【完全に死んだと思われていたハーレム勇者、十二年ぶりに帰還! ってあれ?】
その伝説の勇者は、魔王と共にマグマへ落ち、
その身を、命を引き換えに世界には平和が訪れた、
人々は勇者に感謝し、その偉業を生涯、忘れまいと誓った。
仲間
でありハーレムパーティーであった婚約者四人は、
犠牲の悲しみを乗り越え、それぞれ新たな人生を歩んでいた。
……そう、愛したその勇者は、十二年間ずっと魔界で戦っていたとは知らずに。
「全ての魔王を倒し、戻って来ました!」
二十四歳だった勇者もすでに三十六歳、
完全に死んでいたと思われた勇者がまさか、生きていたとは!
国王は複雑な表情で、勇者に告げる。
「そなたの婚約者は、誰一人、待ってはおらぬ」
そして勇者帰還の報せを聞いた元婚約者達は……
「えっ、嘘?! こんなことしている場合じゃないわ」
「事情が変わった、これからのスケジュールは、いや私自体をキャンセルで」
「あぁ、私は、私はなんてことを、とんでもない事をしてしまったわ」
「んっと、間違えました、たった今まで私の子供だった皆さん、忘れて下さい」
慌てて戻って来ても、もう遅い?!
これはハーレムが主の死亡で完全に崩壊していたはずが、
十二年後に突如、まさかの生還をしてしまった物語である。
※カクヨムで書いた短編を長編に直して投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 23:30:08
121268文字
会話率:42%
転生者である私、リディアは公爵家の一人娘だ。
陰気な性格から社交界では沼の魔女と呼ばれている。読書が好きで、人と接するのが苦手な私は生まれる家を間違えたに違いない。
そんな十四歳のある日、隣国から魔法学園への招待状が届く。社交界から逃れた
い一心でこれに飛びついた。
幼なじみとは婚約破棄した上で私は魔法留学する。
留学先で私は同じ趣味を持つ陰気な同志達と出会った。
薔薇色の少しじめじめした私の学生生活がスタートする。
読書漬けの日々を送りながらも、魔法の腕は着実に上達。
入学から二年経った頃、母国が滅亡の危機にあると報せが届く。
すごく帰りたくなかったが、見過ごすこともできず、帰国することに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 22:52:44
42165文字
会話率:32%
根元魔法を学んでいる十四歳です。
最終更新:2025-07-28 22:35:09
366769文字
会話率:52%
和大(かずひろ)、隼斗(はやと)、政悟(せいご)は三兄弟。
最年少の政悟は、まだ十四歳。少年と呼ぶには幼く、大人と呼ぶにはあまりにも無垢だった。
だが彼らは表の法律では裁けない事件を、誰にも知られず片づけていく。
正義の味方じゃない。犠牲
を選ぶ仕事に、正解なんてない。
それでも信じていた。俺たちは――仲間だ、と。
けれどそれぞれの「守りたいもの」が、やがて彼らを引き裂いていく。 人は堕ち、そして選ぶ――生きる意味を。
正しく堕ちきるその先に、光はあるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 22:20:00
22086文字
会話率:35%
ナバス帝国にある四つの公爵家のうち「炎のタピア」と呼ばれるタピア公爵家長女クララは父親の命令に逆らえず二つ年下の義理の弟レオンに成りすまし城に向かった。
ナバス帝国のミラネス王家後継者と、四つの公爵家の後継者は古の誓約により十四歳になると
城に招集され十八歳の成人まで共に城で過ごす。
ミラネス王家は謎の多い王家で、その後継者は十四歳まで性別を明かされず表舞台にも現れない。
ミラネス王家後継者は圧倒的な魔力を持ち、その魔力を絶対的忠誠を誓った各公爵家次期当主に分け与え、それぞれの公爵家は分け与えられた魔力を家宝である「精霊魔法の石」通称「魔法石」に注ぐことにより各公爵家の地位名誉財産が守られる。その為公爵家の次期当主達は十四歳から城でさまざまなことを学び、共に過ごした君主を裏切ることはしない。
公爵家次期当主になるためにはそれぞれ家紋の属性である精霊の祝福を十四歳までに受けなければならない。
水の公爵家次期当主のグロリアは水の精霊ウェンディーネ、風の公爵家次期当主カルロスは風の精霊シルフィード、地の公爵家王家次期当主ダフネは地の精霊ノーム,それぞれ祝福を受け次期当主と認められたが、炎の公爵家タピアは混乱に陥っていた。
娘のクララと息子のレオン、どちらが炎の精霊イフリートの祝福を受けているのかわからない。精霊の祝福を受けた人間しか魔法が使えないはずなのにどちらも魔法が使えるからだ。
しかしクララの魔力がレオンよりも圧倒的に上だった。父親のウーゴは愛する息子を当主にしたいが為クララを病死したことにし、クララにレオンの代わりに城に行ってこいと命令した。
父親に逆らえないクララは長い髪を切り、大好きだったレースのリボンとドレスを燃やしレオンになりすまし城に入った。本物のレオンが覚醒したらすり替えるとウーゴは言ったが、その後クララは自分がどうなるのか分からない。殺されるかもしれない不安の中で城での生活がスタートした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 22:11:13
192357文字
会話率:17%
桃香。すでに年を取ったおばあちゃんである。これまで一緒に過ごしてくれていた優香、恵理子、千里はすでに他界した。
たった一人残される桃香。その手には六人の写真。
置いて行かれてしまった。一人になってしまった。わかっていたことだが、覚悟し
ていたことだが、寂しい。
この四人はずっと心にとげが刺さったまま生きてきた。
二十四歳目前に病気で亡くなった真央。真央を探すと遺書を残し、自ら命を絶ったセンセ。
真央ちゃんは満足して逝けたのだろうか。
センセは真央ちゃんに会えたのだろうか。
私達では力になれなかったのだろうか。
優香さんと恵理子さん、千里さんはあの世に行って、二人に会えたのだろうか。
二人にそのことを聞けているのだろうか。
五人は一緒にいるのだろうか。
私も行きたい、五人の下へ。
また六人で過ごしたい。たった一年にも満たなかったあの楽しかったころのように。
写真を握り締める桃香は願う。「会いたい」と。
神様の親切か意地悪か、三組に分かれて転生を果たした優香と恵理子、千里と桃香、そして貴博(センセ)と真央。
会いたい! 一緒に生きたい! だから、探しに行こう! きっとみんないるから!
六人のそれぞれの旅が今始まる。
千里は意気込む。
「センセに会ったらまず、ぶん殴ってやるんだから!」
「え?(桃香)」
わんもより
好き好き人生第三弾スタートします。
第二弾の六人が、第一弾の世界に飛び込みます。飛びこまされます、かな?
なので、第一弾、第二弾ともに読んでいただけたら、より楽しんでいただけると思います。登場人物がかぶっていますし(苦笑)。
ベースが第一弾の世界なので、ほのぼのとして、時にトラブルにあって、仲間が増えて。そんなお話です。
わんもが自分の好きなことを好きなように書いておりますので、読みづらかったらごめんなさい。
それでは、
「千里、頑張るんだよ(わんも)」
「お前がそう書けや(千里)」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 20:15:07
985648文字
会話率:59%
ヨハン、六十四歳。王都の東門を守る、ただの門番。
与えられたスキルは【見送る者】。人々が「世界一のゴミスキルだ」と笑う、ただ旅人を見送るだけの力 。
五十年、雨の日も風の日も、俺はこの門に立ち続けた 。
そして定年を明日に控えた日、俺の
スキルは初めてレベルが上がった 。
得られた能力は『旅人の靴紐が、少しだけ解けにくくなる』という、あまりに些細な奇跡 。
だが、俺は知ってしまったのかもしれない。
心からの祈りを込めて「いってらっしゃい」と声をかけること。その積み重ねが持つ、本当の意味を。
これは、真面目に定年まで勤め上げただけの老門番が、その生涯を賭した祈りによって、彼自身も知らぬ間に、この国を救うことになる物語。
世界を救った力は、今日もまた、誰かの旅路が少しだけ幸運であるようにと、静かに、ささやかな奇跡を起こし続ける 。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 20:00:00
53206文字
会話率:28%
毒の雲海に浮かぶ錬金術の王国フィーロゾーフィア。
十四歳の女の子、不知火(しらぬい) 小夜子(さよこ)は、ある日ひょんなことから故郷である日本から異世界フィーロゾーフィアに転移してしまう。
そこで稀代の天才錬金術師・エチカに雇われ、彼
女の店を住み込みで手伝うことになるのだが、「記憶のなかに元の世界の情報があれば、送り帰せる」ということを知り、記憶喪失のフリをして過ごすことに。
そんなある日、小夜子は〈思い出し薬〉の材料を取りに行かされることとなり、優秀な錬金術師のきょうだいと共に〈リーマジハの森〉へ採取に向かう――。
※短編形式の長編小説です。
さる事情から日本に帰りたくない少女・小夜子の、フィーロゾーフィアでの日常を描いたファンタジー小説です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 12:00:00
230953文字
会話率:39%
ガルグの街にはダンジョンがある。ここは冒険者がダンジョンアタックして得た素材で経済が回っている街。
そんな街にあるガノウ教の教会で捨て子のクリアは育てられた。
しかし教会から一日に与えられる食事はパン一つ。それでは死んでしまうと四歳の頃から
冒険者ギルドで日給銀貨一枚で掃除人としてこき使われながらなんとか命を繋いできた。
その中で生活する内に、毎日見ている冒険者に憧れるようになった。十四歳で天におわす神から攻撃系スキルを与えられて、冒険者になり、良い生活をする未来を支えに今まで生きてきた。
そしてついにその日を迎えたクリア。彼に与えられたスキルはパワーウォッシュという名のあきらかに生活系スキルだった。
それでも冒険者になる事をあきらめきれなかったクリアはダンジョンアタック最前線にいるゴッドブレスというパーティに直談判して雑用としてダンジョンへ連れて行ってもらう。
しかしその先に待っていたのは見せしめという名の公開処刑。ダンジョン内の大穴に落とされたクリア。
そこで一人の少女と出会い。クリアの運命は回りだす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 07:10:00
4959文字
会話率:8%
帝国の皇女である主人公。帝都の外で育ち、十四歳の時に呼び戻される。帝国の使者としての役目を任されながら、国の重大な秘密にかかわっていくことになり、皇位継承戦に巻き込まれていく。
最終更新:2025-07-28 07:10:00
457693文字
会話率:27%
剣と魔法の中世と蒸気技術が交錯する、飛空艇や飛行船が大空を駆り、竜やアンデッド、エルフやドワーフもいる世界。
一夫多妻制のアスカニア大陸での暴力革命による動乱を終結させた『革命戦役』から十七年後。
本編の主人公、アスカニア大陸最強
の超大国バレンシュテット帝国の第四王子ゲオルグ・ヘーゲル・フォン・バレンシュテットは、冒険者になって新大陸の人跡未踏の世界を探検することを夢見る厨二病全開の十四歳。
本編のヒロイン、クラウディア・アーレンベルクは、帝国貴族アーレンベルク伯爵家令嬢。皇妃ナナイに見出され『ゲオルグの遊び相手』として帝都内の屋敷から皇宮に通っている幼馴染の『男装の伯爵令嬢』。
二人はいつもゲオルグの妹である第五皇女シャロンを加えた三人で日々楽しく遊び過ごしていたが、十四歳になった二人は『成人式』を迎えることになった。
帝国の成人式は『婚約者と踊ること』が伝統であり、貴族子弟達は『成人式』を迎えるにあたり、帝国の歴史と伝統文化、宮中典範や騎士典礼を学ぶため準備学校(ギムナジウム:Gymnasium)へ入学することとなる。
『成人式』を巡り、様々な思惑と謀略が交錯していく。
物語はここから始まる。
『革命戦役』から十七年後。未だ戦乱の残り火が燻るアスカニア大陸を舞台に主人公達の成長と青春を描いた青春群像劇です。
物語は、ゲオルグとクラウディアの二人を軸に進んでいきます。
不定期更新、なにとぞご容赦願います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 23:09:53
29835文字
会話率:39%
悪魔を滅ぼす為の大戦から十年後の世界。
破壊と再生の力を併せ持つ、不老不死の少年 朔夜(サクヤ)。
月夜の悪魔と呼ばれ人々に恐れられた彼は、暗殺された親友 龍晶(リュウショウ)の復讐を誓い、世界を相手に戦い、命を落とした。
不死の力により
朽ちずに存在し続けた身に、再び鼓動が蘇る。
龍晶の最愛の息子である春音(シュンオン)を守るという、あの世での親友との約束を胸に。
一方、春音は十四歳の少年に成長し、隆統(リュウトウ)と名を改めていた。
文武に非凡な才を持ち端麗な容姿を持つ彼はしかし、その才覚を見せれば謀叛を恐れる王府に目を付けられる。それ故に己を偽り心を閉ざして生きていた。
が、成長と共に国からの警戒は強まり、ついに危機が迫る。
朔夜は親友の子を守る為、再び刀を握る――
「最低なこの世界を変える。皆が笑って生きられる、最高の世界に」
ややシリアス戦乱ファンタジー 第二幕
第一幕はこちらからどうぞ↓
https://ncode.syosetu.com/n5105hx/
基本、水土日祝日に更新。
随時挿絵を増やしていきます。改稿部分は絵有り。
苦手な方は設定より非表示にしてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 21:00:08
2605286文字
会話率:44%
かつて、魔法を操る神々の世界と、人間の世界は一つだった。ある時は神から与られ、ある時は神と契約を交わすことで、人間は魔法の力を預かることになった。そして、その魔法よって、人々は過酷な自然を生き抜くことができていた。やがて、二つの世界はバラ
バラとなって、神に与えられた魔法だけが人間の手に残ることとなった。
そのような話が神話となりつつあるほどの長い時を経て、魔法が人のものとして、日常に溶け込んだ環境の中で人は日々の暮らしを送っていた。
東の海に浮かぶ島・アスタリアでは、国王・ノクトが亡くなり、十四歳の娘・ユアが王女として即位することになった。しかし、まだ国を治めるには若すぎるとして、実際の国の政事は叔父であるネリアスが担うこととなったが、アスタリアは次第に軍国化していく。
それから二年、ネリアスに男の子が生まれたことを知ったユアは、自身の身を守るために、アスタリアから抜け出すも、逃げた先で人狩りに襲われてしまう。そんなユアを救ってくれたのは、軍国化したアスタリアに集落を襲われたルアーニア人だった。
ユアはアスタリア人がルアーニア人に残した傷跡を見て、自分の不甲斐なさと王女としての未熟さに苦悩しながら、ルアーニア人との交流を通して、人として、王女として少しずつ成長していく。
アスタリアが再びルアーニア人の領地を攻めようとしていることを耳にしたユアは、ルアーニア人と共に立ち上がり、国を取り戻す決意を固めるも、アスタリアの軍隊は、ある魔法に手を染めていた。
狂気に満ちた魔法が今、ユアとルアーニア人に襲いかかる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 14:49:23
19630文字
会話率:37%
【簡単なあらすじ】
記憶を無くした青年ライが、平和を取り戻すために戦うお話。
【あらすじ】
十四歳のカルガと十五歳のホルンの姉弟は、人では為し得ない不可思議な技を起こす『天術』の修行に勤しんでいた。そんな時、雲なき晴天から雷が落ち、轟音と悲
鳴が辺りを響かせる。不審に思い、件の場所へ向かうと一人の青年が倒れていた。二人は早急に母の所へ運び、治療してもらう。落雷を受けた青年ライは、何とか一命を取り留めたが、記憶は零となる。
記憶喪失した結果未来に囚われるライと、記憶がある所為で過去に囚われるカルガとホルンが、生きる中で何を想うのか。姉弟は何をライに与え、ライは何を姉弟に与えたのか。そして、青年が行き着いた先で知るモノとは。
歴史、それは誰かの人生であり、我々の人生もまた必ず歴史となる――。
(カクヨムとアルファポリスで重複投稿をしております)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 01:36:58
130012文字
会話率:41%
この世界には、人では為し得ない不可思議な技を起こす『天術』、それを扱う『天術者』が存在する。平和へ導く『天術者』には、理性を失う者、力に溺れる者が現れ、いつしか平和から程遠い戦乱の世へ変貌した。
十四歳のカルガと十五歳のホルンの姉弟は、
普段通り『天術』の修行に勤しんでいた。そんな時、雲なき晴天から雷が落ち、轟音と悲鳴が辺りを響かせる。不審に思い、件の場所へ向かうと一人の青年が倒れていた。カルガとホルン、そして二人に助けられた青年が、この世界を生きる中で何を想うのか。姉弟は何を青年に与え、青年は何を姉弟に与えたのか。そして、青年が行き着いた先で知るモノとは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 12:03:06
120059文字
会話率:42%
三十四歳、独身。家電量販店の販売職として平凡な日々を送っていた俺は、ある日スポーツくじでまさかの七億円を当てる。
喜びも束の間、現れた自称・神様から「異世界を買わないか?」と持ちかけられ、勢いで三億円で異世界を購入してしまう。
が、その
異世界も大変な状況なのに、引っ越し先の私生活までが良い意味では彩り豊かに、悪い意味では騒がしく変貌していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 00:13:27
85826文字
会話率:40%
二十四歳。童貞。フリーター。
救いようのない生活を送る佐藤には、憎きものがある。
それは破廉恥極まりない街、西船橋。
煌々と光るラブホテルのネオンに自尊心を砕かれた夜、佐藤は後輩の廣瀬くんに見栄を張るために「いい感じの関係性の女の子
がいる」と嘘をついてしまう。
はてはて、それがどのような事の顛末を辿るのかは、前編・中編・後編の三段構成のこの短編を見てご確認ください。
西船橋はいやらしい街ですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 20:37:01
12069文字
会話率:28%
生涯を共にすると決めた彼が二度死んでから、八十年もの月日が流れた。
彼を生き返らせる為に“迫害の地”へ逃げ込み、新薬、新たな魔法の開発をがむしゃらにし続けるも上手くいかず、全てに行き詰っていく。
喜怒哀楽の感情を無くし、薬の副作用で
二十四歳の若さを保ったまま、八十年もの時を消費した魔女『アカシック・ファーストレディ』
そのアカシックは、要の薬草が切れたので採取をしに行くと、針葉樹林地帯で捨てられていた人間の赤ん坊と出会う。
二つ目の罪悪感を背負いたくないが為に捨て子を拾い、淡々とぶっきらぼうに育てていく魔女のアカシック。
そして捨て子を育てていく内に、不本意ながらも寄り添える者達が増え始め、独りだったアカシックの心境が徐々に変わっていく。
時には捨て子に励まされ。時にはウェアウルフに論され。時には黒龍に激励され。遠回りな道のりで新たな事を学び、忘れていた過去を思い出し、闇に堕ちていた心が少しずつ浄化され、失った感情を取り戻していく物語。
ぶっきらぼうで不器用な一人の魔女と、拾われた捨て子の一生の一部を。
カクヨム、ノベプラでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 18:55:04
1234586文字
会話率:50%
ある日、突然異世界に転移させられたのは二十四歳OLのジュリ。
仕事は順調、忙しいけれどブラックじゃなかったし、彼氏と別れて一年なるけど友達や会社の先輩と合コンしたり飲み会したり、結構充実してたのに。
【彼方からの使い】とか言われる異世界
人として、あれ? もしかしてチートとかいうやつ?! と思ったら。
え? 【スキル】も【称号】もないの?
あるのは?【技術と知識】。
うん、よくわからない。
悶々とした感情を抱えて日々を過ごすけれど、あることを境にようやく馴染み始めた生活が大きく変わっていくことに。
元OL、ジュリが『ものつくり』で異世界を逞しく楽しく気ままに生き抜くお話です。
不気味な笑い、妙なこだわり、ちょっと強気な性格で、我が道爆進します。
チートなのか、そうでないのかわからない、そんな彼女の周りはちょいちょいチートが出没します。
※残酷な表現が稀にあります。なるべくそういった話にならないようにするつもりですが進むにつれて連続して出てくる可能性もあるのでご了承ください。
※魔物や魔法といったことに疎いためその辺はかなり緩い設定になっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 10:00:00
3122195文字
会話率:43%
日本人として一度目の人生を終え転生した主人公は、チートに恵まれた二度目の人生で活躍し、若くして辺境伯まで栄逹する。だが、何者かの奸計により窮地に陥り、最後は信頼した仲間によってあえない最後を迎えてしまう。
◇
神々によって『やりなおし』が行
われ再転生する際、考えられないミス?によって過酷な運命を背負った別の赤子に生まれ変わることに……。
前回のチートは全て別人?となった自分に与えられ、自身は生まれ落ちた瞬間から『ただ生き残ること』を目的に日々奮闘せざるを得ない状況になってしまう。
奪われた自分の人生と、押し付けられた過酷な運命に対する逆転劇が、今始まる。
◇
三度目の人生で立ちはだかるのは、皮肉にも生まれ変わる予定だった二度目の自分自身?らしい。
四畳半と言いつつ一畳分も入らないポンコツ空間収納等のゴミスキルばかりで、本当なら自身が手にするはずだった、神と等しい威力を持つ五属性魔法の加護を受けたもう一人の自分に対抗できるのか?
◆二度目の人生(プロローグ及び回想)
異世界へと転生した主人公は、辺境伯家の庶子ルセルとして新しい人生を送る。
転生する際に与えられた加護により十歳で最強と言われるほどの魔法士となるが、それを恐れた長兄により最辺境の町へ領主として送り込まれる。
赴任した町では現代日本の知識を活用し、十二の偉業と称えられる改革を行った結果、若干二十二歳で辺境伯を継承するまでに至る。
だが道半ばで、信頼する部下の裏切りにより二十四歳で最期を迎える。
◆三度目の人生(本編)
再転生してやり直しを行うはずが、女神のミス?により本来の自分ではなく、過酷な運命を背負う定めである子供リームとして送り出されてしまう。
神々により『適当に』見繕われた人物に、これまた『適当な』余り物の加護(魔法)を受け、過酷な運命が約束された人生は、二度目とは正反対のものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 10:00:00
364666文字
会話率:30%
十四歳のユナーナ。
豪華な衣装を纏った家族たちが、冷たい視線を浴びせていた。
名門伯爵家の長女として生まれたが、生まれつき魔力が極端に低く家族からは、家の恥と蔑まれてきたのだ。
優秀な妹だけが可愛がられている。
王太子と妹の婚約が結ばれるか
らとユナーナは家から追放を言い渡される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 06:00:00
2844文字
会話率:14%