違うクラスなのに、放課後を一緒に過ごすうちに、いつの間にか特別な場所を見つけたユウとアキラ。
夕暮れの美術室で、窓から差し込む淡い光と一輪の赤い薔薇だけが、二人の間に流れるいつもと違う空気を見守っていた。
心の繋がりが身体へと導かれ、初
めて触れる肌に、お互いの温度だけが確かだった。
緊張が緩やかに溶け合い、呼吸がひとつになる頃、そこに言葉はいらなかった。
あの薔薇のように、鮮烈で、そして誰にも言えない秘密が、二人の心に深く刻まれた日。
美術室を出る頃には、外は暗くなっていたけれど、心の中に確かに宿った熱だけが、消えることなく灯っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 23:44:13
4225文字
会話率:3%
久住永遠は自他共に認めるぼっちの少年。
彼は有名進学校として知られる悠城学園に進学することが決まる。
きっと新たな学校でもこれまでと変わらず一人で過ごすことになるだろうと思っていた永遠は、入学式が終わった後の教室で突如眩い光に包まれる。
気
がつくと彼は同じクラスになった三十九人と担任教師と共に、見知らぬ場所にいた。そこは地球とは異なる世界の魔物が跋扈する迷宮だった。
戸惑う彼らに与えられたのはスキルと呼ばれる戦うための異能の力。クラスメイトたちが多種多様なスキルに目覚める中、永遠が手にしたスキルは『絆』だった。
人との心の繋がりを力へと変える無限のスキル。だが、肝心の持ち主は友達を作った経験のないぼっち。とても活かすことなどできない。
しかし、過酷な異世界を生き抜くためにも、永遠は友達作りという未知の体験に挑まなければならなくなる。
一癖も二癖もあるクラスメイトを相手に、永遠は友情を築くことができるのか?
ぼっちの少年が仲間との絆を武器に風変わりな青春を送る異世界青春ファンタジー開幕!
※カクヨムにも並行掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 13:00:00
334741文字
会話率:48%
運命の番(つがい)との出会いに憧れる、犬獣人で王宮魔導士のミルカ。
番探しのお見合いにも何度も参加し、犬族らしく鼻も利くはずなのに――
いくら探しても、番様は見つからない。
そんなある日の王宮の夜会。
ふと、甘く魅惑的な香りが鼻をかすめる
。……間違いない、これは番の匂い!
香りを頼りにたどり着いた先にいたのは、留学から帰国したばかりのエリート魔導士、猫獣人のカイ。
彼こそが、私の運命の番――!
……と思った矢先。
「番が運命だなんて、ばかばかしい。あんなのは、心の繋がりを無視した、性欲まみれの本能的行動さ。仮にも“番”なんて言って、犬獣人でも現れたら反吐が出るね。」
と、カイが友人たちに熱く語っているところに遭遇してしまった!
番様は、まさかの反番主義者!? しかも犬獣人も嫌い!?
ショックを受けたミルカは、その夜、生涯独身を誓うのだったが―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 20:40:00
10059文字
会話率:50%
「風の音」
小さな村で育った悠真は、幼い頃から友達の茉莉と共に風の音を聞きながら、自然の中で遊んでいた。茉莉は風の音がどこにでも連れて行ってくれるような不思議な力を持っていると感じていた。二人はその風を通じて心を通わせ、約束を交わしていた
。しかし、茉莉が家族の都合で村を離れ、二人は別れの時を迎える。
年月が流れ、悠真は茉莉がいなくなった村で一人静かな日々を送っていた。毎晩、風の音を聞きながら、彼女との思い出を大切にしていた。ある日、茉莉から手紙が届き、再会を約束することに。約束の日、悠真は再び風の音を感じながら茉莉との再会を果たす。二人は再び、風の音の中で絆を確かめ合い、心の繋がりを深めていく。
この物語は、自然と人との繋がりを通じて、時間を越えて続く約束と絆を描いています。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-08 00:43:54
1089文字
会話率:29%
地球は今、宇宙外生命体からの侵略を受けているところだった。
生物の構造を無視した動きや力を誇る奴らは化学兵器は通用しない。正確にはすぐに再生してしまう。
倒す術は無い⋯⋯はずだった。
しかし、地球には『星の力』と呼ばれる能力を扱え
る少女達がいる。
『星の力』は化け物達の再生能力を阻害する他に、戦う力を授けてくれた。
『星の力』を使って戦う少女達を指揮するのが『魔女の証』を持つ男である。
学校卒業後、実践から学ぶ研修期間となった龍ケ崎眼も指揮官である。
彼に与えられたのは美しい少女、見境笠見だった。
2人は共に生活をする中で絆を、愛を深めて行った。
2人の心の繋がりが『星の力』を増幅させる。
レーダーに反応しなかった化け物も笠見の解放した力があり何とか撃退する事に成功した。
だが、予定よりも早い『あの日』が来てしまった。
それは眼が知らなかった『星の力』と『魔女の証』の真の力と効果が明らかにされる日。
最悪な決断が迫られる、絶望の日。
恋が花開く、幸せの日。
悲惨な結末か幸福な未来か。
アナタの選択肢は?
愛してくれた人に、大好きな人に、銃口を向ける事ができますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 20:22:13
17134文字
会話率:46%
あなたが人生に傷ついて、深い悲しみと孤独を感じた時に、この旋律と出会うことでしょう。
あなたが人生の奥深さと豊かさを感じた時に、このリズムとシンクロすることでしょう。
あなたの魂が欲し、心の奥底で知っていたことが、心象風景として再現され
る時間があります。
一人で眠れない夜に、自分と向き合い、他者と繋がる共感の奇跡に胸が締め付けられる瞬間、愛と不安をその時同時に感じてみてください。
偶然という奇跡がもたらす、癒しの言葉に込められた、あなたの素直な気持ちを大切にしながら、これらの詩を詠んでみてください。
きっとあなたの不安と孤独、希望と喜びが、同じ一つのものとして、まるで内に外に鏡を見るように、あなたの胸に染み込んでくることでしょう。
そして何よりも、誰よりも、自分自身を想うことの大切さと意味を、深く感じて明日を想うことが出来ることでしょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 06:00:00
328文字
会話率:0%
1960年 昭和35年。
私は男の子を出産しました。
初めての我が子でした。
でも、日が経つにつれて誰にも似ていないことに気づきました。
気づいても「もしかしたら、曽祖父母とかに似てるのかも?」と思いました。
それが……我が家の、家族の心の
繋がりを試されているような日常になるとは思いもよりませんでした。
昭和に起きた新生児取り違えを題材にしています。
実際に起きたことであり、その実数は不明です。
今までドラマなど作られています。
私は読んでいませんが、作:奥野修司「ねじれた絆」が良いそうです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-10 13:12:37
97836文字
会話率:46%
あらすじ
リオは自称優れた魔法使いであり、人々を驚愕させる魔法ショーで名を馳せていた。彼は自己中心的で高慢な性格であり、世界を舞台に華やかな成功を夢見ていた。
ある日、リオは美しいエミリアという女性に出会う。彼女はリオの魔法に対して冷た
く反応し、彼の高慢さに光を当てる。エミリアの言葉に触れた瞬間、リオは自身の魔法の力だけでは真の成功や幸せを手に入れられないことに気づく。
リオは挫折を味わいながらも、自己成長の道を歩み始める。彼は魔法の力だけでなく、人との心の繋がりや思いやりの大切さを学びながら、自身の欠点に向き合っていく。
リオとエミリアの関係も変化していく。初めは対立していた二人が少しずつ理解し合い、信頼関係を築いていく。リオはエミリアの心を射抜くために、自分自身を変えようと努力する。
物語は愛と魔法の力が交差する中、予想だにしない展開を迎える。リオの成長と彼の失恋の行方が描かれながら、読者は魔法と現実の境界で繰り広げられる物語に魅了されることでしょう。
「魔法使いの失恋」は、高慢な魔法使いが自己成長を通じて真の幸せを見つける物語です。魔法と愛の交差点で巻き起こる感動と成長のストーリーをお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-27 22:06:44
834文字
会話率:27%
百合には前世の記憶がある。
前世はノエル=ゾラ公爵令嬢。優しく、誰にでも愛される様な愛らしいご令嬢だった。彼女は予知夢という特殊な力があり、人助けにも役立てていた。
そんなある時、予知夢で“とある少女”が学園に入学してくることで自分は何も
していないのに誰からも疎まれる存在にされてしまう自分の未来を知る。心の繋がりが最も強い双子の弟ノアに泣きながら相談していた。しかし、そのノアもその時が来ると他の者達と共にノエルの話を一切聞かずに一方的にノエルを責め立てた。全てを話していたノアだけは、と思っていたのに……。
味方などおらずたった一人となったノエルは絶望した。絶望して、死という形でその世界に別れを告げた。
そして、百合として生まれ代わり幸せに暮らしていた。そんな中で、思い出してしまい気分は最悪!
もうあんた達にも似たような騒動にも私の人生を左右されたりしない!!
百合は徹底的に地味に?慎ましやかに?過ごす。
けれど、馬鹿共に絡まれてしまった。
はあっ!?寝言は寝てから言え!!!
※シリーズ【乙女ゲーム】は、息抜き用に書いていますので評価の多いものを優先的に更新していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-16 20:20:56
70915文字
会話率:19%
シングルファーザーである竹彦は幼い娘の利香子が猫を殺している所に出くわしてしまう。
果たして利香子は街を騒がしている殺人鬼なのか、悩んだすえに竹彦は親友の精神科医である博に相談するのだが……。
父と娘の心の繋がりを描くサイコサスペンス。
最終更新:2021-10-31 20:22:52
10049文字
会話率:47%
薄れていく心の繋がりを書いたつもり。
最終更新:2021-08-17 13:48:33
201文字
会話率:0%
いたって普通の女子高生・花園 アリス。彼女の平穏な日常は、魔法使いを名乗る二人組との邂逅によって破られた。
異世界からやって来たという魔法使いは、アリスを自国の『姫君』だと言い、強引に連れ去ろうとする。
心当たりがないアリスに魔の手が伸びた
時、彼女を救いに現れたのは、魔女を名乗る少女だった。
未知のウィルスに感染したことで魔法を発症した『魔女』と、それを狩る正統な魔法の使い手の『魔法使い』。アリスはその戦いの鍵であるという。
わけもわからぬまま、生き残りをかけた戦いに巻き込まれるアリス。自分のために傷付く友達を守るため、平和な日常を取り戻すため、戦う事を決意した彼女の手に現れたのは、あらゆる魔法を打ち消す『真理の剣』だった。
守り守られ、どんな時でも友達を想い、心の繋がりを信じた少女の戦いの物語。
覚醒した時だけ最強!? お伽話の様な世界と現代が交錯する、バイオレンスなガールミーツガールのローファンタジー。
※非テンプレ。異世界転生・転移要素なし。
※GL要素はございません。 ※男性キャラクターも登場します。
※イラストがある話がございます。絵:時々様( @_to_u_to_ )/SSS様( @SSS_0n0 )
旧タイトル「《ドルミーレ》終末の眠り姫 〜私、魔女はじめました〜」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-15 19:16:23
2974734文字
会話率:27%
小説家 詩織は毎日「カフェしおん」に出掛けていく。
そして他愛ないお喋りを楽しみ、珈琲を満喫する。
でも本当の彼女の目的は?
最終更新:2019-12-03 22:36:55
1536文字
会話率:15%
20xx年日本は凶悪犯罪が増え、岡野仁(おかのじん)も同級生の悪質な「イジメ」に、心身ともに疲弊し、最後は薬物中毒者に殺される。
今まで生きた15年の負け犬人生、それを異世界で精算する為に奮闘する成長物語。
人と出会い、泣いて笑って
、心の通わせ方を再確認する。
異世界最強の男の下で学ぶ、本当の男らしい生き方の美学。
「異世界の語り部~僕は主人公じゃない」今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-04 03:59:23
294743文字
会話率:50%
とある街の朝刊に、大々的に取り上げられていた職場の「先輩の死」。
主人公である19歳の青年「赤岩順(あかいわ じゅん)」は、その日謎の女に殺され、名も無き異世界へと蘇る。
「現代人の忘れた、心と心の繋がり」
ヘタレから、真の男へと成長
していく「ハードボイルドファンタジー」(大嘘)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-14 22:08:07
51164文字
会話率:49%
姫木桐、16歳の高校1年生。綾川成は、同級生の幼なじみだ。俺たちはほとんど生まれた時から、ずっと一緒だった。幼い時から身体が弱く、気も弱い成がガキ大将たちにいじめられるたびに、体格が良くてケンカも強かった俺は、飛んで行って助けていた。俺を
頼り、懐き、慕ってくる成と俺は兄弟のように、いやもしかしたらそれ以上の心の繋がりを築きながら育ってきた――あの日までは。
俺は成と、もう3年は一言も話していない。そして問題はもう一つ。透き通るような肌が美しい成の顔には、目立つ大きな傷がある。それが、誰もがため息をつくような美少年の、外見におけるたった一つの欠陥。そしてその傷は、一生消えることは、ない。
――俺が悪いんだ、全部。だって成にその傷を負わせたのは、他でもない俺なのだから――。
二人だけの世界から、世間の普通に触れて、そこから外れている、外れていく自分に気付いたとき、少年の戸惑いは、どこへ向かう――?
普通って、正解って、何だろう。
俺、本当はずっと――。
カクヨム・エブリスタ・pixivにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-29 01:11:32
12257文字
会話率:29%
スキンシップなくして幸福には至れず。
ビジネスに盲進して地獄に落ちる。
身体で満たされることもまたありえずして。
不可欠なのは、僕達のここにある心の繋がり。
最終更新:2018-11-15 21:11:25
2413文字
会話率:0%
創作し表現し続ける人に贈る心からのエール。
表現者は楽しまれることで悦び、ファンは音楽や小説等から日常に埋もれている感情を揺さぶられ、時には深いところで励ましてもられている。クリエイターとファンの中で巡回する心の繋がりを詩に書いてみました
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-23 17:09:26
993文字
会話率:0%
梅雨。通学路で見かけた同じ学校の女生徒。空を見上げて意味有りげな佇まいだった。
彼女に始めて話し掛けられた言葉に、主人公の「僕」は戸惑いを隠せなかった。
日常と2人のぎこちない心の繋がりを描いた初夏から冬までの短篇3部です。
最終更新:2018-02-24 08:56:48
3580文字
会話率:18%
ご注意: 異世界転生、異世界転移では有りません。
口が悪く、手の早い、けど 正義感満載、空気も読める 少女 クロエ 自分の出自とか、龍印の力がどういった物かを最初は把握せず、自分の気持ちの動くまま、行動して行く。が、いつの間にかに悪役令
嬢の立場に立ってしまいますが、自力でその罠を食い破り、周囲の思惑をよそに、自分の信じる道を突き進んでいくお話。
魔法もバンバン出ます。 剣劇も好きです。 そして、目指すは ざまぁ & ハッピーエンド
頑張っていきます。 宜しくお願い、申し上げます。 7/5 9/8 キーワード追加
9/17 追記 序章 改稿しました。 http://ncode.syosetu.com/n3702ea/
9/18 完結 致し枚した。 有難うございました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-18 14:08:56
713098文字
会話率:40%
同じ職場の女性に恋心を持ち、幾度となく飲みに誘い、何度かは飲みに行くことができた。その中で、キスをすることができ、そこから何かが始まると期待するも、女性の心は開かれずじまい。キスの力を信じてはいるが、何も起こらない。ただ、キスしてるだけ。そ
のさきの心の繋がりが本当は求めているのに、最後まで心がつながることはなかった。男は既婚者、何かが始まるとそれは不倫になる。ゆえに彼女の心は開かなかったのか?キスの力が及ばないことに男は失望する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-13 18:03:12
3749文字
会話率:3%