深い霧の中、事故に遭った宮部郁が、江間、福地、佐野、菊田、寺下と共に辿り着いた先は、化け物のうろつく異界の森――祖父の故郷だった。
言葉も文明も環境も何もかもが異なるこの場所で、保護という名目のもと、彼ら‟稀人”の争奪戦を始める異世界人
を前に、どこで、誰と、どう生き延びる?
【ケース1:宮部の場合】
Q1.稀人だと――明かす? 隠す? どうやって?
A1.隠す。言葉が使えることを利用して、勘違いするよう仕向ける。
Q2.友達と協調――する? しない?
A2.人を化け物の生贄にして自分たちは逃げるという間柄を、そもそも友達と言わない。
Q3.向こうの知識を利用――する? しない?
A3.利用する。ただし、向こうの知識ではないと見せかける。
Q4.何になる――王様? 神様?
A4.一般人。王様も神様も面倒くさい。
Q5.こっちの‟幼馴染”を――頼る? 頼らない?
A5.頼らない。顔を見たらぶん殴るとわかっている権力者には近づかない。
Q6.向こうに――帰る? 帰らない? 誰と?
A6.帰る。どうしようもなく馬鹿なお人好しと、以前の稀人に育てられた子と。
――騙す相手は、自分を含めたすべて。
※舞台の性質上、残酷/グロ描写があります。※直接的・具体的な描写ではありませんが、登場人物たち置かれた環境や関係性の表現のため、性描写があります。※「カクヨム」様でも投稿中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 12:45:48
846174文字
会話率:44%
廃校を有効利用しています。
最終更新:2025-03-26 13:00:00
340文字
会話率:0%
母親のために警察から逃げる神崎雨音は悪意と出会った。
潜入していた男は悪意を利用する。
生きたいなら撃て。男はメッセージと拳銃を残し、雨音を悪意に放り込む。
最終更新:2025-01-19 16:40:12
12689文字
会話率:42%
誰もあなたの言葉を理解できない。
隣の友愛、目の前の憎悪、そして自分でさえも。
文脈と権威に縋ろうと、飾り立てた借り物が心に届くことはない。
それでも理解を求めるとき、対話は互いの既知を利用する。
自明の参照と引用、暗黙の了解と
引喩。
未知の言葉はそこになく、あなたは安らぎの中で相互理解の夢を見る。
幻想再帰のアリュージョニスト。
合わせ鏡に理想の像、反射するのは無限の試行。
永劫の果て、理論上の世界平和は達成される。
いつか、必ず。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 21:49:25
4368617文字
会話率:24%
『悪いな、今日は友達と遊ぶから』
そう女性達に向けて言ったのは、モテモテ主人公の天道進。
平凡な学生生活を送っていた俺、地道行人にまるで天啓のように聞こえたその声は、俺に行動を促した。
まずは髪を切り、なんならちょっと染めちゃっ
て、眼鏡からコンタクトに、そして親のコネを最大限に利用する。
見た目性格共に大きな変化を遂げた俺の元には、徐々に人が集まって来るように。しかしそれらに全くと言って良いほど興味を持てなかった。
俺が興味をひかれたのは、天道進の近くにいる女子生徒四人。しかしどうやら全員が天道に好意を抱いているようだ。
でもお前、なんでそんな事になんの? そのまま黙って進めば普通にハッピーエンドなのに。
あ~あ、お前が悪いんだぞ? お前がそんな選択をし続けるから彼女達は俺の所に来たんだよ。
ここまで来たのは俺も初めてだけど…………ん? 俺は何を言っているんだ? 自分でもよく分からない。
しかし何故か言わずにはいられないから言っておこう。『ようこそ、バッドエンドルートへ』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 12:00:00
289763文字
会話率:49%
人間に害をなす魔物と魔王がいる世界。
魔王の城に立ち向かった勇者や戦士たちはその後、姿を消した。
次に魔王の城に挑むのは、一人の盗賊の男。
盗賊はその場にあるものなら石ころや魔物の武器すら利用する。
多人数の魔物の集団や巨大な蜘蛛の魔物を
相手に、
その盗賊はたった一人で戦いを挑んでいく。
そして魔王の城の奥でその盗賊を待ち受けているものは。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 21:49:58
6228文字
会話率:9%
神獣、怪異、魑魅魍魎。この世界は怪談、奇譚で溢れかえっている。
怪物が人を害し、あるいは人が妖怪を利用する。そんな異常な世界では、「怪奇事件」に巻き込まれてもおかしくない。
しかし、心配いりません。お困りごとなら、ぜひ俺たちにご相談を。
怪奇事件専門の探偵事務所、「不途川探偵事務所」におまかせあれ。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-23 20:22:28
988文字
会話率:46%
----月曜日の鐘が鳴りました。じきに男の子がやってきます。
神が隠れていく世界の魔法大国エレナ。技術流出を阻止する為、国外へ出る際には内部に関する記憶を忘却させられる。口に扉は建てられぬのは世の常で、市民達は情報漏洩の専門職「流出屋」
を暗に利用する。
アトリは流出屋に従事していた。彼は最下層の身分「持たざる者」に生まれそれ以外に仕事が無いからだ。
ある日、彼の前に魔王が現れ力を授かった。それまで望みすら得れなかったのが得れる様になった。
アトリは今まで知ろうとしなかった事を知っていく。
前作「魔王からの贈り物」の新章になります。
前作は下記URLにて公開しておりますので、併せて読んでいただけますと幸いです。
https://ncode.syosetu.com/n6590hl/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-25 08:01:09
11396文字
会話率:34%
入り組んだ地下鉄の連絡通路沿いにある喫茶店は、警察OBがオーナーであることも手伝って、警察関係者がよく利用する。村上主税もその一人である。
喫茶店には古典推理小説が備えてあり、それに影響されてか、村上警部補は、ここに立ち寄ると、高確率で迷宮
入りとなった事件の裏事情をマスターに打ち明ける。ちなみに、マスターは警察関係者ではない。
実は、その喫茶店には凄腕の殺し屋がいて、法で捌ききれない罪人を殺すのであった。
村上警部補は、そのことを全く知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-28 21:35:29
2359文字
会話率:46%
YOUTUBEを見ていて流れてきた動画を
見てのエッセイです。
「なぜ日本人は思考停止してしまうのか」
動画では、思考停止しないために「ノーマルを疑う」
と言ってますが、そればかりでは疲れるので、
自分なりの方法としては、
常識は従う
んじゃなくて、先人の知識を尊重して利用する。
女子高生というアニメのエンディングで、meg rockさんの
incl.という曲の歌詞に、
「そんなことを誰かに言われた訳じゃないのに
自分で勝手にダメにした」
と既に歌われています。全歌詞を見て参考にしてもよいかと。
目標のゴールについては、目標は大きく持って、
世界平和と人類幸福度のアップ
でいいんじゃないのと思う。
本人がインスタントラーメン食べて幸せなら
幸せの基準を無理にあげる必要はない。
知識を増やすのに、本を読むのはオススメしない。
玉石混合で、イマイチなのが多いから。
テレビやメディアも嘘が多いので見分けるために
やはり陰謀論をススメます。
ニコニコ動画にある「アメノウズメ塾」を見て、
ワクチンの危険性については、自分の書いた創作
「グラフェンマン」「グラフェンマン2」を
読んで貰えたらいいかなあと。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-18 16:11:35
478文字
会話率:16%
「リリィ、僕は真実の愛を見つけたんだ!」
王太子エリックの婚約者であるリリアーナ・ミュラーは、舞踏会で婚約破棄される。エリックは男爵令嬢を愛してしまい、彼女以外考えられないというのだ。
リリアーナの脳裏をよぎったのは、十年前、借金のかたに商
人に嫁いだ姉の言葉。
『リリィ、私は真実の愛を見つけたわ。どんなことがあったって大丈夫よ』
そう笑って消えた姉は、五年前、首なし死体となって娼館で見つかった。
真実の愛に浮かれる王太子と男爵令嬢を前に、リリアーナは決意する。
——私はこの二人を利用する。
ありとあらゆる苦難を与え、そして、二人が愛によって結ばれるハッピーエンドを見届けてやる。
——それこそが真実の愛の証明になるから。
これは、婚約破棄された公爵令嬢が真実の愛を見つけるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 12:26:45
24468文字
会話率:37%
※冒頭で、歴史が出てきますが、フィクションです。予めご了承した上で、お楽しみください。
私立飛鳥高校に通うまどかは、成績も中途半端で、夢も特になし。ずば抜けた特技もない。容姿は、少し可愛い程度。そんな彼女は、高校2年生で、勉強よりも恋愛に
夢中なごく普通な女子高生であった。
そんな中、まどかは彼氏をゲットし、充実した生活を満喫できるかと思いきや、彼氏を奪われてしまう。
彼氏を奪い返そうと、必死になるも、元カレは気持ちがない様子……。
連絡も途絶え、そんな中途半端な気持ちを整理したいという思いもあり、会おうとするが会ってくれない。
まどかは、手段として、その高校に存在するあるシステムを利用する。
それは、DED(Dog Eats Dog)という下剋上勝負ができるシステムがあった。
簡単な話、それに勝利して奪い返すということである。
物質的なものであれば、つり合いがとれるものを互いに提示し、勝利すれば求めているものがもらえる。
抽象的なものは、そうはいかない。
そのシステムでは、恋愛は以下のように定義されている。
当校の恋愛は、愛を持って、上下関係で成り立ち、どちらかが優位な方が、下位の命ある生を管理し、互いが合意の上、契約するものとし、契約書は、存在しない。第三者が介入された場合は、誠意をもって対処すること。
その定義に則って、恋愛をDEDで賭けるのはできる。
もし、負けた場合は、「上下関係」を欲すとみなされる為、「絶対服従」で成り立つ関係を提供しなければならない。
勝利した側は、近寄らないことも命令できるし、死を命ずることもできる。
まどかは、DEDで元カレを奪い返そうとする。
しかし、これは学校側の企みが存在していた。勝負が進行するにつれて、それが明かされていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 16:27:49
1169文字
会話率:0%
ひきこもりの息子を抱えた馬場夫婦は、最後の手段として「薬沢ひきこもり支援センター」を利用する。
家にやってきた薬沢ら支援センターの職員たちは、最初こそ丁寧な態度を見せていたが……
最終更新:2023-01-28 16:00:00
3981文字
会話率:41%
主人公はある日学校で友人からある奇妙な体験を聞く。デリバリーサービスで現金支払いをしようとした時、なんと配達員が割引をしてくれたというのだ。主人公は奇妙だと思うも、ちょっと遭遇してみたいとも思い始める。そこで主人公は、その配達員に会うために
、デリバリーサービスを利用する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-04 19:00:00
1129文字
会話率:40%
「(あ、私、ジョブチェンジ(転生)してる)」
そう認識したのは、三歳の頃。
血の繋がりがある「陛下」三人と、皇子女「殿下」方が五人。
そこに混じる、忠臣の娘というだけで義理の子になった娘が一人。
どう考えても、私が異分子である。
私が悪役だったら、真っ先に目をつけて政争に利用する。
賭けたって良い。
だから、汚れた心の持ち主である私は、「その機会」を見つけた瞬間、母と同じ様にその身を投げ出して、「陛下」をお守りすることを、躊躇わなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 17:00:00
2637文字
会話率:22%
幼い頃に記憶を失った16歳のカヤ・オムミディアは、生まれながらに精霊の加護……天資(スキル)を持っていた。
天才法具職人、セルジュ・エジリンに片想いしており、一人の女性として意識してもらうために告白したいと考えているものの、なかなかその一
歩が踏み出せない。
親友のアドバイスで、最強の魔法使いで女子にモテまくりの、シヴィ・マハラスタンを告白の練習代に利用する。
絶対に振られると思っていたが「いいよ。恋人になってあげる」と、予想もしない返事がかえってきた。
カヤは頭を抱えながら、謝罪し、本当はセルジュのことが好きなのだと、シヴィに打ち明けることにする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-01 15:01:24
32803文字
会話率:44%
いまさら、Win_XPで、表計算ソフトを使い。 かぶ、デイトレの損益管理をする。
>https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1427293.html
>「Apache OpenOffice
」Windows版
【著作権者】
The Apache Software Foundation
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/7/8/Server 2012/8.1/10(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】 フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】 4.1.13(22/07/22)
+++
値幅とりを広げる。検証、学習に利用する。 (w 笑 ハハハハ
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パソコン買い換えたら? と、いうう突っ込みは、ナシにしてねぇ。。。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-21 00:26:38
2637文字
会話率:0%
迷いの森にある図書館。
そこで暮らす蔵書狂は、知識を対価に新たな知識を授ける存在だった。
ある日、図書館に若き商人エイダが訪れる。
彼女は魔術の知識を書物の形で欲しいと述べる。
エイダの目的は知識ではなく、その書物を売ることで得られる莫大
な富と名声だった。
そうとも知れずに蔵書狂は要求通りに魔導書を授ける。
企みが成功したエイダは、その後も不定期に図書館へと通うようになる。
十年後、エイダは世界有数の賢者と呼ばれるようになっていた。
彼女の出版する魔導書の実用性が高く、その功績が認められたのである。
実際は何の知識も才能も持たないエイダは、口八丁で乗り切って賢者の地位を利用する。
ところが世界各地で魔族が暗躍するようになり、国家間でも戦争が起きるようになる。
賢者としての活躍を期待されるエイダは真実を言えず、窮地に追いやられてしまう。
そんな彼女が向かった先は、すべての発端となった図書館だった。
エイダは蔵書狂に対して告げる。
「お願いだ。君という知識のすべてが欲しい」
斯くしてエセ賢者のエイダは、ゴーストライターの蔵書狂を連れて世界を巡る。
彼女が真の賢者となるための旅が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 12:00:00
129888文字
会話率:21%
数多の犠牲その上に俺は今生きている。
復讐するんだ。俺の俺達の手で。
魔族達に人間の倒し方を教えるのは、最強の勇者。
「卒業試験は俺を殺す事だ。それまで精々俺を憎む事だ。そして俺はお前らを利用する。それで上等だろ?」
今復讐の物語が幕
を開ける折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-10 22:47:57
3513文字
会話率:35%
冒険者ギルドに登録した、とある新人冒険者。
左右どころか上下も分からない彼は、受付の勧めで【掲示板システム】なるものを利用する。
それは様々な冒険者と文章でやり取りできる、摩訶不思議な掲示板だった。
最終更新:2022-02-01 20:35:37
3493文字
会話率:0%