孝謙天皇(重祚して称徳天皇)の生涯を描いた作品です。史上初にして唯一の尼天皇となった孝謙天皇の一生を通じて、長屋王の変、奈良の大仏造立、鑑真和上来日、恵美押勝の乱、道鏡の宇佐八幡宮神託事件など、奈良時代の出来事を描いております。威風高き天
平の女帝の活躍をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 01:14:17
92590文字
会話率:69%
「あんたはなア、貴族の血を継いでるさかいに……」
そう語った婆やは既に亡くなり、男は退屈の日々を過ごしていた。そんな折、彼は夜の街の中に見慣れないバーを見かける。光に導かれるままに中へと入ると、そこには女が佇んでいた。
「あなたには、話して
おかなくちゃ……」
彼はいつしか眠りに落ち、目が覚めるとそこは奈良時代の日本であった。女は、自身の正体が幾千年と生きる狐であることを明かすと、父について徐に語り始める。父とは、日本三代悪人にも数えられる、弓削道鏡であった。なぜ彼は、悪人として語り継がれたのか。天皇とのきずな、鍵を握る和気清麻呂。「宇佐八幡宮神託事件」の真相とはなんだったのか…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-02 00:53:58
30471文字
会話率:65%
主人公波多幾雄は亡父から波多家のお宝探しを託される。
心強いパートナー古川安男、良き伴侶斉田志保を得る。波多幾雄はご先祖のお宝は渡来人秦氏の秘宝ではないかと考える。秦氏は殖産から土木事業、神社、寺院建立など、幅広く活躍した支族である、
秦氏は遠くさかのぼればユダヤ人ではないかという説が濃厚になってくる。ユダヤ人であっても、彼らは原始キリスト教徒ではなっったかというものだ。とすればキリストに関するお宝と考えられるが、秦氏が持ち込んだ神社、寺院建築にはキリスト教に関係するものは一切ない。
その理由はただ1つ、彼らは自分達をキリスト教徒と考えてはいなかったのだ。ユダヤ教の一派、エルサレム教団と考えていたのだ。
それともう1つ、彼らよりも先に日本にやってきたユダヤ人たちがいた。ユダヤ人は十二の支族がいた。古代にそのうちの二支族がユダヤに残った。後の十支族は忽然と歴史の舞台から姿を消している。この失われた十支族が日本にやってきたのではないかと波多達は考えた。
後にエルサレム教団とユダヤの十支族は日本で融合する。とすれば秦氏のお宝とはユダヤに三種の神器の内の”神との契約の聖櫃アーク”しかない。これが日本に持ち込まれたと推理した。
波多幾雄、斉田志保、古川安男達のお宝さがしが軌道に乗り始めたとき、彼らの周辺に不穏な影が蠢き始める。
応神天皇陵で古川安男と斉田志保が拉致される。黒い影の男が波多幾雄に言う。
「2人を返してほしければ、今後はお前1人でお宝探しに専念しろ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-12 08:32:12
43291文字
会話率:7%
ノンフィクション作家の立木源幽が国東半島にある天念寺近くで死体となって発見された。私立探偵の大和太郎が捜索中の行方不明の大学教授に犯人の疑いが掛る。大分県警のエース棚橋刑事が昔の恋人や大和太郎の協力を得て事件解決に乗り出す。国東半島の古代史
を絡めながら物語は展開する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-07-18 12:11:40
32428文字
会話率:28%