平民出身の聖女リゼットは、夫である第二王子のルロワにとことん蔑まれ辛く悲しい日々を送っていた。おまけにルロワは魔獣討伐や土地の浄化など、リゼットや聖騎士団の手柄を自分の功績として発表し、人々の賞賛を浴びる始末。
「聖女様、誰かに傷つけられ
ることに慣れる必要などありません。もっと自分を大事になさるべきです」
幼馴染で聖騎士団の隊長であるテオに慰められながら、リゼットは聖女に選ばれて以降、自分の欲を捨てて生きてきたことを自覚する。
そんななか、リゼットたちの手柄のおかげで、ルロワが王太子となることが決定。彼はリゼットに「用済みだ」と言い、離婚を要求するのだが――?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 07:46:05
7784文字
会話率:46%
ローランは今代の聖女に仕える騎士。けれど、平民出身の聖女アーシュラは、その可憐な容姿に似合わず、ぐーたらで掴み所のない少女だった。
王宮に留まりたくないアーシュラのせいで国内を旅することになった二人。名目は『聖女の力を平等に国民に届ける
こと』だというのに、アーシュラは「眠い」と言って布団からいつまでも出てこず、部屋の片づけや掃除もままならない。
『聖女は君子じゃなかったのか?』
面倒見の良いローランは、そんなアーシュラに呆れつつも、今日もせっせと世話を焼く。
そんなある日、道で行き倒れている人を治癒したアーシュラ。けれどそこから、事態は思わぬ方向に進んでいき――――?
※中編程度の短め連載の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-04 22:06:40
52343文字
会話率:41%
踊り子リリーという話の前日譚です。
宿屋の娘ネメシスをある日、公爵令嬢が訪ねてきた。彼女は現在アストレアとして4回目の人生を歩んでいるという。1度目は悪役令嬢として毒杯を飲み、2度目は修道院で天寿を全うし、3度目は大陸中を戦禍に巻き込んだ
自責の念にたえかねて自殺したと言う。そして本日4度目のループに至り自分一人では無理だと仲間を募るべく、ネメシスのところへ来たそうだ。その理由はネメシスは聖女であり、今までの人生で自分も辛い思いをしてきたはずだからという。
アストレアの記憶を頼りに王国に巣くう悪の宰相一門を倒して、王国を救うお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-30 15:07:05
8787文字
会話率:16%
平民出身の聖女が伯爵家の令息から婚約を破棄されたのでざまぁするよ!な短編。
さらっとよめます。
最終更新:2023-11-29 11:32:11
4484文字
会話率:48%
アーニアール王国はマナに満ち溢れていて、魔法使いにより国が成り立っている。
だがマナを取り込むのに副作用があり、それにより獣化してしまうことがあるのだ。それを防ぐために聖女が存在している。
レベッカは五歳の時に神聖力検査を受けて、
聖女として神殿で暮らしていた。
聖女になった当初は多かった神聖力が少なくなってからは、仲間の聖女たちから神殿に住み着く「寄生虫」だと呼ばれ、嘲笑わられる日々を送っていた。
そんなある日、レベッカの元を訪れた王宮魔法使いのベンジャミンから、あるお願いをされることになる。それは銀色の不思議な犬を数日だけ預かってほしいというものだった。
それがレベッカの人生を一変させる、出会いで――。
◇登場人物
・レベッカ
平民出身の聖女。茶色い髪の平凡な容姿。
・テオドール・マクレイ
大魔法使い。マクレイ公爵家次男。
・ベンジャミン
王宮魔法使い。
・アンリエッタ・シーウェル
現在の筆頭聖女。伯爵家の令嬢。
※
三万字ほどの中編です。12話で完結します。
カクヨムで先行公開しています。
毎日21時に更新予定。
R15は保険。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-24 21:02:09
33787文字
会話率:35%
【書籍1巻4月20日発売・予約受付中です!】
公爵令嬢クレアは、王太子に婚約を破棄され、さらに弟の手で処刑されてしまう。
それもこれも、平民出身の聖女に王太子の愛を奪われ、聖女への嫉妬に狂い、聖女をいじめ抜いて殺そうとしたせいだった。
クレアは自らの行いを後悔しながら、死んだ。……はずだった。だが目が覚めると、12歳に戻っていて……?
やり直せるのなら、今度は謙虚に地味に生きていこう。王太子の婚約者なんて地位にもしがみつかないし、すべてを聖女に明け渡す覚悟もある。だから、死にたくない……!
同じ屋敷にいるのは、一つ年下の弟フィル。血のつながらないクレアとは疎遠な仲だった。彼は五年後には聖女に恋し、クレアを殺すことになる。だが、少なくとも今の彼は、ただの幼く可愛らしい少年にすぎない。
「フィルは聖女様と幸せになっていいから。だから……頼むから……わたしを殺さないでね!」
クレアは弟をとにかく甘やかし、恩を売ろうとする。そうすれば、破滅する未来を回避できると信じて。
ところが、予想に反して、フィルはクレアにめちゃくちゃ懐いてしまい……。そして、クレアもだんだん弟のことが可愛くなっていき、心から溺愛するようになっていく。
☆日間総合ランキング1位(9/28~9/29)、週間総合ランキング1位(10/3)☆
※2日に1度ぐらいの更新頻度です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 19:02:21
261563文字
会話率:26%
令嬢マリアナは平民出身の聖女を迫害した罪で、婚約者である王子から婚約の破棄と追放を言い渡される。
見に覚えのない罪だが、マリアナは大人しく追放を受け入れる。
なぜなら彼女はこの日のために最高の修道院を用意していたから。
※本
作品は『乙女ゲーの主人公になりました/ていうか押しつけられました』のifストーリー的なお話です。ただしそちらの作品を読んでいなくても支障はありません。
※主人公である令嬢マリアナは『異世ばと! ※スーパーなろう大戦に作者オリキャラが参戦する話です』に参戦しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-12 19:19:14
6943文字
会話率:34%
「聖女は王国にただ一人。詐欺師め、今まで僕を騙していたのか!」
私は今まで聖女として身を削る思いで頑張ってきた。
全ては婚約者のカイル王子のために。
でもカイル王子に罵られて、婚約者破棄まで言い渡されて、心が粉々に砕けた気分だった。
彼を深く愛した分だけ、私の心に大きな傷が残った。
某伯爵家から聖女が現れたから、平民出身の聖女はもういらないってことですか?
一緒に笑って泣いて紡いできた時間は全部嘘だったのですか?
全てが嫌になった私は聖女としてのお仕事、国全体を支える精霊への祈りをボイコットしました。
でも大丈夫ですよね。
私は偽物なんですから。
本物の聖女が現れたなら、国を支える精霊への祈りも辛い魔力供給も、全部その人にやってもらえばいいんだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-28 13:59:07
18632文字
会話率:35%
「聖女は王国にただ一人。詐欺師め、今まで僕を騙していたのか!」
私は今まで聖女として身を削る思いで頑張ってきた。
全ては婚約者のカイル王子のために。
でもカイル王子に罵られて、婚約者破棄まで言い渡されて、心が粉々に砕けた気分だった。
彼を深く愛した分だけ、私の心に大きな傷が残った気分だった。
某伯爵家から聖女が現れたから、平民出身の聖女はもういらないってことですか?
一緒に笑って泣いて紡いできた時間は全部嘘だったのですか?
全てが嫌になった私は聖女としてのお仕事、国全体を支える精霊への祈りをボイコットしました。
でも大丈夫ですよね。
私は偽物なんですから。
本物の聖女が現れたなら、国を支える精霊への祈りも辛い魔力供給も、全部その人にやってもらえばいいんだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-21 09:59:02
8560文字
会話率:33%
田舎育ちで平民出身の聖女マルティナ。村が滞納していた税金代わりに王都へ連れてこられた彼女は、今日も拳で物理的に「害虫」をたたきのめしている。
そんなマルティナに王宮から呼び出しがかかる。彼女への依頼内容は王太子の呪いを解くこと。
自分に
できるのは害虫退治だけ。そう必死に訴えたものの、マルティナを気に入った王太子の命により客人として王宮に留まることになる。
おしゃべりをするうちに王太子に心惹かれていくマルティナ。ところがかつて彼には両思いの婚約者がいたことを知った彼女は、王太子の幸せを取り戻すためにとある決断をし……。
素直で一途、やや暴走気味なヒロインと、執着心強めの腹黒王子の恋物語。ハッピーエンドです。
他サイトにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-22 20:01:36
29337文字
会話率:59%
執事であるアヒムへの虐待を疑われ、平民出身の聖女ミアとヴォルフガング殿下、騎士のグレゴールに詰め寄られたヴァルトハウゼン公爵令嬢であるエレオノーラは、釈明の機会を得ようと、彼らを邸宅に呼び寄せる。そこで明された驚愕の事実に、令嬢の運命の歯車
が回りだす。そして、明らかになる真実の愛とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 16:33:08
80183文字
会話率:47%
「偽聖女め、お前との婚約は破棄だ!!」 平民出身の聖女である私、スージーは、ある日突然婚約者であるバスティアン王太子殿下から、婚約破棄を宣言された。別に愛情があるわけではないので、婚約破棄は構わないというか、むしろ嬉しいくらいだが、偽物扱い
にはちょっと腹が立ったため… なんの捻りもないテンプレ設定、テンプレ展開のお話です。短い話ですので、ちょっとした時間つぶしにでも読んでいただけたら、うれしい限り。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-27 06:00:00
3892文字
会話率:36%
かつて平民出身の聖女から、王室に嫁いだ少女。
待っていたのは陰湿な苛めと、無関心な夫。神託を省みない王室。
挙げ句の果てに、儚く亡くなった。
しかし、溺愛する神様に転生をさせられ、舞い戻った今世は、聖女なんかやりません。
列聖式?
どうでも
いいです。
再び王太子妃?
嫌に決まってます。
間接的に国家的ざまぁするお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-23 09:29:38
7033文字
会話率:10%