精霊術師であるにもかかわらず契約精霊を持たないジルは肝心な時に使えない役立たずというレッテルを貼られて所属していた冒険者パーティを追放されてしまう。
「くそ……契約精霊さえいれば……」
「でも、納得のできない契約はきっと後悔することになる
」
しかし、ジルの精霊術師としての資質は一級品で、精霊との高い親和性や幅広い属性を扱うのとができる能力など才能はあった。
だが、その才能を活かしきれる精霊との出会いがない。自分で納得のいく契約を結ぶことができない。
そんな悩みを抱えて失意の元ソロで活動していたジルだったが、ついに運命の精霊との出会いを果たす。
「私の名前はルカ・アメジスト。封印を解いたのはあんたね」
ちょっと偉そうで口が悪い闇の精霊ルカ。
封印されていた彼女を蘇らせたジルはひょんなことから彼女と精霊契約をすることになる。
「ルカ! 力を貸してくれ!」
「フン、せいぜい使いこなしてみせなさい」
最強の相棒を手に入れた精霊術師と、最高の契約者を得たツンデレ闇精霊――――二人の冒険はここから始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-06 22:24:41
143656文字
会話率:42%
魔法が満ちる、とある世界の片隅で、ひと塊の緑柱石が一組の師弟に見出だされた。
その石は、特別な原石。
師弟は「エメルダ」という意思を宿す彼女を、暗い鉱山から連れ出した。
彼女を研磨しうる優れた宝飾細工師を求め、たくさんのギルドが
集う「職工の街」を訪れるがーー?
やがて、ひとりの精霊の少女が姿かたちを得て人間たちに混じり、世界の成り立ちを紐解いてゆく、緩やかな物語。
冒険はあるかも。危険はそんなにないかも。
転生でも転移でも、チートでもなんでもない。当人達にとってはごくごく普通の、日常系ファンタジーです。
* *
5/19、イメージ画を描きました。
https://29045.mitemin.net/i382224/
(作中のサブタイトルに※があるものには、らくがきという名の挿し絵があります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-07 09:46:27
169610文字
会話率:34%
風の王・リティルが、存在すべてを賭け、異世界・グロウタースの、滅び行く青き翼の獅子大陸を救い、約束の五年の歳月が流れた。
風の城へ、五年ぶりに帰還したリティルは、代理を務めてくれた初代風の王で、現在夕暮れの太陽王・ルディルから、四大元素の王
達の反乱を聞く。
水の王・メリシーヌ、炎の王・エセルト、大地の王・ユグラは、ブローカーと名乗る者から、私兵を得たという。
問題なのは、その私兵の容姿だった。
彼等は、リティルを風の王へ育ててくれた、彼が父と慕う者の姿をしているという。
風の城の皆は、彼等と戦うべく、それぞれの城へ出向いていた。
太陽王・ルディルは、風の王・リティルに問う。
誰に会いたい?と。
ウルフ族の大罪人・ビザマと対峙し、敗北した風の王妃・シェラは、暗躍する者にそそのかされた、記憶の精霊・レジナリネイの手によって、すべての記憶を消されてしまう。
前風の王・インの生まれ変わりである、王の補佐官・ノインは、ビザマの妻・サレナと対峙し、彼女の悲痛な魂の叫びに、前王・インの心を呼び覚まされ、消えてしまう。
王の副官・インファと時の魔道書・ゾナの対峙した、フォルク族の元騎士・ドルガーは、リティルが捜し続けていた、行方不明の魂だった。悪霊と化したドルガーの背後には、輪廻の輪を見守り回す、風の精霊の最大の敵、死霊使い・ネクロマンサーがいた。
記憶のすべてを消され、リティルを憎む記憶を植え付けられた、シェラの戦い。
滅んだはずの宝石の精霊・ラジュールの記憶操作実験。
元グロウタースの民である転生精霊、無常の風。シャ・ファンとビ・ウジの罪と目的。
無常の風・シャ・ファンの娘、フェイユの憎しみ。
ネクロマンサーの獲物である印を刻みつけられ、死へ向かうリティル。
過酷な戦いを強いられ無茶をするリティルに、いつも笑顔で「おかえりなさい」と言えるシェラの、笑顔の理由。
リティルのささやかな願い。シェラの終わらない想い。
精霊の世界・イシュラースで、ナンバー1の仲睦まじさを誇る、風の王夫妻の断ち切られた絆。二人は手を繋いだままでいられるのか?
ワイルドウインド・シリーズ六作目。ネクロマンサー編です。
恋愛要素ありの、ファンタジーです。
※単独で読めるように精進しておりますが、キャラクター、世界観は前作から続いております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-19 20:25:05
243354文字
会話率:38%
宝石の精霊を使役する水晶精霊使い(ジェード・フェアリーマスター)クイナの冒険物語。
各地を回りながらムツという謎の青年を探しているその目的は…
旅の途中で出会った新米水晶精霊使いカシズとの鉱山での悪霊退治から物語は始まる。
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1話3000字くらいでさくっと読めるようにしています。
趣味の延長ですが感想やポイントもらえたら励みになります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-01 10:00:00
80779文字
会話率:43%
砂漠の都市アルリアで踊り子として
生業を立てている齢20の女、シェラ。
彼女が出会ったのは
魔物に立ち向かっていく
ひとりの青年だった。
最終更新:2019-11-22 03:23:16
32108文字
会話率:30%
【吸血精霊×令嬢、もどかしい感じの恋愛ファンタジーです】
変わり者の叔父が養女を探しているらしい――父に頼まれ、メリルローザは自称・宝石商のグレン男爵の元へ行くことになる。
そこで出会ったのは魔性の力を持つ美形の青年・ヴァン。
彼は、炎と
浄化を司る宝石『レッドスピネル』の精霊で、血と引き換えにメリルローザはヴァンの主となる。
叔父に騙される形でヴァンと契約したメリルローザは、いわくつきの呪われた宝石と関わっていくことになり……。
吸血描写あるため(ぬるいですが)R15をつけさせていただきます。
※アルファポリス、カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-11 18:15:49
129276文字
会話率:46%
王女アフタルは婚約破棄の慰謝料として、婚約者から宝石を投げつけられた。直後、命を狙われたアフタルを救ったのが、宝石の精霊シャールーズだった。俺様な彼の溺愛っぷりに、初恋の経験もないアフタルは翻弄されてしまう。だが陰謀によりアフタルは王宮を追
われる。次の王となる弟のため、国を守るため。宝石に宿る精霊たちと奮闘する王女の胸キュン物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-21 12:33:23
166021文字
会話率:43%