僕のクラスにはギャルがいる。明るいブラウンの髪はとても目立つし、大きな胸も、短いスカートから伸びる綺麗な脚も人目を引き付ける。彼女の名前は和水優香。なごみゆうか、だ。ほんわかとした空気をまとったゆるふわ美少女が目に浮かんでくるような名前なん
だけど……和水さん本人はそんなイメージとは正反対。クラスにいる時は基本無口。鋭い目つきで見られるだけで、話しかけようとする勇者もすぐに戦意喪失する。それでも軽率に近づく愚か者は、プライドを粉々にされて廃人化。誰も寄せ付けない和水さんはカッコよく言えば孤高の人で、悪く言えば超絶無愛想。見た目が派手な和水さんは、誰も触れられない存在で、クラスメイト達から怖がられている。それでも度々玉砕する男子が現れるのは、それだけ和水さんが魅力的だからだろう。どんなイケメンでも和水さんは興味すら示さない。それなのに……どうしてか僕には和水さんの方から声をかけてくる。しかも、いつもの仏頂面まで捨てて、笑顔さえ見せてくれるのだ。いったいどうして和水さんは僕だけに優しいのか、その謎も分からぬまま、僕は和水さんに甘やかされていき――。 童貞男子とクールなギャルの甘々ラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-24 12:43:35
76661文字
会話率:37%
かつては聖女として名を馳せ、退位後も研鑽を積み続け、膨大な魔力と知識を持つ大聖女シルヴィエ。
彼女は魔王が復活し世界が震え上がった時も果敢に勇者パーティに参加しその力で彼らの手助けをしていた。
そして旅の最後の魔王封印の際、シルヴィエは仲間
を逃がす為、己が犠牲となった。
「私はもう十分生きた! お前達は若いんだからまだこれからだろう」
最後の魔力を使い果たし、もはやこれまで……と思われたが……。
「……なんだこれ」
なぜかシルヴィエは『幼女』になっていた。
本人も仲間達も国も困惑する中で、シルヴィエの第二の人生がはじまるのだった。
家庭教師を務めるチビ王子達は言うことを聞かない、仲間の勇者は子供扱いをしてかまってくる、おまけにかつての教え子の第一王子がシルヴィエに一目惚れ!?
これは悠々自適な余生を過ごすはずだったシルヴィエの不本意な日々の物語。
そして孤高の人生の陰にあったもう一つの人生が拓ける物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-03 17:26:24
102321文字
会話率:62%
主人公アグロス・マルタが魔物と人間の差別のある世界で人身売買する真実と金を求めるストーリー
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エバーテイルという広告に影響されて書いてみました。
書くのは初めてですが多目に見てくれると嬉し
いです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-04 17:48:34
3541文字
会話率:34%
気さくで庶民的な初代皇帝アウグストゥスの後を継いだのは、彼の継子で生粋の貴族、孤高の人ティベリウスだった。帝政期に入ったばかりのローマ帝国を舞台に、2代目皇帝として帝国の統治に尽力した男の孤独な生涯を、彼を取り巻く様々な人々との交流を通し
て描く。
長編になります。ゆっくりお付き合い頂ければ幸いです。
地図及び系図を下記にアップしました。本編完結後は巻末に移します。
https://ncode.syosetu.com/n8164fx/11/
☆
【第一部 目次】
第一章 父の帰還
第二章 アントニア
第三章 父の友人
第四章 動き出した時間
第五章 ゲルマニア戦役(一)
第六章 属州の反乱
第七章 イムペラトル
第八章 テウトブルクの森
第九章 白鳥の歌
【主な登場人物】
〇ティベリウス・クラウディウス・ネロ(BC42-AD37、在位AD14-37)
後の二代目皇帝。ローマ屈指の名門貴族、クラウディウス一門の出身。有能だが誇り高く閉鎖的と言われる。
〇アウグストゥス(BC63-AD14、在位:BC27-AD14)
帝政ローマ初代皇帝。ティベリウスの母リウィアを妻に迎えた。大叔父ユリウス・カエサルに見いだされ、その後継者となった。パクス・ロマーナの立役者。
〇リウィア・ドゥルシッラ(BC58-AD29)
ティベリウスの母。長男ティベリウス、懐妊していたドゥルーススと共にアウグストゥスの妻となった。
〇大ドゥルースス(BC38-9)
ドゥルースス・クラウディウス・ネロ。ティベリウスの実弟で四歳違い。ゲルマニア戦役中に死亡。享年29歳。
〇小ドゥルースス(BC13?-AD23)
ティベリウスの最初の妻、ウィプサーニアとの間の子供で、唯一の実子。ウィプサーニアはアウグストゥスの親友、将軍アグリッパの娘。
〇アントニア(BC36-AD39)
アウグストゥスの姉オクタヴィアと、アウグストゥスの政敵アントニウスとの間に生まれる。大ドゥルーススの妻となる。ティベリウスが唯一心を許せる女性。
〇ゲルマニクス(BC15-AD19)
アントニアの長男で、小ドゥルーススとは兄弟同然に育つ。快活な美男で、皆のアイドル的な存在。
※アマゾン・楽天での取り扱いは終了しました。(中古本は除きます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-21 09:40:50
256684文字
会話率:50%
男は一人歩き続ける。
その先に、何が在るのか。
最終更新:2019-10-16 12:58:06
1560文字
会話率:58%
驚いたし、早すぎるし、感情の収集がつかない。
敬愛する、橋本治さんが、お亡くなりになられた。
いま、幾らかでも思ったことを書いておかなければ、記憶の中に埋もれてしまうことは目に見えているので、拙いながらも、少々橋本治さんについて、書かせても
らう。
ほんの、ちょっとした感想である。
そんなにややこしくはない。
では、本文お読みくださいませ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-02 02:48:41
1122文字
会話率:4%
彼女は誰とも喋らなかった、孤高の人……美しい美学、僕はそう思っていた。
そしてそんな彼女の美学が分からない、ボッチ男が彼女に近寄る。
毎日無視されても彼女に言い寄るその男、彼女の孤高を、美学を穢す汚い男
僕は勇気を出して彼女に
話しかけた。
「妹に突然告白されたんだが妹と付き合ってどうするんだ?」
酒々井麻紗美の短編です。
本編も宜しくお願いしま~す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-20 13:18:42
2031文字
会話率:11%
◆もうすぐ雨の季節という最中、『ぼく』は教室の隅の席から、教室の中央に座る『彼女』の姿を見ていた。『彼女』は何でもできる、孤高の人物に思えていたが――
最終更新:2013-06-23 21:34:51
18250文字
会話率:29%
関東屈指の進学校・私立東亜高校。その頂点にたつ特進クラス、通称2Xには学校規定で定められた1つの特異な事項があった。それは「カガミを駆除し、抹殺すること――」異能の力を持つ少年たちのBL学園ファンタジー
最終更新:2009-04-13 23:24:52
3381文字
会話率:43%