季節は春、庭の桜の木の蕾が膨らみ始めた頃。
いとこ伯父の相馬が写真館で見つけた一枚の写真を長谷川植物研究所に持ち込んだ。そこには少年時代の長谷川の姿が写り込んでいる。
その時の出来事を思い出し、長谷川は彼に語ってやる事にした。
その出来事と
は──
春の推理2024投稿『押し花に込められた想い』の続編折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 00:00:00
9047文字
会話率:41%
ある町で疫病神と呼ばれる少女がいた。彼女が町へ来てから人々の突然死が多発する。死んだ全員が持病を持たない健康体の人々で、疫病神によった殺された。と、町では噂をされるようになる。疫病神と呼ばれる少女、時雨蕗は共に暮らしていた母が無くなったこと
を機に町へと繰り出す。そこで謎の男に声をかけられ恐怖で動けなくなったところを、一人の少年が救い出した。写真館を営む祖母の元で暮らす少年、風柳仁武は一人になった蕗と共に暮らすようになる。だが幸せな日々も長くは続かず、祖母が亡くなったことで仁武は両親の元で暮らすことになり彼らは離れ離れになった。そして約十年後、大人になった彼らはかつての故郷で再会する。しかし仁武は一年後に始まる戦争に駆り出される陸軍兵になっていた。
何故戦争は存在するのか。何故戦争をしなければならないのか。
何故愛しい人が命を落とさなければならないのか。
不自由な世界の片隅で一生懸命生きた二人の小さな物語。互いを大切に思っているからこそ、大人にならなければならない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 16:00:00
137694文字
会話率:29%
失恋から立ち直り、自分に自信をつけるため、ヘアメイク付きの写真プランを申し込んだ女子高生の”音”は、本町の写真館に来ていた。
しかし自己嫌悪から撮影にも入れず泣いてしまう。
なんとか撮影した音に、写真を撮っていた若月から、怨霊に取り憑かれて
いると告げられ証拠を見せてもらった。
怨霊は離れたが霊体が損傷した音は、冬香によって呪いと保護をかけられ帰宅する。
翌日、学校で冬香や若月と再会した音は、再度写真館へ行く約束をした。
本町の写真館では、怨霊に閉じ込められた絵があった。その中に吸い込まれるように消える関係者。
解呪のためだと聞き、待っている間に若月や冬香に疑問を投げかけた。
やがて解呪が成功し、中に入っていた人物が帰還したが、そこには信じられない人物が一緒だった。
すべての問題が解決した音は、若月が理事長を務める学校への転校を決める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 01:00:00
64482文字
会話率:44%
おじいちゃんが死んだ、住んでいた写真館で一人ぼっちで。
おじいちゃんのしていた、砂時計のように見えるべっ甲の眼鏡をかけて、僕は昔のことを思い出す。
最終更新:2024-05-24 16:04:33
1854文字
会話率:15%
地方都市郊外のどうということのない町にある小鳩写真館。
閑古鳥が鳴く古い写真館に、小窓という名前の若い女が証明写真を撮りに現れる。2週間後、就職試験に落ちたと言って、また現れる。今度はヌード写真を撮ってほしいと言う。
写真館の主人は50歳。
父親から店を継ぐ前は東京の出版社で働くカメラマンだった。その頃、芸術的なヌード写真を投稿して受賞したことがある。
小窓は、それと同じように撮ってほしいと言う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 13:14:39
74768文字
会話率:68%
ここはとある町にある古びた写真館。
その写真館は過去に戻ることができるという。
亡き祖父に託された写真館を守ろうとする少女。
この物語は写真館を訪れた人々の物語。
最終更新:2024-04-03 23:50:00
21789文字
会話率:27%
両親を事故で亡くし、そのショックで声が出なくなってしまった華族令嬢の鈴花(りんか)。彼女を疎んだ親戚たちの画策により、療養という形で家から追い出されてしまう。
やがて彼女は、親戚の伝手で、元軍人の實(みのる)が営む写真館で住み込みで働くこ
とになった。
ある日、美しい客人に乞われ、不思議な写真を見せることになる。客人が怒り出すのではないかと心配するが、意外にも鈴花の写真を褒め称えてきた。
さらに鈴花は、實の協力により声を取り戻す。その後結婚してほしいと求婚された鈴花は……。
自分に自信のない薄幸な元令嬢のヒロインと、変わり者に見せかけて実はとても真面目で一途な元軍人ヒーローの恋物語。ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-01 20:14:14
9913文字
会話率:40%
【呪詛】小さな村で続く死者。それは幼い少女の叫びによる、予知なのか呪詛なのか/【吸血鬼】気のいい風俗嬢のサヤカがつきあう男はいつもろくでなしばかり。そんなサヤカが久しぶりに会った女友達に近況報告をするけれど……/【天国への階段】路上で目を覚
ました飲んだくれの女が、天使と名乗る少年に導かれて行く先は?/他、短編集です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-15 22:40:22
39482文字
会話率:20%
フリーランスのカメラマン中野飛駒は地元の写真館の仕事もやっている。
神社の参道沿いにある店には、ときどき出るのだとか。
最終更新:2023-02-23 17:52:05
3455文字
会話率:63%
近所に写真館と呼ばれる家があった。
本作は『カクヨム』様にも掲載しております。
最終更新:2023-01-17 22:58:28
579文字
会話率:37%
生涯を終えた猫のテツは天国にきたと思いきや、あの世とこの世の狭間である黄泉街に通じる浜辺にいた。写真館の店主9尾狐人のツムギに、うちの従業員だと言われたテツは、人外や幽霊、物の怪が住んでいる黄泉街で写真屋として奔走する。
最終更新:2022-12-25 12:00:00
9107文字
会話率:59%
1人のお爺ちゃんの1つの物語のおわり。
最終更新:2022-09-24 19:12:21
1737文字
会話率:38%
OLの董子は、恋人の鳥羽に裏切られて、鎌倉の家に帰って来た。
時期は六月。紫陽花の季節。
鎌倉の紫陽花の有名なお寺で、趣味の一眼レフで写真撮影をしていると、人間とは思えない程美しい男性に思わずカメラを向けてしまう。
けれど、男性は人間では無
く九尾の狐のあやかしだった。九尾の狐は、董子が撮った写真を怒るどころか面白がり、さらには董子の秘密─人の悪しき感情を靄として見ることができる能力がどうした授かったのかを教えるために、幽世に連れ去るという。
けれど連れていかれたのは、幽世の写真館「AKASIYA写真館」で、董子と因縁のある鏡の妖、雲外が店主だった。
董子はそこで働くことになり、様々な人や妖と出会うことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-28 05:44:11
33048文字
会話率:49%
生前の記憶がない幽霊の少女。
何となしに現世を漂い続けていた彼女はある日、ある場所へたどり着く。
『うぐいす写真館』
小さな、写真館だった。
彼女はそこで「目が見えない」のにも関わらず「霊的な存在が視える」という特異体質を持った青年・
朝香(あさか)に出会う。
代行写真家として各地に赴く彼と行動し、彼女が触れたのは、写真と瞳の映す数々の風景、人でないものたちの想い、出会い、別れ、自分の記憶、そして──……。
のんびり温かくて、時々切ない、写真と想いをめぐるほのぼの物語。
❁毎週火曜日に更新(予定)
・この作品に登場する人物・団体・地名は、現実のものと一切関係がありません。
・本作品は「カクヨム」、「ノベルアップ+」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 12:00:00
90984文字
会話率:43%
神社の1人娘の琴と幼馴染みの芙美、趣味も好みも考え方もまるで違う2人の退屈で刺激の無い日々にある日事件が起きる。それを機に2人の日常は一変するが…
・芙美(ふみ) 高校3年生。弟の大倭(やまと)高校1年生とは些細な事で喧嘩ばかりしてしま
う。
・琴(こと) 高校3年生。由緒ある神社の1人娘。明るく社交的な性格
・孝美(たかみ) 高校3年生。芙美と琴とはクラスメイト。家が写真館のせいか自身も写真を撮る事が好き。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-16 19:56:37
77761文字
会話率:59%
乾いた生活を送っていた憲史が6年ぶりに実家の写真館に戻ってきた。
店があるのは、北海道の新陽通り商店街。
以前よりますます人気のない寂れた様子にげんなりする憲史。
だが、そんな商店街に危機がおとずれようとしていた。押し寄せる街の変化に立ち向
かう羽目になった憲史が駆け抜けた先にあるものとは。
※この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体などとは一切関係ありません。
カクヨムでも公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-06 19:02:16
138262文字
会話率:59%
心臓に持病がある青年、移植以外命を長らえる手立てはない。両親を事故で亡くし、天涯孤独となった彼、絶望に打ちひしがれていた。
ある日のこと、青年は親猫に遺棄された子猫を保護する。真っ白い猫はスノウと名付けられ、しばし平穏な日々を過ごした
青年だった。しかし、猫は部屋から逃げ行方不明になってしまう。
再び悲嘆に暮れる青年の元に、突然、美少女が現れ「結婚してくれ」と言う。入籍から写真館での結婚式、夢のような一日を過ごした青年だったが……。
※悲しいトーンの物語ですが、最後の最後はハッピーエンドです! どうか安心してお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 20:00:00
8392文字
会話率:36%
その時、私、大多扶久子(おおたふくこ)は何が起こったのか全く分かってはいなかった。
だって、そうでしょう?
まさか今いる此処が『平成』ではなく『平安』の世界だったなんて!
そんなの漫画かドラマでしか思いつかないよ!しかもなんか微妙に?いや、
けっこう歴史と違うっぽいし?
***
修学旅行で私と親友の真理亜は十二単体験が出来て写真も撮れるという『泡沫夢幻堂』という古い写真館に来ていた。
その時、起きた大きな地震!建物は崩れ私達は離れ離れになりお互いを探し合った。
そして気が付くと私のまわりには沢山の平安装束の公達や女房たちが!え?こんなに撮影のお客さんっていたっけと首を傾げる。
どうも様子がおかしい。
なんと!その世界は平成の世ではなく平安っぽい異世界だったのである!まさかのタイムスリップと思いきや?パラレルワールド?そして何とぽっちゃり残念女子の私が『絶世の美女』でアイドル顔負けの真理亜が『不細工』って一体なんの冗談なのか?
わらわらと寄ってくる下膨れのなまっちろい貴族男子に興味はございません!えっ?あれが美男子?堪忍してくれ!
えっ?あの美しくて男らしい公達(素敵男子)が不細工なの?え?惚れてもいいですか?
***
てな感じの、そんなこんなのドタバタラブコメ平安ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-25 09:46:36
177613文字
会話率:23%
働く女のハードボイルド。
子ども移動写真館のカメラマン星子が、出張先で出会ったちょっとした困難をこなしながら、乗り越える6日間の出来事。
女一人の主張先で、店には 毎日やって来るいたずらな悪ガキがいた。
最終更新:2021-06-28 09:18:07
7790文字
会話率:18%
王の娘と写真館の跡取りの身分違いの恋の話です
最終更新:2021-04-22 19:09:22
5120文字
会話率:13%