「君に頼みたいことがある」
突然記憶を失った「わたし」は救護者の兄妹に協力を要請される。その内容とは――彼らの目となり耳となって様々な情報を得ること。
「協力してくれるなら身の安全を確保しよう。さぁ、君はどうしたい?」
他に拠り所の
ない「わたし」は「音島律月」として〈九十九月〉に所属することを決意する。
「ようこそ〈九十九月〉へ、音島律月さん。ここはこの国における異能者の最終防衛線だ」
内部政治、異能排斥論、武装組織からの宣戦布告。内外に無数の爆弾を抱えた〈異能者の最終防衛線〉にて、律月は多くの人々と出会い、交流を深めていく。
――その出会いすら、爆弾だ。
奇譚の果てに、律月は何を失い何を得るのか。
レイティングを設定する(R15相当)ほどではありませんが、人によっては残酷と感じられるシーン・戦闘シーンがあります。ご了承ください。
カクヨム、アルファポリスにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-31 00:00:00
259941文字
会話率:60%
「あなたが楽しい日々を送れるようになるまで、私の世話をしてほしいの」
女に拾われた少年は「芒」と名付けられた。
芒は主となった女と共に、草原以外に生命のない最果ての地に住まう。
ある日、芒はふと耳に入った「虚」なる言葉を主に尋ねた。その
日から、二人の関係は動き始める――。
「……これが、あなたの知りたがっていた『虚』そのもの。どう、失望した?」
主従×巨大感情×微ファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 02:00:00
9254文字
会話率:41%
貧農の子ユウは飢餓に苦しむ親に人買いへと売られた。
町の商人に買われたものの、不況の波に飲まれて解雇されてしまう。
町の外に放り出されたユウは何もわからないまま路頭に迷った。
しかし、そこで貧民のグループに助けられてから運命が変わる。
もちろん生活は楽ではない。
抱いていた希望が砕けることもある。
それでも明日を信じて生き抜いていった。
やがてユウは冒険者パーティ『古鉄槌(オールドハンマー)』に入り、これを引き継ぐ。
そして、迷宮、大国、未開拓地域、不思議な場所を巡り冒険するのだ。
これは、数ある冒険者の話のひとつであり、けれど他とは少しだけ違う物語
※注意※
2章までは冒険者になる前の話でしかも長いです。
特に最初は戦いはあんまりありません。
主人公ユウが冒険者として旅に出るのは4章から(の予定)
ゆっくりのんびり読んでもかまわない方のみ推奨です。
ストックがある間は毎日更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-31 00:00:00
2661850文字
会話率:57%
生徒会長のお嬢様のばかげた企画により、今度の運動会は砂浜で開催されることになった。俺の抗議はあっさりと無視されて始まったが、友達とだべってだらだらと過ごしたり、競技に参加したり、親友の暴走を生暖かく見守ったりと意外にも楽しめてちょっと悔しい
。
けどな、舎弟一号というあだ名だけは絶対に許さんぞ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-11 20:00:00
3889文字
会話率:49%
空は鉛色に染まり、冷たい風が荒野を吹き抜けていた。
だがその風に混じるのは、ただの冷たさだけではない。遠くの空から、薄暗い雨粒が落ち始める。地面に触れると、闇色に染まり、まるで世界そのものがその身を震わせているかのようだった。
この世界に
は三つの国が存在する。
北方のヴァルクレイア帝国は、その圧倒的な攻撃力で名を馳せていた。強者こそが正義とされ、厳格な軍事国家として知られている。
西方のバスティオン帝国は、まるで壁のように鉄壁な防御を誇り、その国土は不落の城塞と化している。
そして南方に位置するヴェルメリア聖国は、神の怒りと慈悲を象徴する黒雨――“こくう”を信仰する厳格な宗教国家だ。
黒雨はこの世界の秩序を保つとされる神の怒りの証。
そして、その黒雨の降る地域でしか姿を現さない、忌まわしい存在がいる。
人々は彼らを「ラウカン」と呼ぶ。
ラウカン――それは神の使徒、天から遣わされた破壊者。
人類の罪深さを嘆き、滅ぼすために創られた化け物である。厚く硬い皮膚は通常の武器では一切傷つけられず、その存在自体が世界にとっての災厄だった。
彼らの出現と共に降る黒雨は、二、三時間でやむとされるが、その間に何が起こるのか、誰も知ることはできない。
そして、人類の中にはラウカンの力を利用し、己の欲望や理想のために動く者たちもいる。彼らは暗躍し、世界の秩序を揺るがそうとしていた。
薄暗い街の一角、ヴァルクレイア帝国の首都――騎士団本部の広間で、新たな一日が始まろうとしていた。
「…これで、キキョウ、君は正式に第一騎士団の副団長だ。」
厳かな声で告げられたその言葉に、青年は一瞬戸惑いの色を浮かべたが、すぐに硬く決意を胸に秘めた。
彼の名はキキョウ。凡人と思い込んでいた男が、今、新たな責務を背負い立ち上がる瞬間だった。
だがその背後には、冷徹な視線が静かに注がれていた。赤い炎のような瞳の少女――ストレリチア。
彼女は世界一の剣術を誇る第一騎士団の団長であり、己の使命以外には一切の感情を見せない。
強さだけが正義。弱さは切り捨てる。
その厳しさは部下たちを震え上がらせるが、誰も彼女の剣の前には敵わなかった。
二人の運命は、この日から静かに、しかし確実に動き始めていた。
黒雨の空の向こうで、ラウカンたちはその時を待っている――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-31 00:00:00
15724文字
会話率:19%
三大公爵家が一つ、グレッグス家令嬢、エリアリス。彼女は過去に三度、婚約が破談となり『破談(はだん)令嬢』と陰で呼ばれている……が、本人はまるで気にせずに今日も我が道を行く。
巷では、貴族の令息令嬢の婚約破棄が大流行。だが、真実の愛やら婚約者
の非人道性を非難する以外に、『とある理由』での破棄宣告が急増していた。
「婚約破棄された令嬢って……真実がどうであろうと関係無く、ロクな縁談が回って来ないのよ……そんなの……ふざけてると思わない? 真面目にやっている人間が不幸になっていいわけがない」
己の地位、財力、もてる全てを利用し、時には子爵令嬢に扮し暗躍して不条理な婚約破棄騒動を解決していくエリアリス嬢。彼女の真の目的とは……。
全12話で完結します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 23:25:26
37114文字
会話率:48%
皇八島第二王子ロワメールは、最強の魔法使いセツを命の恩人で名付け親として慕う。
ロワメールは領主殺人未遂の犯人、魔法使いギルドの裏切り者をセツと追うこととなるが、ロワメールにはそれ以外にも、もうひとつ野望があった。ある企みを胸に秘めてセ
ツと行動を共にする……。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-30 22:22:30
450457文字
会話率:40%
半強制的に会ったこともない親戚の葬儀に参列させられた乙倉仁。こっそり抜け出し外に出ると灰が砂漠のように積もった異世界に転移していた!!
特区と呼ばれるそこは昔、魔女によって汚染された土地で神の加護が付与されていない状態ではとても入れないよう
な場所だった。
そんな場所であるのは自分の体のみ。そこで仲間と出会い彼は何を成す??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 22:00:50
29749文字
会話率:56%
古代魔法文明の遺跡で目覚めた、不定形の魔導生物。
「彼」に与えられていたのは「捕食」した生き物の姿と能力、そして記憶を自身のものとして使えるという能力と、本能の如く刷り込まれた「生き延びろ」という「情報」。
「彼」は森の中を彷徨い、様々な生
き物を「捕食」し学習していくが、やがて一人の人間の亡骸に遭遇する。
初めて「捕食」した人間から流れ込む記憶により、「知性」を得る「彼」。
気付けば、傍らには空腹に泣く一人の赤ん坊が。
「知性」と共に「感情」をも得てしまった「彼」は、赤ん坊を放置しておけず、自分の子として面倒を見ることを選択する。
借り物と思っていた記憶や感情を我がものとして、「自分」になっていく「彼」の行く末は……?
※セルフレイティングは保険です※
※この物語の舞台になっている惑星は、重力や大気の組成、気候条件、太陽にあたる恒星の周囲を公転しているとか月にあたる衛星があるなど、諸々が地球とほぼ同じと考えていただいて問題ありません。また、人間以外に生息している動植物なども、特に記載がない限り、地球上にいるものと同じだと思ってください※
※舞台は西洋ファンタジー風の異世界ではありますが「中世ヨーロッパ」ではありません。また文明レベルも「中世ヨーロッパ準拠」ではありません。魔法を使った「ご都合便利テクノロジー」が存在し、都会であれば毎日風呂に入ったり水洗トイレを使うのも普通の世界です※
※固有名詞や人名、度量衡などは、現代日本でも分かりやすいように翻訳したものもありますので御了承ください※
※この作品は、「ノベルアッププラス」様、「カクヨム」様、「アルファポリス」様にも掲載しています※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 22:00:00
26099文字
会話率:34%
これは、今ではない時間、ここではない世界の物語。
大国と言われるタイヴァス帝国の剣士カレヴィは、若くして数々の戦功を立て、「一騎当千」の二つ名で呼ばれていた。
ある戦で手柄を立てたカレヴィだが、論功行賞の場で妖艶な魔術師にして女帝であるモル
ティスの怒りを買い、心は男のままでありながら肉体を女性へ変化させる呪いをかけられてしまう。
忌まわしい呪いを解く為、魔法文明の発展している魔法都市ルミナスを目指して、カレヴィは旅立つ。
呪われた身体で剣と魔法の世界を旅するカレヴィは、奇妙な縁で結ばれた仲間たちと共に苦難を乗り越えていく。
はたしてカレヴィは呪いの鎖を断ち切り、自分を取り戻すことができるのか――
※この作品にはTS(性転換)の要素が含まれます※
※セルフレイティングは保険ですが、若干性的な描写が入っていますので、苦手な方はご注意ください※
※この物語の舞台になっている惑星は、重力や大気の組成、気候条件、太陽にあたる恒星の周囲を公転しているとか月にあたる衛星があるなど、諸々が地球とほぼ同じと考えていただいて問題ありません。また、人間以外に生息している動植物なども、特に記載がない限り、地球上にいるものと同じだと思ってください※
※舞台は西洋ファンタジー風の異世界ではありますが「中世ヨーロッパ」ではありません。また文明レベルも「中世ヨーロッパ準拠」ではありません。魔法を使った「ご都合便利テクノロジー」が存在し、都会であれば毎日風呂に入ったり水洗トイレを使うのも普通の世界です※
※固有名詞や人名、度量衡などは、現代日本でも分かりやすいように翻訳したものもありますので御了承ください※
※この作品は「ノベルアッププラス」様、「カクヨム」様、「アルファポリス」様にも掲載しています※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 08:00:00
160323文字
会話率:43%
これは、今ではない時間、ここではない世界の物語。
豊かな大国と言われるミエッカ王国で、女性ながら近衛騎士として勤めるライヤ。
類稀な武術の才能だけではなく、その可憐な姿から、彼女は「花の騎士」と呼ばれていた。
近衛騎士が守る、若く美しい王
ヴァイヌは、ライヤの幼い頃からの憧れの人でもある。
直接言葉を交わせずとも、ヴァイヌの姿を見ていられるなら満足と思っていた矢先、突然ライヤは近衛騎士の任を解かれてしまう。
愕然とするライヤに、ヴァイヌは彼の弟にあたるアルマス王子の護衛を命じる。
「魔導王子」の二つ名を持ち、研究室兼住居の「離れ」に引きこもって滅多に姿を見せないアルマスには、数々の良からぬ噂があった。
戸惑いながらもアルマスの護衛を務めていたライヤだったが、やがて彼らは国を揺るがす事件に巻き込まれて……
※セルフレイティングは保険です※
※この物語の舞台になっている惑星は、重力や大気の組成、気候条件、太陽にあたる恒星の周囲を公転しているとか月にあたる衛星があるなど、諸々が地球とほぼ同じと考えていただいて問題ありません。また、人間以外に生息している動植物なども、特に記載がない限り、地球上にいるものと同じだと思ってください※
※舞台は西洋ファンタジー風の異世界ではありますが「中世ヨーロッパ」ではありません。また文明レベルも「中世ヨーロッパ準拠」ではありません。魔法を使った「ご都合便利テクノロジー」が存在し、都会であれば毎日風呂に入ったり水洗トイレを使うのも普通の世界です※
※固有名詞や人名、度量衡などは、現代日本でも分かりやすいように翻訳したものもありますので御了承ください※
※この作品は「ノベルアッププラス」様、「カクヨム」様、「アルファポリス」様にも掲載しています※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 08:00:00
128387文字
会話率:44%
高田栞(たかだ しおり)はごく普通の中学三年生。
ところが、誕生日に小学校時代の同級生である笹ヶ谷九十九(ささがだに つくも)と再会した時から、その生活は一変する。
彼女の平穏な日常は静かに幕を下ろし、波瀾万丈な日々が激しく幕を開け、次々に
起こるハプニングに巻き込まれていく。
「魔法」とか「異世界」とか、漫画や小説の中だけだと思ってたのに、どうしてこうなった?!
……などと、思い悩んでいる暇は彼女になかった。
これは、運命の女神に導かれるように、次々と起こる予想外の出来事を乗り越え、成長していく少女や少年たちの物語である。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
初投稿初作品です。
毎日22時の投稿を心がけておりますが、諸事情により変わることがありますので、ご了承ください。
※ 令和2年10月1日より、文章の体裁を更正中です。
内容に変化はない予定です。
<その他の注意点>
・かなり長いです。
・視点が変わりやすいですが、「○○視点」などの表記の予定は今の所ありません。
・時々、文章の体裁を整えたり、誤字の修正以外に、文章を修正することがあります。
・異世界モノですが、序盤は現実世界が舞台です。
※ 具体的には115話(第7章3番目の話)目にようやく異世界へ移動します。
※ 182話(第10章6番目の話)目から、異世界旅行が始まります。
・「R18」に届かないまでもたまに性的な話があります。
・上記に加え、「R15」、「残酷描写」は突然、割り込んできますのでご注意ください。
上記の点をご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 22:00:00
9286597文字
会話率:32%
ゲーム大好き人間の神凪冬樹は転生物の王道、外に出たらトラックに引かれて異世界転生!
女神ちゃん様が慈悲でゲームの様な世界に飛ばしてくれた。
そこから始まる異世界生活!まずはギルドに向かう!
最終更新:2025-07-30 21:27:58
21890文字
会話率:74%
過去のある一件で少し離れた高校に進学した道元響は、見知らぬ顔、慣れない環境の中で同じクラスの、声が小さく響以外にはほとんど声が届かない少女、源菖蒲と出会い、人生で一度きりの花の高校生活をスタートさせる。
※カクヨム様と重複投稿をしています
!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 21:01:05
245335文字
会話率:61%
年齢制限に達した勾芒帝尊は帝の後を必要とし、深海に隠れて修行してきた女妖鏡風は自分の法術の夢を実現するためにもっと多くの資源を必要としている。それぞれ必要な二人は一緒に歩けるのか?三界の外に多く出てきたその世界は誰が作ったのか。それは存在す
べきですか。あるいは、世界はもともと誰かのものであるべきなのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 20:24:33
266523文字
会話率:45%
なんでか知らないけど異世界転移した俺、風月《かづき》は、化け物がいる世界で戦わなくちゃいけなくなった。その化け物は人間を喰い殺して破壊を好むらしい。そういう化け物を倒す仲間もできて最初は楽しかった。正直、謎の生命体を倒してみんなを護るってい
うのはかっこいいと思ってたし。でも、それはとても大変なことだって気づいた。化け物は想像よりも強くて、訓練された強い人でも簡単に殺される。だからこんなことやめたかった。さすがに死ぬのは嫌だ。だけどそう思っているときに言われてしまった。『それ以外にお前らがこの世界で生きる道はない――』。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 20:00:00
13444文字
会話率:32%
夏休み。
都会育ちの高校生・日向翔真は、母方の実家がある山間の寒水村へひとりで滞在することになった。
だがその村には、妙な言い伝えがあった。
――「水に映るものに、挨拶してはいけない」
――「夜、川の音が大きくなったら外に出るな」
あ
る夜、翔真は洗面台の“水面”に、自分とは違う表情の自分を見てしまう。
それを境に、村では奇妙な事故と変死が相次ぎ、やがて水の中に潜む“何か”の存在が明らかになっていく。
すべての水が、翔真を見ている。
水はただの液体ではない。
水は、“心”を映す鏡だった――。
ひと夏の田舎で、少年は“もう一人の自分”と向き合う。
消えた少女の声とともに、水面の奥で静かに待つ“写し”とともに。
これは、自分自身を選ぶための物語。
夏のホラー2025折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 20:00:00
9151文字
会話率:20%
深夜2時。とあるコンビニに偶然居合わせた6人の男女が、突如として外に出られなくなる。自動ドアはロックされ、外は無音、時間すら静止したかのようだった。電波も通じず、通行人もいない。コンビニは、完全に“世界”から切り離されていた。
閉じ込めら
れたのは、気弱な店長・橋本、無職の元警官・佐伯、寡黙な主婦・真帆、自称詐欺師・根本、思いつめた様子の女子高生・戸田空、そして口数の少ない風変わりな男・市川。
最初はお互いの素性も分からず、言い争いばかりだったが、日が経つにつれ、それぞれが心の奥に抱えていた“嘘”が少しずつ露わになっていく。
やがて彼らは気づく。
この空間には、ある法則があった――最も多く“嘘”をついた者が、“次に消える”。
一人、また一人と、何の前触れもなく姿を消していく中で、彼らは互いの秘密に、そして自分の罪と向き合っていく。
そのうち、店長の橋本がある“仮説”を口にする。
「このコンビニは、現実じゃない。“誰かの記憶”の中なんじゃないか?」
それは的を射ていた。
ここは精神医療のための仮想空間。登場人物たちはすべて、“とある一人の人間”の記憶と罪の断片で構成された存在だった。
記憶の中心にいたのは、意外にも物語の語り部だった佐伯涼太。
彼こそが現実の世界で、過去に複数の人々を傷つけた加害者であり、その罪を認識させるための“贖罪プログラム”が、この奇妙なコンビニだったのだ。
だが、物語はそこで終わらない。
橋本こそが、佐伯が作り出した“理想の上司”であり、彼の心の奥底に巣くう「赦されたい」という願望の具現だった。
やがて佐伯は“目覚め”を迎えるが、自らもう一度プログラムに戻る道を選ぶ。今度は、少女・戸田空として――
レジの向こうにあったのは、出口ではなく、もう一つの自分だった。
このパラドックスの中で、彼は何度でも罪と向き合う。繰り返し、終わりなく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 19:41:11
19772文字
会話率:29%
MMORPG好きの高校生が異世界転生して剣と魔法の世界で冒険や修行を通し成長していく。
主人公は剣と魔法の世界を満喫する以外に目標を見つけられるのか。
最終更新:2025-07-30 19:00:00
260490文字
会話率:32%
自室で引き籠りを続ける彼、蔵籠日陰は困窮していた。ゲームに漫画の自堕落な生活を続けるも水食糧はあとわずか。
やむを得ず補充のために部屋の扉を開くとしかしそこには森が広がっていた。とりあえず見なかったことにする彼だが水食糧が付きかけている現実
は変わらない…………しかし外に出る勇気もわかなかった。
しかし諦めの境地で鳴り響くノック音。
思わずそれに返答してしまった彼の前でその扉は開かれるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 18:17:57
16792文字
会話率:60%
記憶を失った少年、東城大輝。それ以外に何の特徴もないと平凡な生活を送っていた東城だったが、彼の正体は超能力者、それも九千人の能力者の頂点、レベルSの燼滅ノ王だった。
そんな彼の下に、金髪の少女――柊美里が現れる。最強の能力者である東城の
命を狙う幾千もの能力者たちから護る為だと言う彼女と共に、東城大輝は能力者の世界へと呑み込まれていく――……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 18:10:00
1636636文字
会話率:40%
神様にいっぱい希望を出したら意思疎通のズレから竜人になりました。
異世界を救ってほしい。
そんな神様からのお願いは異世界に行った時点でクリア⁉
異世界を救ったお礼に好きなように転生させてくれるっていうからお酒を飲みながらいろいろ希望を
出した。
転生しても人がいい……そんな希望を出したのに生まれてみたら頭に角がありますけど?
人がいいって言ったのに。
竜人族?
竜人族も人だって確かにそうだけど人間以外に人と言われている種族がいるなんて聞いてないよ!
それ以外はおおよそ希望通りだけど……
転生する世界の神様には旅をしてくれって言われるし。
まあ自由に世界を見て回ることは夢だったからそうしますか。
もう世界は救ったからあとはのんびり第二の人生を生きます。
竜人に転生したリュードが行く、のんびり異世界記ここに始まれり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 18:00:00
1186035文字
会話率:26%
神様にいっぱい希望を出したら意思疎通のズレから竜人になりました。
異世界を救ってほしい。
そんな神様からのお願いは異世界に言った時点でクリア⁉
異世界を救ったお礼に好きなように転生させてくれるっていうからお酒を飲みながらいろいろ希望を
出した。
転生しても人がいい……そんな希望を出したのに生まれてみたら頭に角がありますけど?
人がいいって言ったのに。
竜人族?
竜人族も人だって確かにそうだけど人間以外に人と言われている種族がいるなんて聞いてないよ!
それ以外はおおよそ希望通りだけど……
もう世界は救ったからあとはのんびり第二の人生を生きます。
竜人に転生したリュードが行く、のんびり異世界記ここに始まれり。
あらすじ
たまたま交通事故で無くなり魂の強さを見込まれ魔力を異世界に運ぶことを頼まれた主人公。
異世界を救ってほしい。神様にそう頼まれて異世界に行くことを決断した。
異世界に行くだけでいい。それだけで異世界はもう救われたのだ。
向こうの世界の神様に会い、お礼に提案されたのは転生。
神様の都合もありつつ記憶を持ったまま、好きなように転生できることになったのである。
悩みに悩んで、それを見かねた神様がお酒を持ってきた。
美味しくて、慣れないお酒に酔っ払い、好き勝手に口を出た転生の希望。
気づけば神様はいなくて、呼び出されたと思ったらサラリともう転生。
次の瞬間には赤ちゃんになっていた。
しかし転生したのはただの人ではなかった。魔物とかじゃなく人に生まれ変わりたい。そんな希望を出したのだが実はこの世界、人とつく種族が多くいたのだ。
神様が聞いた希望は単に”人”
人であれば何でもいいと解釈されてしまい転生したのだが転生したのは人は人でも竜人だった!
ただまあ他には大体希望通りだし、可愛い幼馴染もいる。
異世界も救い終わっている。
不満なことはないんじゃないか?
じゃあのんびりと生きようか、冒険でもしながら
竜人族のリュードが行く、ドキドキハラハラの大冒険?が始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-20 21:20:57
1301499文字
会話率:23%
外で遊ぶことが大好きな幼女、ヒカリ。ある日、親に内緒で外に出ると、来た道を引き返しても、なぜか帰れなくなってしまった。
それどころか、謎の黒い生命体に出くわしてしまう───!
最終更新:2025-07-30 17:46:04
107852文字
会話率:43%
霧崎鋼樹は幼少のころより姉、詩音になぜか逆らうことができず、常々早く家を出て行ってほしい、もしくは自分が高校卒業を機に家を出たいと思っていた。
そんなある日の夜、詩音が鋼樹のスマホをいつものように勝手に操作し、異世界漫画は好きですか? とい
う質問を投げかける。
質問の意図が分からず、好きだ、と答えると、コンビニでお茶を買ってきてほしいと200円を渡される。
いつもに増して謎の行動だが、詩音には逆らうことはできず、渋々ながら着替えてでかけようとすると詩音から『気を付けて』と言われ、部屋の外に出ると、そこは見たことのない倉庫内で、目の前には詩音と雰囲気がよく似た女性が自身を女神アイリと名乗り、鋼樹を必要としていると告げる。
鋼樹は夢あるいは詩音のドッキリとだと思いつつ、自称女神についていき、漫画で見たことのあるような水晶に手を触れると『これでスキルを授かるのか』と期待するも、渡された身分証には『ー300000000』の数字が目に入る。
鋼樹「これって借金では?」
女神「せいかーい。がんばって一緒に返しましょうね」
どうやらこの現代日本に酷似しているが地球の日本とは違う、魔力を動力とした技術『魔術』と魔法が存在する世界でも姉属性には酷い目に合わされるようだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 17:41:38
152540文字
会話率:27%