俺は勇者の息子、やっと前歯が生えたばかりの生後1年と1か月。父親譲りの身体能力と、母親譲りの魔法の才能、そして前世の記憶持ちと、3つ揃ったチートな赤ちゃんだ。
将来が楽しみな俺だけど、今は赤ちゃん。両親が留守の間に運悪く魔物にさらわれて
しまった。
気づけば深い森の中に一人きり。
…帰りたい。ママに会いたい。
心細さに涙しつつ、俺はおうちを目指して動き出す。
まだ歩けないから、ハイハイで!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 12:00:00
10857文字
会話率:13%
魔界の頂点に立ち、人間から恐れられていた俺、魔王。
勇者の戦いに敗れ、この世を去ることに……と思ったが、
「なんじゃこれ」
目覚めると、俺はなぜか子供の姿になっていた。
しかも、そこに現れたのは宿敵の勇者アラン!そして俺に抱きついて、「
息子!」だと!?
さらに、勇者の仲間の魔法使いエナまで現れて自分のことを「母親」と言ってる。
どうやら俺は彼らの息子に転生したらしい。
魔王だった俺が勇者一家の一員に…?
嘘だ!嘘だ!嘘だ!嘘だ!嘘だ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 19:00:00
71987文字
会話率:43%
「私はニーベルング王国の出身で、私の名前はイーリアスです。」
「私の婚約者は勇者の二代目、勇者の息子です。次の言葉を心に留めていただければ幸いです。今回は東方の大魔王を探し出し、滅ぼし、 「ああ。東方の民に返せ。待望の平和だ。東方の大魔王に
関する情報があれば、すぐに知らせてくれ」
10年か20年前なら、このような自己紹介はクラスを騒がせただろう。
生まれつきカーキ色の頭髪で黄毛というあだ名を持つ私にとって、同じクラスにいたとしても、卒業するまで金髪の美少女と出会うことはなかった。
私も借家に毎日住んでいる女の子・レナと同居しており、イリアスに気づかれることはありません。
たまたま、イリアスが教室で一人で座って泣いているのを目撃したことを誰が知っていましたか.彼女が私に尋ねるとは思っていませんでした。
「男の子がエサに釣れるようになるには、女の子はどんなトレーニングをすればいいの?」
彼女が私にこの質問をして以来、私の人生の軌跡はおそらく誰かによってわずかに変更され、地球を揺るがすような変化を遂げました.
ノベルがテーマの格闘ゲーム(Fighting Game)のライトノベルが正式解禁!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 07:22:58
542133文字
会話率:34%
勇者に討たれた魔王が、勇者の息子に転生だと!?
生まれたものは仕方がない。
だが勇者の息子を全うするつもりもない。
期しくも魔法学校入学の時。
なれば、魔法学校にて我が覇道を刻もうではないか。
元魔王と仲間たちが織りなす、1000年王国
をめぐる物語が始まる!…のか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 17:13:43
64418文字
会話率:35%
二世帯住宅から親友とともに異世界の冒険の旅に出る勇者の息子の物語。
どんな苦境にも立ち向かい乗り越える!(おもに親友が)
最終更新:2024-12-20 06:10:00
187481文字
会話率:88%
勇者一行によって滅ぼされた魔王。
勇者は王女であり聖女である女性と結婚し、王様になった。
他の勇者パーティーのメンバー達もまた、勇者の治める国で要職につき、世界は平和な時代が訪れたのである。
そんな誰もが知る勇者の物語。
御伽噺にはじか
れた一人の女性がいたことを知る者は、ほとんどいない。
月日は流れ、最年少で最高ランク(S級)の冒険者が誕生した。
彼の名前はグレイ。
グレイは幼い頃から実父の話を母親から子守唄代わりに聞かされてきた。
「秘密よ、秘密――――」
母が何度も語る秘密の話。
何故、父の話が秘密なのか。
それは長じるにつれ、グレイは理解していく。
自分の父親が誰なのかを。
秘密にする必要が何なのかを。
グレイは父親に似ていた。
それが全ての答えだった。
魔王は滅びても残党の魔獣達はいる。
主を失ったからか、それとも魔王という楔を失ったからか。
魔獣達は勢力を伸ばし始めた。
繁殖力もあり、倒しても倒しても次々に現れる。
各国は魔獣退治に頭を悩ませた。
魔王ほど強力でなくとも数が多すぎた。そのうえ、魔獣は賢い。群れを形成、奇襲をかけようとするほどになった。
皮肉にも魔王という存在がいたゆえに、魔獣は大人しくしていたともいえた。
世界は再び窮地に立たされていた。
勇者一行は魔王討伐以降、全盛期の力は失われていた。
しかも勇者は数年前から病床に臥している。
今や、魔獣退治の英雄は冒険者だった。
そんな時だ。
勇者の国が極秘でとある人物を探しているという。
噂では「勇者の子供(隠し子)」だという。
勇者の子供の存在は国家機密。だから極秘捜査というのは当然だった。
もともと勇者は平民出身。
魔王を退治する以前に恋人がいても不思議ではない。
何故、今頃になってそんな捜査が行われているのか。
それには理由があった。
魔獣は勇者の国を集中的に襲っているからだ。
勇者の子供に魔獣退治をさせようという魂胆だろう。
極秘捜査も不自然ではなかった。
もっともその極秘捜査はうまくいっていない。
本物が名乗り出ることはない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 08:30:00
11814文字
会話率:34%
勇者に倒されたはずの魔王が蘇った。村が魔物に飲み込まれて行く中、勇者の息子であるトモも戦いに参加する事になる。
第十回月餅企画への参加作品です。(今回の必須ワードは幸せ)
最終更新:2024-09-17 06:13:54
3457文字
会話率:40%
ここは剣と魔法とその他諸々が共存するムジカ大陸。かつては魔王の侵略による脅威に脅かされていたが、それは過去の話となっている。二十年前に勇者スコアが八人の仲間と共に魔王討伐に成功し、世界に平和をもたらしていたのだ。
そしてスコアは魔王と
の決戦後、一人の子の父となっていた。
息子の名はメロディア。14歳となった彼は父の英雄譚を聞いて育つ内に一つの夢を抱いだいていた。
しかし。そんな彼の元に不穏な影が忍び寄ってきて…。
※毎日19時更新
※この作品は「アルファポリス」様、「エブリスタ」様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-26 08:00:00
239028文字
会話率:57%
結城龍斗。
高校二年の彼は、現代世界から転移し、異世界ディアローグを救った勇者、結城龍司と、彼と共に世界を救う旅をした賢者、霊魔族《エルファ》であるエリナの一人息子である。
彼はある日、不審な行動を取る愛猫ミャウを追いかけているうちに、突
然異世界へと転移してしまう。
突然の女子の悲鳴と共に、彼が目を覚ました場所。
それは異世界ディアローグにある、ミレニアード魔術学園の女子寮の一室だった。
突然の事に戸惑いながらも、結果として女子寮への不法侵入者として捕らえられてしまった龍斗。
牢代わりに閉じ込められた部屋で、何故か大きくなったミャウと再会した彼は、翌日魔術学園の校長、そして転移して初めて遭遇した少女と話をすることになったのだが。
なんと校長であるエリスは母親エリナの妹で、初めて遭遇した少女も、小さい頃に現代で龍斗が助けた少女、エスティナだった。
偶然の再会を喜ぶ二人。
そんな中、勇者の息子と知られず平穏に暮らしたいと願う龍斗は、異世界転移者、来界者《フォールナー》と呼ばれる存在であるが故に、世界の法から転移した場所である、女子寮の雑務係として暮らす事になってしまう。
そこで起こる、大小様々な事件や問女子学生達の悩み。
それを両親から学んだ知識と自身の才能で得た力や、現代世界での知識を使い解決していく龍斗。
力を隠しつつも、勇気や優しさ、誠実さを見せ行動するうちに、最初は不安そうだった女子寮の生徒達も心を開いていくのだが。その結果、龍斗は雑務係だけでは終わらない、様々な経験をする事になっていく──。
女子寮の雑務係から始まる、彼の異世界生活はどうなっていくのか。
そして、初恋の人だったエスティナとの両片思いの恋の行方はどんな結末を迎えるのかz
まさかの女子寮から始まる、勇者の息子龍斗と、愛猫ミャウの異世界生活譚。
彼等はどんな経験をし、どんな遍歴を辿るのか。乞うご期待!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 20:00:00
194614文字
会話率:37%
20年前、この世界では、天族と呼ばれる種族と魔族と呼ばれる2種族が争い合っていた。
緋の勇者と呼ばれる天族の人間がその戦争を終結させたことで、天族と魔族は互いに共存し、世界に平和がもたらされた。
しかし戦争終結から10年後、緋の勇者が住む村
が突如何者かに襲撃され、そして緋の勇者は命を落としてしまう。
魔族の男に救われ辛うじて生き延びた勇者の息子ルシウムは、10年間魔族の住まう世界、魔界で育つ。
戦争終結から20年、勇者襲撃事件から10年の月日が流れ、18歳となったルシウムは、襲撃事件の真相を解明するため、天族の住まう天界へと旅に出る。
様々な仲間との出会い、別れ。この世界の謎や事件の真相に迫っていく中で、
いつしかルシウムは、魔界の勇者と呼ばれ人々から称えられるようになっていく。
この物語は、そんな彼の成長と生き様を記した一つの冒険譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-05 17:47:43
11777文字
会話率:39%
海外赴任先で、雨の日にバイクタクシーで転倒しあえなく死んでしまった尾崎邦夫40歳(独身)。
気がつくと死者の国の扉の前で並び自分の順番待ちをしているところだった。
自分の番が来て、受付人と話始めようとすると、『貴方は異世界転生の当選者と
なりました。』と空から声が聞こえる。
受付人曰く、何億分の一の確率との事。
特典で、3つの能力を持って転生した場所は、どこか子供の頃にしていたゲームの世界に似ていた。
よし、これ楽勝じゃんと思っていたら、設定が微妙に違う。
王様に呼ばれて最初に言われた言葉は『先ずは、お主の父の借金を返すのじゃ』だった。
その後、能力鑑定されたら、全くの一般人でした。
明らかに、王様の態度が変わる。まあ、気持ちは分かりますが・・・。
過酷な状況を、与えられたスキル、運の良さMax,鑑定眼、盗みの極みを用いて魔王退治の旅に出る。
(王様、その態度、何時か後悔させてやる!親父、必ず見つけるぞ!)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 10:48:52
16536文字
会話率:27%
「俺たちの時代と比べれば頼りない」、「それでも勇者の息子か?」、もうウンザリだった。
人類と魔王の戦いが終わり十数年後。世界を救った英雄である勇者一味の子たちは成長した。
その一人である『アース』は秀才であり、誰もが父の跡を継いで国を守る
立派な戦士になることを期待したが、アースは常について回る父親の肩書に辟易としていた。
そんなある日、実家の屋敷に封印されていた、大魔王を打倒した父の剣を見たアースは衝撃を受ける。
そこには、成仏できずに現世に留まり続けていた大魔王の幽霊が居たからだ。
何故か大魔王の霊をアースしか見えず、さらに大魔王は剣からアースに取り憑いた。
四六時中、大魔王の霊と過ごすことになり、奇妙な共同生活を送るうちに、大魔王が気まぐれでアースに囁く。
「貴様の父には恨みがある。父や世間を見返したくば、余が貴様を鍛えてやろう。暇だしな」
アースは、親や世間を見返すためだけに大魔王の特別個人指導を受ける。
そして、来るべき日。勇者の両親が、かつての英雄たちが、初恋の人が、幼馴染の姫が、天才の同期たちが、そして世界が激震する。
【2019年5月21日:日間総合1位獲得】
【2019年12月14日:アース・スターノベル様より書籍1巻発売中】
【2020年3月14日:書籍2巻発売中】
【2020年4月2日:コミック アース・スター様ホームページよりコミカライズ第1話スタート】
※本作はカクヨムにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 07:00:00
2437454文字
会話率:54%
ボクの父さんは『勇者』です。
『勇者』というのはこの世界を守っている、世界で一番強い人です。
だけどなぜかボクと同い年で、表向きは双子って事になっています。
だからお父さんが『お父さん』という事も、お父さんが『勇者』という事も秘密で
す。
ボクのお母さんは『魔女』です。
『魔女』っていうのは実在するかどうかわからない伝説上のすごい魔法使いです。
でも世間ではお母さんは『勇者』という事になっています。
だけど本物の『勇者』はお父さんだから、お母さんは本当の『勇者』ではありません。
お母さんが『勇者』ではなくて『魔女』という事は秘密です。
お父さんもお母さんも秘密がいっぱいで、隠すのが大変です。
そして・・・ボクにも一つ、秘密があります。
※【勇者の弟子はお嫁さんになりたい!】の次世代の話です。ネタバレを含みます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 20:10:59
214340文字
会話率:43%
二十年前、魔王が討伐された異世界で勇者の息子三矢修果(みつやしゅか)は奴隷アイドル――「イブドル」の主人として、妹でイブドルの苺と共にイブドル活動をしていた。
イブドルの世界大会「イブドルオークション」の王都予選に向けて準備を進める中、
修果達のもとへ牙犬族の少女ルエラがやってくる。
かつて世界に名を轟(とどろ)かせた「スレイブベリーズ」を復活させに来た。
そう宣言するルエラと共に新生スレイブベリーズとしてイブドルユニットを組んだ二人は新たな伝説を打ち立てるべく、活動を始める事に。
人手もお金もない、ないない尽くしの中、修果は二人を最高のイブドルとするべく奮闘する――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 12:04:42
221818文字
会話率:32%
女は魔法使い、男は戦士?うっせぇ、偏見なんてぶっ壊せ!!!
ここは古き良き王道RPGの世界。
勇者の息子は、王様に魔王を倒してほしいとお願いされます。しかし王様はほんの少しの支度金しか用意してくれません。挙句、強い武器もなしに『はじま
りのまち』へと送り返されようとしているのです。その理由は単純。なぜならここは王道RPGの世界なのだから___
これは勇者、ではなくそれを見ていた一般兵士のあなたが偏見まみれの王道を破壊していく、邪道の物語。
*この物語は特定の思想・団体を批判する意図はございません
(四話完結です。『カクヨム』様にも投稿しております。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-17 10:00:00
9948文字
会話率:49%
主人公ファフトーンは若き皇帝。20才になれば神の加護により不死となる。それまでなぜか敵国から寝返った女宰相ルシーダに命を守られることになった。
【勇者=魔王<ユウシャイコールマオウ>】主人公ゼブルは勇者の息子。兄が魔王になって
妹が拐われ旅へ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-28 05:16:14
22599文字
会話率:53%
主人公アレクシアは魔王の姪だが魔族らしくない髪がコンプレックス。そんな彼女は部屋に隠りつつ裏で政治をしている。
【暴食~敗戦姫は魔王に救われる】主人公リリトカヤは人間を憎む過激派の魔王に拾われる。彼女はそれまでの記憶を無くしており、敵国の
王子が現れて敗戦した人国の姫である事を思い出した。
【怠惰~宿敵のおもてなしは凶悪、魔王城でグータラ生活!】主人公エルダエッタは魔王らしくないドグアオルラを後腐れなく倒すべく指導する。
【色欲~東の魔王=勇者】主人公マギスは魔王の娘。ある日の朝、勇者の息子が魔王になった。
【憤怒~こんな国にいられるか!】主人公メディロアナは音楽国トオンキーゴの王女。音痴で楽譜が読めず旅し供を従え音楽嫌いの隣国王に音楽の素晴らしさを教えにいく。
【強欲~贄のディーディア】主人公ディーディアは魔神信仰のカオスマインの皇女。流行り病が唯一病が効かない体質。
【虚飾~財政難になりましたので、身代金を請求しました】主人公シェリス公女は財政難で夜はサーカス団長ヴィルナ。一攫千金に魔界の王子を拐う。
【嫉妬~魔王の娘は勇者】主人公アセチアルは魔王の娘だが王子に恋して父を倒す事にした。
【傲慢~姫はルールを塗り替える】アルファナモールは芸術国キャンバリテの王女だがセンス0で修行の旅へ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-08 14:22:10
10711文字
会話率:48%
24年前魔王は勇者を倒すため勇者は魔王を倒すための戦いがあった……しかしその戦いの最中魔族は人間に対し、人間は魔族に対して酷い扱いをしてきていたと知り話し合いが行われ結果今この世界は狂っている_魔族の血を吸えば力が使えるそう信じた人間は魔族
を片っ端から虐殺し、魔族もまた人間の肉はうまいと人間を虐殺していた、そのことを互いに知らされていなかった二人はこの世界を正そうと二人で世界復興を掲げた……24年後王となった勇者と魔族との間に生まれた勇者の息子センリと、魔王と人間の間に生まれた魔王の息子ハズキの二人によるのんびり世界復興物語である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 23:09:49
1331文字
会話率:75%
友人にそそのかされ、お試し感覚で召喚魔法を唱えてみた魔法使いの娘・ソル。
発動しないはずのソルの召喚魔法が何故か発動し、異世界から魔王の息子・ミョウジョウと勇者の息子・ルシフェルを召喚してしまうのだった。
ソルはミョウジョウとルシフェル
を引き連れ、二人を元の世界に送り返す方法を探るべく旅に出るのだが、その冒険はやがて3人の運命を大きく変える事になっていく・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-28 11:05:44
53430文字
会話率:57%
勇者アルトにより討たれた魔王は転生し勇者の息子“マオ”として産まれる、五年後王立魔法学園からのスカウトの手紙が届き入学することになり学園生活を過ごしながら世界の謎に迫って行く。
最終更新:2023-09-09 06:35:03
9803文字
会話率:74%
人魔戦争で魔王を討ち取った勇者バルハラーの息子、チェイン。
彼は最愛の恋人エリシアに婚約破棄を突き付けた。
「他に好きな人が出来た」
チェインはそう言ったが、真実はチェインが"不能"だったからだ。
"不能&qu
ot;、つまり、彼の男性である部分が機能しなかった。
大将軍の孫娘であるエリシアとの結婚であれば、"不能"を隠して結婚すれば大事になる。
子を残すのも武家の務めであるがゆえに。
チェインは様々な方法で不能を治そうと努力するが、彼の男性の部分はウンともスンともいわなかった。
22歳、年齢的にもこれ以上エリシアを留まらせる訳にはいかないと、チェインはエリシアに別れを告げた。
その翌日、彼は失意の中で浴びるように酒を飲んだ帰り道。
一人の魔族の女の子を助けて家に連れて帰った。
その翌日、床で目が覚めたチェインはベッドで眠ろうと布団を捲ると見知らぬ女性。
チェインは酒を飲んでいたせいで彼女の存在を忘れていた。
ベッドで二人が固まっているところに、エリシアが訪ねてきた。
エリシアはベッドでチェインが女の子といるところを見て、全てを納得(誤解)して去っていく。
チェインは頭を抱えたまま、女の子と話をした。
女の子はチェインが勇者の息子と聞いたとたん、眼の色を変えた。
「私は魔王の娘だ、お前を殺すためにやって来た」と。
そしてチェインに誘惑の魔法を掛けた。
それは魔族が男を惑わせる秘技。
チェインの男性の部分が産まれて初めて機能した。
チェインはテンパったが、そこで想い至った。
この子がいれば"不能"が治ると。
チェインは彼女に「僕が君を幸せにするから、僕の頼みを聞いてくれ」と頭を下げた。
かくして、勇者の息子と魔王の娘との奇妙な共同生活が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 13:11:21
102385文字
会話率:41%