フィオナは結婚してくれと何度も何度も迫られていた。
お相手は帝国の皇子様。金の髪と瞳、そして褐色肌の二十五才。十三才も年上。
フィオナは十二才になったばかり。未成年だ。なのに帝国に連れて帰ると一歩も引かない。
お願いだから! 話を聞いて!
互いに言い分が一方通行だったけれど、実は皇子にも事情があって……?
本作は、『平民のひろろさん』さんが活動報告内でタイトルお題として出されたもので、短編として執筆投稿する許可を頂いております。
タイトルは少し変えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-20 01:18:24
4374文字
会話率:66%
私、ルアリシア(16)は政略結婚させられました...。お相手はなんと私の国を滅ぼした帝国の皇子様!
うまくやっていけるか心配です。でも結婚式で初めて見た彼の姿、とっても素敵でした。銀色の髪に翡翠の目をもつ皇子様。私の手を引いて、優しく微笑ん
で下さいました。彼ならきっと、大丈夫ですよね...??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-30 19:11:38
4500文字
会話率:32%
アークルイズ帝国。それはかつて世界各国に戦争を挑み、数多の戦場で勝利を収めた国。今や大帝国と名付けられた帝国であったがその統治は恐怖に包まれていた。勝利した国の領土にもともと住んでいた住民は奴隷に堕ちて帝国民の至福を肥やすために使いつぶされ
る消耗品。せめて国が落とされる前に属国となった平民ですら帝国民を豊かにするための資源。またその帝国民は帝国の領地や政治を預かる貴族に搾取される家畜。さらにその貴族は王族が楽しむための玩具の駒という世にも恐ろしい国であった。そんな国で一人の男の子が生まれた。名をセントスルイス。後に変人皇子と呼ばれることになる皇子である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-11 00:00:00
1608文字
会話率:17%