冬川月乃は意気込んだ。これは神の思し召しだと。
昨日までは25歳、息も絶え絶えな社会人であったはずなのに、気づけば高校二年生に戻っている。どんな軌跡かわからないが、このチャンスを逃がすわけにはいかない。だってこの頃、私は『あの子』に負けてい
る。『あの子』に負けさえしなければ、こんな人生にならなかったはず。大人げなくとも、大人の経験で『あの子』を倒して見せる──!
小規模ガールズバトル、勃発!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 18:00:00
23215文字
会話率:32%
都内の繁華街でキャバ嬢をしている篠田茉莉花はその日起こった不運に嘆きながら帰路に着いた。
自分が大切に育ててきた太客を新人キャストに取られ自暴自棄になった茉莉花はその場で思いついた願望を口にする。
「はあ…水揚げされてえ。飛びっきりのイケメ
ンに。どっかの王族かなんかに求婚されねえかなあ。」
そんな上手い話がある訳ないと千鳥足で家に入ると、そこには未だかつて見たことも無いような美少年が血塗れになりながら息も絶え絶えに座り込んでいた。
この美少年グランとの出会いにより茉莉花の運命は転機を迎える事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 19:19:11
3172文字
会話率:13%
俺は異世界人、突如として別世界に転生した。
目の前には、裸のグラマラスな背中まである金髪美女が横たわっている。
口には猿轡を嵌められている。
「おお、一体なんだ、目の保養というか目のやり場に困るよ。
貴方はなぜ裸でいるんだ?」
俺は美女に
近づき、上着をかけてやり猿轡を外してあげた。
美女は息も絶え絶えに、俺に打ち明ける。
「私はこの王国の第一姫ですが、魔王が出現してこの王国滅亡と引き換えに魔王の花嫁に生贄として国から捨てられたのです。裸でいるのは私が自死を指せないためです。私はこんな辱めを受けて、もう消えて無くなりたい!もうすぐ魔王が私を迎えに来て寝屋をさせられるのです。どうか私のことなど、お気になさらず……貴方様は、早くお逃げください」
このままでは、貴方様にも危険が及びます。
姫はホロホロと涙を零した。
姫よ、事情は相分かった、
ならば姫よ、俺といっしよに行こう!
君は知らんだろうが、異世界が1つとは限らないんだぜ。
そう、異世界は他にもあるのだ。
俺と一緒に別世界へワープしよう!
姫よ、君とならば俺は、何処へでも行ける!
さあ、此処ではない何処かへ……
さあ、姫よ、どうか俺の手を受け取れ!
一応、一風変わった異世界転生モノです。
とても気軽でシンプルな短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 07:30:00
10455文字
会話率:34%
過去のトラウマから両親の記憶を失った主人公、利根川榛紀は高校2年生。
それなりに発展した町のはずれから過疎化の進んだ田舎村「上谷沢村」の高校へ通い、友人と談笑したり遊びに出かけたりとごく普通ではあるものの、どこか味気ない日々を送っていた。
そんなある日、家路の竹林にてとある少女と出会う。
全身傷と汚れにまみれ、息も絶え絶えな彼女の体には____獣耳と、尻尾が生えていた。
自らを‘狸の魅化(もののけ)’と名乗る少女、雪奈。
彼女との出会いが、榛紀を古くより上谷沢に伝わる怪奇の謎へと巻き込んでゆく。
魅化(もののけ)とはいったい何なのか。
なぜ「白い烏」を見かけたらすぐに殺さなければならないのか。
上谷沢に古くから伝わる「人喰い山姥伝」の正体とは。
太古の昔から言い伝えられてきた数々の奇習とは、一体何のためにあるのか?
その謎が今、解き明かされる____‼折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 22:54:01
926文字
会話率:46%
雷鳴が轟く城の最奥。息も絶え絶えに辿り着くは、一人の若き青年。迎え打つは魔物を統べる絶対の王。
「ふはははは!!よくぞ我の元まで辿り着いたな!勇者よ!」
「魔王め!人類をなめるなよ!」
あら、ガチムチ髭マッチョ勇者じゃない。
あれ、つるぺ
たロリ魔王じゃない。
お互いが好みから遠すぎて、恋愛にならなかった魔王と勇者の、政略結婚ラブコメディー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-20 18:00:00
4464文字
会話率:50%
「タイラー様っ!数年前からお慕いしておりました!」
「……申し訳ない。どこかで会ったことがあるでしょうか?」
あぁ、やっぱり覚えてないか……まぁ、当然かなぁ。
かつて魔物に村が襲われ、瓦礫のしたで息も絶え絶えだったシエナを見つけて
助けてくれた騎士タイラー。
いつか恩返しすべくお師匠さまのもとで修行に励み、タイラー様が辺境に出向予定と知り自分の使える言霊魔法をこっそり掛け、予備のお守りまで渡せたことで満足し日々の生活へ戻った。
半年後、予定より早くタイラー様が戻ったと知り自分の魔法が役目を果たしたとホットしていたが……あれ?遠くで幸せを祈るはずがなんでここに?
※この作品はカクヨムさまにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 00:00:00
7510文字
会話率:45%
とんでもいことが起きた。俺はこの事実をすぐに伝えにいかければならない。
そう思い、コピー室から出た俺は全力で走り
オフィスにたど着いたときには息も絶え絶え。深呼吸しうとしたら咳き込だ。
「どしたんだ? そなに慌てて」
最終更新:2023-08-16 11:00:00
1276文字
会話率:31%
魔女マリーナは、街の路地で赤ちゃんを拾う。
息も絶え絶えな赤ちゃんをそばに置き、様々な知識をあたえたけど、その子は魔女の素質はなかった。
だけど、マリーナはその子に名を与え、死するときまで共にいた。
孤独な魔女は何を手に入れたか。
最終更新:2022-11-23 22:23:48
1016文字
会話率:31%
太古の昔から1万人に1人の確率で人類から魔法使いが誕生してきた。100年前、脈々と繋がる魔術の血統を隠し持っていたウィンザー公爵、エドワード8世が「青の公文書」を魔法界に交付した。
-青の公文書-
「私達はこれまでの歴史でなぜ優秀であるこ
とを隠さなくてはいけなかったのでしょうか。
我々は家族を、同胞を、我々に与えられた力を信頼しています。我々の同胞は今も、魔法の力を持たない家庭から1万分の1の確率で誕生しているのです。私達の始祖ノーブルもごく普通の人間から誕生しました。私達は我々と同じ力を受け継ぐ子供たちを守らなくてはなりません。生まれてくる子供たちに必要なことは、過去の柵ではなく、確かな人権と彼等を守る法制度です。」
(序文 第1章2節 抜粋)
-100年後-
「この100年で随分変わったものね。」
真っ直ぐなブロンドをしたマリンブルーの瞳をもつ少女が、ため息まじりに言葉を漏らした。
隣に座っている少女の言葉を受けて、窓の外を見ていた男の子が少し間を置いて答えた。
「どうしたの?まだ僕たち16年しか生きていないけど笑」
「うざい!!魔法史の予習をしていたのよ!あなたちゃんと勉強してて⁈」
男の子は微笑しながら少し開いていた車の窓を閉めた。ブロンドのくせ毛。女の子と同じマリンブルーの瞳だった。
「100年で変わったということは、青の公文書のところかな?イングランドで魔法憲法の雛形が完成して、実験的な人と魔法使いとの共存コミュニティの実施、魔法使いの為の義務教育機関の設立等、正直いいことづくめだと思うけどね。」
さらっと答えて得意げな顔で目を瞑っていると隣から何の反応もない。
・・・?
男の子は不思議に思い少女の方に目をやると、見開いた教科書を口に当て、青白く震えている様子が目に飛び込んできた。
「酔った。」
教科書から涎が垂れていた。
「ごめん!ミオが吐きそう!どこか止めれない?」
運転手が焦りながら叫んだ。
「すぐ高速降りるからもうちょっと我慢しろ!」
女の子は後部座席を少し倒して、息も絶え絶えに窓から空を見上げていた。
(やばい、まじ死ぬ。吐きそう、、)
(あれ?、、なんか空飛んでる人いない?)
虚ろな意識の中、はるか上空を箒に乗った人が飛行しているのを、豆粒程の大きさで、瞳が捉えた気がした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-04 06:22:34
39125文字
会話率:52%
舞台は魔法と科学が混在する世界。
争いの絶えないラグナ大陸で、元暗殺者の主人公、レイ=ブレイズは、エアリアルウィングという冒険者ギルドに所属し、日々ギルドに持ち込まれるクエストや厄介事を解決しながら、仲間と共に生きていた。
そんな
ある日、ニュースでは隣国であるオーディア皇国が滅びようとしていることが伝えられ、彼らエアリアルウィングのメンバーの元へ、傷つき、息も絶え絶えの一人の老人がやってきた……。
この物語は、彼。レイ=ブレイズと、後に彼の血塗られた運命を変える一人の女性との出会いが紡ぐ、ある暗殺者の物語である……。
※この作品は、ちゃーりー@レイというペンネームで『暁』というサイトにも掲載しているものを、こちらに転載しています。
http://www.akatsuki-novels.com/stories/index/novel_id~5586折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 19:32:23
731518文字
会話率:55%
タイトル通りです。
コロナで息も絶え絶えなホテル・旅館・歓楽街の飲食店などは中国資本にどんどん買い取られているようです。
最終更新:2021-06-10 21:48:45
404文字
会話率:0%
凶暴なカラスに襲われ、逃げ延びるも日々摩耗していくハト。
息も絶え絶えでようやく行きついた公園で出会ったのは、穏やかに喋るベンチだった。
※この作品はnoteに投稿済みの「カラスは真っ白」を修正したものです。
最終更新:2021-04-02 17:00:00
4063文字
会話率:36%
夜は化け物が徘徊する世界
少女は追われる息も絶え絶え走り続ける
最終更新:2020-11-09 11:48:15
4020文字
会話率:44%
時計塔の長い長い階段をのぼる途中で薄汚れた老人に会う。
しかしその老人はすでに息も絶え絶えで…
僕の気持ちを変えないまま僕を救う老人の話
最終更新:2020-09-02 15:02:50
1519文字
会話率:15%
ムキムキ女僧兵が呪われたショタ御子を守りながら息も絶え絶えに呪いをとける賢者の住む山までたどり着いたらチートなゴブリンがゆるゆるキャンピングしててなんやかんや助かってカップラーメンを食う話。
ネット小説大賞用に考えてたシチュエーションですが
、別の書籍化作品の作業もあるため、長編にする余裕がなさそうなので短編で放り投げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-04 04:36:43
10403文字
会話率:41%
これは希望を分け与えた者たちの物語。
雪降る夜、息も絶え絶えに辿り着いた先に見えた光は天国か地獄か。
明かりの下で、彼は意識を失った。
*この作品は「エブリスタ」でも掲載しております。
最終更新:2018-12-07 19:06:25
7962文字
会話率:29%
二十一世紀も四半世紀を過ぎたある日、突如として人類は存亡の危機に立たされる。
植物という植物が枯死、あっという間に地上から緑が消失したのだ。当然のこと、食料の熾烈な争奪戦が始まり、至るところで生き残りをかけた地獄絵が展開する。その阿鼻叫喚
の渦を更なる危機が襲う。小惑星の襲来である。地形が変わるほどの擾乱が大地をなめる。この驚天動地の災厄を潜り抜けて生き延びた人類は、数万人規模であったという。しかし試練は終わらない。息も絶え絶えの人類が次に直面したのは、寒冷化。ほんの数年で、赤道直下でさえもがツンドラの地と化した。
凍てつく大地で、人々は飢えと寒さと病で次々に倒れていく。
それでも人類は生き延びる。疑似植物といえる火炎樹の開発に成功したのだ。土壌を直接食料や燃料に転換することのできる巨大な微生物の集合体。緑なき大地で人類は、この火炎樹を栽培することによって、新しい世紀を切り拓いていく。
人が集いて国家をなし、凍土の大地に栄華盛衰の歴史を刻む。
そして二千年。
有限たる資源、土壌は食いつぶされ、世界は雪と氷と砂漠に埋もれつつある。
緩慢な死の気配が人類に忍び寄ろうとしていた。
物語は、少年ウィルタが氷河の中で冷凍睡眠の棺を見つけたところから始まる。主人公は棺から蘇生した前世紀の娘、春香。二人は追われるようにして旅に出る。そして旅を続ける中で、自身が負わされた運命に気づく。それは取りも直さず、二千年前に人類を襲った災厄の真相を解き明かすことであり、冬の時代を過ごす人類の再生への道どりを探ることであった。
旅の果てに二人が見たものとは。
ジャンル分けをすれば、サイエンス色のあるハイファンタジーとなりますが、資源エネルギー問題をテーマに据えたロードムービーのようなお話です。日掲で年内に完結の予定。娯楽性の少ない地味で暗くて長~いお話ですが、忍耐力に溢れ、かつ暇を持て余している方、よろしければお付き合いください。
なお、長~い話はかったるい、あかんねんという方は、短編の連作「旋灯奇談」をクリックしてみて下さい。肩の凝らない話で、十本ほど載せてあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-26 15:00:00
1807687文字
会話率:23%
彼は彼女等仲間に逃げろと叫んだ。そんなこと出来ない、と口々に叫ぶ仲間達を無理やり魔法陣に追いやるとそのまま転移魔法陣を起動した。彼は独りで立ち向かった。
単独行動という危険な行動に出た彼だったが、なんとか辛勝。崩壊寸前のその場を背に彼
は転移魔法陣に飛び乗った。息も絶え絶え、満身創痍。そんな彼を見た仲間達は泣きながら迎えた。そんな一幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-30 13:06:09
468文字
会話率:13%
短編オリジナル童話をたまに投稿していこうと思っています。今回は鳩と空の物語。矢に貫かれて息も絶え絶えな鳩…恋しい空と語る最期の会話とは…?
最終更新:2015-10-14 22:31:52
1113文字
会話率:32%
(趣味人倶楽部、創作広場での投稿より転載)
晴れることのない霧が立ち込めるある湖の辺にやってきては、切なる思いを込めて光の矢を投げ込む「僕」。僕の記憶は不確かで、湖の底に顔も名前も忘れてしまった大切な人がいることだけは憶えている。
湖底で
は、同じく記憶が不確かになって、ただ僕が投げ込む光の矢を待ち望むだけの「私」。何の魔法によるのか、生きはしているが湖底に囚われて上がっていくことができない。できるのは手で泡粒を作って光の矢に答えることだけ。
ある日、僕の光の矢に返事が無くなった。泡粒が返って来なくなった。狂ったようになって身もだえ苦しむがどうしても湖に入ることだけはできない。息も絶え絶えの僕は、一筋の光明にすがることにする。それは、死者が集うと言われる火の山に行けば、ひょっとすると「私」がいるかもしれない、というもの。僕は決心する。火の山に行こう・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-10 19:15:38
13487文字
会話率:0%