江戸・吉原にある遊郭・『雪夜楼』。
そこに、『初雪』という、雪夜楼の花魁を努める遊女がいた。
彼女は真っ当な花魁だが、雪夜楼にいるのは問題を抱えた遊女達ばかり。
初雪は、とある事情から、その雪夜楼に押し込められてしまった。
それは初雪の幼馴
染みであり、お客でもある『冬雪』という青年のせいである。
問題を抱える冬雪。
雪夜楼の花魁、初雪。
幼馴染みであるが、遊女と客という立場で二人は想い合っていた。
この恋は、叶うのか。それとも散ってしまうのか。
だけど、諦めたくない。
二人は、この恋はきっと叶うと、そう信じて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 20:50:09
10898文字
会話率:19%
勘当されて五年、売れる春画で食いつなぐ少女──雅号方月は吉原遊郭の中見世に居候していた。
彼女は今日も今日とて筆を手にするが、その日はなぜか花魁道中に耳を傾けていた。道中するのは大見世玉屋の高級女郎、秋津花魁である。しかし、どうやら秋津は
陰間上がりの男色専用遊女、つまるところその美人は男だという。方月は女にはない野性的な麗しさに「描きたい」感情がつのるのだった。
歪んだ常識の中で育てられた男女の運命が交差する。
浮世絵で引き寄せられた二人が『普通』を手にするまでの話。
※作品はフィクションです。
※当方日本史に疎く、時代考証は完璧ではありません。江戸花街のような場所を舞台としたファンタジーとしてお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 08:00:00
2835文字
会話率:35%
清朝末期。
租界となった上海には花街が設けられ、多くの妓女たちが身をひさぐ生活を送っていた。
映画「フラワーズ・オブ・シャンハイ」の原作である
韓邦慶の「海上花列伝」にヒントを得た作品です。
日本の吉原遊郭物に似たテイストのお話です。
*ストーリー及び登場人物等は異なりますので、二次創作ではありません。
*他サイトとの重複投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-03 13:37:24
23079文字
会話率:32%
飽くなき欲望により煌々と輝く吉原遊郭。その吉原において最高位とされる遊女である夕顔はある日、八助という男と出会った。吉原遊郭内にある料理屋『三好』で働く八助と吉原遊郭の最高位遊女の夕顔。決して交わる事の無い二人の運命はその出会いを機に徐々に
変化していった。そしていつしか夕顔の胸の中で芽生えた恋心。だが大きく惹かれながらも遊女という立場に邪魔をされ思い通りにはいかない。二人の恋の行方はどうなってしまうのか。
※この物語はフィクションです。実在の団体や人物と一切関係はありません。また吉原遊郭の構造や制度に言語等に独自のアイディアを織り交ぜていますので歴史に実在したものとは異なる部分があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 19:00:00
102186文字
会話率:57%
吉原遊郭の振袖新造、さらさは姉貴分の唐織(からおり)花魁とその情人の清兵衛に憧れていた。唐織が身請けされた後、姉に代わって清兵衛に通われるのがさらさの夢だった。
遊女が囁く愛など嘘ばかり。卵の四角に遊女の真、あればみそかに月が出る、と戯
れ歌にもある通り。唐織と清兵衛の関係は身請けまでの終わりが決まったものだと、さらさは信じていたのだが──
カクヨムにも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 07:28:38
22025文字
会話率:48%
安政4年、時は江戸時代末期。9歳の私は吉原へと連れてこられた。
そこで見かけた花魁道中……この世のものとは思えない美しさに一瞬で心を奪われた。
この出逢いが私の運命を決定づけた。
遊郭に売られた自分の悲運にくじけている場合ではない。やるなら
トコトンやってやる。
目指すは最上級遊女、花魁だ!!
それから8年。
願いを成就させるためにいつものように神社で願掛けしていると、正体不明の謎の色男が話しかけてきた。
出逢ってそうそう、失礼なことばかり言ってくる男に嫌悪感を抱く……
だがこの男との出逢いこそが、私の今後の人生を大きく狂わせることとなるのだった─────……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-10 21:00:00
36316文字
会話率:26%
魚屋の半吉が町をぶらついていると、影武者になった筈の眠々斎に出くわした。眠々斎が言うには記憶喪失になったとのことだ。半吉は、眠々斎の記憶が無いことをいいことに、眠々斎を連れ回す。
最終更新:2020-05-13 13:00:00
11157文字
会話率:56%
”江戸時代の遊郭の楼主に生まれ変わったので遊女の待遇改善に努めつつ吉原遊廓の未来も変えようと思う”の続編になります。
弁財天と名乗る女性に遊女を救うように心に直接呼びかけられた後、何故か江戸時代の吉原遊郭の最高級の店である大見世の楼主にな
ってしまった俺は、いろいろあったがある程度吉原の改革に成功し太夫藤乃も無事引退して見世の教育係になっていた。
品川の遊郭化の意見が採用されたんで遊女や飯盛り女が使い捨てにされる品川の遊女たちも悲惨な未来を変えようじゃないか。
そんな感じの話です。
あいかわらずいろいろご都合主義ですのでリアルさを求める方には向かないと思います。
なお、武士は公式には諱を呼ばないのが普通ですが、そのあたりはわかりやすさを優先しています。
[参考・引用サイト]
ウィキペディア フリー百科事典
参考URL:ja.wikipedia.org/wiki/
この作品のオリジナル掲載サイト:日本の”小説家になろう”と”カクヨム”
著者:水源
著者に対して許可なき転載を禁じます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-11 22:00:35
144677文字
会話率:37%
21世紀の現代ではただの風俗店員だった俺は過労死して暗い空間を漂っていた時に、弁財天と名乗る女性に遊女を救うように心に直接呼びかけられた後、何故か江戸時代の吉原遊郭の最高級の店である大見世の楼主になってしまった。
しかしこの時代の吉原遊郭の
生活は結構ひどいものがいろいろあって……なら、俺自身も含めて関係者の生活環境を改善して、そのうえで、できれば梅毒が蔓延し遊女が使い捨てにされる吉原遊郭の悲惨な未来も変えようじゃないか。
そんな感じの話です。
結構いろいろご都合主義ですのでリアルさを求める方には向かないと思います。
また平和になった江戸時代なので天下取りとかの戦いはありません。
なお、武士は公式には諱を呼ばないのが普通ですが、そのあたりはわかりやすさを優先しています。
[参考・引用サイト]
ウィキペディア フリー百科事典
参考URL:ja.wikipedia.org/wiki/
この作品のオリジナル掲載サイト:日本の”小説家になろう”と”カクヨム”
著者:水源
著者に対して許可なき転載を禁じます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-04 20:08:59
833863文字
会話率:32%
吉原遊郭に幼くして売られ太夫に上り詰めたものの長い修女としての生活で希望も愛も見失った”小瑠璃太夫”。
ある時吉原の街角でぶつかった旗本の青年との出会いが彼女の心を変えてゆく。
その想いの行き着く先は?
遊女の話ですがエロ要素ははほぼありま
せん。
江戸時代で基本は江戸時代初期設定ですが時代考証は厳密ではないのでご了承ください。
昔登校した作品をちょこっと改定したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-30 03:42:49
13795文字
会話率:31%
華やかな不夜城・江戸吉原の吹きだまり。それが鬼の住む『羅生門河岸』──。
時は江戸後期。
岡場所の手入れにより捕まったおまつが、吉原遊郭の中でも最下級である「羅生門河岸」に連れてこられたのは二年前。
「鬼」と呼ばれる下級女郎たちに混
じって懸命に生きていたある日、河岸にはあるまじき美女が隣に越してきた。
「すずめ」と名乗るその女は訳ありらしく、頑なに心を閉ざしている。
最初は関わり合いになるのは真っ平だと思っていたおまつだったが、とある事件に巻き込まれ──。
【吉原用語集】
自サイトにて吉原遊郭についての専門用語を解説しています。よろしければ。
吉原基礎知識|https://magaki.sakura.ne.jp/yoshiwara.html
※この作品は自サイトおよびカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-12 21:42:02
46096文字
会話率:28%
江戸後期、意気と張りで吉原一と評判のなよ竹は、遊女であるにもかかわらず生娘だ。金にも力にもなびかず、惚れた男にだけ帯を解くと決めていた。そんななよ竹のもとに、京から来た商家の若旦那・菊之介が登楼した。美しく優しげな菊之介になよ竹は心騒ぐが、
彼の従者である龍次に言いがかりをつけられる。負けん気の強いなよ竹は、龍次と真っ向から対立するが……。※サイトからの転載になります。サイト初出:2005.12~2006.8折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-27 10:28:11
82268文字
会話率:23%
江戸で最大の繁華街吉原遊郭。
年端もない童『如月左衛門』は会所の男衆として仕事をしていた。
ある日左衛門は太夫の娘である花魁の禿『乙』を見かける。
余りの美しさに見惚れてしまった左衛門は自分の現状を顧みず話し掛けるが……。
最終更新:2018-11-15 16:56:57
1279文字
会話率:43%
明治時代--
酒屋の奉公人、泰輔は
醸造酒の近代変革と共に
青春を生き若い才覚を発揮する。
唯一つ、克乃への想いだけは
許されず。
そして泰輔が望まない克乃の
未来への扉が開こうとしていた。
最終更新:2017-04-02 05:09:59
4694文字
会話率:36%
ある日、ただの高校生だった私は江戸時代にタイムスリップしてしまって、なんやかんやと吉原遊郭で働くことになって、、、。
私、どうなっちゃうの??
最終更新:2017-01-24 00:48:11
5207文字
会話率:35%
後ろ暗い過去を背負った青年はある時唯一御上に認められた歓楽街『吉原』を訪れた。理想の女たちが囚われる巨大な檻の中と、自由と活気、僅かな陰りを併せ持つ江戸の町を舞台にした吉原一の花魁と青年の恋の物語。
最終更新:2015-10-14 22:15:05
95853文字
会話率:63%
吉原に捕らわれし、憐れな女狐の悲しき、吉原人生……。
最終更新:2014-10-20 21:48:51
465文字
会話率:0%
ブログにも載せました。
吉原遊郭のお話です。
最終更新:2014-08-19 07:00:00
231文字
会話率:0%
吉原遊郭。
時代は進み、その姿は東京都23区と橋一本で繋がる政府指定の経済特区へと変貌を遂げた。
昔の趣はそのままに、性風俗店は完全に政府主導の国益たる経営にとって変わったのだ。
そしてその中の一つ、高級店「秋桜」の店長岡島は悩んでいた。
「私をここで働かせて下さい!」
目の前でそう頼み込んでくる、この幼い少女をどうするかについて…
だが人が良い岡島は、まだ気付いていなかった。いや、気付けというほうが酷だろう。
この少女がもたらす波乱に既に自らが巻き込まれているということに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-27 09:54:33
4308文字
会話率:14%
花魁が暮らす花町、吉原遊郭。そこに太夫の凛は居た。いつもと変わらない生活。そんな凛の前に一人の男、義風が現れた。義風は凛を外の世界へと連れ出す。凛が焦がれた、自由な世界。何も縛られない世界。次第に凛と義風は惹かれ合っていく。しかし、凛は花
魁。自由を望む事は許されない。そんな中、凛に身請けの話が持ちかけられる。それは、昔から凛がお世話になっている、隣町の若旦那、源。源からの身請けは断りきれない。断れば、吉原の仲間が危なくなる。考え抜いた末、凛は――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-30 01:00:00
2098文字
会話率:47%
吉原で太鼓持ちをつとめる平助は、ある晩、箱屋の成田屋七兵衛のお座敷へ呼ばれることになる。そこは遊女静波の部屋でもあった。やがて彼は、静波と成田屋のあいだに深い因縁があることを知る……。職業小説企画参加作品です。
最終更新:2010-06-30 23:32:18
11944文字
会話率:56%