死が名誉とされる「ホノリア」で生活するシェミルは、ある日訪れた夏至祭で、生が美徳とされる隣国「リガリア」の少女ルーニと出会った。カルトチックな社会への鬱屈という共通点から、二人は「世直し」の旅に出ることとなる。生と死の狭間で必死に生きる二人
を描いた、残酷で愛おしいおとぎばなし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 18:04:12
5808文字
会話率:59%
オレ、ゼクス・レヴィト・ユ・サン・フォラナーダには妹がいる。名をカロラインと言い、金髪と紅眼が美しい、とても可愛い女の子だ。それはもう、世界で一番愛くるしいと評しても過言ではないほどの少女で、その笑顔はまさに天使と断言できる。
目に入れて
も痛くないくらい愛おしい妹だが、実は死ぬ運命が定まってしまっている。
この世界は、前世のゲーム『東西の勇聖記』という恋愛ゲームと類似しており、ゲームでカロラインは、主人公である聖女のライバル――悪役令嬢として登場する。そして、彼女はどのルートにおいても非業の死を遂げてしまうんだ。
最愛の妹が死ぬ?
そんな理不尽な未来を許しても良いのだろうか、いや良くない!
そういうわけで、オレは運命に抗うことにした。
ゲームそっちのけで妹を清く正しく育て、数多の死亡フラグを力技でねじ伏せていく。
その先に、オレとカロラインの明るい未来があると信じて。
これは妹を守るために最強になったオレと、世界で最もカワイイ妹カロラインの物語である。
※30話前後までは毎日投稿予定。
※一話あたり2300~5000文字程度を目安に執筆しております。
※R15と残酷な描写は保険です。
※男の娘キャラが登場します。
※キーワードに乙女ゲームとありますが、その要素は薄いかもしれません。
※カクヨムにも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 12:01:33
3537984文字
会話率:31%
面倒。
全部全部面倒。
息をするのも食べるのも時として寝るのさえ面倒。
でも、一番面倒なのはこのくだらない矜持だろう。
十何年とあのゲームをやり続け、一度として枯らしたことはなかった。
あぁ、わかっているよ。
これは現実、ゲームとは違う。
面倒極まりない事実だ。
このままこの腕の中に潜り込んで振り返らなければ一番楽なんだ。
それでもこの矜持が、それを許さない。
あぁ、なんてめんどくさい。
「仕方ないから、助けるよ。まぁ、恩返しとでも思っててよ」
何もかもが面倒だと言う生き物シロと何もかもが愛おしいのだと言う世界樹レナーロク。
これは物語。
世界樹の世代交代に失敗した現実で覚悟を決めた誰かの物語。
―――――
練習兼ねた初投稿です。
あちこちころころ変わります。
しょっちゅう思い付きで書き直す可能性が高いです。
世界樹に会うまでが長い。
BLではありませんが書いてる人間が腐ってるので無意識にそれっぽくなる可能性がありますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 12:00:00
57548文字
会話率:32%
突然の事件で命を絶たれ、なぜか異世界で“0歳”の赤ちゃんとして転生してしまった私。しかも「女の子!?」と聞けば、もう頭は真っ白。チート能力なんてまったく無いまま、寝返りすらできない体で始まる新生活は、とにもかくにも波乱含みだ。さらには両親
を失った“領主様”の立場なんて、どう考えても赤ちゃんには荷が重すぎる。前世で弁護士をしていたとはいえ、ここでは日本の法律など通用せず、何をどうすればいいのかさっぱり分からない。そもそも言葉すらろくに話せないなんて、歯がゆいことこの上ない。
それでも、生き延びるためには「はいはい」すらできないところから、歩き方を覚え、言葉を学び、あっという間に迫る危機に備えなくてはならない。自分も家もあぶないと感じるからこそ、一刻も早く“幼児”から“領主”へと成長せねばならないのだ!
とはいえ、かいがいしく世話をしてくれる侍女エミー&ローザの存在が、私の心を大きく支えてくれる。抱っこやお世話をしてくれるだけでなく、何かと優しく声をかけてくれるのが本当に頼もしい。そんな彼女たちの献身に触れるうちに、次第に言葉が少しずつ通じ始め、「ありがとう」と伝えられるようになる瞬間は、胸がきゅんとするほど愛おしいのだ。
しかし、そんな穏やかな日常の裏では革命や社会不安の噂が飛び交い、貴族社会特有の陰謀も渦巻いているらしい。私に課せられた領主としての責務は重く、いつどんな危機が襲ってくるか分からない。けれど、前世で培った弁護士としてのスキル――論理的思考や交渉術――が、ひょっとしたら何かの切り札になるかもしれない。赤ちゃんスタートの私が貴族令嬢としての教育や試練をこなしながら、領主として領民を守り、幸せにできる日は訪れるのか? スリリングな成長と冒険、そしてちょっぴりお得な“法律ネタ”も詰まった物語は、読み始めたら止まらないこと間違いなし。ぜひ一緒に、私がこの世界で“生き延びる”ための奮闘を見届けてほしい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 17:27:43
465510文字
会話率:24%
人の欲望は尽きることがない。
その欲望に答えても、人は一時の満足しか得られない。
そんな愚かな人間がとても愛おしい。
今日も一人、新たな契約者を見つけられそうだ。
最終更新:2025-01-18 20:20:50
3402文字
会話率:40%
今まで普通の生活を送っていた高校1年生の神里司は実家から離れて女性ばっかりの八塩荘に暮らすこととなった。そこでは住人全員が超能力が使える不思議な空間だったのだ。どうやら彼自身も使えるらしく……加えて彼の中にいる少女は超能力者の中でも特別な人
物らしい。
ずっと普通だった少年が色んなことに立ち向かったりして少しずつ成長していく……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 17:10:45
114677文字
会話率:37%
過去、現在、未来。
下界では三つの世に生まれつき星の痣がある子供が誕生する。
その子供には世に現れる降三世明王に体を委ねこの世に起こりうる災いから救うという役目があった。
ところが現在から143年前に人知れず「王生千世」という青年の体を借り
ていた降三世明王は熊に追われて逃げてきたという、下界の女性に恋心を抱いてしまう。
そして相手の女性「烏丸桜」も不思議な魅力を持った千世に惹かれていく。
因果関係は分からないが時を同じくして降三世明王は目の前で災いの根源を取り逃がしてしまう。
災いの根源とは、降三世明王に踏みつけられた大自在天の宿怨であった。
彼もまた人間の心に潜んで三つの世を渡り歩いていたのだ。
143年後、降三世明王が再び下界に現れる。
此度は獣医師で猟友会の若きハンターである「王生三世」という青年の体を借りて過ごしていた。
三世は春の熊追いで入山していた日に登山道で怪我をしていた女性、「烏丸さくら」と遭遇する。
思い出される143年前の記憶。
彼女との出会いは偶然なのか、それとも縁なのか。
降三世明王は忘れられない桜への想いを目の前に現れたさくらに重ね合わせていた。
しかし別れも告げず桜の前から突然姿を消し、未来の約束を果たせなかった自責の念にかられ素直に話すことができない。
一方のさくらは最初の出会いは最悪だったが三世に少しづつ心を許すようになる。
不思議な心境の変化だった。
いつの世も降三世明王現れる所に災いあり。
不穏な空気を察知したのか現在には他の明王たちが目覚めていた。
正に的中。
三つの世において降三世明王の宿敵とも言える大自在天が
現在で一人の人間の心の中に潜んでいた。
輪廻し貯めこんだ宿怨を放出し降三世明王への復讐を企てていたのだ。
その人物は身近にいた。
以前よりさくらに恋心を抱いていた「在原朝臣」という職場の上司だった。
在原は気づかないうちに大自在天にその恋心さえも本人の気持ちとは裏腹に愉快に弄ばれていた。
ここに三人の過去から現在、未来へと運命の糸が繋がっていく。
三つの世を愛おしい人にいつか会えることを祈り生き抜いた「桜」の物語でもある
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 14:14:14
22438文字
会話率:50%
トゥイリアース王国王都、ミリール。
その北西に位置するのは王国の筆頭公爵家・ヴァーミリオン家の別邸。
当主のアルベルト・ヴァーミリオンは今日も元気に娘リリアンの姿を見守っていた。
アルベルトには絶対の宝物がある。それは、娘リリアンに他なら
ない。
美しく聡明で気高い彼女は、アルベルトのみならず息子レイナードにとっても、また彼らに仕える者達にとっても、天使と呼んで差し支えないくらいには愛おしい存在であった。
アルベルトは、リリアンの為とあらば権力と財力、地位を振り翳して目的を達成する。
彼女が美しいと言ったものは保護し、酸鼻を嘆けばそれを正し、彼女を害そうとするものは排除した。
その結果、ヴァーミリオン家は意図せず、近隣諸国を掌握できるくらいに急成長を遂げる。
「全てはリリアンの為に!」
それを合言葉に、ヴァーミリオン家の人々は今日も、天使を慈しむのであった。
※このお話は、日常系のギャグです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 07:06:06
958224文字
会話率:49%
『その存在』は人にとって
友であり
兄弟であり
仲間であり
相棒であり
かけがえのない時間と喜びを与えてくれる
しかし、『その存在』との時間は終わりがあり、必ず別れがやってくる
時に、強すぎる絆は『鎖』となり、想いは『呪い』へと姿を
変え
『ソレ』はただ苦しみながら『鎖』で繋がった人を求めて彷徨うのであった
これは、その『鎖』に縛られてしまった存在と、それを解放する者たちの悲しくも愛おしい物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 17:59:37
2050文字
会話率:27%
「待ち遠しい」。
こんなこと、いつ以来だろう?
憧れの”彼“との待ち合わせ。
その愛おしい移動時間にすれ違う12組の強く、美しい「彼ら」。
「ありがとう」。
そんな温かな”感謝“で溢れた、特別な夜を。
最終更新:2025-01-01 06:50:00
71759文字
会話率:40%
超越した愛はうら若き二人の恋を狂わす。純粋無垢は悪なりか?
最終更新:2025-01-01 00:24:51
2484文字
会話率:41%
ヘンに鈍くて空気が読めない変わり者な高校生、藤田林太郎は校舎裏で学校の王子様に遭遇した。
名前は遠坂香子。――そう、王子様と言われているが、彼は彼女で、ただの悩める“女の子”だった。
「もう随分と女の子から遠ざかったなぁって、今少し思った
」
可愛いと言われたいのに、カッコいいに慣れてしまった。そんな彼女に、林太郎は――
「俺は可愛いと思うよ、遠坂のこと」
「……え、えぇ⁉」
思っていることは素直に言う。素直に言われて動くこころ。
林太郎の真っ直ぐな「可愛い」が、いつしか学校の王子様を変えていき――
季節は巡り、彼女のまわりは温かく騒がしく。
恋する乙女は変わりゆく!愛おしいやつらと駆け抜ける、甘くて胸がキュッとなる青春スクールライフ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 20:00:00
128302文字
会話率:49%
父親からの教育虐待に耐え、期待に応えようとする吃音もちの文。
そんな文を幼い頃から慕う6歳年下の清花。
優しい文に想いをよせる清花だったが、ある事件を境に2人は顔を合わせなくなってしまう。
笑ってほしい、泣いてほしい、生きてほしい。
文への
想いを抱えながら、清花は引っ越しをすることに。
文と清花、2人の苦しく愛おしい物語り。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 20:46:35
6434文字
会話率:40%
「お前との婚約を破棄する」
ルイラート王国の王立学園卒業パーティー会場で突然告げられる婚約破棄。
最後のイベントが幕を上げる。
打ちひしがれるドレスト侯爵家のエリス嬢。
勝ち誇るオボルナ男爵家のミリー嬢。
そしてそれを冷めた目で見ている転生
者で鑑定士のウッドストック伯爵家のロナリア嬢。
ここは『愛の狩人~美しすぎる男たち~』という乙女ゲームの世界だった。
間違えられた代償にチートスキル満載でこの世界に殴り込みをかける高坂舞奈が、可哀そうなエリス嬢を助け、暴走していく主人公の謎過ぎる行動に翻弄されていく。
転生前の因果により絡み合う3人の運命。
そして紡がれる真実の運命の愛。
可愛い侍女のルルを愛でながら、恐いお母さまと麗しいお兄様を巻き込み、最終目的は愛するあの人との愛おしい日々の構築です。
登場人物すべて美形♡とか言うふざけた世界。
生来のもったいない根性を全開に、今日もロナリアは突き進む。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 21:55:37
204949文字
会話率:35%
貴方から8年ぶりに連絡を貰った。
記憶の中の貴方が死んでしまわなければいいな、と思った。
最終更新:2024-12-17 22:34:04
1812文字
会話率:18%
上司のパワハラに苦しめられる毎日の中で、私はペットショップに癒しを求めに行く。
猫を慈しむ彼の手が好きだ。
彼に愛される猫が愛おしい。
疲れた心を癒してくれるその光景を、私はただ眺める。
眺めるだけで満足だったのに。
関係を変えるその一歩
を、踏み出してしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-17 19:10:00
3722文字
会話率:9%
私は、この王国の側妃ロゼット。元は王国でも指折りの公爵家の令嬢でしたの。けれど‥下品で忌まわしい男爵家の庶子のリシャールに愛おしいこの国の皇太子であり私の婚約者であるアルマンド様を魅了の魔法によって手篭めにされ奪われてしまいました。でも、誰
もその事に気付かず殿下の側近も護衛も、果ては国王夫妻まであの女を庇護するばかり。ついには正妃の座まで奪われてしまいましたわ。ですが、私は諦めませんわ。毎日側妃としての仕事をこなして、殿下のおそばにいればきっと、殿下だって目を覚ますはずなのです。ですから私、毎日仕事に励んでいたのですがこの所不気味な視線を感じるのです‥。そう言えば、聞いた事があります。この王宮には人間でない何かが棲み憑いているって‥折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 16:41:59
1814文字
会話率:0%
私の紙飛行機は、残酷で愛おしい。
最終更新:2024-12-08 16:10:37
545文字
会話率:14%
一歩君(はじめくん)と萌花ちゃん(もかちゃん)、二人だけの恋路。
一歩君の眼鏡も、寝癖も、全てが愛おしい。
萌花ちゃんと会ってから何かおかしい。
お互いの気持ちに気づくのは一体いつだろう。
最終更新:2024-12-07 19:10:38
58657文字
会話率:37%
飛ぶ鳥を落とす勢いの商会を学生ながら切り盛りするフレデリカ。婚約者であるライナスとの関係に多少悩みつつも、致し方ないと割り切って過ごしていたところ、「彼を解放しろ」と突っかかる女生徒が現れて───。
愛が重たいせいで愛が全く伝わっていなかっ
た婚約者と、情けない婚約者の姿を愛おしいと思うフレデリカが腹を割って話すまで。
※思いついたまま書いてるのでゆるゆる設定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 21:00:00
7458文字
会話率:62%