太平洋に浮かぶ数多くの島国で構成される国家、ミクロネシア連邦。
これは西暦2036年にその国に住む1人の少女によって起こされた奇跡にまつわる物語である。
奇跡とは何を指す言葉だろうか。
常識では起こり得ない事。
科学を超越し
た不思議な現象。
神が示すような人智を超えた力が示される事。
おそらくはそのような事を指すのだろう。事実、奇跡と言う言葉はそのように定義づけが成されている。
そして《奇跡》と呼ばれる現象は多くの場合は善性を示す意味をもつ言葉として使用される傾向にある。
では奇跡というものは全てにおいて等しく、人々にとって【善】と呼ばれるものと言えるのであろうか。
それとも場合によっては【悪】と呼ばれるものも含まれるのだろうか。
皆さんは善悪の観点から考えてどう思うだろうか。
多くの人々は “奇跡” という言葉を用いるとき、大抵は善を指す言葉として用いるだろう。
叶わないと思っていた事が現実世界で叶う。願い続けても起こり得ないと思っていた事象が現実のものとなる。そういった瞬間を指して用いられるのであれば実際そうだと言える。
しかし、厳密にいえばそれすらもある者の立場によって捉え方の変わる話かもしれない。
ある者に起きた奇跡が別の誰かにとっての幸福になり得るとは限らない。
誰かに起きた奇跡が巡り巡って自身の幸福になり得るかもしれない。
そんな風に奇跡と呼ばれる事象が人にもたらす結末など誰も知りようがない。
“目に見えるものが全てではない”
彼女が奇跡を起こした理由。"それぞれ" のたった一つの願いの為に。
※本作品はカクヨム、及びノベルアップ+でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-15 10:00:00
446800文字
会話率:26%
先日勤めていた研究所をその研究マニアとも言える性のせいでクビになってしまった薬味狂華25歳は研究所に勤めていた頃の後輩に餞別と言われ最近流行りのVRMMOクレアシオン・オンラインを送られる。
「えっ!?なにこれ色んな素材から薬作れるじゃん
!」
幸い、狂華の実家は裕福だから生活には困らない。クビになった傷心?を癒すためゲームを始める。
だが狂華は研究マニア!一日中ゲームに没頭して危険薬物を大量生産!ネームドモンスターを秒殺!?
狂華は最弱職の学者で始めたはずが、ユニーク装備や大量の危険薬物のお陰で無双する。
「ぐふふふふふ・・・この薬であのボスも瞬殺できる・・・」
バトルも生産もPKも何でもござれ!NPCの貴族の暗殺に、ユニーククエストを自分で作る!?これは狂華が知らずのうちにトッププレイヤーになり、ラスボスよりもラスボスらしいボス【薬物魔王】と呼ばれるまでの物語。
なろうランキングSF部門日間2位!週間4位!月間4位!勝手にランキング3位!ここまで伸びるとは思っても見ませんでした!重ね重ねですが本当にありがとうございます!
読んで下さった方々に盛大な感謝を!これからも頑張っていくので読んで頂けたら幸いです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-17 00:00:00
126127文字
会話率:32%
不老不死の薬で特殊な体になった六兄妹が、いろんな仕事をしていく話。
データの収集、トラブル解決。危険薬物の摘発。危ない施設を壊滅させるetc…
全部俺たちの仕事です。
最終更新:2020-06-05 00:40:20
37865文字
会話率:38%
特別養護老人ホームで日々を過ごす70歳の老人「雷門 翔人(らいもん しょうと)」
思考が衰えてロクに会話も出来ず、自力で立つことすら困難だった彼は、同じ施設の老人達に毎日のようにしつこく「自分はかつて異世界の勇者だった」と空想の武勇伝
を語り続けて迷惑がられ、介護士達にすら愛想を尽かれていた。
そんなある日、翔人が暮らす介護施設に突如、危険薬物の売買を生業(なりわい)としている犯罪組織の男が現れた。
密売の場を偶然目にしてしまった一人の女性介護士は、口封じの為に彼に暴行されそうになるも、それは寸前になって阻止される。
女性介護士を救ったヒーローの正体、それは車椅子で生活を送り、うわごとのように妄想話を繰り返していた老人、翔人だった。
雷門 翔人(らいもん しょうと)、彼は自分で語る通り、本当に異世界の勇者だったのか?
それとも……
虚構か? 現実か? 老人・翔人は再び立ち上がり武器を取る。その先には仁義(バリアフリー)なき険しき闘争のただ中。
元異世界勇者の要介護70歳おじいちゃんの決意と望みはただ一つ
宿敵《オーク》の殲滅と、かつての異世界(ホーム)への帰還だった。
【不定期更新します(;^ω^)】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-18 03:18:20
151376文字
会話率:56%
覚醒剤の売人である「双葉シンジ」はある時、顧客である怪しい研究者に拉致されてしまう。
その研究者は、感情から完全隔離させて育たてあげた少女「シオン」を実験体にして、猟奇的な研究を行っていた。シンジはその証人として、ムリヤリその実験に付
き合わされてしまっていたのだ。
恐怖も喜びも、何も分からない人間に薬物を与えた時、一体どんなビジョンを目にするのか?
研究者はそんな好奇心からシオンに覚醒剤を投与する……
しかし、大量の危険薬物を取り入れた少女シオンは、予想外の反応を彼らに見せる……!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-26 23:00:00
27778文字
会話率:51%
2017年、3月11日。その日、麻薬に溺れた元刑事の瀬里は運命の女性に出会った。彼女の名前は香子。ボランティア精神あふれる元看護士である。瀬里は麻薬依存から回復するために香子との共同生活をスタートさせ、徐々に二人は恋に落ちてゆく。
2011年、3月11日。その日、『フェムライ』は最大の転機を迎えた。彼らは、百合の花が敷き詰められた棺桶の中で行う瞑想法『フェム』を使って信仰をする、新興宗教である。当時、福島県の内陸部深くで集団祈祷をしていた彼らは震災直後、命を惜しまないボランティア活動を行い、知名度を高め、7年が経った2018年ではボランティア現場はもとより、学校や街中でもフェムが行われるようになった。
だが、フェムライたちにはある重大な嫌疑がかけられていた。『フェム』を行う際に危険薬物が使用されているのではないか、と。その捜査中、麻薬依存に陥ってしまった刑事が、瀬里だったのである。
歪な社会で出会った瀬里と香子。しかし、フェムライたちの祈りが二人の運命を再び狂わせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-15 00:00:00
13910文字
会話率:27%
2034年東京、希望を失った若者達が「危険薬物」に手を出すのが当たり前になった時代。重度の薬物依存症患者、風山東輝は、両親の言葉をきっかけに「ヤク断ち」を決意する。幻覚、幻聴、幻視の一週間を乗り切った東輝は遠縁の女の子、瑠璃と出逢う。東輝は
彼女を誘い疾走する列車「Speeding train」が臨める場所に彼女を連れて行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-31 11:15:58
4782文字
会話率:49%