——四年前、私、源マカは唯一の肉親の兄を失い深く心が傷ついた。
あれから苦痛の四年が過ぎ、突如私の前にカグヤと名乗る天女が現れた。最初は嫌々ながらカグヤを引き取ったものの、気づけば孤独を癒す存在として私は彼女に思いを寄せていた。
そ
れからしばらく経って突如私の幸せを滅ぼすかのように天人が舞い降り、カグヤを返すよう要求した。
私は決断を迫られる。カグヤを彼らが望むように故郷に帰すか、それとも天人を斬ってカグヤを守るかを。
———答えはもう、決まっている。
「カグヤは絶対あなたたちに渡さない」
もう二度と……大切な人を失いたくない!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-27 21:45:05
292259文字
会話率:43%
古代日本ファンタジー
八鏡国、火の国の皇女アキツは火の力をコントロールするために水の国に滞在していたが、姉王の帰還命令により火の国に戻ることになる。
カグチ兄上と共に岩の国に訪れたり各地を巡る。
最終更新:2015-08-01 23:34:19
9614文字
会話率:39%