『影』話、誰にも知られないところで『月』のために働いている。月のためといっても、具体的に何かする訳ではなく、ただその生活を見つめ記録に残すだけ。月は短い命を久遠に繰り返す。その繰り返しを、ひっそりと影が記録として残していたから、月たちは先祖
の残した記憶に触れることができた。けれどある日、影は誰にも知られないまま、ひっそりと闇に消えていく。本当は光の元に出たかったなんて心残りも一切なく、ただ己の役割に忠実だった影として。影を失った月たちも、そのことに気づくことなく久遠に日常を重ねていく。
「……暗殺者って影の存在じゃ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 20:30:00
868文字
会話率:20%
伯爵家の養女であるリーナは、一日でも早く結婚して家を出たかった。
そして幼馴染に告白するための勇気をもらうため「恋を叶える魔法陣」を描く。
しかしそれがリーナのことが大嫌いな義弟のセルジュに発動してしまい――
最終更新:2025-01-24 18:10:14
3776文字
会話率:40%
聖女は外に出たかった。この世に生を受けて、約15年……外出どころか、外を見ることさえ、禁止されているのだ。彼女は国王や臣下たちの私欲に塗れた祈りを叶え、それが終われば、地下に閉じ込められる。
「だれか、私を助けて」
聖女は呟く。誰でも良いか
ら、ここから救い上げて欲しい。しかし、誰も願いを聞いてくれず、自分の願いは叶えることはできない。このまま地下で生涯を終えるのだと諦めた、その時だった。
身体中から血を流し、名前のない男と出会ったのは――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 10:00:00
106248文字
会話率:29%
「世界大会、出たかったなあ……」
FPSゲーム「EoG(エクスチェンジオブガンファイア)」日本大会での優勝から1ヶ月後、少女――プレイヤーネーム「ニトロ」は病院で静かに息を引き取った。C4爆弾のみで戦う異形のプレイスタイルは運営をも唸らせ、
The Craziest Player(最狂のプレイヤーで賞)を与えられるほどの猛者だったが、実は先天性の難病で余命幾ばくもなかったのだ。
しかし、死んだはずのニトロは異世界で目覚めた。EoGの自キャラの姿となって。自由に動かせる身体に戸惑いつつも大喜び。しかも大好きなC4まで生み出せる! テンションが爆上がりしたニトロは早速手近な樹木を爆破して秘技<丸太飛ばし>を炸裂させる。
だが、着弾地点からすさまじい悲鳴が。人に当たってしまったかと焦って駆けつけると、そこには丸太の突き刺さった蜘蛛のモンスターが。そして、冒険商人を名乗るやたらとおしゃべりな犬耳少女――「トレード」がいた。トレードはニトロを命の恩人だと感謝する。
トレードはせめてものお礼だと蜘蛛モンスターを解体し、それを茹でて振る舞ってくれる。蜘蛛なんて食べられるのかと恐る恐る食べてみると――それはかつて味わった高級カニ缶をも霞む美味だった。
そんなきっかけから二人は意気投合。
いまここに、コミュ障爆弾狂とコミュ強商人の凸凹二人旅が幕を開ける。
~これは最狂と呼ばれたFPSプレイヤーが、グルメに観光、温泉に各種アクティビティにと、異世界を遊び尽くす物語である。なお、旅路の障害はすべて爆破して突き進む!~
※「なおしょう」と略してもらえたらうれしいです
※毎日更新がんばります。評価、ブックマーク、感想、レビューなどで応援いただけるとモチベーションがアゲアゲになります
※ハッシュタグ「#なおしょう」とか作ったら使ってくれるかなあ……。Twitter(現X)でのシェアも大歓迎です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 17:21:37
113671文字
会話率:51%
マリア・ホワイトは幼馴染の婚約者ショーンとの結婚を待ち望んでいたが、居心地の悪い実家を早く出たかったのだ。しかし、姉のデイジーの婚約破棄の影響で結婚は遠のいた。
それでもマリアは、結婚を夢見て婚家につくしていた。
そんなマリアをショーンの祖
父は可愛がってくれた。そして祖父はマリアに全てを残してくれた。マリアはそれを使って幸せをつかむ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 14:10:00
18804文字
会話率:15%
ハーストン辺境伯家の次男・アルバは、兄であるクロレルと3ヶ月間、身体が入れ替わっていた。
その期間、兄のクロレルは後継者候補のライバルとなるアルバを貶めるため、数多の犯罪を重ねる。
結果として、入れ替わりが終了したのち、
「魔法も使えな
い無能、しかも犯罪者。お前には田舎がお似合いだぜ!」
と、アルバは屋敷から辺境の奥地へと追放されてしまうこととなった。
だが、それはアルバにとってむしろ、待ち望んだ結果であった。
昔から貴族社会を毛嫌いしていたアルバは、早々に家を出たかった。
辺境伯家を継ぐことにも興味はない。
唯一の目標は、完璧で幸福なスローライフだったのだ!
そのためアルバは入れ替わっている期間、クロレルの評価を引き上げるため、必死に働いた。
クロレルの自分勝手な統治により荒れていた街を、3ヶ月で立て直したのだ。
そして、いよいよ望んだスローライフが始まる…………
はずだったのだが、追放先はゴミだめにされた村であった。
しかし、アルバは後継者にならないためにひた隠してきた魔法能力を使って、無双を開始する。
彼を慕ってついてきた伯爵令嬢 セレーナ・アポロンとともに猛スピードで村の整備・開拓を進める。
彼女はクロレルの婚約者で、入れ替わっている間はクロレルとの関係をどうにか良好に保つため親密に接してきた相手だ。
それがどういうわけか、
「あなたについて行きたいの」
もとの体に戻っても、彼女はアルバについてきてくれたのだ。
まさか入れかわりがバレてる……? ってそんなはずはないよな?
とにかくも二人は理想のスローライフを目指して、村人たちに崇められながらも(不本意だが)、その協力を得て幸せへと邁進する。
一方、アルバに罪を着せて次期領主の座を手にしたかに見えたクロレルはといえば…………
なにもしなくていいような環境をアルバに用意してもらったにもかかわらず、自らの私利私欲から失政を繰り返す。
その実力のなさから、どんどんと落ちぶれていくのであった…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-23 19:08:42
120925文字
会話率:32%
勇者タナカ―魔王軍の侵攻を防ぎ、侵攻拠点であった大陸南部を解放し、敵将〝魔王〟を討ち取った人類の救世主。称号に恥じない男。稀代の英雄。 「止めてくれー!チートの
お陰なんだ!……とは、恥ずかしくて言えない。言わないけどね。だって称賛されるの気持ちいじゃん?」 そんな、タナカは旅に出たかった。「目的?趣味趣味」 しかし、皇帝は言う。その功績を称え、この者をラドン侯爵に叙する、と。「え?」ただのタナカから、〝ミノル・タナカ・ラドン侯爵〟にジョブチェンジした異世界の平民は、それでもなんとかかんとか念願の旅に出た!! これは異世界生活を満喫する一人の勇者の旅物語。「苦労?なにそれ。おいしいの?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-10 22:34:12
2240文字
会話率:48%
周りから「行き遅れ」と噂されるアリーナは、早く相手を見つけて家を出たかった。
近々参加する仮面舞踏会で、その相手が見つかればいいと思っていたが、そこで楽しい時間を共有した相手が、実は弟のディラーゼフで。
弟のまっすぐな気持ちに翻弄される、
姉の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-02 21:00:00
14443文字
会話率:43%
オレは田舎のネズミだった。
ずっと、ずっと。
この町から出たかった。
そんな自分に希望を与えてくれた瑠人と一緒にいられるなら、オレは何にでもなる。
最終更新:2021-10-17 21:46:18
2041文字
会話率:14%
「親父! 俺冒険に出たい!」
「は? いや、無理だろ常識的に考えて」
即答……きっと冒険者の母さんなら、背中を押してくれるはず――。
「それは無理よ常識的に考えて」
魔術師を夢見る少年、タクトは冒険に出たかった。しかし――世界には
モンスターが溢れている。
男は冒険者になれない、それは魔法が使えないから。
魔法が使えるのは女だけ……それが世界の常識だった。
夢を否定され、意気消沈するタクトの前に一人の老婆が現れる。
老婆はかつて、この世界を作り変えた『憎しみの魔女』と呼ばれる人だった……!!
「お前さんに魔法を使わせてやろう」
老婆の言葉にタクトは半信半疑だったが、この奇跡の出会いによって、タクトの冒険者としての道が開かれた……はずだった。
「お前はもう息子ではない! 今すぐ村を出て行け!!」
「……え?」
村中のみんなが豹変し両親でさえ、タクトを憎み、侮蔑する。
魔女から与えられた力、それは普通の魔法ではなかった。敵視《ヘイト》を自身に集める魔法。使えば周りは敵だらけになる。
両親から憎まれ、村を追放されたタクトは一人決意する。
馬鹿にしてきた奴らを見返して、最強の魔術師になってやるッ!!
これは、与えられた特異な魔法を武器に、世界でたった一人の“男の魔術師”を目指した俺の物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-04 10:03:16
294274文字
会話率:42%
「リーフ! 貴様を追放する!」
「……は?」
王国の若き魔術師リーフは、王によって国の追放を宣告される。しかも追放途中に暗殺を仕掛けられる始末。
しかし、それを完全に読んでいたリーフは得意のゴーレム魔術で追手をまくのだった。
体よく逃げきった彼は、自身の夢を叶えるため動き始める。リーフの夢、それはのんびり気ままに世界を見て回ることだった。今回の追放劇は、旅に出たかった彼にとっては願ったり叶ったりだったのだ。
地図を広げ、最寄りの町を目的地を決めたリーフは、旅の第一歩を踏みしめる。
だが、その矢先に女の子の悲鳴が聞こえてきて……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-21 23:21:07
150619文字
会話率:52%
オオカミ様の続編です
ワケあり少年、帰省する
大の女嫌いなくせに、父と兄に異国のお姫様と婚約させられてしまったヨシュア。
家を出たかったヨシュアは渋々異国での生活を始めるが、どこにいようと災難に見舞われる体質は直らない。
家を出て半年
。今度はこちらがお見舞いする番だとヨシュアは自ら画策してみるのだけど、当然、狙い通りにいくはずもなく……。
と言ったお話です。
気が向いたら、前作にもお付きあいくださいませ→http://ncode.syosetu.com/n5821dd/
エブリスタで公開済の手直し転載作品です(^-^)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-05 23:14:25
120659文字
会話率:47%
青葉学園グループは、幼稚園から短大・大学まである、エスカレーター式の学校。
その中でも青葉大三高は、落ちこぼれが集う学校で有名。
頭脳派でエリート揃いの一高、体育会系で運動神経抜群の二高と、比べるところがないぐらい大して目立つところもない庶
民的な三高。
そんな三高は、高校のみの学校行事である“生徒会合戦”でも毎回、最下位の常連になっていた。
三高は生徒会長も役員メンバーもやる気ゼロで、さっさと負けて総辞職する気しかないので毎度、総辞職をしていた。
それは、現生徒会会長の神司屋も同じで「どうせ負けて最下位になるんだし、他のメンバーも“生徒会合戦”を面倒くさがっているだろう」と思っていた。
しかし、生徒会副会長である茶駅田から「青葉学園の歴史に名を残したい」と説得され“生徒会合戦”に挑むことを決意する。
緊急執行部会を開き、他の役員メンバーに頭を下げるつもりで“生徒会合戦”に挑む決意を話すと、意外にも役員メンバーが生徒会に入った理由に“生徒会合戦に出たかったから”と言われる。
初めて、青葉大三高の生徒会が一丸となって“生徒会合戦”に挑戦する。
“生徒会合戦”とは一体、何なのか。
高校のみ“生徒会合戦”という学校行事を創ったのは、何故なのか。
果たして、青葉大三高は学園の歴史に初優勝という名を刻むことが出来るのか……!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-11 01:24:55
21586文字
会話率:54%
いつもどおりのあたりまえの毎日を生きる人々が、その日常から一歩外に出たかったのかもしれないと思うようになる夜のお話です。
最終更新:2020-01-05 00:54:44
6548文字
会話率:4%
小さな島に住んでいる少年クオン。彼は島の外に出たかった。都会に行って女の子にモテモテとかになりたい
、という俗っぽい事を考えていた。しかし、島の皆は外は危険だと言って出させてもらえない。
そんなある日、両親から外へのおつかいを頼まれる
クオン。彼に外へ出るチャンスが与えられたのだ。
外には化け物みたいに強い奴らやめちゃくちゃ美人が沢山いる。そんな風に聞いていたクオンは意気揚々とはじめてのお使いに出る。
あんまり目立たずに冒険しようとするクオン。だが彼は知らなかった。クオンのいた島は、古文書に書かれている『伝説の戦闘民族』の島である事を……。彼の【普通】は外では【異常(チート)】だった。
果たして途轍もない力を持っているクオンは、普通の人々が住む大陸で、はじめてのお使いを無事に達成する事ができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-08 00:03:43
54597文字
会話率:50%
都会になぜ、出たかったのだろうか。
最終更新:2019-09-22 18:58:02
1735文字
会話率:2%
怖い話をしましょうか。
爛れた休日の黄昏時に、女はそう持ち掛けた。
彼女の蠱惑的な唇が紡ぐのは、暗く陰鬱な怪奇譚。
深く入り込み過ぎてはいけない。考えすぎてもいけない。覗き続けるべからず。
彼の女は、魔性である。
最終更新:2018-08-10 22:15:12
6447文字
会話率:30%
野球部エースだった柊悠希。しかし大切な試合の前に事故死をしてしまう。彼はどうしてもその試合にどうしても出たかった。そこで彼は未練タラタラで死んでしまった8人のうち3人が未練の原因となる時の前に戻れるという神様達の娯楽に参加する。そこで出会う
それぞれ7人と真剣に自分が生き残るのがいいのか、他の人が生き残り自分は諦めた方がいいのかを考える神様が作った箱庭でのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-20 19:55:10
2368文字
会話率:43%
俺はなにかになりたかったわけじゃない。
ただ、ここから出たかったんだ――
親元から離れ預けられた施設で暗澹とした日々を過ごしていた貴峰守皇の前に、ある日、町には似つかわしくないスーツ姿の男たちが現れる。
「生活のために、ゲームを
やってみる気はないか?」
男たちの企業が開発中の新作VRゲーム『プロト・イェーガー』
彼らの依頼は、守皇がそのゲームにテストプレイヤーとして協力すること。その対価として衣食住、さらには学費までも援助するという破格のものだった。
自由を手にするため、守皇はその提案を受けるのだが。
それが、すべてのはじまりだった――
アイゼン・イェーガーへとつづく、再生と崩壊の前日譚折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-09 01:16:33
53418文字
会話率:29%
「キミは魔法少女になる運命なんだ――だから、ここから出たかったらこの書類にサインして魔法少女になるんだ」
で始まる魔法少女誕生物語、のはず――
最終更新:2015-12-11 18:46:58
4424文字
会話率:66%