生まれつき原因不明の病を持って生まれた少年。名をカース。
彼は醜い見た目故か、両親に見放された。
そんな行き場の無い彼を救ったのは隣人の中年男、レイス・ハウスト。
彼はカースを両親に代わり、医者の元へ連れて行った。
しかし、針は灰になり
、薬は効かない。
医者の手にも負えないものだった……。
それからカースは全身に包帯を纏い、身を隠す様にレイスと共にひっそりと暮らしていた。
──10年後。
彼は街に、歩くための杖を探しに降りて来た。
しかし、杖を購入したのも束の間、誤って杖を灰にしてしまい盛大に転んだ。
病弱なカースは支えが無いとまともに起き上がる事もできない。
──そのとき、銀の髪を揺らした少女が声をかけてきた。
「──あの、大丈夫ですか?」
それは、誰もが目を逸らす中でただ一人声を掛けた者、『アルカ・ルーベスト』だった。
そして声を掛けた後、彼女は”仰向け”か、”うつ伏せ”……どちらで起こすかを真剣に悩みながら、ズレた優しさを全力でぶつけてくる。
──天然で、真っ直ぐで、何より眩しいその存在が、
触れると灰にしてしまう巨大な力に悩み、生きてきたカースの止まっていた“時”を、動かし始めた。
「生まれ持ったこの力、何の為に使うのか」
君に触れるために俺は呪われた力を使う──。
※※※※※※※※※※※※※※※※
バトル×シリアス×ファンタジー作品!
少しのコメディも添えて〜。
毎日更新予定!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 19:02:23
23653文字
会話率:31%
かつて、魔女と呼ばれた女がいた。
銀の髪と氷の瞳を持つ女は、森の恵みを分け与え、人と静かに生きていた。分け隔てなく、ただそこに存在していた。それが平穏だと、信じていた。
ヴェルディナ王国の王女・ミアは原因不明の病に倒れ、ひとりベッドの上
に横たわっていた。自由のきかない体に絶望し、死にたい、と毎日過ごす。
そんな彼女の心を溶かしたのは、辺境の地からやってきた王子だった。その一点の曇りのない瞳に、一瞬で引き込まれた。
ミアは王女としての務めもある。脅かされる王国の分断に、裏切り。そして精霊が宿るとされるエリディオの地の魔女の伝説。
その呪いは、二人を容赦なく襲いかかる。
魔女は言った。
「愛を奪い、平穏を壊した人間たちに、思い知らせてやろうじゃないか」
自分勝手な人間ども。
「愛を裏切ったその罪を、世界を凍てつかせた償いきれぬその罪の重さを。一体、何に触れてしまったのかを」
魔女は求めていた、あの日に失われた愛の温もりを。
「愛は死んだ、もう二度と戻らない」
それを知るためならば、世界を滅ぼすこともいとわない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 22:02:32
80251文字
会話率:33%
子爵令嬢アリーシャの聖女の力は「植物の成長を少し早める」だけという地味なものだった。そのためある日突然、婚約者の王太子から「偽聖女」の烙印を押され、魔物が蔓延る危険な辺境の地へ追放されてしまう。
全てを失い森で倒れていた彼女を助けたのは
、無愛想だが美しい辺境伯カイ。
アリーシャは身分を隠し、カイの屋敷で料理人として働くことになる。
だが実は、彼女の力は大地そのものを豊かにする伝説級の聖なる力だった。彼女が作る料理は原因不明の病に苦しんでいたカイを癒やし、寂れていた辺境の地を豊かな穀倉地帯へと変えていく。
やがて森で出会った伝説のもふもふ神獣「モリィ」を手懐け、辺境の町で小さな食堂「陽だまり亭」を開いたアリーシャ。愛らしいもふもふと、不器用ながらも優しく見守ってくれるカイに囲まれ、彼女は心からの幸せと自分の居場所を見つける。
一方、アリーシャを追放した王都では深刻な飢饉が発生。今さら彼女こそが本物の聖女だと気づいた王太子が連れ戻しに来るが──。
「彼女は俺の番だ。誰にも渡さない」
役立たずと蔑まれた聖女が、本当の愛と幸せなスローライフを掴む物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 09:11:11
9257文字
会話率:24%
火の国ファイストの首都モントレアにある『聖なる炎』。オレンジ色を交えて美しく燃えていたはずのものが、ある日突然、黒と紫が入り混じる禍々しいものへと変化してしまった。
同時期に都長のレントが原因不明の病に伏してしまう。住民は皆、闇の種族
の仕業かと噂したが、風の国ヴェントルの首都エクセレビスからやってきた弓の名手ラウルがそれを否定した。
彼の話によると、地界のどこかで『コア族』のひとりが、己の核(コア)を闇毒で侵されてしまい、『炎』をも毒してしまったという。やがて都の炎は住民たちをも病床に伏させてしまい、国は危機的状況に。
そんなある日、竜騎士フレイが毒された『聖なる炎』の前に佇んでいると、炎は彼女に語りかけてきた。『其方の生まれし地に、核を浄化する術がある』と。
しかしフレイは自分の生まれ故郷を知らない。幼い頃の記憶がないのだ。
この言葉の意味を紐解く旅が始まる。
「闇の紅玉髄」「氷の黒曜石」に続く、天馬の軌跡シリーズ3作目。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 20:00:00
167832文字
会話率:46%
日本は、変わり始めていた。
原因不明の病――鋼症(こうしょう)。身体の一部が鋼へと変異し、人々はそれを恐れ、軽蔑した。
ある朝、少年・ハルキの背中に「鋼の翼」が生えた。だがそれは空を飛ぶためのものではなく、誰かを傷つけ、ただ落ちていくためだ
けの“刃”だった。
自分の存在に怯え、逃げるように街を彷徨う彼の前に現れたのは、記憶を失った少女。
政府に追われる鋼症者たち。失敗作と呼ばれた者たちの“希望”と“絶望”が、今交差する。
これは、世界に拒まれた鋼たちが、世界を変える物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 07:30:00
5519文字
会話率:26%
アンダー18日本代表の10番を背負い、世界を目指していた天才高校生、雨宮新太。ある日、彼は原因不明の病に冒される。全身を襲う痛みから、立ち続けることすら困難になる難病。激しい運動を長時間続ければ、痛みによって呼吸が乱れ、意識が遠のいてしまう
。
――だが、彼は諦めていなかった。
リハビリ中の彼は、新たに追加されたルールによってペナルティエリア外での身体接触が禁止された新競技、「ファストサッカー」に挑戦することを決意した。
かつて、フィールドの魔術師と呼ばれていた少年は、今再びサッカーのピッチに立つ。自身が最高のプレーヤーであることを証明するために――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 12:02:12
6510文字
会話率:26%
人里に住んでいる青年は、『紅魔館』の近くを散歩していた。
すると、紅魔館当主から、「当主の妹が、原因不明の病にかかっている」と助けを求められる。
その助けを、青年は了承する。
そこから、回り始めたのだ。
その青年、『冴月 澪』の物語の歯車
は。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 22:24:30
7389文字
会話率:47%
原因不明の病気になった17歳の青年 田中唯人。
様々な治療を受けるが現代の医学では治すことができず命を落としてしまう。死んでしまった唯人は女神様に出会い転生してもらえることになった。
剣と魔法のファンタジー世界で最強の力を貰った唯人は12歳
の少年の姿で転生するが平和主義で争いごとが嫌いなので極力戦いたくない。
力と権力のファンタジー世界で最強の力を持った少年と仲間たちの冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 17:42:13
1783文字
会話率:48%
これが最愛。
原因不明の病原菌により、人類は絶滅の危機に瀕している。そんな中、政府が運営する研究所は、男女二人を冷凍保存し、100年後に子孫を残すことを先送りすると決定した。
選ばれた男女のうち、男ユージーンには最愛の恋人ミカがいた
。けれど、もう一人選ばれたのは、ミカの親友のカリンだった。
お読みいただければ幸いです。エブリさんでも投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 09:09:30
2324文字
会話率:13%
とある田舎の女子高生、鬼塚里緒(おにづかりお)は、地球人ではなかった。彼女は地球から約10億光年も離れた場所から来ており、地球人とは99.999…%の共通遺伝子を持った生物だった。彼女のいた星も、「世界」も、何もかもが瓜二つだった。ほんの
少し、“何かが違う”だけで。
彼女は、地球という星で自分と瓜二つの人間がいることを知る。そしてその世界では、かつて友達だったある男子生徒が変わらずに生きていた。
そう、その男子生徒は彼女がいた世界では死んでおり、原因不明の病に侵されていたのだ。「解離性統合失調症」という、未知の病に。
なぜ、瓜二つの星が存在するのか。
なぜ、鬼塚里緒は地球にやってきたのか。
深まる謎の中、彼女は友達であった綾瀬恵(あやせめぐみ)に近づく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 23:10:46
911文字
会話率:0%
星の内部に巡るエネルギー、「エンタングルメント」を利用した新しい文明が、“ディープ・グラウンド”という水の都を中心に繁栄していた。
ディープ・グラウンドには“ウォーターエージェンシー(WA)“という巨大企業が鎮座しており、かつて世界に存
在していた「人」という種族の研究を行うための生命科学研究所が、センター・ドームというビルを中心に建設されていた。
ディープ・グラウンドは、世界最大の商業都市としての側面も持っており、WAが提供する経済的な資金力を元手に、世界全土を網羅する防衛都市としての成長を遂げつつあった。
世界は“汚染”が進みつつあった。
「死獣化(デスゲイズ)」と呼ばれる原因不明の病がルカたちの体を蝕み、徐々にその影響を無視できないほどの被害が、年を追うごとに拡大していた。
ルカとは、新世界である『ミズガルズ』で生まれた新しい生命体のことである。
ルカの外見は人間とほとんど変わらないが、その“中身”は似て非なるものだった。
死獣と呼ばれるモンスターは、死獣化に罹ったルカから変異した魔物たちのことだ。
WAはこの死獣を治療できる方法を模索していたが、同時に、街の平和を脅かすこの魔物たちを駆逐するため、特殊な訓練を積んだ”兵士“たちを育成していた。
兵士たちは『ランナー』と呼ばれた。
次期ランナー候補であった訓練生、キサラギ・ロキは、街の郊外に出没した死獣を討伐するべく、同じ訓練生であるハルとともに、現地へと赴くが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 01:05:02
986文字
会話率:14%
情勢が不安定になった帝国を救うため、数百年間禁止されていた生贄を復活させ、その生贄の乙女として選ばれた公爵令嬢ソニア。
眠りの乙女として帝国の安寧を祈り眠っていたソニアを突然起こしたのは現皇帝のジェラルドだった。ジェラルドは婚約者のルアーナ
が原因不明の病になったのはソニアの呪いだと聞き、ソニアを起こして好きなことをさせ満足させる事にした。ソニアは辛い思いをして生贄になったのに身勝手な理由で起こされた事に腹を立てジェラルドを好きになったふりをしジェラルドとルアーナを困らせようとした。ところが本当に好きになってしまいソニアは思い悩む。皇帝ジェラルドはソニアを選ぶのか、それともルアーナなのか?。
生贄のソニアはその運命を変えることができるのか、、、現代にまで続く孤独な生贄少女の愛のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 07:00:00
126112文字
会話率:10%
細胞の王国「バイオノミア」。
この国は、身体という広大な世界で、細胞たちが互いに助け合い、調和の中で生きてきた。
しかし、ある日突然、国の秩序が崩れ始める。
王国の守護者である「細胞たち」に異変が起き、不可解な変性や萎縮が相次いで発生する
ようになったのだ。
小さなほころびが、大きな病となって王国全体を蝕み始める…。
主人公は、若き免疫細胞「テオ」。
彼は生まれつき病気の元凶を見分ける優れた力を持つが、その力ゆえに周囲から疎まれてきた。
王国に起こる異変の中で、テオは「退行性病変」や「変性」を引き起こす謎の力の存在を感じ取る。
仲間の細胞たちも次々と変性により姿を変え、役割を失っていくが、誰もが原因不明の病に怯え、沈黙を貫いている。
そこでテオは、勇気を振り絞り、仲間の細胞たちとともに「病理の影」と呼ばれる謎の敵の正体を突き止める旅に出ることを決意する。
旅の中で、変性した細胞たちや萎縮した臓器を治す方法を模索しながら、彼らが抱える秘密や葛藤を知っていく。
そしてついに、「病理の影」とは、老化やストレス、毒物など、体外からの攻撃と体内の不調和が生んだ現象であることに気づく。テオはこの「影」を追い払うために、細胞の世界に秩序と治癒を取り戻すための戦いに挑む。
物語は、病理学の知識を織り交ぜながら、細胞たちが体を守るために奮闘し、自分たちの運命に立ち向かう姿を描く。テオたちの旅を通して、読者もまた病気のメカニズムや体内での細胞の役割に自然と引き込まれていく。果たして、テオたちはバイオノミアを救い、平和な体内環境を取り戻すことができるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 10:38:22
46917文字
会話率:27%
彼女は言った。「私は悪い魔法少女によって呪いをかけられた」と。
ある日、幼馴染の悠が倒れた。診断の結果、原因不明の病。でも、その正体は呪い。
「僕と旅をしませんか?」
それは素直になれない僕から彼女への精一杯の愛の告白。
僕は彼女と旅をしな
がら、呪いを解く方法を探すことに。僕にもある秘密があった。それは、未完成だけど魔法が使えること。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 18:29:39
23798文字
会話率:38%
母子家庭で育った魔法使いのタイチが、主人公。
タイチは小学校までの魔法修行をおえると、中学生の時、寄宿学校にはいる。ルームメートは、「壁抜けの魔法」が得意なシュン。タイチは「イメージを一時、現実化する」魔法が得意だ。
そんなころ、タイ
チの母は、原因不明の病気になる。
タイチは、母の病気がなんとか治らないかと模策するうちに、寄宿舎の部屋のルームメートである同じ魔法使いのシュンと、人間のリカ、そしてあとから合流したマコトらと共に、魔法使いアイのつくった「太陽の沈まない国」に迷いこむ。そこでは、タイチらの魔法は効果が失われてしまっていた。
アイは、クレヨン・コーポレーションという学習塾経営を中心とする会社の代表者だった。さらに、その会社では、一度咲くとかれることのない「黄色い彼岸花」を開発、市販していた。
「太陽の沈まない国」は、アイに近づき、その後、行方不明になった、タイチ、リカ、シュン、マコトが、拉致されているときに共通にみた幻想の世界で、それは、アイの頭の中にある幻想の世界でもあった。
幻想の世界は現実の影であり、たとえば、「貨幣」はコピヤという人形で出現している。また、4人の過去の回想が、その世界にも出現している。
この「太陽が沈まない国」はその存在が空気のようにあたりまえなものとなっている、黄色い彼岸花=欲望、としての現代の貨幣経済社会の比喩でもある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-04 08:15:16
100187文字
会話率:36%
水化病、という病気がある。
突然体全体が水になり、皮膚は透き通って水風船のようになる、原因不明の病気だ。
水化病になった、ある女の子のお話。
最終更新:2024-09-05 22:42:17
1524文字
会話率:30%
子爵令嬢ディジー·ベリーロンドは、10歳の時に原因不明の病で命を落とした……と思われていたが、なんと別の魂に乗っ取られ、一命を取り留めた。貴族らしからぬ態度で過ごすもう一人のディジーは、ミステリアスだけど悪い人じゃなさそうで……?
不
思議な道具「遺物」の力を使って身体を取り戻せるとわかったディジーは、2つの魂で協力して遺物の力を集めていく。ベリーロンドの家のため、貴族としての務めを果たすために、身体を取り戻そうと奮闘する。
まとめると……2つの魂を持つ子爵令嬢が、不思議な道具である遺物を使って、身体を取り戻すまでの物語。
他サイトでも連載予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 18:16:33
26585文字
会話率:56%
ふたつの大河に囲まれた肥沃な大地で八百年の栄華を誇る遼河国。
若き皇帝は原因不明の病に伏せ、国家は衰退の色が見え始めていた。
海を渡った島国、天陽国からやってきた留学生の伊織は伝説の薬師の住むという朱鷺山を目指していた。
そこで出会ったのは
細身で長身、美貌の茶芸師、曹瑛。
二人は宮廷に渦巻く陰謀に巻き込まれてゆく。
こちらの現代ドラマ作品のセルフパロです。
キャラクターを気に入っていただけましたらぜひ読んでみてください。(カクヨムでシリーズ展開・連載中)
『烏鵲、暁闇に飛ぶ』
https://kakuyomu.jp/works/16818023211854993268/episodes/16818023211855586335
掲載内容(画像、文章等)の一部及び全てについて、無断で複製、転載、転用、改変等の二次利用を固く禁じます。
© 2024 Akira Kanzaki折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 13:26:05
104068文字
会話率:47%
とある時期を境に人体の一部が結晶のようになる現象が各国で相次いだ。
原因不明の病は特効薬はおろか、何が効くのかさえも分からぬまま十数年がたった頃、一人の研究者が姉を救うべくセカイ中を飛び回る。
シリアスな話に見えて実はそうでもないかもし
れない、ナツメの研究旅行譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 16:21:17
1785文字
会話率:36%
「ソフィア、すまない僕は真実の愛を見つけてしまったのだ。
君が僕の命を救ってくれたことは、感謝している。
けれど、君に女性としての魅力を感じないんだ。
僕は、結婚は愛する人としたい。
どうか、この婚約を破棄することを許してくれ」
私
の婚約者である、バージル オールドストーン公爵令息は、よりにもよって王宮で開催された舞踏会で婚約破棄を告げた。
その隣には、美しいお人形の様な女性が寄り添って私を見て鼻で笑っていた。
私はこのルーミス王国の中でも魔術に長けた家門ブルーミング侯爵家の令嬢、ソフィア ブルーミング。
幼い五歳の頃、一つ年上のバージルと王家の意向で婚約をするも彼は原因不明の病に冒されており長くは生きられないだろうと言われていた。
ブルーミング侯爵家は長きに渡る魔術研究により様々な功績を上げてきた。 なので、私も期待されていたのだろう。
バージルの病を癒すことを。
そして苦節十年、 原因不明とされていたその病を調べ、その特効薬を開発したのである。その薬によってバージルは健康体となった。
そしてまもなく結婚かと思われた今夜、婚約破棄されてしまったのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 00:05:16
9239文字
会話率:26%
僕には大切な友達が居る。
その大切な友達は幼稚園の頃に原因不明の病に罹ってしまい寝たきり状態になってしまった。
病院の一室から始まる、 悲しみと愛に溢れたラブストーリー
最終更新:2024-07-09 18:33:17
7167文字
会話率:53%