ウイルクス帝国の「大聖母」ラン・ウインザーは、慣例に従い皇太子ブラッドフォード・ウエールズの婚約者でもある。物心ついたころより、皇族の為、帝国の為にすべてをガマンし、あきらめ、耐え、尽くし、「祈りの間」で祈り続けてきた。その日、建国の式典の
パーティーで、皇太子は理不尽かつ愚かな振る舞いをした。ランにいわれなき誹謗中傷を浴びせた上に婚約破棄、さらには皇都追放を言い渡したのだ。ランはキレた。文字通り、彼女の中ですべてがぶちぎれた。彼女は誓う。「『大聖母』として、良き人としてすべてを犠牲にしてきたけれど、結果はこれなの? バカバカしい。だったら、いっそ悪女になって思うままに生きよう」と。そう決心したとき、彼女の目の前にキラキラ輝く美貌の青年チャールズ(チャーリー)・ラザフォードが現れた。彼はたった一言告げる。「契約結婚しませんか?」そのように。その一言に興味を抱いたランに待ち受けているものは、契約結婚とは名ばかりの溺愛だった。が、ランはそれに気がつくどころかチャールズには愛する人がいると勘違いする。そして、さらに誓う。「どうせ悪女になるのだからおおいに悪ぶってチャーリーの愛する人が良く見えるようにしよう」、と。そして、王宮のレディたちの陰湿な虐めや嫌がらせの場に身を投じ、奮闘を開始する。
※全三十六話。ハッピーエンド確約。微ざまぁあり。婚約破棄からの巻き返し。ちょっと勘違い系のヒロインと一途なヒーローの物語です。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 19:07:15
54781文字
会話率:25%
焼け爛れた国は昔、貧しくとも平和な貧民街だった。しかしそれは大昔の話。
その街に産まれた、とてもとても不幸な男の短い人生を描いたお話。
しかし彼は、いつか救われると信じ、生きる。
※自分的の読みやすさを重視するため、空欄が多いと思います。何
卒ご了承願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-02 18:48:31
16140文字
会話率:42%
双子の春彦、秋彦は、曇り空の鬱陶しい街『鳩烏町(はとがらすちょう)』に引越してきた。
新しい街、学校、住人…とても良い所だが、街の中心にある禁山、『鳩烏山』からなんとも言えぬ気を感じた。
それから二人は数々の不思議な出来事を乗り越え、強くな
るはずである。
二人の体験は一生忘れることはないでしょう。
※いちいち短い上に更新率が非常に低いです。ごめんなさい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-29 02:23:42
24498文字
会話率:39%
人には見えないモノが見える以外はただの人間だったシン。黒い裂け目から聞こえる声に吸い寄せられるようにエルフの世界へ来てしまった!?元の世界に帰る為に奮闘するファンタジー。
最終更新:2016-04-15 06:15:47
80263文字
会話率:62%