——パンツ士
それは表情や言葉遣い、僅かな行動の違いから、その日の下着を見破ってしまう、恐ろしいチート能力者である。
初見の相手でも色は当たり前。
普段から接する相手ならば、形や生地までも看破してしまう。
県立港山高校に通う秋斗
(あきと)は上級パンツ士だと自負している。
だが、そんな秋斗の天敵、壁の巨人と呼ばれる高島 美琴(たかしま みこと)だけは何を履いているのかを判別することが出来なかった。
これはパンツ士のプライドをかけ、まだ見ぬ桃源郷に手を伸ばす男の記録……みたいな物語かもしれない。
※この作品には下品な表現があります。苦手な方はご遠慮ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-08 12:10:01
5978文字
会話率:33%