょっと渋めの戦争&日常モノです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 22:56:06
1393344文字
会話率:34%
歴史シュミレーションゲームが好きなブラック企業に勤める冴えないサラリーマンこと「坂田俊朗」は逆恨みによる事件であっさりこの世を去る
そんな彼が転生した先は戦時中の植民地!?新たにルークと名づけられた彼は優秀な父と優しい母、気のいい仲間達に
囲まれて幸せな生活を満喫できるものかとかと思いきや一歩街を踏み出せばそこには荒廃した国家が広がっていた。
そんな国を再建すべく彼は友人達と戦場に身を投じる
だが、そんな彼らを置き去りに世界の歯車は少しずつ狂っていく
誰がなんの悪意を持って彼をこんな世界に放り込んだのかそれは神のみぞ知る
これは一兵卒から始まり国を守るために戦い続けた1人の男の英雄譚
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 08:12:44
202917文字
会話率:50%
子供の頃戦争を体験した父、その父が子供に語った戦時下を生きた
少年の話。
最終更新:2024-08-14 21:59:50
686文字
会話率:8%
千年ぶりに生まれ変わりのチャンスが巡ってきた平安の大妖怪・タモちゃん。
エディモウィッチという悪の魔法使いが支配を目論むもうひとつの地球で、世界を救うことが自由の身になる条件だという。
戦時下の異世界へ転生を果たしたタモちゃんだが、そ
の体は身長100センチにも満たない童女の姿だった。
そのうえ妖術を使えば疲労困憊になり、強制的に寝てしまうという子供にあるあるなハンデ付き。
それでもエディモウィッチの非道な所業に敵愾心を抱いたタモちゃんは、仲間と共に力を合わせて、マジカリストと呼ばれる悪いカリスマ魔法使いたちを退治することにした。
私たちの住む地球で言うところのイギリスで、タモちゃんたちは火のマジカリストと恐れられている魔法少女のエターニャと会敵する。
強制睡眠に肝を冷やしながら、一撃必殺を試みるタモちゃんたち。
エターニャが変身するためのダンスをしている最中に、問答無用で殴り倒すという奇襲戦法で、悪の魔法少女を退治できたかと思われたのだが、逃げられてしまった。
再び相まみえたとき、エターニャは変身ダンスをしながら物理攻撃をするという、隙はないが、魔法使いにあるまじき奇策をやってきた。
しかし踊り疲れてバテたところに、タモちゃんが最大級の妖術を撃ち放ち、今度こそ退治できたと思われたのだが!
エターニャが持つ強力なマジックアイテムによって阻まれ、再び取り逃がしてしまったのだった。
つづく!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 07:02:31
168064文字
会話率:47%
*前世が日本人で戸隠流忍術の流れをくむ家系だったため、異世界で忍者になった狼男の物語です。
基本的にのんきで享楽的な性格ですが、人情に流されやすくお人好しな面もあります。
反面、戦時下で諜報機関の長にまでのし上がった実力者でもあり、その
能力には魔王様も絶大な信頼をおいていたほど。
騙し騙される諜報の世界に嫌気がさした主人公は、魔王軍を辞めてスローライフを楽しもうとしますが・・・・・・。
元部下の秘書だったサキュバスに副長官だったエルフ、最果ての街に住む女情報屋にマフィアの女帝などなど、次々とスローライフを邪魔しに来るなんて!
リュカのスローライフはどうなるのか、物語でお楽しみください。
*ちょっと古い作品ですが、平井和正先生の「アダルト・ウルフガイシリーズ」が大好きでした。
それとはキャラが全く違いますが、異世界でウルフガイ、しかも忍者にしてみたら、という作者の廚二病的妄想が文章化したのがこの作品です。
前作「異世界スナイパー ~元自衛隊員が剣と弓の異世界に転移したけど剣では敵わないので鉄砲鍛冶と暗殺者として生きていきます~ 」で敬愛する大藪春彦先生の異世界版を、自分なりにぶちかましてみたので、次はどうしてもこれに挑戦してみたかったのです。
平井先生のような文章に漂う格調の高さは微塵もありませんが、気楽にお楽しみいただければ、作者としてそれ以上の悦びはありません。
*「カクヨム」でも公開しております。
*「異世界スナイパー ~元自衛隊員が剣と弓の異世界に転移したけど剣では敵わないので鉄砲鍛冶と暗殺者として生きていきます~ https://ncode.syosetu.com/n9637hu/ 」も、良かったら読んでみてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 00:00:00
56710文字
会話率:32%
アステカ帝国、最後の王妃テクイチポ。
人々に熱狂的に崇拝された最後の皇帝クアウテモクとの結婚、強いられたスペイン人との二度の再婚を経て、掴んだ最後の結婚までの十年間。
アステカ、スペイン、ムーア人の食文化と共にお楽しみください。
人身供犠や、戦時下の残酷な描写があります。全40話の内、後半は穏やかな日々になります。苦手なパートは読み飛ばして下さい。
史実、定説、伝承、伝説的なエピソードをフィクションの中に織り込んでいますが、作者の理解不足、誤認識があるかもしれません。
◼️ 用語について
カタカナ言葉が増え過ぎないよう、あえて近しい意味の日本語に置き換えた部分があります。例) エンコミエンダ: 荘園
テクイチポ視点で、スペイン語、キリスト教についての理解をあえて曖昧にしている箇所もあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-21 11:56:37
107070文字
会話率:44%
戦時下の男女のお話です。
最終更新:2023-04-01 00:24:42
2152文字
会話率:55%
魔族を統べる魔王と世界をかけて争っていた世界。
戦時中、魔族に争うために人間を始めとした多種族共同出資組織である「組合」が設立された。
初めは一つだった「組合」はそれぞれ専門分野で独立し、世界各地で情報共有を図りながら魔族に対抗していた。
長期化する最中、作り出された新たな魔法「勇者召喚」により召喚された勇者によって、魔王討伐という形で終戦を迎える。
しかし、終戦を迎え世界平和となった世の中で、組合に待っていたいのは無慈悲な運営費削減⁉︎
それは、アッシュが所属する冒険者組合も例外でなかった。
彼の育ての父であり、組合長として全体を管理するベニザメは組織存続のために職員のリストラを迫られていた。
そんな父の悩みを知ったアッシュは言う。
「んじゃ、俺をリストラしてくれ」
アッシュは冒険者組合で救助や駆除、時には暗殺まで行う特別組合員。
マルチに活躍しなければならない分その給料も高く、一人で組合の経費で言えば一割を貰っていた。
戦時下では休む暇もなく働いていたアッシュだが、終戦してからというものの彼が出張る程の仕事もなく、暇を持て余すようになっていたのだ。
こうして組合をリストラされたアッシュは久しぶりの自由を手に入れて平和になった世界を満喫する!……はずが、同じ特別組合員として働いていた友達たちが集まりはじめて、どんどん賑やかに!
果たして、アッシュは自由を満喫できるのか⁉︎折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 23:24:55
4948文字
会話率:38%
『人は極限状態になると、自らの命を繋ぐ行動を起こすことがあると言う
それは、生きる者が持つ本能なのかもしれない』
パトリシアは戦時下、野戦病院で看護婦として怪我を負った兵士の看護をしていた。
終わりの見えない中、突然オールテア王国第
三兵団が野戦病院に現れた。
一人奮闘し続けていたパトリシアの苦しみを、団長であるブラッドリーは癒してくれた。
戦いで散りゆく命を前に、ふたりは命を紡ぎあい求めあった。身分差故に結ばれないと知りながら、それでも彼の言葉を信じ待ち続けるパトリシア。
長い月日を耐えながら、ふたりは求めあい続け結ばれていく。
※R15は保険です。
※他サイトにも掲載しております。
架空とは言え、戦時の内容が出てきます。気分を害する可能性もありますので、読み進めるかは自己判断でお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-10 04:32:10
44852文字
会話率:28%
森田修。
現実世界で薬剤師として活躍し、職場を奪われ、彼女を奪われ、趣味のバンドも追放され、日本を飛び出し、海外ボランティアで活躍する日々が続く。
そんな中、戦時下の病院に銃弾に巻き込まれて・・・・・・・。
活躍が評価され、シュウ=フォレス
トと名乗り、異世界転生。
薬剤師としての回復魔法と薬の錬金魔法のスキルを手に入れ、魔道学院に入学するけれど。
そこは・・・・・・。
元女子校シリーズ、異世界転生版です。よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-09 00:00:00
16036文字
会話率:23%
星王国軍の捕虜となった帝国騎士セドナ・バルゼアは、帝国軍捕虜であった星王国騎士エルデーン・シャルテの殺害容疑にかけられていた。
戦時下での捕虜殺害は、調停者が定めた大陸法によって禁止されている。弁明をしないまま戦争が終われば、大陸法に則り処
刑されるという状況で、セドナは口を開かない。
尋問される中、セドナの心は今ではなく、記憶の中にあった。
思い出の夏、エルデーンと初めて会ったあの日に――。
※カクヨムさんにも載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-03 11:38:23
154007文字
会話率:19%
22世紀初頭、魔法は現実のものとなる。
魔法の軍事利用に成功した国々は22世紀末には第三次世界大戦に突入する。
これは戦時下で魔道士を目指す一人の少女と魔導講師の物語である。
最終更新:2022-01-18 18:50:01
8164文字
会話率:50%
第二次世界大戦下の白銀市、空襲に怯える日々のなか、グライダーで空を飛ぼう。と、少年は馬鹿げた夢を見る。だけど、四人の女の子との出会いが、その夢を大きく羽ばたかせる事になります。
最終更新:2021-10-13 00:02:10
48925文字
会話率:34%
初夏の風が木立ちを吹き抜け、美しく小さな神殿にたどり着くころ。
朝から神官たちは、畑で汗を流していた。これは本来、彼らの仕事ではない。
本来の彼らの仕事は、大まかに分けて次の3つである。
1つ、神へ祈りを捧げること。
2つ、人々のケガや病気
の治療すること。
3つ、魔物が出現した際に出る瘴気を消すこと。
しかしながら、どんな生き物も食べなくては生きていくことはできない。
かつては、この神殿にも近くの村からたくさんの新鮮な供え物が捧げられたが今はない。
戦時下にあるからである。
原因は、20年前にさかのぼる。
この大陸には少し前まで、4つの国があった。
大国「フリティラリア」・公国「クインス」・小国「ウィステリア」
そして、滅ぼされた湖の国「ハイドランジア」
フリティラリア大国は、ジグルド大陸全土へ侵略戦争を仕掛けた。
戦争は凄惨を極め、結果ハイドランジアをフリティラリア大国が征服した。
その後、侵略戦争は停戦となったものの。
未だに、クインス公国やテュール人にフリティラリア大国は小競り合いを仕掛けている。
そして、この神殿のあるウィステリア小国は、現在フリティラリア大国の実質属国になっている。
この作品は、pixivでも掲載しています。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-04 23:32:52
16481文字
会話率:34%
近代の戦時下。最前線から遠く離れた場所で敵国の魔法使いと知り合う話です。
最終更新:2021-04-14 15:00:00
18565文字
会話率:53%
魔法も超能力も無い、現代寄りのスチームパンクファンタジーです。
それでも、このポンコツの心臓が俺にはふさわしいと思うんだ――
第十次世界戦争後の荒廃した世界。復興の兆しが見え始める中、少年ハーツは奨学生として名門校リリオ・デルに入学する
。贅沢品として貪られ、腑分けされ、奪われた、自らの内臓の行方を探すために。
傍らに立つのは大戦帰還兵のブラッド・ウェンドウィルソン。故郷が地図から消え居場所を無くした男は、戦争の被害者であるハーツを救うことを自らの生きる目的にすり替えて彼を庇護していた。
学園内での奇妙な伝統行事である「お茶会」―招かれるままに彼らの家を訪ねるうちに、ハーツとブラッドはそれぞれが抱える秘密に触れ、自ら脅威を招き寄せてしまうことになる―
謎解き、アクション、学園モノを全部混ぜ込んで自分の好きな世界観で味付けしました。
戦後や銃、傷跡や人工内臓等、そういうハードな単語が大好きな方はぜひどうぞ!
<登場人物抜粋>
ハーツ ネクター臓器をもって生まれた少年。十七歳。リリオ・デル大學付属学校の1年生。ほぼすべての内臓が採り尽くされ、今は人工内臓とブラッドから移植された心臓で生命活動を維持している。素直かつドナー時代の刷り込みで自己犠牲精神が強い。
ブラッド ハーツを庇護する大戦帰還兵。二十七歳。帰る場所も生きる目的も無かった所でハーツを拾い、奪われたネクター臓器の回収を自身の生きる目標にすり替える。基本的に駄目人間。
イア 町医者と闇医者を兼業する女医師。腕は確か。ブラッドとの腐れ縁からハーツのメンテナンス(有償)の一切を請け負っている。
リブ ハーツのクラスメイト。成金の戦争商家の息子。気の良い市場原理信奉者。
ラングス姉妹 ハーツのクラスメイト。姉がアルト、妹がソプラノの双子。誰も二人の区別がつかない。戦争特需で拡大した製薬会社令嬢。
ゴーラ ハーツのクラスメイト。リベラル系議員の娘で、父は戦時下で刑務所に収監されていた。明晰かつ優しい皮肉屋。
フレンテ ハーツのクラスメイト。軍人一家の嫡男。竹を割ったような性格で、クラスの誰に対しても態度を変えない人格者。
イザーム ハーツのクラスメイト。六大貴族の一角の嫡男。本来この程度の学校にいる階級の人間ではない。
※カクヨムに完結まで掲載有折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-14 22:17:00
20837文字
会話率:54%
「俺は、お嬢様の“犬”ですから」
魔王の子供の一人であるハルサ=ドラニアは、魔王の娘でありながら力が乏しく、兄姉からは自身の力を高めるための糧として、異世界の勇者たちからは宿敵として命を狙われる日々を過ごしていた。
主人公のケンは、
そんな異世界に迷い込んだ“迷い人”と呼ばれる存在だった。女神の加護によって召喚された異世界の勇者と違い、加護もなければ言語さえも通じない状態で異界の地に放り出される迷い人は、戦時下において価値のないものと見捨てられるのが常識となっていた。
しかし、飢え死ぬ直前にハルサに拾われることでケンは命を繋ぐことができた。しかもハルサ自身が危険な立場でありながらも、異世界での言語や文化、常識を教育し、生活が送れるように世話を焼いてくれた。
ケンはハルサの優しさに心酔し、恩を返すため、ハルサが望んだ“平穏な日常”をプレゼントしようと心に決める。
敵は異世界の勇者たちと魔王軍。対してこちらは一人と11匹のペットたち。
「お互いをぶつけて消耗したところで両方かっさらうんだよ!」
人道や説法も通じません。だって犬(自称)だもの。全てはお嬢様のために!
狂犬で、忠犬で、番犬な男と心優しい少女の、平穏を目指す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-28 00:42:27
154628文字
会話率:33%