炭倉ミクラが配属されて2か月が経った“ケストレル”第2小隊では、今日も日常が続いていた。訓練と整備が終われば、レイル・ウォーカーの整備班と軽口を叩き合い、食堂では地球出身者とエデン出身者がそれぞれの「故郷の味」を巡って舌戦を繰り広げる。──
ここは地球を覆うリング状ステーション「エデン」の一角。軌道海兵隊は、外宇宙から降り注ぐ敵性指向隕石「メテオ」に備えるべく、今日も任務に挑むが……。
──これは、盛大に何も始まらない物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 16:32:55
1888文字
会話率:45%
「お前をパーティーから追放する!」
そうして始まる追放された人物の成り上がり物語ってかなりの数が存在している。
私が「向こう」で生きていた時の話、だけれども。
しかし私は思うのだ。よく簡単にパーティーから追い出せるな・・・と。
その人物もよ
く簡単に受け入れられるなと・・・思うのだ。
十六歳で死んだ私「霧雨永羽」は、神様のお願いを聞くことを条件に、とあるファンタジー小説世界に転生した。
そこで、勇者「アリア・イレイス」として転生した私は、神様のお願いの通り「物語を完成させる」為に、ある重大任務に挑むことになる。
さて、この話はそんな「追放から始まる物語」
とても残酷だけど・・・そうしなければ、何も始まらない物語。
だってこの物語の主人公は勇者「アリア・イレイス」ではなく、私に追放されるはずの賢者「ノワ・エイルシュタット」なのだから。
しかし、どうしてか彼女の追放が上手くいかない
それは始まるべき物語が始まらないことも意味していて・・・
これは、そんな「始まらない物語」を始めるために奮闘する「将来悪役にならなければならない転生勇者」と「将来主人公にならなければならない賢者」の緩い旅路の攻防戦。
いつか絶対、ノワを追放して「始まるべき物語」を始めてやるんだから!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 01:10:00
1319142文字
会話率:65%
これは、特に壮大でもなんでもなく、また特に何も始まらない物語である。
自分が乙女ゲームのヒロインに異世界転生したと思い込んでいる主人公。
彼女の酷く偏った知識のせいか、悪役令嬢も転生者で、ヒロインである自分を逆にざまあ、断罪し、破滅
させようとしていると何故か確信。
そんなフラグ、回避するぞ!なんならへし折ってやる!
――と、決心して終わる話。
ここは本当に乙女ゲームの世界なのか。そして主人公は本当にヒロインなのか。
そもそも、本当に異世界転生しているのだろうか。
勝手に乙女ゲームの世界だと思っていて、実際は昔の時代に転生したのかもしれない。
乙女ゲームの世界だとしても、主人公はヒロインでもなんでもないのかもしれない。
そもそも、「自分は前世があり、高校生だった」という夢をみて、それを本当にそうだと思い込んだ、現実と虚構の区別がつかない主人公なのかもしれない。
それは誰にも分からない。
だって、そんなことを調べたりする前に物語は終わっているのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-14 16:22:10
1207文字
会話率:0%
筋肉をこよなく愛する転生ヒロイン(自覚なし)と、彼女に恋をした攻略対象達の始まらない物語
最終更新:2022-08-24 17:41:47
1338文字
会話率:44%
乙女ゲームの世界に異世界転生したヒロインと攻略対象達は、王太子の婚約者である悪役令嬢を断罪する。
しかし、悪役令嬢は動じない。
何故なら──。
悪役令嬢が断罪されるテンプレが始まらない物語。
最終更新:2021-10-27 02:00:00
5009文字
会話率:50%
『──天才だなんて軽々しく言わないでください。あなたは私が努力していないとでも?』
僕が中学生の頃に当時国民的スターだったとあるプロ野球選手が、テレビ番組の取材で記者からのインタビューに対して答えた言葉だ。
たしか記者が彼に掛
けた言葉は、「さすが○○選手、天才ですね」とか、そんなありふれた内容だったと思う。
「こいつ──」
──感じ悪ぃな。
僕なら「そんなこと」絶対に言わないのに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-22 20:11:14
11669文字
会話率:14%
「──航太。私達、少しの間距離を置きましょう」
莉嘉がそう切り出したのは五月最初の週末、GW最終日のことだった。
※女がこう言い出したらもう終わってるよね──って話。
最終更新:2021-10-18 00:00:00
4645文字
会話率:47%
一万年後の未来。
滅亡の危機を乗り越えた人類は海洋惑星と化した地球で旅をする。
かつての科学を失った人類にとって世界はあまりにも広い──。
最終更新:2021-10-17 19:00:00
9437文字
会話率:42%
異世界転生も異世界転移も聖女や勇者召喚も恋愛物でも無い、ただただ始まらない物語。
第1回はなろう編です。
次回があるかは、気まぐれで書きます。
最終更新:2021-05-27 11:46:57
816文字
会話率:0%
私のクラスには二人もゆりちゃんがいる。可愛いくておしゃれで、年の離れたお姉ちゃんが二人もいるゆりちゃんと、地味で意地の悪いお兄ちゃんがいる冴えない私。だからクラスの皆は可愛い方のゆりちゃんを"ゆりちゃん"と呼んでいて、私
の方は苗字の畠中さんか、ハタちゃんと呼んでいた。
二人のゆりちゃんによる将来の夢を交えたお話です。何かが始まりそうで始まらない物語。pixivの百合文芸コンテストに応募した作品です。終了しましたのでこちらに供養。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-18 13:29:34
6186文字
会話率:65%
誰にとって始まらないのかは捉え方次第ですが、とりあえず外野が騒いでも公爵令嬢と王太子も側近も変わらず。そんな波もなくただ嵐がきてそれを傍観するだけの話し。
最終更新:2021-05-09 17:44:06
4244文字
会話率:49%
ただただ怖い。失うのが、取り残されるのが、怖い。『彼』を残して逝くのが、怖い──
かつこの惑星には『海』と呼ばれる水たまりがあった。
かつてこの惑星を『地球』と呼んでいた時代があった。
かつてこの惑星には『人類』と呼ばれる生物が生
息していた。
わずかな面影を残した『人類』の放課後に──少女が一人、居眠りから目を覚ます。
少女は、目覚めた世界をただ──恐れた。
※本小説は電子書籍小説『ゼロマキナ』の公式IFルート小説です。
※本作はゼロマキナを読まずとも単品でお楽しみ頂けます。
※本作は一次創作のIF√であり、二次創作ではありません(詳しくは前書きを)
ゼロマキナのシーエ・エレメチアに本家や脳仕掛けの楽園、感染少女のシーエ人格を入れたらどうなるのという実験的内容となっております。
001話頭痛のシーンで思考が入れ替わり、004話あたりでガッツリ本編とは乖離……物語を動かすための装置の役割も果たしているエレメチアの人格、それが変わってしまったら、果たして物語は始まるのだろうか?
本家シーエならではのある選択と、そこから導かれる結末をお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-28 23:36:43
350994文字
会話率:48%
普通の女子高生奈穂美は珍しく胸を高鳴らせ家路を急いでいた。何も始まらない物語。
ツッコミ不在、休憩時間の合間にサクッと読める短編いかがですか?
カクヨムにも投稿しております。
最終更新:2020-10-15 13:44:06
3451文字
会話率:19%
不可思議な力があるからって、世界を平和に導いていったりとか物語始まらないよって思ってるアラサーからアラフォーの間の年齢の次期お局候補女子が、実は物語はじまりかけてたりする話。※主人公は確かに不可思議な力はもっていますが、どんちゃんしたりバト
ルしたりはしない系の不可思議な力です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-13 00:41:51
3259文字
会話率:10%
主人公、小祝源は気がつくと真っ暗な空間にいた。
そこにあったのは椅子が一つだけだった。
いつまでたっても始まらない物語。プロローグは終わらない。
最終更新:2020-05-20 19:00:00
3048文字
会話率:3%
伝説となるのが約束された超一流チームから一人の魔術師が追放される。
だけど彼はとても嬉しそうに笑った。
追放する側の者達は涙を流した。
復讐ものに繋がらないあまりにも短い追放もの。
最終更新:2020-03-21 21:53:27
2755文字
会話率:19%
謎の人物によって集められた招待客たちは、崖崩れによって山奥の屋敷に閉じ込められてしまう。
逃げ場のない屋敷の中で、悪夢のようにおぞましい惨劇がーー始まらない物語。
どうにかしておどろおどろしい雰囲気を作り出そうとする犯人と、全てをぶち壊し
て行く茶縞模様の大きな猫、ニール。
せっかく用意した罠を協力し合って回避してしまう招待客たち、勝手に始まるラブロマンス。
今日も犯人の心の中で悲鳴が木霊する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-08 21:51:26
28879文字
会話率:35%
決して始まらない物語。
最終更新:2019-11-09 12:00:00
330文字
会話率:13%
タイトルを見ればわかるだろう? 私が少年をひたすらに愛でるだけの盛大に何も始まらない物語だ。
見たい者は来るといい。彼がどれほどに魅力的な存在かを語り明かしてあげようじゃないか。
あぁ、しかし物語の序盤は私の社会人パートが2000字に
渡って語られている。そこは別に飛ばしてもらって構わない。
大事なのは、少年を愛でる心だ。そうだろう?
そう思う同志は、観覧をクリックしたまえ。桃源郷というものを共に分かち合おうじゃないか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-10 12:01:42
8395文字
会話率:47%
こんな話読みたいなぁ〜って思ったけどちょっと書くの辛いわァと投げ出した始まりそうで始まらない小説集。
フリー素材的な感じで自由に使っちゃってください♪
できれば私も読みたいので、書くときは教えて欲しいな。必要なら私が考えた設定とかも教え
ますので誰か書いて欲しいです!!
本当はタイトルだけを羅列しようかとも思ったのですが、せっかく書きかけたので使用例的な感じで付属させてみました( ̄∀ ̄)
ちゃんと1話書いてあるのから本当に冒頭しか書いてないやつまであります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-19 18:00:00
16518文字
会話率:30%
これはある兄妹の始まらない物語。
最終更新:2017-10-19 16:33:53
1595文字
会話率:0%
夢の中のあの女性に会ったと思っていた。
俺が俺であるためにあの女性を自分のモノにしたかった。
だが……。
始めたかったけれど始まらなかった王子様の物語。
最終更新:2017-03-26 01:43:16
13954文字
会話率:25%
友人が教室で〈王子様〉の事を騒ぎ出した。
あんまり名家中の名家の御曹司を弄ると身の破滅だよ?
面倒な事は御免だから巻き込まないでね。
〈王子様〉と言いたくなる男の子と私のあるようでない関わり。
そうして物語の始まりをやり過ごした私の話
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-18 13:44:00
8763文字
会話率:20%