近所の神社にある尼さんの像は、子供に本を読み聞かせるかのような姿をかたどっている。
彼女はどのような本を読んでいるのかと、子供の頃の私は興味の湧くまま、探ってみようとしたんだ……。
最終更新:2022-07-21 19:00:00
3341文字
会話率:0%
白馬に乗った王子様が迎えにやってくるなんて、使い古された物語だ。それでも子供の頃の私はそれを心から信じていた。
しかし15歳になるまでそんな夢を盲信し続けることは難しい。実際私も、周囲の容姿端麗なクラスメートに囲まれてても「誰が私の王子様
かな」だなんて思う事はなくなっていた。
その代わり。
「はあ……今日もロイド様はかっこいいわね……あ、アルス様が挨拶されているわ!双子の第一王子と第二王子の邂逅……!?な、なんて神々しい光景なの……!?や、焼き付けなきゃ!脳と目にこの瞬間を!全身全霊を込めてぇぇ!」
私は自分の推しを、心の中と外で愛でるようになっていた。そう、王子様は待つものではない。しかし追って捕まるものでもない。
つまりは誰かさんの王子様を思う存分鑑賞し、愛でるのが最適解なのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-20 07:00:00
7300文字
会話率:68%
自分の周囲にあるものや、自分自身の体が、実際の大きさと異なって知覚される、不思議の国のアリス症候群。子供の頃の私も、しばしばそれを経験していましたが、ある日、普段とは異なる症状を覚えます。
最終更新:2020-11-24 11:24:40
744文字
会話率:0%
実家にあった狸の置物。子供の頃の私は何故かその狸が気に入りよく話しかけていたのですが…
最終更新:2020-02-23 07:00:00
2225文字
会話率:11%
幼い頃の私に会いに行く。
特殊能力が私にはあった、過去に行ける能力。
運命を変える事は出来るのか、、、?
その後は、どうなっていくのか、、、?
最終更新:2018-07-17 03:00:00
1466文字
会話率:39%
子供の頃の私が、赤く高い鼻を持つ天狗と出会った話。
最終更新:2017-11-08 18:50:45
2566文字
会話率:39%
昭和40年代、裕福ではなかった子供の頃の私にとって晩御飯の
「すき焼き」は格別のものだった。
しかしその天国の裏には6歳上の恐ろしい兄が立ちはだかった。
いかにして肉を多くたべるか(のちに母に聞いたが肉は牛ではなく
豚だったらしい。騙されて
いた)
そう、まさにあれは戦争だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-03 17:36:12
342文字
会話率:0%