(「2」と振っていますが、単独で読めます。八話完結です。)
『平家物語』で気の毒だと思うひとはだれ?
その娘は、扇師見習いの少年に問うた。
時は鎌倉の将軍は三代実朝、執権は父から息子義時と代わり、とりあえず世相が落ち着いた頃
。
人を探して西国から都にやって来たものの、行方は雲を掴むようで、路銀も尽きてしまった。同行の親族と途方に暮れていたところ、通りがかりの白拍子に、彼女は引き取られることとなった。
彼女が探しているのは、数年前に屋島の海から哀しい女性の宿縁を断ち切った術師たちだ。同じように、壇ノ浦の戦いにて命を落とし、いまも海に縛り付けられている親族の魂を解放してもらうために。
果たしてその望みは叶うのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-04 06:59:47
23144文字
会話率:48%
壇ノ浦の戦い。
そこで敗れた平家最強の武将、平教経は敵兵諸共海に飛び込み、死亡した─筈だった。
異形の龍と邂逅し、飛ばされたのは竜と人が共存し戦争を繰り広げる異世界だった!
そしてそこで一人の少女に助けられ、共に戦うことを決意する教経。
かつては敗れたものの、新たな地で己が武勇を差し示さん!!全く新しい異世界転移系平家物語が、今始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 19:45:00
167137文字
会話率:49%
源義経VS平家。
源平合戦ラストバトルの、壇ノ浦の戦い。
実はこの戦い、歴史の節目のひとつにもかかわらず、具体的な戦の内容が現代に伝わっていません。
義経が八艘飛びしたとか、
潮の流れが変わったとか、
平教経が兵士二人抱えて沈んだとか、
平知盛が鎧二両つけて沈んだとか、
安徳天皇様海の底にも都はございますとか、
ほとんどのエピソードが物語か後年の学説なのです。
今回は、壇ノ浦の戦いでの義経の戦いについて、いくつかの説を検証しつつ、考察します!
※カクヨムとnoteにも同内容のものを掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-01 11:33:16
3186文字
会話率:0%
平家物語の壇ノ浦を舞台に、その合戦より遥か先のモノノケ語り
最終更新:2013-09-21 00:59:59
1143文字
会話率:19%