「村の外の者に、決してカイリの歌を聴かれてはいけない」
ある日、事故で死んだ主人公カイリは、記憶を持ったまま異世界へと転生した。
だが、記憶を持っていようとも、期待していた様なチート能力など微塵もなく。
それどころか足手まといでさえあ
るカイリは、しかし故郷の村で満ち足りた生活を送っていた。
窒息死しそうなほどに愛してくれる両親。
十近く離れた年下の友人を剣の師匠と仰ぐ日常。
歳の離れた娘に求婚される日課。
厳しくも優しく見守ってくれる村の人達とのふれあい。
だが十六歳の成人を迎える間際、カイリはある疑問を持つ様になる。
「村の外の者に、決してカイリの歌を聴かれてはいけない」
幼い頃からのこの決まり。
それが紐解かれる時、世界の真実が姿を現す――。
*童謡・唱歌の著作権について
作中に出てくる童謡・唱歌に関しては、曲、歌詞共に著作権が切れているもののみ使用しております。
万が一「切れていないんじゃないか」と思うものがありましたら、指摘して下さい。改めて年月等確認致します。
また、作中で使われた曲については、この下に列挙していきます。
【話に出てきた順。敬称略】
*故郷(ふるさと) 曲/岡野貞一 詞/高野辰之
*うさぎとかめ 曲/納所弁次郎 詞/石原和三郎
*赤とんぼ 曲/山田耕筰 詞/三木露風
*ゆりかごのうた 曲/草川信 詞/北原白秋
*雪 曲/文部省 詞/文部省
*紅葉 曲/岡野貞一 詞/高野辰之
*牧場の朝 曲/船橋栄吉 詞/文部省
*あめふり 曲/中山晋平 詞/北原白秋
*朧月夜 曲/岡野貞一 詞/高野辰之
カクヨム様でも連載中。
ただし、一話を二つに分けたりしていますので話数が違っています。
また、微妙に修正したり加筆している部分も出てくると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 19:00:00
96427文字
会話率:37%
北原白秋の詩から連想した怪談(怖くない)です。
最終更新:2021-07-14 10:14:13
5459文字
会話率:14%
原因不明の眩暈で倒れた冬月歩海(14歳)は、中学校の保健室で目を覚ました。
養護教諭である美人教師、東城の紹介で知り合ったのは、ひねくれもののビジネスカウンセラー、辻夏樹(38歳)。彼が営むヘルスカフェ・アネモスで手に取った画集をきっかけに
、美術に興味を持ち始めた矢先、一人の少年と出会うのだが…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-12 04:35:05
70986文字
会話率:31%
超メジャーすぎて、作者の名前さえ書いてなかったけど、むろん作者は、北原白秋、もう歴史上の人物だから、逆に「さん」や「様」なんかつけられないよね。
最終更新:2017-11-10 07:26:23
1204文字
会話率:5%
倉江戸高校の屋上で、制服を着た二人が話している。
男子生徒の方が、何故か「あんぱん」を例に挙げて、話を切り出した――
最終更新:2011-03-07 13:17:16
4994文字
会話率:52%