中央帝国オデツィア。
新皇帝バナロスは、燃えさかる炎のように紅い髪とは対照的に、身震いするほどに冷たく美しい男であった。
生来の持て余すほどの才知に加え、人心掌握術にたけていた。人間らしさのない冷酷さで、周辺国を手中に収め始める。小
国の全てを配下に置き、世界を帝国一国にまとめ上げようとしていたーーー
一方では、そんな不穏なことが起こっているのだが、戦乱の火の手が迫ってきているわけでもない。わりと市井(しせい)の人々は平和に暮らしていた。
そんな平和な国の一つであるヴァーバル。その城下に住む口利き屋を営む祖父に育てられたクェトル。彼の視点で物語は綴られてゆくのだ。主人公の彼は、なかなかの男前だが、無口で偏屈。でも優しいところもあるみたいだ。
クェトル自身は、まったく誰も寄ってきてほしいとは思ってないのだが、勝手に寄ってくる彼の取り巻きは変人ばかりだ。
ヴァーバルの城下町にある移民街。そこに暮らすエアリアルは弟分。大阪弁で口やかましい。
ふらりと現れる銀髪で容姿端麗・性別不明の人物は、身分を隠したヴァーバルの王子様ジェンス。ちなみに超KY。
そんな彼らのもとに舞い込んでくる依頼や事件を描く、魔物も魔法も大冒険もない世界で繰り広げられる庶民レベルの小冒険。
だがしかし………過去の因縁によって、徐々に魔の手が迫りくる。
いつかやってくる平和な日々の終焉。“その日”に、どう立ち向かう?
注※ストーリーは真面目だけど、書いてるヤツの変態さが、端々に露呈しているような気がするのであった。きっと気のせい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 23:00:00
260108文字
会話率:30%
伝説の女勇者ルシアンのパーティーに所属するブライアンは腕力は凡庸、魔力も低く、冒険者としては半人前であった。
ある日モンスターとの戦闘中に崖下に転落してしまった。
奇跡的に崖下で目覚めたブライアンは洞窟の奥から自分を呼ぶ声を感じ取る。
恐る
恐る洞窟の中に入ったブライアンが見たのは祭壇に祀られたビキニアーマーで呼び声の主であった。
そのビキニアーマーは言う「俺を着て本物の女勇者にならないか?俺が力を貸せばお前は誰よりも強くなれるぞ?」
男であるブライアンは葛藤の末、弱い自分から脱却するため恥も外聞もかなぐり捨てビキニアーマーを身に着けるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 18:30:21
125233文字
会話率:56%
固有ジョブが『駄菓子屋』の主人公が異世界に転移して、不思議な駄菓子やおもちゃで弱小冒険者たちに感謝されながら自分の居場所を見つけていく物語。
カクヨムに先行投稿しています。
最終更新:2023-09-30 17:15:43
347197文字
会話率:38%
中小冒険者パーティーを追放されたヒカリは、ある人の紹介の元、新規パーティーで再び一流冒険者を目指すことになった。
しかし、その道は前途多難で、パーティーにはドM男や、ドS令嬢、強面のマッチョなど濃すぎる面々が勢揃いしていた。
果たして、
ヒカリは正気を保ったまま、一流冒険になることが出来るのか?
―常識人と変態達が繰り広げる、ドタバタ冒険コメディが、今、始まる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 19:00:00
5305文字
会話率:46%
20年前の戦い敗れた魔王。
転生先はまさかの弱小冒険者!?
最終更新:2023-01-25 03:01:09
1329文字
会話率:38%
ニートの鎮川ホーヒはいつの間にか異世界に転移していた。
最終更新:2022-10-07 03:08:16
2615文字
会話率:48%
ミトスは戦闘能力のない弱小冒険者だった。
そんな少年にあるのは、少しおかしな【鑑定】の力だけ。特定の事柄に対して、何が起こるのかを視ることができる。そんな不可思議なものだ。
しかしミトスの【鑑定】は幾度となく的中した。
それに興味
を示したのは、最強の冒険者と名高いアクシス。
彼女は少年を招き、いきなり勝負を挑んだ。すると、
「…………やはり、な」
アクシスの剣がミトスの胴を薙いだ。
誰もがそう思った瞬間に、アクシスの手には硬い感触が伝わる。
事前の準備などできるはずがなかった。それにもかかわらず、ミトスは服の下に鉄の板を仕込んでいたのだ。まるでアクシスから勝負を挑まれ、そこに攻撃を受けると分かっていたように……。
「キミのそれは【鑑定】ではない」
その状況を見て、アクシスは少年にこう告げるのだ。
「キミの真の力は――【未来視】だ」
これは自身の真の力に目覚めた少年が、やがて最強へと至る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-22 11:55:45
21976文字
会話率:35%
プレアデン王国のカークランド公爵家の令嬢、オリヴィアは婚約者との結婚を控え、マリッジブルーに陥っていた。
だが、オリヴィアには、それ以上の秘密があった。
お酒に触れると、犬に変身してしまうのだ。
発覚後は、公爵家ぐるみで秘密にし、解決法を探
ったが効果は無かった……
そんなオリヴィアも、成人した事で王家主催の夜会に参加しなければならなかった。
パーティーでは、学友だった令嬢に絡まれて、お酒を引っ掛けられそうになるが、婚約者によって事なきを得た。
――と思ったら! 婚約者が犬に変身してしまった!
オリヴィアは機転を利かせてその場を何とか切り抜け、その後は公爵家と婚約者の家を巻き込んで問題解決に乗り出す。
ふたりで『ワンちゃんになっちゃう問題』に立ち向かううちに、マリッジブルーは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-29 11:37:44
35690文字
会話率:23%
【※書籍化が決まりました! BKブックス様より、2020年3月5日発売となります、皆様のご支援のおかげです、ありがとうございます。書籍化に伴い、作品タイトルを「農閑期の英雄~騙されてSクラス冒険者になった農家の青年、実は最強でした~」に改題
致しました。】
田舎から王都へと、収穫した農作物を売りに来た農家の青年ピッケル。
「冒険者ってのはまぁ、わかりやすく言えば旅人だな、旅人。旅をして、お金をもらう、そんな簡単な仕事だ」
「農作業なら、害虫とか退治するだろ? まぁ旅をしながら害虫もちょっと退治してもらうかも? って感じだな、簡単に言えば」
そんな口車に乗せられたピッケルは、農作物の売上を弱小冒険者ギルドの男に騙し取られ、Sクラス冒険者へと登録されてしまう。
Sクラスは以前は功績のある冒険者がやりがいや名誉を求めて志願するクラスだったが、今では割り振られるクエストが高難易度すぎてだれも成り手のいない、Suicide(自殺)クラスと言われていた。
だが、ふだん裏山からピッケルの畑に現れる「害虫」たちは、そんじょそこらの冒険者では退治できない、超強力モンスターだったのだ。
これは後に「農閑期の英雄」と呼ばれる男、ピッケルの物語。
※ハイファンタジー部門、日間最高二位
※全ジャンル総合、日間最高三位
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-09 11:31:47
308998文字
会話率:32%
召喚士ジンは、世界征服を企む『超魔王オメガバーン』の打倒を目指す勇者パーティの一員。
しかし、いきなり『勇者ショウ』から戦力外通告を受ける。
納得が行かないジンは、パーティーメンバーに実力を示すために召喚の儀式を行う。
しかし、うっかり呼び
出してしまったのは、ラスボスの『超魔王オメガバーン』だった!?
2000文字×3話の、パーティー追放モノのパロディコントギャグ
家紋 武範様 主催の「知略企画」参加作品です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-30 12:00:00
7272文字
会話率:73%
まず一人の男が追放された。
そしてどうするか、どうしようもない。冒険者なるインチキ臭い商売に転職した。
そしてどうするか。地の底から空高くまで届くダンジョンの周辺にこびり付く街「ヘルファイヤー」に流れ着いた。
そしてどうするか。仕事をした。
そしてどうするか。ファミリーなるよくわからない集団に入ろうとした。
そしてどうするか。いや、どうなったか。入れなかった。
そしてどうするか。やけ酒でも飲もうとした。
そして、そこからはじまる。
ダンまちっぽい何かです
でもダンまちは期待しないでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 13:08:11
100863文字
会話率:50%
策士の家計に生まれたタクト・エスタール(18歳)。18歳を迎え一人前の策士を目指して旅に出る。一子相伝、門外不出の戦術帳を片手に。最初の街ニーズで出会ったのは他の冒険者達からも馬鹿にされている弱小冒険者の剣士ガルド、弓使いクロース、魔法使い
エリザ、プリーストルーンだった。偶然にもウォーウルフに襲われているところを見つけ、戦術を使い助けたのだ。ガルド達を仲間にしたタクトは一人前の策士になるため、モンスターを討伐し経験を積んで行く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 17:26:55
763427文字
会話率:33%
【アーススターノベルより書籍化】【コミカライズ化:月刊コンプティーク本誌にて21年3月号から紙面連載】
山奥出身の青年フィンは大手冒険者ギルド事務員だったが、無能な上司と同僚に「この役立たずめ!」と追放されてしまう。フィンは自分の力不足を
嘆きつつ、生活のために廃業寸前の弱小ギルドに再就職。
しかし元職場の誰も知らなかった。実はフィンが魔神に育てられた《天帝級》の支援魔術師で、元ギルドを密かに繁盛させていたことを。その有能さを知る高ランク冒険者は、彼の元に集い始める。「うちは弱小なので初級クエストしか発注できませんよ?」と言いながらも受け入れ、口コミで顧客はどんどん増えて栄えていく。
これは世話焼きな青年が、訳あり冒険者や困っているお姫様、貴族を助けて認められ、規格外の支援魔術でギルドを運営。一方で追放した無能な大手ギルドは衰退していく物語である。
(旧題)『大手冒険者ギルドを追放された事務青年、実は《天帝級》な支援魔術師で、廃業寸前の弱小冒険者ギルドで支援チートしていたら、剣聖や大賢者級が続々と通い始めて大繁盛に。あと本人も周りがドン引きするほど強かった』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 10:48:36
209610文字
会話率:41%
SF小説です。
琥珀銀河での架空歴史小説となります。
第3部構成
●ウルス即位まで
●春風戦争
●統一戦
外伝
●王太子誘拐事件
かなりな長編になる予定。
人気があろうがなかろうが完結させます。
この作品は、外伝「王太子誘拐事件」で
す。
王太子ウルス 12歳。
ただ、王族として生まれた王子。
自分が何者かも、血の運命も何も知らないウルスが
誘拐される。
誰からも期待されず、王族のお荷物として
ただ、王の息子なだけであったウルスの小冒険譚。
ウルスの王子としての目覚めと、
後に続く本編 春風戦争に登場するキャラたちとの出会い。
全てはここから始まった。
現在は、月・水・土で更新。
( ゜д゜)ノ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-21 00:00:00
130462文字
会話率:15%
弱小冒険者のウィリアムは、ある日王子様のパーティーとダンジョン攻略に向かうことになった。しかし、パーティーのメンバーはウィリアムを生贄にして見殺しにする。必死に逃げるウィリアムを救ったのは一匹の白猫だった。
白猫に案内されてウィリアムは
ダンジョンの秘密を知ることになる。なんとダンジョンには何かを極めてしまった"超越者"が住んでいたのである!
そんなウィリアムは、気がついていなかった。ダンジョンの住人達と暮らしているうちに、とんでもなく強くなっていることに。そして、ダンジョンに行く度に強くなることに。
無自覚最強"超越者"ウィリアムは今日もダンジョンを飛び回る!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-26 21:00:00
76655文字
会話率:46%
主人公のオックスは、『外れスキル』のせいでサポート役しかできなかった。
そして、ある日チームを追放される。
心機一転、別の街で新しい仲間を募集するオックス。
だが集まったのは、勝手に付いてきた腹黒少女と癖の強いポンコツ達だった。
頼りない仲間を守るため、オックスは前線に立つ。
そのとき初めて『外れスキル』の持つ真の力に気づく。
やがてオックス達は弱小冒険者の希望の星となり、ダンジョンのうま味を独占する大クラン等を出し抜いてゆく。
狙うは、各階層に出現する『ユニークモンスター』――レアなアイテムと莫大な経験値の入手だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-21 18:31:11
85882文字
会話率:41%
世界を統治するシル・ガイア神殿と、世界を滅ぼす存在のシル・ガイア妃
世界の命運を救うべく、立ちあがったのはランク0の弱小冒険者レイ=ベルディア。
しかし、そんなレイにはある力が宿っていた
それは最弱なレイには似合わない、とある資質であった
のだ ―――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-11 00:00:00
375551文字
会話率:50%
強ければ強いほど様々な料理の材料が手に入る世界。料理の材料を求めていくうちに、戦いに興味を持っていった主人公プリア。占い師の娘である彼女は、特訓により、戦闘中占いによる攻撃ができるようになっていたのです。そんな彼女にとある試練が降りかかり、
そこから占い師プリアの小さな冒険が始まるのでした。 全5~6回予定 毎日更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-17 09:20:43
19295文字
会話率:54%
ある日曜日の昼下がりのお話。
キーワード:
最終更新:2019-06-10 07:03:34
215文字
会話率:75%
主人公、梶川春斗が、弱小冒険者パーティで、異世界生活を満喫するはずが、仲間になる奴が、問答無用で強い強いすぎる!こんな奴らはお呼びでない!目指すは、平和な日常!弱者主人公は平和を手に入れれるのか!
最終更新:2019-02-02 15:09:15
1740文字
会話率:42%