山歩きの最中に雨宿りしていた失業中の遠見祐司は、気がつくとリファニアという極北の小大陸にいました。そこは今から五千年前に”空の割れた日”という名付けられた物理現象を境に、史実の地球とは異なった自然環境、歴史を刻んできたもう一つの地球だった
のです。
そして、”空の割れた日”に地球にもたらされた未知のエネルギーによる巫術と呼ばれ魔法もどきの術が存在します。この巫術による自然界への悪影響を排除するために、祐司が大巫術師スヴェアの代理人となり途中で出会った少女とリファニアを旅するアドベンチャーロードストーリーと思ってください。
長い話ですが第一章、できれば第二章を読めば後は独立した話が数話ずつまとまっている体裁になっていますので何処か面白そうな所だけを読んだり、興味が薄いような場所を飛ばしても読むことが出来ます。
見た目の雰囲気は北欧風ですが、中世末期のリファニアというキリスト教無き多神教世界での主人公以外の群像劇も時々展開します。
なお、作中の挿絵は、地図や図などを除いてフリーの素材・写真を加工して使用しています。気をつけているつもりですが、規約違反があればご指摘していただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 14:05:04
8753886文字
会話率:24%
人間こそが、最高の汎用兵器。
巨大軍事国家〈交国〉で軍事利用されているオークのラート軍曹は、侵略先の異世界で少年兵のフェルグス達と出会う。ラート軍曹は彼らを守るため、戦場に投入する。戦いの果てに希望があると信じて。彼はまだ知らない。家族
を失い、守るべき少年兵も失い、何もかも失う未来を、今はまだ知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 20:00:00
4184359文字
会話率:39%
死んだ記憶はないけれども。異世界転生をした日本人の「わたし」の記憶と知識を持っているブラングウェインは。異世界ログレスで七歳の時に神殿で下された神託で巫術師。シャーマンをしている。
巫術師はこの異世界ログレスではなりたくない仕事ワースト第
一位。でもそんな不人気職な巫術師だけど。日本人の「わたし」が若かりし頃に拗らせた中二病の知識が役に立ち。ブラングウェインは周囲から白き手のブラングウェインと呼ばれる腕利きの巫術師になっていた。
そんなブラングウェインにはやはり七歳の時に神託で勇者であると告げられたアーサーという名の幼馴染みが居る。
大陸の果てに居る五百年前に七つの国を滅ぼし。多くの種族を根絶やしにしたという無貌の魔王を退治する為に旅をしている幼馴染みを故郷の村から応援していたブラングウェインには不幸体質なパラメデスという友人が居た。
口から上を面布で覆い隠し。外套のフードを目深に被った怪しい出で立ちをしているけれど誰よりも優しい気性のパラメデスが誰もが恐れる無貌の魔王であることをブラングウェインが知ったとき。物語が大きく動き出す。
「ブラン、ブラングウェイン。小さき我が友よ。私は貴女と共に生きて貴女と共に死にたい。どうか私に掛けられた不老不死の呪いを解いて欲しい。他ならぬ貴女が。」
これは不老不死の呪いを掛けられてしまった心優しい貌の無い王さまと。その呪いを解こうと奮闘した巫術師。シャーマンの女の子の物語。
この感情は友情?それとも愛情───?
要約すると。
でっかわいい魔王さまと天然田舎娘がお互いにでっかい矢印を向けながら無自覚に溺愛しあう話です。
この作品はpixivにも別名義で掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 13:36:46
120069文字
会話率:25%
歌の令嬢サラ・ダークネルブは、歌うことで精霊を呼び、力を発揮する巫術師だ。
歌は、サラにとって生きることそのものであると同時に、混乱と苦悩の源でもあった。
「今日もまた、ひどいものを歌で呼んでしまったな…」
古代歌謡の解析と「蘇生
」を仕事とするサラは、巫術によって呼び寄せた亡き歌人たちの想念に、日々振り回されていた。
サラとの巫術的なセッション(口寄せ)によって、歌の中で眠っている歌人の魂が目覚めると、彼らが詠んだ歌は本来の力を取り戻して蘇る。
そうして「蘇生」された古代の歌からは、「歌力」と呼ばれる貴重なエネルギーを抽出することができるようになるのだ。
サラが所属する「歌力開発事業団」は、世界有数のエネルギー産出量を誇り、今では国の産業の根幹を成すと言われるほど成長している。
けれども、和歌蘇生の技術を持つ巫術師が、事業団内にサラ一人しかいないため、内情はかなりお粗末なことになっていた。
和歌蘇生のために命がけで歌うサラと、彼女を支えようとする人々や精霊たち、そして彼女に引き寄せられて異世界に来てしまった古代の歌人の魂たちとの、七転八倒の日々のお話です。
恋愛要素はありますが、仕事が荒ぶりすぎているため、遅々として進まないかもしれません。
サラは、自分が蘇生させている歌たちが、実は異世界のものであることに気づいていません(いつか、気づくかも…)。
……
拙作「災禍の令嬢ヴィヴィアンは、普通に無難に暮らしたい」と、同じ世界のお話です。
アルファポリスでも連載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-26 12:32:49
112644文字
会話率:58%
春休みも終わる頃、面白半分で肝試しをしていたレンはこの世ならざる異形の存在に襲われた。
しかしそこで、妖怪退治を生業とする『巫術師』の少女であるハマサジに救われる。
その出会いが、普通だった少年の人生を変えることになるとも知らずに――。
受け継ぐこと。
贖うこと。
人がその生で積み上げていくすべての業を背負って、少年少女は世界を救う英雄になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-19 16:00:05
33512文字
会話率:37%
巫術の天才、バンカには娘がいた。彼女の名はハマサジ。その才能はバンカすら凌駕し、巫術師となる未来を期待されていた。しかし父親であるバンカは娘に巫術師の道を歩ませるつもりはなかった。
――あの、夜明けまでは。
これは不器用な父親に捧ぐ挽歌
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-18 22:27:40
89381文字
会話率:35%
sランクギルド『焔光の鷹』追い出された巫術師エクティス・ウォーカーは昔の後輩にギルドの新人面接官と指導を頼まれ、彼女のギルドを言語道断空前絶後の最強ギルドへと育て上げていく。
最終更新:2021-03-12 18:00:00
23663文字
会話率:73%
物語はアオイセナの帰還から始まる。届けられた呪文材料。そして蠻族の襲撃。さらに。予想されていたより早い終焉の予兆。まだ幼いサラハナウラ。巫術師タパらの思惑を裏切り、十一歳で討伐の時を迎えた。
この多重宇宙のどこかでep2
最終更新:2019-04-01 00:02:32
50902文字
会話率:28%