とある辺境の地で母とともに暮らす双子の姉妹。
一見、普通の女の子としか思えない二人だが……?
「どこの世界に単なる貧乏ゆすりで地震を起こす餓鬼がいるんだよ!!」
「何で崩落に巻き込まれておいて身体どころか髪や服にすら傷一つ無いのよ!!
」
そう、残念ながら彼女たちは普通ではなかった。
これは、攻撃に特化しすぎている為に異常なほど魔法が効きすぎてしまう脳筋な姉と。
守備に特化しすぎている為にナイフやフォークより重い物はほぼ持てない馬鹿真面目な妹の。
ほんのり姉妹百合風味なドタバタ冒険譚である。
『カクヨム』様、『アルファポリス』様でも連載しております!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 19:00:00
1135073文字
会話率:37%
辺境伯令嬢のわたしには、双子の姉がおります。
その姉が、王太子妃に内定しまして。家はお兄様が継ぐため、わたしは嫁ぐしか−−え、婿をとる? そしてその婚約者たる殿方は、女性二人を連れて?
わたしとて、貴族令嬢。恋愛結婚を夢見ることはあ
りません。ですが、なぜ、幸福を掴む努力もできないような相手と添い遂げねばならないのでしょう?
今まで、そんなものだろうと諦めていたわたしの人生。初めて、お母様に逆らいました。
その結果、家を追い出されましたが、問題はありません。
冒険者になり、適性があったテイマーとして最強を目指します。頼もしい、師匠と共に。
※ストックがある限り金曜日の朝更新、3000字以下は昼更新、3000字以上は夜更新します。
※ブックマーク登録をして待っていただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 18:00:00
176011文字
会話率:37%
小柄でおとなしい男子中学生の風見弘樹は、義理の母、矢谷令子が顧問兼コーチを務める「鈴之森総合格闘技クラブ」の合宿に参加していた。弘樹は格闘技が好きではない。夜中にこっそり宿を抜け出して一人で公園のベンチで泣いていると、合宿の参加者の一人、安
達英子が通りかかった。満月の月明かりのもと、英子は弘樹の涙に引き込まれて……。
<主な登場人物>
風見弘樹・・・・主人公
風見和也・・・・弘樹の父親
安達英子・・・・弘樹の先輩
矢谷令子・・・・弘樹の義理の母親
矢谷麻里・・・・弘樹の義理の姉
宮崎朱良・・・・弘樹の姉
宮崎蓮・・・・・弘樹の妹、蘭の双子の姉
宮崎蘭・・・・・弘樹の妹、蓮の双子の妹
風見正一・・・・弘樹の祖父
風見妙・・・・・弘樹の祖母
宮崎ナナ・・・・弘樹の母親
田中敏夫・・・・ナナの内縁の夫
田中敬一・・・・敏夫の息子
風見仁美・・・・弘樹の従姉
風見順子・・・・弘樹の従姉
風見絵里・・・・弘樹の腹違いの妹
川島弘美・・・・絵里のバンド友達
上野早苗・・・・絵里のバンド友達
上野亜紀・・・・絵里のバンド友達、早苗の妹折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 17:40:00
101049文字
会話率:13%
ある夏の日、勝則は家出した。家にも高校にも居場所がなかったから。しばらくして勝則は警察に保護された。警察署で事情聴取を受け、呼び出された両親から説教され、くたくたになって帰宅した勝則を待っていたものは?
<登場人物>
勝則・・・・・主人公
、高校生
伽耶・・・・・勝則の妹、沙耶の双子の姉、中学生
沙耶・・・・・勝則の妹、伽耶の双子の妹、中学生
麻衣・・・・・勝則の姉、高校生
達也・・・・・勝則の父
真知子・・・・勝則の母
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 18:30:00
40675文字
会話率:40%
村には、双子の姉妹がいた。
姉は花乃、妹は結乃。二人は顔立ちはよく似て双方共に端正だけれど、その他はまるで正反対であった。
花乃は麗しく、まさに花のような乙女。多くの者から縁談が届くほどの人気者だ。
対する結乃はといえば、色が抜けたような
白髪に蒼白い肌。滅多に表情を動かさないのもあって、生きる人形などと評されている。
そんな結乃の取り柄といえば、姉の花乃は有していない、溢れんばかりの霊力だ。
霊力を持つ故に巫女となり社に務めていた結乃は、ある年、神の花嫁として捧げられることが決定する。
それは実質的な生贄。けれど、結乃は想いを交わす相手がいて――。
だから花乃は、自らが巫女に成り替わって神へと嫁ぐことにした。
※ストックなしのゆるゆる更新。
※G Lではないです。姉妹愛はあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 12:30:00
4300文字
会話率:25%
とある村に、双子の姉妹が生まれた。
姉はマディー、妹はメディー。
しかし彼女らは禁忌の『魔女』の力を持っており、幼少の頃に村を追放される。
けれども二人は、各地を転々としながらどうにか生き延びた。
そして成長し、本物の魔女となったマディーと
メディーの魔女っ子姉妹はやがて、自分たちを捨てた村人たちに復讐することを志すのだった。
「あたしたちを捨てたこと、後悔させてあげるわ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-03 14:46:38
7128文字
会話率:21%
部活で武術を嗜む傍ら日本の古代史を調べるのが好きなオタク気質の中学生「竜輝」と、同じく武術を嗜む気さくな才女の双子の姉「楓」。二人がとあることをしたところから物語は…始まります…!
最終更新:2025-06-13 23:19:23
403439文字
会話率:56%
双子の聖女が表と裏で国を支える小国ポリウス。双子の姉セイラは、表舞台で活躍する妹ルシアのために裏聖女として聖女の力を奮ってきた。
だが、突然隣国レインダムに政治的材料として売られてしまう。粗暴で荒々しい国と噂されていたレインダムだったが、実
際は穏やかで豊かな国だった。
ポリウスでは裏聖女として質素で地味な生活を余儀なくされていたが、レインダムでは聖女として優遇な扱いを受け戸惑うセイラ。セイラが聖女として求められることは黒騎士と言われる最強の騎士ダリオスの病を治すことだった。さらに、ダリオスとは契約結婚するように言われてしまう。
一方、セイラがいなくなったことでポリウスは日に日に国力が落ち、天変地異や瘴気による厄災が後をたたない。表舞台に立つ聖女ルシアは、セイラの力に胡坐をかいて聖女としての祈りを怠っていたために力が無くなっていた。
慌てるポリウスの国王とルシアはセイラを取り戻そうとするが……。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-12 15:12:14
135263文字
会話率:47%
「―――世界は、俺達の事が嫌いらしい。」
現実離れした力を持つ「異能持ち」がまれに誕生する世界。異能持ち達は、迫害と信仰の狭間で生きていた。
そんな世界で旅をする異能持ち達がいた。"回復"と"糸状物質生
成"の二重の異能を持つ癒糸 一(ゆいと はじめ)。"九尾の狐"の異能を持つ狐ノ葉 十火(このは とおか)。"白熊"の異能を持つ氷熊 弥生(ひょうま やよい)。"歌唱性事象再現"の異能を持つ捌ヶ音 謡野(はつがね うたの)。そして、まだ異能が発現していない双子の姉弟、ツミとバツ。
ハジメ達はかつて「異能審査会」の非人道的な実験によって喪った仲間の魂を探す為、ツミとバツは自分の亡き母・七桜(ななお)の事を知る為、魂を司る異能持ち・永遠(とわ)の力を借りながら各地を旅していた。
―――七桜が最期にハジメ達へ託した希望と、復讐を胸に抱いて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 13:39:00
7936文字
会話率:32%
松崎祐介は父が急激に巨大化する新興ブラック企業を経営する社長の子だったが、父の過酷なノルマで友達の父が自殺して、皆から後ろ指をさされるような扱いを受けて、本当に世の中が嫌になっていた。
そして、ある日、心臓発作を起こしたが父のイメージの
せいか誰も助けてくれずに亡くなった。
彼が意識を取り戻すと、中世ヨーロッパのような転移者がたまに現れる世界のシェーンブルグ伯爵家の双子の姉弟の弟に生まれ変わっていた。
ところが、その世界では転生者は忌避されていた上に、父のシェーンブルグ伯爵が転生者を取り締まる役目をしていた。
転生者は役に立つこともあるが害も多いので、転生者を見つけたら皇国では隔離して軟禁して研究させられるような犯罪者のような扱いをしていた。
そして、祐介の生まれた家は、その取り締まりを一手に任されていたシェーンブルグ伯爵家であった。
そのシェーンブルグ伯爵家は本来は転生者を管理する家として、転生者の技術を独り占めしている事もあり非常に金持ちの伯爵家だけれども皇国の貴族たちからは軽蔑されて軽く見られていた。
姉は可愛らしくて頭が良かったが、性格がやばくて弟の本来は長男であるマクシミリアンを転生者として記憶が戻ったのを、すぐに見ぬき、黙っているかわりに自分の着せ替え人形として女装させて喜ぶようになっていた。
だが、それは父と姉の策略だった。
父は男の娘を生涯の研究テーマにしていたのだ。
そして、同じ<男の娘>を研究する同志として皇帝も参加して、マクシミリアンが冷血と言われる皇太子のフィードリッヒに双子の妹のマグダレーネとして嫁ぐことになった。
果たして、やっていけるのだろうか。
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カクヨムだけで投稿してた作品です。
スマホがぼろくてポケットに入れてる間に画面に触ってしまって、第一部第二章が消える恐怖を味わいました。
バックアップとかの取り方がいろいろと違うために、また消えると怖いので、なろうにも投稿することにしました。
一応、カクヨムのみで投稿したいとやってたのもあるので、カクヨムの三話遅れくらいで投稿します。
すいません。
なろうのシステムって凄いね。
マジで。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 16:00:00
279521文字
会話率:30%
功刀康治は、会社をクビになり怠惰な日々を送る。
そんなある日、彼は異世界へと召喚され・・・。
登場人物
功刀康治(29)・・・独身、派遣会社をクビになった新米ニート、現世での穴倉生活中に異世界ウエスト・サン・ガイア大地のポラ村に転生
する。
その姿は、赤髪の巨漢のブ男、チート系英雄勇者その名もルーラン=コォジィ。
身長160㎝体重100㎏。村の少女ポランとの出会いにより物語がはじまる。
ポラン=マロン(14)・・・ポラ村の巫女。村を救うため、ゴブリンへの生贄に捧げられていたが、康治によって救い?だされる。康治曰く魔法少女グーリンことメロンに
そっくりであることから、康治にメロンたんと呼ばれ続ける。150㎝。
シャロット=ディオラ(23)・・・ディオラ王国第一王女。父ディオラ王の薦めるアーサー王との縁談を望まず、破棄する為に康治との縁談を画策する。
エリザベート=ディオラ(17)・・・ディオラ王国第二王女。シャロットとは腹違いの妹である。姉と結ばれる事を望む、なんちゃって気質お嬢様。ぽっちゃり系女子。
エスメラルダ(260)・・・エルフの女王。彼女(娘)にとって、康治はイケメンに見えるらしい。弱小エルフの国を守る為、康治を奪おうと策謀を巡らすが・・・。
アリエル(110)・・・エスメラルダの娘。人間年齢では14歳くらい。早とちりで冒険野郎気質。
メイヤ=フレイヤ(17)・・・双子の妹、シャロットの侍女。少しずつ、康治に惹かれていく。
ライヤ=フレイヤ(17)・・・双子の姉、エリザベートの侍女。同い年のエリザには手厳しいところも。
聖剣デュランダル(デュラ子・888)・・・聖剣の精霊。精霊化するとかなりの大柄女性。康治に忠誠を誓い、その証である契りを狙っている。
ケイ=バーン(24)・・・12騎士の一人、アーサーの腹違いの姉。爆乳の持ち主。死合いの最中、康治に一目ぼれ、嫁となる。
ヒルダ=アメリア(100)・・・アメリア公国女王。東の魔王の力を得て、バーン、康治たちと対峙する。のち身体を失うが、光のヒルダとして康治の嫁となる。ですうが口癖。
エマ=プライド(16)・・・東の大地リール村出身、祖父と共に暮らしていた。康治に惹かれ、嫁となる。高飛車、小説(官能)を書いている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 08:00:00
752720文字
会話率:48%
あらすじ
この物語は「拙作異世界召喚されたら、そこは悪役令嬢のハレムだった。~勇者俺様!皆の者、ひざまづけ!チートな俺のハッピーライフ♡」(タイトル長っ、笑)のスピンオフ的なお話であります。
しかしながら出来る限り、初見でも読んでいた
だけるよう心掛けております。
で、作者が設定を忘れたり、または意図的に変えている箇所があるかもですが、生温かい目で見てやってください(笑)。
力量不足にもかかわらず、たくさんのキャラをだしてしまった私初の長編作を成就させる為にはりきって投稿する所存です(笑)。
せっかく書いた拙作、こすり倒さなくちゃソンソンという訳でございます(笑)。
ぷらす今回は、前々作のキャラも登場させ、やってみる~。
メイヤ=フレイヤ(19)・・・双子の妹。元ディオラ王国シャロット王女つきメイド。
ライヤ=フレイヤ(19)・・・双子の姉。元ディオラ王国エリザベート王女つきメイド。
アリス=スレイン(16)・・・勇者の娘で勇者。前作から引き続き、お話に登場している。
山田尊とゆかい仲間たち・・・前作の主人公山田尊と仲間たちは、異世界を救った後、彼の故郷沖縄に住んでいる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-24 00:00:00
50015文字
会話率:43%
【書籍5巻&コミック3巻2021年3月発売予定】私は双子の姉妹の妹の方。姉が綺麗で、天使みたいだからと親に差別されて育った。つい、先日姉は神に愛された子———神子(みこ)とされ、両親と共に引き取られることが決まった。私? 両親に捨てられた。
でも多分、私が神子である。―――そんな実は神子である少女の捨てられてからの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 07:05:17
968313文字
会話率:31%
『双子の姉が神子として引き取られて、私は捨てられたけど多分私が神子である。』の番外編置き場です。
番外編を投稿したり、後々登場人物紹介ものせようと思います。
最終更新:2022-12-09 18:54:27
26190文字
会話率:20%
私は双子の姉妹の妹の方。姉が綺麗で、天使みたいだからと親に差別されて育った。つい、先日姉は神に愛された子———神子とされ、両親と共に引き取られることが決まった。私? 両親に捨てられた。でも多分、私が神子である。
最終更新:2017-08-28 19:08:56
1781文字
会話率:4%
千年前に魔王を倒した勇者の剣と盾を受け継ぎ、復活した魔王を討つという“予言の子”──
新たな勇者は双子の姉弟だった。
かつての勇者の旅立ちと同じ16歳を迎えた二人とムリヤリ着いてくるお姫様は、魔王撃破と人類和睦の使者、二つの使命を帯びて、わ
ちゃわちゃしながら旅に出る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 20:00:00
60943文字
会話率:63%
女の子にまったく興味ありませんでした。
別に過去に女性に振られてトラウマに‥‥などではありません。
テレビも本もアニメも漫画も普通に見てましたが好きなのはゲーム。
特にハマったのが流行りのFPSではなくRPG。
コミュ障でもなく友人もいます
。
それでもゲームが好きで没頭していた。
しかし、そんな主人公に転機が訪れます。
偶然、姉の裸を目撃します。
それはもう衝撃でした。
その事が原因で主人公は異性に興味を持つ事から物語は始まります。
ちなみに20%程、作者の実体験が混ざっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 16:43:51
128020文字
会話率:27%
飯山九音には花音という双子の姉がいる。放課後に河川敷でヴァイオリンの練習をするのが日課の花音は、ある日見知らぬキャラクターのアクリルキーホルダーを持ち帰ってきて、そのキャラがいたく気に入った様子だった。通りすがりの男性からもらったというその
アクキーのキャラを調べた結果、無名絵師のオリジナルキャラクターであることが判明した。毎日多くの時間を費やしてイラストを世に送り出し地道にフォロワーを集めてきた九音にとって、その無名絵師の消極的な活動姿勢は苛立ちを覚えるものだった。
秋谷大河には大洋という双子の弟がいる。ある日大洋は通りすがりの少女にアクキーをあげてしまったからもう一つ欲しいと、制作者である大河に言ってきた。その後日、大河は自分のアクキーがSNSでバズっている様子を見つけて困惑することになる。
これは価値観を異にする二人の絵師と、それぞれの双子の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 06:10:00
441710文字
会話率:57%
2050年の日本。治安悪化が進む中、超能力を持つ双子の姉妹、桜と皐月は、人目を避け静かに暮らしていた。桜のパイロキネシス(発火能力)と皐月のサイコキネシス(念動力)は、姉妹だけの秘密だった。ある日、放課後の図書室で本を読んでいた二人は、校庭
に現れたゾンビのような存在による襲撃を目撃する。学校は瞬く間にパニックに陥り、逃げ場を失った姉妹は、隠してきた能力を使うことを決意。恐怖と葛藤を抱えながらも、互いを信じ、力を合わせて生き延びるための戦いに挑む。極限状態の中で、姉妹の絆と覚悟が試される、緊迫のサバイバルストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 07:01:28
81725文字
会話率:28%
天使のように美しい少女に一目ぼれした、さえないさえない田舎者の「俺」は、その美少女の双子の姉だという謎の同級生、那加、にとんでもない条件を出されます。「もし、私の奴隷として何でも言うことを聞けば、一度だけデートさせてあげる」というのです。「
あんたみたいに一生女の子に相手にされないような男があんな美少女とデートできるんだから」と言われ、思わずうなずいてしまった俺だったが、那加からの命令は驚くようなものばかりで…… 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 23:26:15
1405977文字
会話率:54%
伯爵家の令嬢・リシェルは、侯爵家のアルベルトに密かに想いを寄せていた。
けれど彼が選んだのはリシェルではなく、双子の姉・オリヴィアだった。
二人は夫婦となり、誰もが羨むような幸福な日々を過ごしていたが――それは五年ももたず、儚く終わりを迎
えてしまう。
オリヴィアが心臓の病でこの世を去ったのだ。
その日を堺にアルベルトの心は壊れ、最愛の妻の幻を追い続けるようになる。
そんな彼を守るために。
そして侯爵家の未来と、両親の願いのために。
リシェルは自分を捨て、“姉のふり”をして生きる道を選ぶ。
けれど、どれほど傍にいても、どれほど尽くしても、彼の瞳に映るのはいつだって“オリヴィア”だった。
その現実が、彼女の心を静かに蝕んでゆく。
そして、遂に限界を越えたリシェルは、自ら命を絶つことに決める。
短剣を手に、過去を振り返るリシェル。
そしていよいよ切っ先を突き刺そうとした、その瞬間――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 15:29:41
57628文字
会話率:20%
結城ことはとあすか――生まれた時からずっと一緒だった双子の姉妹。都内から電車で一時間ほど離れた郊外、桐ヶ丘市で、二人は高校一年生として私立蒼嶺女学院に通っている。両親を事故で亡くして以来、静かな家で支え合って暮らす日々。茶道部のことはは内気
で繊細、テニス部のあすかは快活で姉想い。ふたりは同じ部屋で寝起きし、登校も下校も、心までも寄り添ってきた。
そんな穏やかな夏のはじまり、ことはは下腹部の痛みに悩まされ始める。やがて婦人科の診察を受け、「常陰癒合症」という架空の難病と診断される。それは進行すれば将来子どもを産めなくなるかもしれない、若い女性にとって大きな決断を迫られる病だった。ことはは悩みながらも、子宮を残す「温存手術」に挑むことを選ぶ。
蒼い夏服に身を包んだふたりの少女が、終業式を終え、電車に揺られて向かう先は「桐華婦人科病院」。日常生活、病気の発症、学校生活、入院そして手術と揺れ動く感情と向き合っていく。恥ずかしさ、痛み、恐れ、そして深い愛情――。
これは、「手術室の向こう」にある未来へと歩き出す姉妹の物語。病と向き合いながらも、かけがえのない絆を確かめ合う、ひと夏の記録。
※内容はすべてフィクションです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 16:39:47
57368文字
会話率:32%
自称引きこもりのオタクゲーマーだった少年は、気づくと病弱な獣人少女になっていた。
目の前で自分を心配する獣人の美少女に困惑する彼だったが、記憶を取り戻すにつれて現状を理解する。
自分は何らかの理由で死に、この世界で獣人の少女……眼の前の少女
の双子の妹アリスに生まれ変わったのだと。
養親を失い、欲深い村人に追われる逃避行の途中。
元少年は、かつては何より欲した家族である双子の姉を護るためあがくことを決める。
姉のために、自分のために。目的地は遠く、両親の手かがりがあるという聖王国アルヴェリア。
前途多難な道のりも、頼もしい仲間となら超えていける。
耳としっぽが導くままに、獣人少女の旅がはじまる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 12:00:00
1879435文字
会話率:45%
グレミィル半島と呼ばれし領土には、旧き時代より多種多様な種族が混在していた。
南部で暮らす純人種達――『人の民』。
北部に棲息する亜人種達――『森の民』。
大別して二つの民に分類される領民達は、互いに生活圏を隔てて対立し続けてきたが
英
雄ベルナルドが半島を統治する大領主に封じられたことを皮切りとして徐々に諍いは静まり、二つの民は融和への道を歩み出そうとし始めた。
然れど、英雄は焼却された。
冬の居城。多くの者にとっては突然に。謎と呪詛を撒き散らす怪死を以て、歯車が狂い出す。
英雄ベルナルドは、ハイエルフの妻との間に二人の子供を設けていた。
即ち、英雄とその妻が成した『人の民』と『森の民』による混血の双生児。
双子の姉、ノイシュリーベは父の持つ高潔な精神と大領主の座、そして母に似た脆弱な身体と莫大なる魔力を継いだ。
双子の弟、サダューインは父に似た優れた身体と脆弱な魔力、そして己の手を汚してでも二つの民の融和を願う母の理念を継いだ。
英雄亡き後の時代を託された双子達は半島で生きる者達を護る為に奔走する。
足元で燻る対立の火種。蔓延する呪詛。大国の思惑が絡み合い、やがて双子の絆を蝕み始めた頃、
一人の女性の亡命を受け入れることにより大きく物語は動き出す。
歪に絡み合った因縁と恩讐。半島が抱える紫棘の開花を以て、歯車は更に狂い尽くす。
其は後戻りの利かぬ宿痾の清算。
刻曜の翠擲<グラナグラム>は誰の掌に――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 07:10:00
260025文字
会話率:31%
お父様から婚約の話を聞かされた時、妹はティーカップを食卓に置いて尋ねた。「どうしてお姉様なの?」少し不服そうな顔をしている。それも当然な話だ。双子の姉エルフィナは、社交的な妹と違い、本を愛する地味な令嬢。完璧王子と渾名される王太子に婚約を申
し込まれるが、理由がまったく分からない。エルフィナが四阿で読書を楽しんでいたある午後、いつも近くで昼寝をしている騎士が近づいてきて──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 06:30:00
3661文字
会話率:30%