機道ユウは既に世界を救っていた。
20年前地球外より飛来した謎の隕石『サイバーメテオ』は、世界中のあらゆる機械を暴走させ人類の積み上げてきた文明を蹂躙した。
機道ユウは6歳の時、それをたった一人で止めたのだ。彼は天才だった。
その後ユウは奇
跡の動力機関『ディバインエンジン』を開発し、その恩恵によって人々は世界を復興させた。
余りにも偉大な功績にユウのことを神と崇める者も少なくはなかった。彼が18歳の若さでこの世を去った時は、世界が悲嘆に暮れ、それを信じられない者もたくさんいた。
だがその1年後。世界に再び危機が迫り、同時に実は機道ユウが生きていたことが判明する。
ディバインエンジンを悪用し世界を蝕む邪悪を前に、人びとはもう一度彼に救いの手を求める。
だがユウは言い放った。
「俺は人間が嫌いだ。世界を救ったのは間違いだった」と。
世界を救ったはずの少年の正体は、他人の不幸に同情も感傷も抱くことは無い最低最悪の冷血漢だった。
彼にいったい何があったのか。そもそも彼はなぜ世界を救ったのか。
世界はまた救われるのか。人類に未来はあるのか。
カギを握るのは機道ユウが自ら組み上げた一台のオートバイ。神秘の心臓を持つそのマシンに奇跡が起こり魂が宿る時、止まっていた物語が動き出す。
始まる一人と一台の旅路。この戦いはきっと神話になる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 21:10:52
209818文字
会話率:39%
フィーラにはシュルソという婚約者がいた。彼は巷で冷血漢という噂だ。しかし、婚約者には甘いだろうと踏んでいたフィーラ。
残念ながら彼女の思惑は外れ、シュルソは徹頭徹尾冷たさを帯びた男手あった。だと言うのに、フィーラは自身の気持ちがシュルソ
へ傾いていることに気付いてしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 21:39:14
3367文字
会話率:46%
アレクシス王子から婚約破棄を言い渡されたヒュルケ・ペルカ・サルメライネンは、悲しみのあまり泣き伏せてみたものの、サルメライネン公爵家に仕える執事、エルディ・アロ・アフリマンに
「お嬢様、それは『恋愛』ではございません」
と指摘され、
愕然とする。
ヒュルケは他人に全く興味を示さない冷血漢エルディと共に、『恋愛』をテーマにした物語の中へと入り込み、ヒロインとして追体験をすることで『恋愛』とは何かを学ぼうと決心した。
※『妖魔の幸福』の0章の位置づけです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 13:03:30
56098文字
会話率:55%
第3王子アクセルには王になるという野望がある。
父親である王が意識不明の重体に陥ったという知らせを受けたアクセルは、ついに動き出す。
第1王子の王太子ローレン。
第1王女の狂女カーケン。
第2王子の冷血漢レイス。
強力なライバルたちとの王位
争奪戦が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 20:05:37
306474文字
会話率:51%
夏休みまで一週間と迫ったある日、悪い噂の絶えない高校一年生『坂本慎一』は十八回目の無断欠席に勤しんでいた。そんな不良少年は屋上でぼうっと空を眺めていると、電波少女として名を馳せている『天津司』と出会う。
しかし、彼女は彼を見るや否や逃げ
出してしまった。
翌日、彼と彼女は再び屋上で出会うが、それは彼女がいじめられている現場に彼が居合わせるという最悪の形であった。冷血漢を自負する彼は彼女を見捨てようとした。
だが、自身の悪評を払拭するために彼女をいじめから助け出したものの、彼は『神様であることを証明し続ける』約束を彼女に結ばされた。
くだらない過去から約束に素直な彼は、彼女の契約を受け入れ、彼女の電波的アイデンティティである『天使理論』に基づく『神様理論』を否定するため、日々を奔走していく。
馬鹿々々しくて突拍子の無い日々は彼にとって幸福であった。しかしそれも長続きせず、ある日、彼女の『天使理論』に近しい教義を喧伝するカルト宗教の勧誘に遭遇し、彼は彼女の素性を訝しむようになった。彼の猜疑は現実と一致するようであり、彼は『天使理論』と『神様理論』の根底をある出来事を境に捉えた。
底冷えする彼女の本音は彼を苛み、楽しかった日々は急転直下。彼は鬱屈としながら自宅で過ごすも、彼の猜疑が紛うことなき事実であるという決定的な出来事に直面してしまう。
それ以来、彼が抱く彼女に対する違和感は疑いの余地がなくなり、違和感は自分が忘れようとしていた過去にも連関していると彼は気付いた。重苦しい過去と現在の連なりを引きずる彼はその重みに引きずられるように、意図しない形で彼女の電波的アイデンティティを破綻させた。
そんな幸福から始まり不幸で終わった夏休み。
彼は彼女のアイデンティティの根底を一つの事件から知る。
これは衒学不良少年と電波天使少女の回帰と絶望の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 11:10:00
166941文字
会話率:41%
クーデレ御曹司アルファ攻め×やんちゃ大学生オメガ受け。運命の番じゃないふたりの、平らではない軌跡を描きます。
福多歩(ふくだあゆむ)は23歳でオメガの大学生。
年子の弟・潮はアルファで、格好良くてスポーツも得意な自慢の弟だった。
だが、
歩の人生は、潮が婚約者のあるオメガと運命の番として出会い、駆け落ちの途中で死んだことで大きく変わる。
亡くなったオメガの実家から多額の慰謝料を請求された福多家に救いの手を差し伸べたのは、よりによって死んだオメガの元婚約者・槇村和泉(まきむらいずみ)だったのだ。
「自分は血族経営の大企業の次期経営者として後継者をもうける義務がある。最愛の婚約者を失って恋愛する気力はないが、嫁は必要だ。おたくは多額の金が必要なはずだ」と、あまりに明け透けな物言いに歩と両親は唖然とする。
慰謝料の額を知り、実家と自分の人生の危機を理解した歩は嫁ぐと決めるが、無表情で冷血漢にしか見えない和泉には全く愛情を抱けそうにない。婚前契約書を結んだ歩は、弁護士との相談で一抹の光明を見出していた。その光明とは…?
和泉の悲しい出生の秘密など、舞台はメロドラマ的ですが、とってもやんちゃな歩の活躍をどうぞお楽しみに!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 18:43:18
18414文字
会話率:42%
「君を愛することはない」
結婚初夜、夫となった美貌の公爵令息クライドにはっきりと宣言されてしまった伯爵令嬢アナイス。納得がいかず、あれこれ言い返すうちにとうとうブチ切れ、まさかのバトルに発展してしまう。以降、ほとんど顔を合わせることのない冷
めた結婚生活を送っていたが、王太子主催の夜会をきっかけに二人の関係は一変する。人には言えないある事情を抱えたちょっと勝ち気なアナイスが、冷血漢と思われていたクライドにどんどん溺愛されるようになるお話。そして予想外のとんでもない事態に巻き込まれたとき、自分の「武器」で相手をやりこめるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-21 11:35:01
89212文字
会話率:56%
「この恋は、誰にも言えない秘密を抱えている」――氷のような眼差しで人を寄せ付けない孤高の王子と、敬愛する兄を失った騎士――二人には人に言えない秘密があった。兄の後を継いで騎士団長を務めるヘイデンの前に現れた少年、それは冷酷な人物と噂される第
二王子だった。束の間の邂逅に生まれる違和感。氷の王子と呼ばれる彼は、本当に血も涙もない冷血漢なのか……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-24 19:05:22
43559文字
会話率:45%
ありふれた恋愛物語です。
最終更新:2023-01-01 20:10:01
22060文字
会話率:21%
ネット小説『ヴァルキュリアの愛するもの』の世界の令嬢《アリアドネ・エイルノルン》に転生してしまった《成子真理菜》。この小説の中で《アリアドネ・エイルノルン》は、主人公《セラフィム・ヴァン・ワルキューレ》の婚約者だが、挙式直前に亡くなってしま
う登場人物。
事故による《成子真理菜》の死、それを後悔しているから、せっかく転生したからには今度こそ幸せになりたいのに...そんなのはイヤッ!! 何とか死亡フラグを回避したい...!! でもどうしたら回避出来るの?!
第一話は転生と小説の中のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-09 05:20:06
49031文字
会話率:20%
冷血漢と呼ばれる、不器用少女『白井 雪菜』は、学校の王子的存在の『長瀬 昴』が大嫌い。
なぜなら、彼は『何だか苦い』と感じるから。
次々に変わる長瀬の彼女を不審に思った雪菜は長瀬をこっそり尾行する。
そして、たまたま居合わせた告白現場で真実
を知ることになる。
さらなる証拠を掴むため、調査をしているところを長瀬に見つかってしまい・・・!
ドキドキ、ハラハラ、てんこ盛り!
ドタバタ恋愛小説です!
※この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-29 18:00:00
20725文字
会話率:34%
リンネはおバカすぎてパシり扱いされている14歳の女子生徒だ。ある日謎の転校生イノイに「死相が出てる」と指摘されてしまう。実はイノイは悪魔たちを飼い慣らすサイコパス男で!?
主人公はリンネとイノイの二名です。
かわいくないリスとわんこが出てき
ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-08 13:00:00
18009文字
会話率:47%
異能を持って生まれる「呪い子」である少女トリクスは、幼くして親元から引き離され、軍の捨て駒として戦う日々を送っていた。そんな19歳の夏、豺狼と渾名される軍人マーヴィスに仕えることが決まる。目的の為に手段を選ばない冷血漢の下で戦功を立てていく
トリクスだが、ある日命じられたのは無辜の小村の殲滅だった。冷淡ではあるが、その根底には国と民を守る信念が潜んでいるのだとマーヴィスの評価を改めつつあったトリクスは、裏切られたという失望と共に反抗を決める。しかし、それはマーヴィスを陥れようとする一派の策略だった……。
戦う少女と冷淡な軍人の歳の差凸凹コンビ・バトルファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-12 23:46:25
73076文字
会話率:40%
一ノ瀬愛美、十六歳。ただの女子高生だったんです。そう、交通事故で命を落とした、あの日までは……。
「お初にお目にかかります、陛下」
「……はい?」
ちょっと待て!
ここはどこなの、なんで私、魔王陛下だなんて呼ばれてるの!?
交通事故で死
んだあとトリップしたのは、魔族が人間を蹂躙する、荒んだ世界。そこで美形魔族に『陛下』だなんて呼ばれるなんて、私は聞いてない! しかも先代魔王は悪逆非道の冷血漢で、世界全土で人間VS魔族の戦争状態。
もしかして私、ラスボス!? 勇者に倒される役!?
「とりあえず……勇者様早く来てええええ! そしてこの国滅ぼしてええええ! そんでもってできるなら殺さないでええええ!!」
元女子高生の現魔王の、よりよい世界づくり、始まります!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-28 15:43:34
132107文字
会話率:36%
異世界ものの箸休めに本格ミステリーを
19世紀ロンドン、ウエストミンスターに佇む探偵社。蒸気機関によって新時代を迎えたが、人々は未だ前時代的な、なんでも屋を必要としている。
そんな望みを叶えるべく創業されたウェストミンスター探偵社。
特定の分野において突出した才能を持つ探偵が集まり、僅か数年で市民向けピンカートン探偵社と呼ばれるまでに成長するも、国内での評判は私立の顧問探偵に劣り、目の上のたんこぶと思いながらも、社への勧誘を画策し、文句なしの国内トップを狙う。
そんな探偵社に入社した少年、ガイア・ゴールディン。警察幹部を父に持つが、折り合いが悪く警察そのものに反感を抱き、警察に対抗できる探偵を志す。金のためだけに依頼に応える冷血漢になろうとするも、未熟さや根の優しさから情を優先することが度々あり、依頼人からの評判はいい。
そして、ガイアの同期の少年、ドゥエイン・スクワイア。中産階級に産まれ、贅沢はできなくとも不自由はしない平凡な暮らしに飽きを感じ、犯罪と向かい合う探偵業に興味を持つ。死体と対面しても軽いノリのため、不謹慎な人間だと見られがちだが、注文通りお釣りなしの仕事内容から法人に評価は高い。
そんな2人が織り成す、様々な事件の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-15 16:46:29
89971文字
会話率:26%
無表情な冷血漢の主人公、フェリは森の小屋で一緒に住んでいた少女、エーテに命を受けた。命により王都に着いたフェリは、そこで白いローブの少女と出会う。なにごともないと思っていた務めは、この出会いによってフェリに大きな運命と採択を与えることとな
った。
任務の中で、ある学園に所属することになったフェリは、その生活の中である決意をした。
最強の軍を結成し、この争いと自らの運命に終止符を打つ。
エーテを助けるために、フェリの激進が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-24 23:24:42
4077文字
会話率:42%
「本当、お前って最低だよな」
電話先の知り合いは、人の不幸を噂の種にしていた。
※てきすとぽいにも類似小説を投稿しています。
最終更新:2018-04-16 02:29:59
339文字
会話率:44%
「次期王に呪いあれ」それが姉のように慕っていた侍女の最後の言葉だった。
スコールベス国王の一人娘コルキスは、襲撃される城から逃げ出した。国王たる父も母も死に、自分も死ぬはずであったのに侍女ミオゾティスが身代わりとなり、生き延びてしまう。王を
斃し、新たに王位についたルヴァンシュ・モルセールに復讐を誓いながら、平民に紛れること5年。コルキスは王城の使用人として城へもぐりこんだ。
現王は華麗なる復讐譚を持つこと人気も高く同情もされてきた、きっと今も慕われているだろう。そう思いながら乗り込んだというのに、どうも様子が違う。ルヴァンシュ王は冷酷無比で無感情な冷血漢、と陰で恐れられていた。
キスツスと名乗りながら暗殺の期を伺う元王女コルキスと腹の内の読めない鉄面皮な王。真意は隠される呪詛と恩の復讐劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-29 19:00:00
26116文字
会話率:44%
【螺旋壊団】と呼ばれる組織に属し、周囲からは敵味方を問わず、そうと判断したら無慈悲に手に掛ける冷血漢と恐れられる男ナナシ。だがその評価は事実無根の誤解だったが、本人がそれに気付く事はなく……。そんなナナシが同じ組織の少女と組む事になった一日
の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-26 10:00:00
11830文字
会話率:25%
―――晴れて本人同士公認、親公認の幼なじみカップルになった二人だったが問題はやっぱりあるわけで。
『で、どうすんの琉依』
冷血漢×昭和女の幼なじみラブの、続編的短期連載です。
最終更新:2015-08-20 14:07:18
20288文字
会話率:51%
ウザイ・キモイが口癖の冷血漢と、言葉が古いバカ女。そんな幼なじみの二人が『恋人のふり』をきっかけに、本当の恋人に―――なったはずだった、けれど…?前作、マジで恋する5秒前。の続編です。
最終更新:2009-04-11 23:25:07
7843文字
会話率:48%
ウザイ。キモイ。が口ぐせの冷血漢と、言葉が古いバカ女。無口×鈍感の、テンション高めなlovestory.
最終更新:2007-09-20 22:50:29
2038文字
会話率:53%